心と心を通わせ、信頼関係を築く語り尽くせない弁護士としてのやりがい

2007年6月掲載

草島 歩 弁護士
【大阪府】 アクト大阪法律事務所  草島 歩 先生 (弁護士)

■Profile
1999年 司法試験合格
2001年 弁護士登録
高木伸夫法律事務所入所
2007年9月 アクト大阪法律事務所開設

得意分野を持つ重要性

現在の業務としては、不動産関連の仕事が一番多いです。不動産の売買や賃貸借に絡む問題の処理をしています。その他は、債権回収、倒産関係などに携わっています。

都市部で競合する法律事務所が多い中では、やはり、「知的財産に強い」であるとか、「女性のために」等ある程度専門性をアピールする必要があります。自分にはこれがあるという得意分野を持つことが大切だと思います

弁護士業務のやりがい

弁護士としてのやりがいは、いろいろありすぎて書けません(笑)

例えば、周到に準備した反対尋問が成功した時、難しい交渉をまとめたとき等にプロとしての喜びを感じますが、やはり、依頼者からの感謝の言葉は何度聞いてもグッときますね

それと、刑事事件で被疑者、被告人が否認している事件に出会ったことは今までに3件(強盗2件、大麻輸入1件)しかないですが、その内2件は不起訴にすることができました(少し自慢です)。

また、これは、やりがいというより病みつきといっても過言ではないですが、少年事件で、少年が短い期間に劇的に変わっていくのを見るのが大好きです。少年事件を通じて出会う少年の多くは、単独で犯罪を行うのではなく、仲間と一緒につるんで行います。これは、自分一人では何事においても自信がなく劣等感を持っていて、同じような立場の仲間と徒党を組んで行動し、その集団の中にいることで安心感を得、その集団内にいる時だけ自分が強くなった気になれる等、少年が一人の人間として自立するという精神力を持たないことが原因ではないかと思っています。

この精神的な弱さを一朝一夕で、自立した強い精神に変えることなどできませんが、それでも、一人の「大人」として親身に話を聞いてやり、頭の片隅にあった夢や目標を自分自身で見つけるよう促し、その夢に向けての具体的計画を考えさせ、親や就業先等の環境を整備する等、自立のためのきっかけ作りに貢献できればと思っています。また、被害者に対しては謝罪や被害弁償等を行い、その上で、少年が自分自身で考え決めたレールを走り始めると、驚くほど活き活きと頑張って働いてくれます。彼らは日々、夢に向かって、また自立した大人を目指して成長していっている様に思います。

当然、私は少年事件を通じて、少年の将来に関心のある一人の「大人」として少年に接するだけであり、少年が夢に向かってこれからも成長し続けるためには、親や教師、近隣の人達、雇用主等数多くの「大人」達の協力が不可欠です。

その数多くの「大人」の中の一人として、少年の成長の手助けを行い、それをきっかけとして少年達が不器用ながらも夢に向かって前進していく様を見ると、非常にやりがいを感じます

心と心で築く信頼関係

弁護士の仕事で何より大切なことは、信頼関係だと思います。当然、利害の対立する相手とも心を通わせなくてはならない場面もあります。お互いにとって納得できるポイントを見つけるためには、自分の依頼者との信頼関係はもちろんですが、相手にも信頼される必要があると思います。これはテクニックは通用しない騙しのない世界だと思います

独立開業を決めたきっかけ

独立志向が元々強かったのですが、入所した事務所(高木伸夫法律事務所)が自由に何でもさせてくれるという有難い事務所だったため、思わず、6年もの間ずるずるとお世話になってしまいました。

独立のきっかけは、これまた非常に有難い話なのですが、ボスからパートナーにとのお話をいただいたことですね。色々考慮した結果、やはり、自分の城を一から作ってみたいと思い、独立を決意しました。

ただ結局は、伊藤塾で同時期にクラスマネージャーをした中嶋勝規弁護士、伊藤塾での勉強仲間だった平井信二弁護士と一緒にスタートすることになりましたが(笑)。

伊藤塾に入塾したきっかけ

伊藤塾京都校ができたばかりで、これから、頑張って大きくなっていこうというパワーというかやる気を伊藤塾に感じたからです。当時は、伊藤塾長のビデオクラスしかありませんでしたが、モニターからでも伊藤塾長の情熱が溢れ出てきて、勉強に気合が入りました。

講師経験から得たもの

社会に存在する様々な問題に取り組むため、そして、自分自身が活き活きと自立して生きるために法律家になりたいという大きな夢を持ち前向きに頑張っている人達の応援ができるのが、講師という仕事の魅力であり、私の大きな喜びになっています。

夢に向かって頑張っている人達を応援することによって、自分もパワーを貰うことができますし、そのパワーを弁護士の実務に活かしています

また、私は、抽象的な法律論をより分かりやすく具体例を挙げながらかみ砕いて講義をすること、受講生の目を見ながら講義を進めていくことによって、理解度をチェックしながら話していくことに力を入れていますが、こういう工夫は、実務においても依頼者や裁判官、交渉相手等と話をする際にも非常に役立っていますね。

これからのビジョン

中嶋、平井両弁護士と共に、どんどん新しいものに挑戦するアグレッシブさを発揮しつつ、自分たちの専門分野については、より研鑽し、様々な人たちのために活動しようと思っています。

草島 歩 弁護士(メッセージ)
Information

■事務所プロフィール
アクト大阪法律事務所
〒541-0041 大阪市中央区北浜1-1-21 第二中井ビル3階(2007年9月~)

■所属弁護士数
3名(2007年10月時点)

■主な業務内容
不動産関連、企業法務、債権回収、法人倒産等

■現在の「ある一日のスケジュール」
 06:00  起床 トレーニング
 08:00  出勤
 09:00  執行立ち会い(現場)
 11:00  準備書面作成
 12:00  食事 ウォーキング
 13:00  準備書面作成
 15:00  債権者との打ち合わせ
 15:30  処分禁止仮処分 審尋
 16:00  準備書面作成
 18:00  内装什器業者との打ち合わせ
 20:00  中嶋弁護士との打ち合わせ
 22:00  食事
 24:00  帰宅 トレーニング
 01:00  就寝