明日の行政書士講座 バックナンバー

明日の行政書士講座 東京校第73回

【タイトル】

「ジェットストリームより「速く」、「ファーストクラスより「上質なサービス」で!!
~主婦から起業家サポート行政書士への転進、その軌跡とは~

【日時】

2016年9月10日(土)11:00~13:00

【講師】

行政書士会社設立エクスプレス 岩﨑直美氏

先生のプロフィール

 

 
行政書士会社設立エクスプレス 岩﨑直美氏
 

 
大分県大分市出身
西南女学院短期大学英語科卒業
JAS、シンガポール航空機元客室乗務員
趣味:高校野球観戦
資格:TOEIC750点、ネイル(アメリカ国家資格・JNA2級)
住んだ国:シンガポール4年、アメリカ6年半
現在、会社設立・新規事業に必要な営業許可の取得手続きを中心とした起業家のサポート業務を中心に活躍中。
 

【実施報告】

9月10日(土)東京校にて、第73回明日の行政書士講座が実施されました。
今回の講師は、行政書士会社設立エクスプレス 岩﨑直美氏です。

ご自身の経験から、独立開業までの道程や、数ある行政書士業務の中からどのように専門業務を決めてゆくかについて、分かりやすくご講演いただきました。
また、営業の仕方や仕事上大切にしていることなど、これから行政書士を目指す方や開業を考えていらっしゃる方にとって、とても貴重なお話になったのではないかと思います。

◆社会復帰の難しさ

女性が主婦から社会復帰を目指すことが、非常に厳しいということを実体験されたことから、自由な働き方ができる仕事として、資格の取得を考えられ行政書士を目指されました。
ご家族の協力を得て試験を受験し、合格の手応えを感じられた後すぐに、実務家の事務所を複数訪問されて、お話を聞いて回ったということですが、その行動力に非常に驚きました。
合格後、回られた事務所のなかの一つで週1日~2日というペースで業務を始められていますが、試験勉強も実務も「徐々に」が先生のキーワードになっています。

◆行政書士の働き方

働き方の4つのパターンとともに、行政書士の仕事と夫々の業務の難易度や、抹消登録者数の敢えて厳しい現実も示しながら「入り口を間違えるとドツボ」に嵌るので、自分の目でしっかり見極めることが大切であり、スタートが重要であること。
修業時代からのご自身の経験を基に、男社会との付き合い方や独立開業のタイミング、専門業務の決め方など時に笑いを交えてのお話は、女性や合格者だけでなく、全てのこれから開業を考えられている方にとって、とても参考になったのではないでしょうか?

◆勉強したことは無駄にはならない

開業してから携わられた業務や、会社設立に特化したことで拡がっていくサポート業務をお話頂く中で、会社法が実務で役に立つことや、併せて周辺知識などを 身に着けていくことが、起業サポートを行う上で大切であり、勉強したことは無駄ではなく、更に勉強を続けていく必要を感じることができたと思います。
営業についても、ご紹介が100%とのことでしたが、先生のお人柄によるところが大きいのではないでしょうか。

◆最後に

最後に、「恩義に報いる」「信頼」「身だしなみ」「分かりやすさ」「あきらめない」という点を、仕事上大切にしているというお話から、行政書士として仕事をしていく上で必要な要素を示して頂き、受講された皆さんにも非常に参考になったのではないかと思います。