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明日の行政書士講座 第86回

【タイトル】

許認可は行政書士業務の基本
~顧客の事業成長プロセスに関わり続ける
仕事の魅力を話します~

【日時】

2017年6月18日(日)11:00~13:00

【講師】

三輪 かおる 先生

先生のプロフィール

 

 
三輪行政書士事務所
 

 
平成 4年   東海大学文学部卒業
平成 4年   新聞社系の広告代理店勤務
平成 9年   行政書士試験合格
平成10年   行政書士登録
        神奈川県相模原市で開業
平成18年~平成24年   行政書士会相模原支部 副支部長
平成26年~平成28年   神奈川県行政書士会 理事
 

【実施報告】

今回は、神奈川県行政書士会前理事で三輪行政書士事務所代表の三輪かほる先生に御講演いただきました。ハッキリ物言う先生でお話を聞いていてとても気持ちがよかったです。
はじめに、行政書士が取り扱える業務の種類のお話をしていただき、次にその中でも先生が中心にされている業務に関するお話をいただきました。

今回の公演のタイトルが『許認可は行政書士業務の基本~顧客の事業成長プロセスに関わり続ける仕事の魅力を話します』ということで、開業して約20年の三輪先生が、どのように顧客とお付き合いしてきたかなどの経験談を細かく聞くことができました。
 先生の業務は、ほぼ許認可で「建設業・宅地建物取引業・産業廃棄物収集運搬業・一般貨物自動車運送業」といった行政書士業務のいわゆる王道業務をメインにされています。先生曰く「許認可の要件は基本的には繋がっており、レアな業務をするより、汎用性が高い」からだそうです。
先生は、許認可業務をスポットとしてとらえず、そこから仕事が派生するというスタイルで業務をされており、一人のお客様に対し5年10年後を見据えた付き合い方をされておりとても学ぶべきところが多く感じました。
また、新人に対し、許認可業務はベテランが牛耳っているからとか知り合いにそういう社長がいないから参入できないと思っていないか、もしそう思っている方がいたら、もったいない。王道業務であってもベテランが取りこぼしているものもあるし、許可にメリットを感じる社長がどんどん増えてくるから、決して参入できない世界ではない。など厳しくも温かいアドバイスを戴きました。
先生のハッキリとした物言いや、自信に満ち溢れていて、とても尊敬すべき先生だと感じました。また、先生からいただいた言葉の中で「許認可の先には未来がある」というものが自分の中にとても強く残り、実務家として多くのこと学ばせて頂きました。