真の法律家・行政官を育成する「伊藤塾」
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伊藤塾を選んだ理由は、受講料が安く、講義時間数が少なく必要最小限の労力で学習が進められると考えたからです。

東京都庁

A・T さん(25歳)
 

合格者イラスト
東京学芸大学大学院修了
●最終合格:  東京都Ⅰ類B、国家一般職、財務専門官
●内定:東京都庁
●予定進路先:東京都庁 

  受講講座 :〔入門講座〕 地方上級・国家一般職本科生+択一・記述トレーニング

はじめに

私は研究者を目指して大学院に進学しましたが、より実務的な仕事に就きたいと考え、大学院修了直前に伊藤塾へ入塾しました。伊藤塾を選んだ理由は、受講料が安く、講義時間数が少なく、必要最小限の労力で学習が進められると考えたためです。独学も考えましたが、公務員試験用の書籍は数が多く独学にしても多数の書籍を揃えなくてはならないこと、さらに、自分にあった物を探すのに時間とお金がかかることから、結果的に伊藤塾を利用することにしました。実際、伊藤塾の講座はコンパクトで個人的には負担に感じることもなく学習を進められたと思います。

私がとった勉強方法

専門試験(択一式・多肢選択式)について

専門試験は出題範囲が限られており、受験生の多くが得点してくるため、入念な対策が必要です。特に国家公務員試験での配点が大きいので、こちらを志望する方は避けられません。
私は、法律も経済も専門外だったので、ライブで講義を受けた後もう一度インターネットで受講し、その後該当部分の「これ完」を解くようにしていました。後半は講座数も増えてきて完璧にはできませんでしたが、主要科目である憲法・民法・行政法・経済学についてはこれを確実に行いました。すると、講義が終わる頃には「これ完」を一度解き終えるので、一通りの出題方式に目を通せます。最終的には試験問題を解けなければ意味がないので、このようにアウトプットまで含めて学習サイクルを組むことをオススメします。その後は「これ完」の順番を入れ替えて繰り返し演習しました。上記の主要科目は5周、その他の科目も3周しました。結果的に択一試験は全通だったので、やり方としては間違ってないのではないでしょうか。

専門試験(記述式)について

記述式の試験の場合、設問にあるキーワードから関連する語句や内容を引っ張りだして文章化しなければなりません。とは言っても、知識レベルとしては択一で必要な物で十分なので、あまりおそれる必要はないです。私は対策として、年明け頃から伊藤塾の記述対策テキストや、それをまとめたものに毎日目を通すようにしていました。暗記は毎日コツコツが基本です。あと、一度は添削を受けてください。自分の書く文章の癖にはなかなか気づきません。一度見てもらえれば大分修正できるはずです。

教養試験(択一式)・基礎能力試験(多肢選択式)について

とにかく知能分野(特に数的処理)の攻略に力を注ぐべきです。国家公務員試験では配点が知能分野に偏っているので。私はこの分野は得意だったのですが、それでも「これ完」を繰り返すことは怠りませんでした。やらないとすぐに衰えるので、数的処理の講義が始まってからは、最低一日一問は解くようにしていました。

教養論文試験・一般論文試験(記述式)について

これは、講義でも言われると思いますが、日頃から新聞などで情報を得ておくに限ります。直前期にまとめてはできないし、余計な手間がかかります。スクラップなどをしておくのもいいですが、思ったことを簡単に手帳などにメモするだけでも大分違います。長期戦ですので、途中で投げないように簡略化した方がよいでしょう。 
あとは、添削を受けること。この手の論文は具体的な記述を求められるので、慣れていないと得点が伸びません。講座では二度添削を受けられるので、何を書くべきかをそこから学び取りましょう。

面接対策について

私は面接対策だけでしたが、これは必ず受けてください。面接についてはいろいろな知識を持っていると思いますが、実際やってみなければわからないことがたくさんあります。また、試験の中で慣れてくるという意見もありますが、その時にフィードバックを得られることはほとんどないので、面接経験がある方も積極的に受けてください。今まで見えなかったことが見えてくるはずです。

受講形態と伊藤塾の学習個別フォロー

私は通学ライブクラスを受講しました。その利点は二つあると思います。ひとつは質問やわからない点をその場で質問することができること。もうひとつは講義に出なければというある種の緊張感を持つことで、学習を遅らせることを防ぐという点です。残念ながら人間、やる気のない時期というものがやってきます。個人的には人の目がある分、インターネットよりも通学の方がそれを防げると思います。

直前期と試験当日

直前期だからといって特に変わったことはしませんでした。「これ完」を繰り返し、「これ完」に収録されていない最新年の過去問(伊藤塾で配られる物)を解いて、解けなかった部分をファイリングしました。それを試験当日にサクッと確認する位でした。正直、直前に新しいことに手を出すのは得策ではありません。不安に思うのはわかりますが、ここまで伊藤塾を信じてやってきたのだから心中する、位の覚悟でいればいいと思います。

合格、内定と進路決定

国家一般職と財務専門官に最終合格をしましたが、その前に第一志望である東京都庁に内々定を頂いたのでそちらに進路決定しました。政策立案と実施の両方に携われるという点を魅力に感じたからです。

モチベーションの維持について

まず、どんな人間であれ、やる気がでない時期は必ずあります。ですから、その点で自分を卑下する必要はありません。とは言っても、いつまでもやる気のないままでは合格できないので、私がとっていた方法を紹介します。先に言ったようにやる気がでないのは仕方がないので、その時には、あとで後悔するぐらい遊ぶようにしていました。とことんまで遊んでいると、さすがにこれではマズイ、という気持ちが湧いてきます。それを取り返そうという気持ちにもなります。グダグダとやる気がないまま悶々としているよりは、結果的に早く戻ってこられるので自分に素直になることは大切だと思います。

最後に

公務員試験の合格がゴールではなく、その後どのような公務員になるかが問題です。東京都職員として何かひとつ、未来にまで残る仕事をしたいと考えています。
公務員志望の方の中にはいろいろな方がおられると思いますが、人生を数年回り道した人間でも何とかなりました。「やればできる、かならずできる」を胸に刻んでがんばってください。