真の法律家・行政官を育成する「伊藤塾」
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効率的な勉強で試験を突破するため、合格実績のある伊藤塾を選択しました。

厚生労働省

Y.K さん(25 歳)
 

合格者イラスト
東京大学公共政策大学院2 年在学中 〔受講講座〕入門講座:国家総合職(法律区分)本科生+リーガルトレーニング
オプション:国家総合職(法律区分)記述試験対策講座
◆ 最 終 合 格 /国家総合職(院卒者)
◆ 内   定 /厚生労働省
◆ 予定進路先 /厚生労働省

はじめに

 私は、少子高齢化や雇用不安など日本の構造的な問題にアプローチしたいという思いから、法令・補助金・規制などの数多くの政策ツールを所管する中央省庁を志望しました。社会に貢献している職業は数多くありますが、なかでも制度を直接運用できる立場にある公務員の職は魅力的でした。ただ、大学院での研究と並行して1年間で勉強を行って公務員試験を突破するためには効率的に学習する必要があり、合格実績のある伊藤塾を選択しました。全くの初学者であった私は、正直何から手を付けてよいかわかりませんでしたが、恐らく法律学の学習には、ある程度の「量」と「慣れ」が大切です。勉強方法から記述対策まで丁寧に指導していただける伊藤塾の講座を選んだことは、適切な選択であったと思っています。

私がとった勉強方法 

専門試験(多肢選択式)について

 憲法・民法・行政法について講義を聴き、『これ完』を解くことに集中しました。インプットだけではほぼ確実に内容を忘れるので、問題集を解くアウトプットの時間は重要だと感じました。『これ完』を解くうえで厳しいのは1 回目です。時間がかかりますし、意外なほど忘れています。3 回目にもなれば自然と速くなりますから、あまり不安がらず、解き進めれば大丈夫でしょう。ただ、民法の講義はあまりにも忘れていたので、すべて2 倍速で2 回聴きました。
 選択科目は結局、労働法、国際法、刑法、商法、経済事情・財政学の5 つの科目を勉強しました。あくまでも多肢選択式で1 点でも多く確実に取ることが重要なので、時には選択科目を絞ることも重要でしょう。ただ、3 科目だけの学習はリスキーだと私は感じました。

専門試験(記述式)について

 本格的に記述の勉強に取り掛かったのは1 次試験後で、これは初学者の私には相当不安でした。「法律の答案の書き方」を学ぶためにも、各科目1 回でも2回でも、年内あるいは1~3月に答案添削を受けていれば、と後悔もしました。1次試験後に開講される、記述対策講座での演習はきわめて重要で、ぜひ受講をすすめます。私は法律答案の書き方や、答案構成を、ほとんど1次試験~2次試験の間のこの講座で修得したようなものです。 
 記述試験は、勉強時も試験時も、時間内に考え、かつ、書ききる癖をつけることが重要です。演習時間内、試験時間内は、とにかく最後の最後まで1 点でも多くとれるよう、粘って考え書き続けましょう。

基礎能力試験(多肢選択式)について

 最も比重の大きい数的処理は、とにかく多くの問題に触れることを重視しました。稲田講師の講義は、網羅性という点で大変参考になりました。数的処理は波がありますが、だからこそ『これ完』の演習をこなすのが重要だと感じました。

面接対策について

 面接対策講座は必ず受講しましょう。柳原・相澤両講師の模擬面接を受けましたが、厳しい分参考になりました。面接は、一種のスキルだと私は考えますし、場数をこなすことがスキルアップに繋がるはずです。両講師から厳しい指摘を受けたのち、大学でも友人同士で練習をしました。私の場合、練習をしないから不安になっていたのだと思いますし、恥ずかしがらずに面接練習を重ねることが重要だと感じました。

官庁訪問について

 『面接対策BOOK』は重要です。私の経験から言うと、官庁訪問序盤では、自分の大体の評価順位がわかる省と、ほとんどわからない省があるので、訪問する3 省庁の分は、よく読みましょう。私が訪問した厚労省、内閣府、文科省では、当日持っていく面接シートは重要で、大体それをもとに質問されていました。なので、面接シートは事前に徹底的に練っておくとよいと思います。  

受講形態と伊藤塾の学習個別フォロー 

 基本的にインターネットで受講しました。最初は家だと集中できないことが多かったので、大学や喫茶店でパソコンを広げ、テザリングをして受講していました。すべて2 倍速で聴き、とにかく全講義を聴き終えることにまずは集中しました。通学時間中に『これ完』を解き、公務員試験六法を読みました。
 また地方公務員試験の併願や、院卒者試験について、柳原講師に面談を申し込み、相談に乗っていただいたことがありましたが、お話を聞いて安心したのを覚えています。
 

直前期と受験当日 

 直前期は、苦手分野を一問一問確認することに集中し、不安になった時は相当の勉強をしてきたと自分に言い聞かせ、またそう言えるように勉強しようと思い、気持ちを切り替えて取り組みました。特に1 次試験の直前期には詰め込めるだけ詰め込みたいと思ってしまい、根を詰めてひたすら『これ完』をやっていました。ただ、体調管理も試験のうちなので、規則正しい生活だけは心掛けていました。  

合格、内定と進路決定 

 国家総合職(院卒者)試験に合格し、厚生労働省で来年から働くことになりました。大学で社会保障を学んだ経験を活かしたいというのもありましたが、説明会で職員の方の話を聞き、自分の価値観があっているな、と思ったことが一番の決め手でした。官庁訪問でも、その点を無理なく言えたので、結果的に自分の中で納得感が一番高い選択になったと思います。進路決定に際しては、両親と必ず相談するようにはしていました。

モチベーションの維持について 

 法律学の学習は、遠大な挑戦に感じられるので、とにかく1 年間で結果を出そう、という気持ちは重要であったと感じます。また「合格後を考える」という伊藤塾の指導理念は正論であり、面接などで「結局自分は何がしたいのか」を無理なく語るうえでも必要な作業だと思いました。私は「法律学の学習自体が面白くなってきた」と感じていたので、むしろもっと試験勉強中から「合格後」を真剣に考えておくべきだったと反省する機会が官庁訪問中に多々ありました。  

最後に 

 根強い公務員批判もありますが、それは現代において公務が不必要だからというよりは、むしろ公務への期待や要求水準が高く、国や自治体が正常に機能しなければ社会全体が危機に陥るからでもあります。厳しい時代だからこそ、責任感が強く、きちんと業務をこなせる人材が、民間は勿論、公務員にも必要であることは間違いありません。私自身、これからも経験を積みそのような人材となりたいと考えますし、「公務を通じて社会をよくしたい」という想いをお持ちの方に、一人でも多く公務員試験にチャレンジしていただけることが重要であると思います。ぜひ頑張ってください。