現実の厳しさを指摘する伊藤塾。信頼できると思い、選びました。
N.E さん(23 歳)
オプション:地方上級・国家一般職ゼミ
◆ 最 終 合 格 /国家一般職
◆ 内 定 /東京法務局
◆ 予定進路先 /東京法務局
はじめに
大学4 年生の時、就職先が決まらず他の学生に比べ遅れをとっていました。遅れをとっている原因を自分なりに考えると、こう働いていきたいという思いを相手に伝えきれていないことがわかりました。公務員試験までの1 年間、勉強しながら働くことについて改めて考えてみることに努めました。あらゆる業種の中で「公務員」を選んだ理由は、面接官が受ける私の第一印象に公務員像のイメージが近く、思いを相手に伝えるときにより伝わりやすいと感じたためです。また伊藤塾で学ぶことを決めた理由は、難しい問題もパソコン上で質問ができ理解を深められること、面接担当の柳原講師が現実の厳しさを指摘してくださり、この塾は信頼できると思ったからです。
私がとった勉強方法
私は筆記が2 つしか通らなかったので反省の意味を込めて書きます。専門試験は科目の得意・不得意が点数にそのまま響きます。得意科目の場合、本番は満点を取る気持ちで問題を解き、抜けている知識を補うようにしていました。不得意科目の場合、講義を繰り返し聴き、わからない問題は質問する、それでも『これ完』が難しいと感じたら薄めの参考書で基礎から学び直しました。私は、間違う問題は陥りやすい癖があり、その癖に気を付けて、ノートにわかりやすい言葉でまとめるようにしていました。不得意科目に見切りをつけて捨てる人もいますが、私は捨てないでテーマごとに優先順位を付けて勉強することをおすすめします。経済学の青野講師の講義は経済の基礎から、問題をどのように解けばよいかまで丁寧に教えていただき、経済学が苦手な私にとって、とても助かりました。
またゼミではただ問題を解くだけでなく、知識を細かく聞き、本番前の最終確認をします。他の受験生との距離が近く、お互いに切磋琢磨しながら主要な科目を勉強できる時間はとても貴重でした。
色々と書いてきましたが、一番大事なことは、目標を高くすること、選択肢を覚えるぐらい『これ完』や過去問を繰り返し解くことだと思います。
教養試験(択一式)について
教養試験は専門試験以上に科目数が多く、まず科目数の多さに戸惑う人もいると思います。捨て科目をつくるべきかどうかですが、人それぞれ違います。ただし捨てた時はそれを補えるだけ得意科目を増やさなければなりません。私は文学・芸術以外は一通り目を通し、間違えた問題はノートにまとめキーワードに反応できるよう努めました。その粘りが結果につながったと思います。また教養試験の中でメインとなる数的処理に関しては、伊藤塾の『これ完』や他の問題集など複数解き続けました。一つの問題に対する解法が複数あり、解き続けることでどの解法がよいかわかるようになるので、量をこなすことが大事だと思います。
一般教養論文(記述式)について
論文はテーマごとに書きひたすら添削です。いきなり書くのは難しいと思ったら、模範解答を見て流れを覚えるのも手だと思います。私の場合は模範解答の流れをつかみ、同じような流れで他のテーマも書き直前にキーワードを覚えました。
面接対策・模擬集団討論について
個人面接も集団討論どちらも模擬面接を受けることをおすすめします。本番は独特の緊張がありますし、何より想定質問は一人で考えるより講師の方とともに考え、対策を十分に練った方が確実だと思います。坂本講師や柳原講師には本番前日まで面接カードを添削していただき、確認を繰り返しました。模擬面接や添削指導で気付かされることは沢山あります。面接対策はしんどいと思いますが、最後まであきらめないでください。
受講形態と伊藤塾の学習個別フォロー
私は通学ライブで受講しました。ライブの講義をペースメーカー代わりに受講し、できるだけ溜まらないように気を付けていました。直前期は主要な科目の再確認に比重を置いていたので、科目によりインターネットを使い分けて受講していました。自分を甘やかさずに、勉強の進捗度に合わせて受講することが大事だと思います。
直前期と受験当日
専門試験は過去問集を解き、またゼミでまとめたノートを見て最終確認をしていました。教養試験はひたすら基本的な問題を解き、抜けている知識はノートにまとめ眺めていました。試験当日は、これだけ勉強したのだからきっと大丈夫だと落ち着かせて解くよう努めました。
モチベーションの維持について
落ちたらどうしようと答えの出ないことを考え、気分が落ち込むことは何回かありました。そういう時は伊藤塾の方針でもある合格後、自分が働いている姿を具体的にイメージし不安を払拭していました。それでも払拭できないときは講師と話し、ひたすら不安な気持ちを打ち明けていました。話を聞いていただいたあとは気持ちが軽くなり前へ踏み出すことができました。もし私と同じように暗い気持ちになったら、講師の方に悩みを打ち明けてみてください。
最後に
合格に至るまで苦手を少なくすることが難しく苦しみました。試験当日に苦手な部分が残っていることで、得意科目で確実に取らなければならないというプレッシャーはきつく、私の場合、苦手な部分の点数がそのまま勝敗を分けました。ただ、最後まであきらめず修正を加えていったことが合格に近づいたのだと思います。面接対策では想定質問を考えそれに答える日々が続き、夢の中でも面接を受け、正直精神的に厳しかったです。それだけこのチャンスを逃したくないという気持ちが強く、その思いで乗り切ることができました。職業として公務員を選択すること、どのような働き方をしたいか、どう思いを伝えるか、大事な決断を迫られることは沢山あります。その度にお世話になった人々の顔を思い浮かべて「本当にそれでいいのか」と問いかけてみてください。それだけ覚悟を決め決断したことは、自分に何かを返してくれると思います。
最後になりましたが、伊藤塾の講師、スタッフの皆様をはじめ、家族、友人、支えてくださったすべての方に感謝申し上げます。ありがとうございました。