メリハリのついた講義をWEBで受講,時間を有効に活用しました。カウンセリングでは漠然とした不安でも親身になって聞いてくれます。
Y.Mさん(22歳)
◆最終合格 : 裁判所一般職、国家一般職、国税専門官
◆内 定 :裁判所一般職、国家一般職
◆予定進路先: 裁判所一般職 ●伊藤塾受講講座:
〔入門講座〕地方上級・国家一般職本科生+択一・記述トレーニング
はじめに
私は中学生の時に裁判所見学に参加して以来,裁判所職員にあこがれて事務官を志望しました。そしてせっかく勉強するのだから、という理由で他の公務員も受けました。伊藤塾に入塾したのは大学 3 年生の 4 月でしたが、勉強をはじめたのは 6 月ごろでした。配信済の講義に追いつくのが大変だったので、もう少し早くはじめておけば少し楽だったのかなとは思います。
私がとった勉強方法
専門試験(多肢選択式)について
講義を聴いたあとは,とにかく「これ完」を解きました。はじめは問題を見ても全く意味がわからなくて、テキストを見ながらなんとなく答えを選んでいました。この段階では、それが正解かどうかは重要ではないと思います。テキストを読むこと、解いた後に解説をしっかり読むことが大切です。そして解説を読んで新しく知ったことは、テキストに書き込みます。この時、講義中にテキストにメモした色とは別の色で書きます。そうすることで、後で見た時にどこが過去問で多く出ているかわかります。そして必ず右上の正誤チェックに、日付と○×を書きました。何周も繰り返していくと、自分の苦手がわかってきます。
専門試験(記述式)について
書き方の講義を聴く以外は、基本的には択一試験の勉強をしていれば大丈夫だと思います。ただ、択一試験の勉強をする際に、特徴的な判例の文言等を軽く覚えるように意識していれば、後で楽かなと思います。直前期になると、テキストに沿って項目ごとのポイントと判例をまとめたノートをつくり整理していました。また添削制度による添削も受けました。私はそこで、思いのほか判例やポイントをごっちゃにして覚えてしまっていることを認識できたので、受けてよかったと思いました。
基礎能力試験(多肢選択式)について
私が最も時間をかけたのは数的処理です。問題数が多いですし、慣れないとなかなか解けないからです。こちらもとにかく「これ完」を解きました。ただし同じ問題を何回も解くというよりは、なるべく新しい問題に触れるようにしました。また問題を解くときはノートに書きました。直前などにノートの束を見返すと、「これだけやったんだから大丈夫!」と自信が持てました。人文科学、自然科学などは広く浅くやるのが良いと思います。範囲が広いのに問題が少ないため捨てがちですが、たまに簡単なものも出るので、そういったのは得点していきたいところです。
一般論文試験・教養論文試験(記述式)について
講義で書き方のテンプレートを修得したら、数題書いてみました。また伊藤塾の添削制度を利用し、添削していただきました。教養論文は問題の予想ができないため、日頃からニュースを見るなど様々なことに触れておくとよいかと思います。
面接対策・模擬集団討論について
面接は伊藤塾の模擬面接を使うことをおすすめします。やはり講師には官庁の面接等に関し知識がありますし、本番に近い面接ができると考えます。ただ裁判所に関しては本番で全く予想もつかない質問がくるので、そのことは念頭に置いておいた方が良いと思います。模擬集団討論も、なるべく出席すべきだと思います。私は 2 回参加しましたが、毎回講師が参加者それぞれの良かった点や悪かった点を指摘してくれるので、回を重ねるごとに反省点が見えますし、また慣れることもできます。
官庁訪問について
事前準備としては、一次試験合格発表後から数回ある説明会に積極的に参加しました。全く個人的な感想ですが、この説明会は採用には関係しないとしながら、評価されていると感じました。説明会の段階からしっかりアピールしておくとよいと思います。官庁訪問は 3 か所回りました。内容は、 3 か所とも人事の方との簡単な面談でした。ここでは無理に良く見せようとせず、自然体で臨むのが良いと思います。
受講形態と伊藤塾の学習個別フォロー
私は試験勉強中も部活動があり校舎に通うことができなかったため、在宅インターネット受講をしていました。インターネット受講は空いている時間に講義を進めることができるため、時間を有効活用できてよかったです。インターネットの弱点としては直接質問ができないことですが、私は勉強に関してはメール質問制度をよく使っていました。詳しい解説を返してくださいます。また、勉強以外のことでは、電話カウンセリングもよく使いました。やはり一人で勉強していると周りの受験生の様子がわからなくて不安になることがたくさんあります。そんな時に、自分の進度や学習方法が合っているのか尋ねたり、漠然とした不安を聞いてもらったりすると安心できました。
直前期と試験当日について
私は試験の直前期と部活の忙しい時期がかぶってしまい、ほぼ毎日部活をしていました。それでも受かることができたのは、それまでの積み重ねがあったからだと思います。人によっては不安や緊張で勉強が手につかなくなる人もいると思いますが、思いつめる必要はありません。それまでしっかりやってきたのであれば、少しくらい勉強ができていないからといって結果は左右されないと思います。
合格、内定と進路決定について
裁判所一般職と某官庁(国家一般職)で内定をいただきました。かねてから志望していた裁判所一般職に進もうと思っています。
モチベーションの維持について
メリハリをつけて勉強すること だと思います。私は部活との両立をしていましたが、部活の時間は部活のことだけ、勉強の時間は勉強のことだけを考えるようにしていました。いつでも勉強のことばかり考えると、気が重くなってしまうので、勉強から完全に離れる時間をつくるとよいと思います。また、説明会に行き職員の方と接することで、ここで働きたいという気持ちが強くなると思います。
最後に
「努力は必ず報われる。」よく聞く言葉ですが、私は試験勉強中ずっと、そんなわけがないと思っていました。でも、やりきった今ならこの言葉は本当だと思うことができます。公務員試験合格は、決して雲をつかむ話ではありません。コツコツと努力をすれば、必ず合格できます。受験生の皆さんは自分を信じて日々努力を怠らないでください。最後になりましたが、 1 年半お世話になった伊藤塾の講師の方々、とりわけ電話カウンセリングなどでいつも悩みを聞いてくださり、自信を持たせてくださった松田講師、坂本講師、相澤講師に心より感謝申し上げます。