法律科目の講義は特に丁寧でわかりやすく、本番の試験でも高得点を取ることができました
K.T さん(22 歳)
◆ 最終合格 : 東京都Ⅰ類B、国家総合職、国家一般職
◆ 内 定 : 東京都庁
◆ 予定進路先: 東京都庁
●伊藤塾受講講座:入門講座:国家総合職(法律区分)プラス国家一般職・地方上級本科生+リーガルトレーニング/オプション:国家総合職(法律区分)記述試験対策講座、国家総合職直前政策論文試験対策講座、併願会計学
※プロフィールは、2016年合格時点のものです。
はじめに
かねてから世のため人のために仕事がしたいと考えており、ある特定の利益ではなく全体の利益を追求することが自らのやりがいにつながると考え公務員を志しました。伊藤塾はもともと法曹を目指すための受験指導校ということで法律科目に強いと聞いていたこと、毎年優れた合格実績を残していることの2 点により、入塾を決めました。法律科目の講義は特に丁寧でわかりやすく、本番の試験でも高得点を取ることができました。
私がとった勉強方法
全ての科目において「伊藤塾の講義を聴く→これ完を解く」という形式で勉強を進めました。特に民法は苦手意識が抜けず苦戦しましたが、暗記というよりも理解することを意識し勉強した結果、本番では良い点を取ることができました。講義をWeb で2 倍速で聴けるようになると効率的に勉強ができるのでおすすめです。
専門試験(記述式)について
直前期の3 月頃から択一と並行して対策をはじめました。伊藤塾の講義をWeb で聴き、答案添削をしてもらっていましたが、答案構成を音読したものを録音し日常的に聴いたりもしていました。択一試験終了後も他の参考書には手を伸ばさず、伊藤塾のテキストのみを用いて音読、要点のまとめを行いました。都庁の専門記述対策は国家総合職の記述対策と併行しつつ直前1 週間ほどしかできませんでしたが、伊藤塾のテキストをひたすら覚えました。択一の知識がきちんとあれば、都庁の専門記述はそれほど困難ではないと思いますが、それでも国家総合職とは全くカラーが違う記述ですので、併願先に過ぎないとしても、それなりに対策をするべきかと思います。
基礎能力試験(多肢選択式)・教養試験(択一式)について
数的処理は3 年の4 月頃からコツコツ対策をはじめました。私の場合はいきなり国家総合職の「これ完」を解くのではなく、国家一般職・地方上級用の「これ完」から解いていました。文章理解は3 年の8 月頃から毎日1 問ずつくらい解きはじめました。知識科目については直前期の3 月頃からはじめました。科目は大学受験で勉強したものに絞りました。時事や経済事情は特に力を入れることをおすすめします。
一般論文試験・教養論文試験(記述式)について
伊藤塾の講義を一通り聴き、添削をしていただきました。
面接対策・模擬集団討論について
人事院面接や都庁面接対策として、伊藤塾の模擬面接を利用しました。厳しい指摘をいただけて修正することができたので、最終合格に大きく近づけたのだと思います。また、志望する省庁の官庁訪問対策ゼミでは、前年度の官庁訪問で不採用となった方のお話を伺えましたが、そのお話はどの方のお話より参考になったことを記憶しています。合格された方の体験談はもちろん参考にする価値が十分にあると思いますが、一方では結果論に過ぎないとも言えるかもしれません。残念ながら失敗してしまった方の話を聞くことは本当に有意義であると個人的には思います。
官庁訪問について
あと一歩のところで切られてしまいましたが、自分を正直に表現することが大事だと痛感しました。省庁によって官庁訪問の形式が大きく変わってくるので、情報収集を適切に行うとよいです。私はネットなどではなく伊藤塾の「面接対策BOOK」の官庁訪問体験記や先輩の話、そして前述の官庁訪問で失敗してしまった方のお話などを参考にさせていただきました。また官庁訪問期間中は想像以上にしんどいです(心身ともに)。ともに霞が関を目指し、語り合える仲間がいると本当に心強いですよ。
進路決定の理由
残念ながら第一志望の省庁から不採用を告げられてしまい、国家一般職、都庁、民間企業で悩みましたが、生まれ育った東京都のために働くことが周囲への恩返しとなり、また自らのやりがいにもつながると考えたため、東京都庁で働くことを決めました。
モチベーションの維持について
周囲に国家総合職を目指す友人が多くいたため、彼らと頻繁に話をすることでモチベーションを維持しました。また省庁の説明会に多く参加することで、志望度を高めていたこともモチベーション維持・向上につながったと考えています。
最後に
常に感謝の気持ちを忘れず、謙虚に「都民ファースト」で行動できる公務員になりたいです。公務員試験は本当に辛い戦いかと思います。なぜなら越えなければならない壁が多くあり、終わりがなかなかイメージできないからです。しかし私は「伊藤塾のカリキュラムに沿って勉強をすれば、必ず最終合格できるから、信じて頑張って欲しい」という講師の言葉をとにかく信じ、先を見据えながらも目先のことを着実にこなしていきました。どうか皆様も伊藤塾の講師・スタッフ、そして自分自身を信じ、感謝の気持ちを忘れることなく頑張っていただきたいと思います。皆様の合格を心から祈念しつつ私の体験記を締めさせていただきます。
残念ながら、国家総合職は官庁訪問で不採用となってしまいましたが、全ての試験種で最終合格まで行き着き都庁から内定をいただけたのは、伊藤塾の講師・スタッフの方々をはじめ、家族、先輩、友人のおかげに他なりません。この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。就職先で誠心誠意働くことが支えてくださった方々への一番の恩返しになると思いますので、4 月からは感謝の気持ちを忘れることなく、職務に邁進したいです。本当にありがとうございました。