はじめに

私が公務員を目指した理由は、特定の分野のみでなく、多くの分野において人から頼られる人間になりたいと思ったからです。自身の理想的な公務員像は、常に学ぶ意識を持ち続けられる公務員です。自身の所属する部署の仕事について学び続けることは勿論、住民の方々に資することを目的として広くアンテナを張り、学ぶことができる職員になりたいです。
私が伊藤塾を選択した理由としては、法律科目の指導に実績があり、文学部かつ法律初学者であった自分も、法律科目を得意科目にすることができるのではないかと思い、入塾いたしました。
伊藤塾の講義の中でも法律科目は非常に丁寧かつわかりやすく、法律初学者の私でも根気強く勉強に取り組むことができました。結果として、憲法・民法などの法律科目を得点源として無事、内定をいただくことができました。

私がとった勉強方法

専門試験（択一）について

講義を複数回受講した後に「これ完」をひたすらやり込みました。一回目や二回目は正答率で言えば１割程度でした。しかし、問題を暗記するつもりで三回、四回と繰り返していくうちに正答率が５割、６割と上がっていきました。基本的に公務員試験地方上級職は同様の問題が繰り返し出題されており、答えを記憶することは非常に重要であると感じました。

教養試験（択一式）について

教養試験については、大学受験時になじみのあった科目も多くありましたので、講義と並行して「これ完」に取り組みました。講義内においても宿題が出るので、宿題を最優先にし、余裕があればテキストを読み込むこともしていました。数的処理は自分の苦手科目でしたので、講義と「これ完」を暗記するつもりで勉強をしました。実際に合格後の懇親会や顔合わせに参加しても、文系大学に在籍していて数的処理を苦手としている方がほとんどでした。苦手な科目が多くの受験生に存在しますので、平均点を取れれば…といった気持ちで苦手科目を少しずつ克服していくことをおすすめいたします。

面接・集団討論について

私は面接・集団討論対策を非常に遅い時期（１次試験合格後）に開始しました。講師が短期間に対策をしてくださったおかげで何とか形になり、面接試験も合格をすることができました。しかし、面接の対策には大学時代の経験が必要不可欠であるため、面接そのものの形式的な練習は短期間で形にできても、内容を短期間で充実させることはできません。サークルや部活動、アルバイトを通して得た経験を必ず深く質問されます。ですので、学力試験のためのみに自身の大学生活を費やすのではなく、精一杯大学生活を楽しむことも大切な面接・集団討論対策であると私は思います。

「内定と進路決定」の理由

私は公務員試験の勉強をしていく中で、周囲の友人たちの大きな支えがありました。私を支えてくれた彼らは公務員ではなく、民間企業に就職を決めました。そして、ゆくゆくは家族を作り何処かの地に居を構えることになると思います。彼らが私の働く自治体に住むかはわかりませんが、私は彼らが自分にしてくれたように、私は住民の方々の一番身近な存在として辛い時に励まし、嬉しい時に共に喜び合える存在として働きたいと考え、最も身近な役所である区役所に進路を決定いたしました。

どのようにモチベーションを維持したか

私は友人に頻繁に公務員試験勉強の辛さや楽しさ、目標を語っていました。そのため、友人らは私の公務員試験受験に対して非常に理解があり、常に支えてくれました。私は、自身でモチベーションを維持してというよりも、周囲に支えられモチベーションを維持することができたと思います。

最後に

私は、どんな些細な悩みでも相談したいと思っていただけるような公務員になりたいと思っています。役所の相談窓口というと敷居が高く、小さな相談が大ごとになってしまうのかも…といった不安が私にはありました。そのような不安を取り除き、心の支え、拠り所にしてもらえるような行政の実現が目標です。
公務員試験は試験科目も多く、長時間の勉強が必要です。私も始めは試験科目の多さに驚き、怯みました。しかし、伊藤塾の講師の方々の「これだけはやっておきなさい」という言葉を信じ、情報を取捨選択して勉強をしてみると、予定よりも遥かに早く目標としていたレベルに到達することができ、残りの時間で安心して仕上げをすることができました。
公務員試験の受験指導校や参考書は多く存在し、勉強法も多く存在します。勉強がうまくいかなくなると、つい他の勉強法や参考書に手を伸ばしてしまいがちですが、伊藤塾の講師の方々のアドバイスを信じて駆け抜けてください。
精神的に辛いときは友達や伊藤塾のスタッフの方に頼りまくってください。私は多くの人に支えられて合格することができました。
皆様が自身の理想とする公務員となれることを願っております。頑張ってください！