真の法律家・行政官を育成する「伊藤塾」
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伊藤塾は普通の講義に加え、二次試験対策も充実。ありがたかったです。

外務省

U.Yさん
 

合格者イラスト
◆ 出身大学 : 東京大学教養学部 4年
◆ 受講講座 : 国家公務員総合職(法律・教養)対策講座
◆ 最終合格 : 国家総合職 教養区分
◆ 内    定 : 外務省
◆ 内定(民間) : 金融業界
◆ 予定進路先: 外務省

※プロフィールは、2019年合格時点のものです。

はじめに

幼少期や学生時代の海外経験から、世界における日本のプレゼンスが落ちてきていることを感じたことが公務員を目指したきっかけです。この経験から、あらゆる分野でアジアのイニシアチブを保てるような国、そして日本人が尊厳を持って生きられるような国を作りたいと考えるようになりました。
伊藤塾を選んだのは、やはり実績が大きい指導校だからです。普通の講義に加え、二次試験対策などが充実していたことが、とてもありがたかったです。

私がとった勉強方法

基礎能力試験(多肢選択式)について

数的処理の配点は大きいですが、私はとにかく数的処理が苦手でした。そのため三か月ほど前から必ず一日数問は解くようにしました。そして本番が近づくと、過去問や、過去問と同じ数の問題を時間内(実際の試験時間−10分くらい)に終わらせることを目標にし、時間感覚を掴むようにし ました。英語や国語の文章は、日ごろから速く正確に読む習慣をつけておくことで、なるべく長い時間を数的処理に回せるようにしました。
社会・理科などの基礎科目は、よく「対策してもコスパが悪い」「大学受験さえ体験していれば大丈夫」と言われていますが、数的処理に自信がなかったので愚直に暗記することにしました。大学受験で選択した世界史・地理は「これ完」を3回ほど繰り返して終わりにしましたたが、とにかく暗記項目が多い日本史・倫理・政経はノートを作り、「これ完」も5回以上繰り返しました(「一問しか出題されない」ということは、逆に「一問は確実に出題される」という意味だと捉えたため)。理系科目も同様です。
また、基礎科目で最も重要な分野が時事問題です。これは伊藤塾の時事対策集に加え、GDP等の数値や各国の政治体制・国内の法案改正まで、丸暗記しました。
ほぼ三カ月ほど、これらの対策をみっちりとやったことで、比較的いい点数で一次を突破することができました。

総合論文試験について

伊藤塾のゼミに参加し、添削を何回か受けました。書き方にルールがあるので、誰かに一度は見てもらうべきだと思います。あとはニュースの特集や新聞などに目を通し、幅広い時事問題に敏感になるようにしました(実際にニュースサタデーでたまたま見たテーマが出題されました)。

企画提案試験について

伊藤塾の対策で、添削から発表・質疑応答まで面倒を見ていただきました。
事前に資料(今回は経済財政白書)が与えられているので、ある程度問題の内容は推測できます。そのため、予想問題をいくつか立てて複数の政策を考えていきました。
ちなみに本番は現役の行政官たちに細部まで突っ込まれます。どんな時も切り替えしができるよう、伊藤塾の講師や友人に協力してもらって質疑応答を練習することが必要だと思う。

政策課題討議(GD)について

伊藤塾の対策を利用しました。ただこのGDは、テーマの予想が難しく、当日の班分けもかなり運要素が強いので、綿密な準備は不可能だと思います。そのため、模擬GDを通して当日の雰囲気だけはつかめるようにして臨みました。

人事院面接について

面接カードの添削・面接で伊藤塾にお世話になりました。本番は人事院の方が面接官である可能性もあるので、「なぜこの省に行きたいか」より「なぜ国家公務員になりたいのか」にフォーカスした方がいいかもしれないです。

官庁訪問について

事前に説明会に足を何回も運び、色々な職員や人事の採用担当と話すようにしました。そうする中で志望動機が固まり、強い気持ちで官庁訪問に挑むことができました
また事前の情報収集や、控室(省により数時間待つことがある)で緊張しないで過ごすためにも、同じ省を目指す友人と関わりを多く持った方がいいと思います。

普段の生活と試験対策について

三か月集中的に勉強しましたが、適度に息抜きはするようにしていました。試験一週間前は、当日と同じ起床時間で起きられるよう生活リズムを整えました。

民間企業の就職活動について

夏は勉強に集中したかったのでインターンに応募はしませんでしたが、教養区分終了後、民間企業の冬インターンに参加しました。
官庁訪問の面接対策にもなるので、教養区分に合格した人は民間企業は受けた方がいいと思います。ただ専門区分の受験を予定していて余裕がない人は、やる必要はないと思います。

どのようにモチベーションを維持したか

法学部や経済学部ではなかったので、専門区分での勝ち目はないと思っていました。そのため「これがだめだったら後はない」と思って気合を入れて頑張るようにしました。

最後に

公務員志望者や現役の官僚の方と話していると、「我々」と「国民の方々」を無意識に分けて話している人が多いように感じています。特に「外交」という言葉に引きずられると、余計に内政への視点を失ってしまいそうな気がします。自分が当事者である国民の一人だという意識を忘れず、常にミクロの視点を持った行政官でありたいと思います。
大学受験や中学受験の経験者でも、教養区分は油断すると平気で落ちます(実は私も一度落ちました)。しかし受かれば、官庁訪問までかなり精神的・時間的な余裕ができるので、自分の将来を見つめ直すいいきっかけにもなります。ぜひここで踏ん張って、未来への切符を手に入れてください!