講師カウンセリングを通じて固めた、「絶対に国家公務員になる」という思い。モチベーション維持の原動力となりました。
T.Yさん
◆ 受講講座 : 司法試験入門講座本科生
◆ 最終合格 : 国家総合職 法律区分
◆ 内 定 : 国土交通省
◆ 予定進路先: 国土交通省
※プロフィールは、2019年合格時点のものです。
はじめに
大学入学前は、法学部に進学すること自体も直前まで迷っていたくらいで、司法試験・法曹などは全くと言っていいほど考えていませんでした。法学部に進学し、法律サークルに入ったことで、友達の影響もあって司法試験・法曹はカッコいいなと思うようになりました。そして、法律を勉強することが面白いと感じたことと将来は何か資格を取って働きたいと考えたため、弁護士か裁判官になりたいと考えるようになりました。周囲の友達の評判が良かったこともあり、大学1年生の9月に入塾を決めました。
勉強を継続していく中で、大学3年の春頃、進路について真剣に考えるようになりました。進路についてはすごく悩みました。法科大学院に進むか迷った際に、卒業後はすぐに働きたいと考えるようになり、今まで勉強した法律の知識を活かし公務員試験に挑戦することを決めました。進路変更の際には公務員試験の講師カウンセリングも利用して、「併願可能」という言葉に安心したことを覚えています。
広く国民全体の利益のために働くという国家公務員の仕事にも魅力を感じました。また、親が公務員だったこともあり、やりがいを持って取り組んでいる姿、日本を形作っている仕事をしている姿を近くでみていたので、憧れを持つようになりました。国家公務員に魅力を感じるようになってからは、夏休みには外務省のインターンに参加したり合同あるいは各省庁の業務説明会に行くようにしました。
私がとった勉強方法
入塾当初から、司法試験入門講座の講義を聴き必ず復習をするという流れを取っていました。大学1年生の比較的余裕を持てた中で学習を開始したからこそ、法律科目に対しての考え方のベースができていたと思っています。基本ができていない状態で公務員試験にシフトしていたら、対策自体が定まらず過去問を解いて間違えて、それに落ち込んでの繰り返しになり、最終的には余裕がないギリギリの状態で試験に臨むことになっていたのではないかと思います。法律科目に対する基礎知識は一朝一夕でなるものではありません。司法試験入門講座でベースを作ることができたことは、大きかったです。
専門試験(多肢選択式)について
基礎マスターで法律の盤石な基礎ができていたので、公務員試験に特化した対策は専門一次試験前の半年間だけでした。その半年間で、改めて基礎マスター民法・憲法・行政法をやり、その知識をもとに公務員試験の過去問を解いていきました。
基礎能力試験(多肢選択式)について
文章理解や英語はもともと得意だったので特に対策はしていません。数的処理などは一応過去問をやりましたが苦手意識が拭えませんでした。
そこで、法律科目で点を取ることを目標に、教養科目よりは法律科目の対策を中心に行っていく方針を固めました。教養科目の対策を満足にしないということはとても不安でしたが、今思うとその分法律科目に時間を割くことができ、得点を取ることができました。
専門試験(記述式)について
公務員試験特有の記述試験は論文マスターで教えてもらったフォーマットをもとに、公務員試験対策の再現答案を見て勉強していきました。
記述に関しても、今まで司法試験入門講座で培った知識が役に立ちました。記述については1次試験後から対策しました。上記の他に伊藤塾の解答番号調査入力特典の2次試験に向けての対策が非常に有益でした。
面接・官庁訪問について
模擬面接を利用しました。講師の方の的確な評価が自分に自信を持たせてくれました。人物試験は、ずっと不安な状態でしたが、せっかく公務員になるために進路変更して頑張ってきたから自信を持っていこう!と頑張りました。
普段の生活と試験対策について
家族のサポートは、すごく力になりました。家族の助けがなければここまで来ることができなかったと思います。友達の中に国家公務員志望がいなかったので、家族が相談相手になってくれ、精神的なサポートをしてくれました。
どのようにモチベーションを維持したか
2次試験後に講師カウンセリングを利用し、そこで公務員に対して明確な目標ややりたいことをはっきりするようにとアドバイスをいただきました。そこから説明会もたくさん行き、志望先を選択していくと同時に、絶対に国家公務員になる思いを固めていきました。
最後に
司法試験を目指して勉強したことは後々の進路選択にすごく役立ちます。実際に、私も今まで積み重ねて勉強があったからこそ、司法試験・公務員試験・民間と、進路選択を複数持つことができました。法曹と公務員で迷われている方も、飽きずにコツコツと目の前の勉強を続けてください。
進路については誰もが悩みます。インターネットで調べているだけではわからないところが多くあります。実際に現場に足を運ぶ、働いている方の話を聞くことは重要です。応援しています。