はじめに

高校時代から漠然と公務員になることが夢だったため、大学2年生の夏という早い段階で伊藤塾に入塾することを決めました。伊藤塾に入塾した決め手になったのは、大学1・２年生の時に学内で行われていた学部試験対策の講座が非常にわかりやすいと感じたからです。実際に公務員試験対策講座のテキストは要点がまとめられているため読み返しやすく、講師の方々が難解な用語を噛み砕いて表現してくれるのでスムーズに理解することができました。筆記試験が終わり面接対策に移るときに、伊藤塾ではWebでのカウンセリング、面接カードの添削、模擬面接など面接対策が充実していて、自分が納得いくまで可能な限り講師の方々が相手をしてくれるので、伊藤塾に入って良かったなと感じています。

私がとった勉強方法

専門試験（択一式）について

主要法律科目である憲法・民法・行政法に関しては範囲が広いため、早い段階で講義を受講し終えることを意識していました。早くから手をつけたことで講義内容を定着させることができました。その他学系科目に関しては大学3年の秋学期から始めて間に合いました。学習方法としては一度講義を受講し終えてから「これ完」に着手し、「これ完」に関しては何度も繰り返し、直前期には講義で書き込んだテキストと「これ完」を往復する形でした。結果として言えることは、伊藤塾の教材で十分に公務員試験を戦うことができるということです。試験直前期には思うように点数が伸びず新しい教材に手を伸ばしたい気持ちが大きくなるのですが、そこを踏ん張って、もう一度テキスト・「これ完」・過去問を見直すことや、わからないところがあればもう一度講義を聴き直すことで、理解を深めることできました。

基礎能力試験（多肢選択式）・教養試験（択一式）について

数的処理に関しては入塾時にかなり不安があったので、テキストや教科書を通じて解法パターンを理解し活用できるようにすることを繰り返し続けることで、なんとか本番に間に合わせることができました。また「数的寺子屋」に予定が合う限り参加することで、基礎を固めることができたと思います。

一般論文試験 (記述式)について

月に一度行われるゼミで世界情勢や政策課題に触れる機会を大学2年生の頃から与えられていたので、特に対策をしていなくても全く書けないということはありませんでした。それに加えて教養論文の講義や試験種ごとの対策講義を基に理解を深めたことで、試験当日は書き切ることができました。

面接・集団討論について

先述したように伊藤塾ではWebでのカウンセリング、面接カードの添削、模擬面接など面接対策が充実していて、自分が納得いくまで可能な限り講師の方々が相手をしてくれるので、試験本番での質問に戸惑うことなく答えることができました。

官庁訪問について

官庁訪問に関しては友達やカウンセリングを通じて情報収集を行い、できるだけ多くの説明会に参加するよう心がけていました。また一次試験合格発表後の人事院主催の合同説明会では、各省庁のパンフレットをもらうことができ、一度に各省庁の進捗具合がわかるので、参加して良かったと感じました。

普段の生活と試験対策について

週に3～４日のアルバイトに加えて、サークル活動やゼミ活動があったので毎日が忙しかったです。その中で通学時間や空きコマにWeb講義を活用して、できるだけ効率よく学習を進めることを意識しました。私自身試験勉強と並立してアルバイト等を続けていきたいという思いがあったので、試験直前期を除いて精神的にも肉体的にもしんどかったですが、最後までどれも辞めることなく続けることができました。結果として面接でのエピソード面においては困ることが少なく、面接で優位に立つことができたと思います。
また私自身夏休みや春休みになると何か新しいことに挑戦するということを意識していて、様々なアルバイトをしてみたり、一人で海外旅行に出かけるといったことをしていました。面接ではこうした部分を評価してくれる印象を私は受けたので、何か興味があること、気になったことに関してアクションを起こすというのは一つの選択肢だと思います。

どのようにモチベーションを維持したか

ゼミやカウンセリングを通じた講師の方々からのメッセージが、とても大きかったです。特に3月では民間の就職活動が本格化し周りの就活生が慌ただしい中、私の成績は思うように伸びず、このままで大丈夫なのか、今からでも民間の方に行くべきではないのかと不安になっていたところを、Webを通じて柳原講師をはじめ講師の方々が直接悩みを解消してくれて、夢である公務員になるという思いを繋ぎ止めることができました。
また同じく伊藤塾に通っていた友達の存在も大きかったです。試験勉強、直前期、面接対策において密に情報交換することで、一人で試験勉強をしていたら得られなかったであろう相乗効果を得ることができました。互いに切磋琢磨し、同じ目標に向かって後退することなくただひたすらに前進することで、結果として最終合格を勝ち取ることができたと思っています。

最後に

公務員試験は科目数が多く、覚えることもたくさんあるので非常にハードでした。そのため何度も試験勉強をやめようかと考えたときもありましたが、伊藤塾のカウンセリングやゼミなどを活用することで何とかモチベーションを維持することができたと思います。何度も挫けそうになりましたが、計画を立てて地道にコツコツとこなしていくことで、自ずと力を付けることができました。これから試験を受験される方は、試験勉強に不安があれば伊藤塾に相談することや、家族や友達に不安を打ち明けることで気を楽にすることで、長期戦である公務員試験を乗り越えてほしいと思います。
最後になりますが、公務員試験を受験するにあたり伊藤塾の講師の方々、そして京都校のスタッフの方々には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。