はじめに

私が公務員を目指したきっかけは、学部の授業や卒業研究で環境問題を学び、考えるなかで、社会のシステム作りの観点から貢献したいと考えたことです。そこから具体的に公務員がどのような仕事をするのかを調べていくうちに子どもの貧困問題や防災対策などにも関心を抱くようになり、地域が抱える課題に取り組む仕事がしたいと思うようになりました。
公務員として働くことを考えたとき、法律はきちんと勉強した方が良いと思ったので伊藤塾を選択しました。私のような法律を学んだことがない人にも丁寧でわかりやすい講義内容で、法律の知識をしっかりと身につけることができました。またWebで講義を受けることで、大学の授業の合間に効率よく学習を進めることができたと思います。

私がとった勉強方法

専門試験(択一式)について

伊藤塾のゼミで行われる専門択一演習の実施ペースに合わせて、Web講義の受講を進めました。受講後には「これ完」で知識が定着しているかの確認を行い、再度テキストを読むということを繰り返していました。
講義では単に知識を与えるということではなく、なぜそうなるのかという解説を重点的に行ってくださっていたので、すぐ忘れるということがない確かな知識を得ることができたと思います。
直前期はテキストを読み込み、「これ完」を繰り返し解いていました。本番の択一試験では大半の問題で自信を持って解答することができたので、テキストと「これ完」をしっかりこなしていれば間違いないと感じました。

教養試験(択一式)について

大阪市では1次試験で自然科学や人文科学は出題されないので、数的処理の勉強に時間をかけることができました。テキストや「これ完」で問題演習を多く積むことができたので、本番では学習の成果を出すことができました。

教養論文試験(記述式)について

大阪市では専門択一試験か教養論文試験のどちらかを選択できたので実際に試験で論文を書くことはありませんでしたが、伊藤塾で行われたゼミでは毎回のように論文を書いていました。論文のテーマとして現在自治体が直面している課題を多く取り上げていただいたおかげで、行政の仕事を具体的に考える機会を得て、公務員として働くとはどういうことなのかということを学ぶことができました。

面接・集団討論について

面接対策は講師カウンセリングを利用して、エントリーシートの添削や模擬面接をしていただきました。志望理由やサークルでのエピソードをどう伝えたらよいかなど、的確なアドバイスをいただいたおかげで、本番も乗り越えることができました。
集団討論の練習は論文対策と同様に伊藤塾のゼミで行いました。私が伊藤塾に入ったのは昨年の8月頃でしたが、討論の練習に参加して最初の数回は全くと言っていいほど議論に参加することができず、討論の時間が終わっていたという状況でした。しかし、練習を重ねていくたびに徐々に発言するタイミングをつかむことができ、本番直前の練習では自分でも驚くほど発言できるようになっていました。講師の方が集団討論はやればやるだけ上手くなるとおっしゃっていましたが、本当にその通りだと実感しました。大阪市では討論課題があらかじめ通知されたので、カウンセリングを利用し講師の方と相談しながら対策を練りました。数多くの集団討論の練習や講師の方の協力のおかげで、本番でも自分の納得のいく形で集団討論を終えることができました。

普段の生活と試験対策について

4年生になると研究室に配属され、平日は毎日研究をするという生活をしていました。そのため試験勉強は主に平日の夜や土日に行っていました。私の場合、研究内容が志望理由につながる部分もありましたので、両方しっかりこなそうと考えていました。両立は大変でしたが、時間が限られていたおかげでむしろメリハリをつけて集中して勉強に取り組むことができたと思っています。

どのようにモチベーションを維持したか

伊藤塾のゼミや講師カウンセリングで、試験本番までに何をするべきかが明確になっていたことが大きかったと思います。合格に向けて、自分がやるべきことを迷いなく集中して継続することができました。

最後に

地域の課題は多岐にわたり、その課題解決のために新しい取り組みを実践していくことが行政の役割であると考えています。その新しい取り組みをする中で、工学分野で生み出された新しい技術を活かすことも重要なのではないかと思っています。理系出身ということを活かして、新しい技術をフォローしつつ、地域社会が良くなるような提案を工学的な視点からしていきたいです。
これから公務員試験を受けられる方には、自分の納得のいく形で公務員試験を終えてほしいと考えています。そのためにも、勉強や面接など、伊藤塾にはサポート体制が整っているので有効に活用してほしいと思います。
伊藤塾の講師やスタッフの方々には親身なってあらゆる相談に乗っていただきました。皆様の支えなしには合格はありませんでした。この場を借りて御礼申し上げます。