真の法律家・行政官を育成する「伊藤塾」
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たくさんの受講生の中に埋もれないという点で、伊藤塾は魅力的だと思います。

大阪府庁

S.Yさん
 

合格者イラスト
◆ 出身大学 : 大阪市立大学法学部 4年
◆ 受講講座 : 地方上級・国家一般職対策講座
◆ 最終合格 : 大阪府
◆ 内    定 : 大阪府庁
◆ 内定(民間) : 鉄道業界
◆ 予定進路先: 大阪府庁

※プロフィールは、2019年合格時点のものです。

はじめに

私は進路選択に非常に迷走し、3回生の頃から民間のインターンシップなどで前準備は行っていたのですが、あまりしっくりきてはいませんでした。自分が働くうえでもっと幅広い範囲で人の生活を支えたいと思い至った時に、初めて公務員という働き方にも興味を持ちました。それでも私はぎりぎりまで民間との間で悩み続けましたが、最終的には様々な部署を経験しながら広い視野で大阪府の発展に寄与したいと考えて、公務員を選びました。
複数の指導校の中から伊藤塾を選んだ理由としては、価格設定が手の届く範囲であったことと、公務員になった後のことも考えた内容を指導しているという評判からです。
実際に伊藤塾を選んでよかったと思うのは、一人ひとりのフォローが丁寧であったことです。講師の方もですが、スタッフの方も塾生へ声をかけてくださったりと、相談しやすい環境が整っていました。特に迷走していた6月頃に模擬集団討論の電話をいただいたのは、内定獲得のうえで大きかったと思います。たくさんの受講生の中に埋もれないという点で、伊藤塾は魅力的だと思います。

私がとった勉強方法

専門試験(択一式)について

私は民法を選択しました。択一の方はそれこそ9月ぐらいから勉強していましたが、記述対策はぎりぎりで3月~4月というくらいだったと思います。テキストは内容がかなりすっきりしていたことや、講師の方の指示するポイントに沿って勉強したおかげで、すっきり覚えることができました。民法のテキストは講義の分も含めると3回程度繰り返しました。Web問題集の択一も解いたおかげで、大枠はつかめていたと思います。
問題の記述でしたが、講義を受講した際に、ともかく形式をきちんとするようにと繰り返し言われていたので、実際に書く時にもかなり注意しました。本番で微妙に結論を間違えたことに途中で気づいたのですが、最後までしっかり書き切ることに集中しました。

面接・集団討論について

面接は民間で場慣れしていたこともありますが、直前期に伊藤塾でしっかり見てもらえたのは内定に大きく影響したと思います。本番では、時事への意見など、民間よりもかなり掘り下げられたのですが、模擬面接の講評の時に講師の方と最近の施策について話す機会があったので、焦らず答えられました。
模擬集団討論は参加して本当に良かったと思います。大阪府庁では810人程度でグループワークを行うのですが、今まで私が経験したグループワークの最大参加者数が6人まででかなり不安を感じていました。その時に大阪梅田校で模擬集団討論を行うというので参加させていただいたのですが、人数が8人と多く、また大阪府に対応した課題で本番に近い環境で練習できました。また2グループで交互に行ったので、自分のグループの良い点悪い点や他グループで参考にできる点を分析できるなど、内容の濃い練習でした。そのため本番には今までで一番落ち着いて臨むができたと思います。
民間についてですが、私は3回生の時点で何となく金融系ばかりを見ていたのですが、後から交通インフラ系に変えています。結果的に金融について無知なまま社会人にならなくて良かったのだとは思いますが、何か違うと思った時点でもう少し幅広く見ておくべきだったと後悔しています。後は何か困った時点でともかく人に話を聞いてもらった方が良いです。公務員の対策は、民間ももっと見るべきかということを一人だけで判断すると、後で大変なことになると思います。

普段の生活と試験対策について

私の場合は3回生の後期にはほとんど授業がなく、またサークルにも入っていなかったので、勉強時間には余裕がありました。取りたい授業もありましたが、カリキュラムを確認して来年にまわすなど必要最低限だけにしていました。ただアルバイトのあとに勉強となるとさすがに厳しいものがあったので、空きコマやバイトのない日の夜に講義を受講したりテキストを読んだりしていました。また暗記物は一度紙に書き起こして頭で整理したり、入浴中に覚えたりしていました。
サークルについてですが、私は2回生の時に諸事情で辞めていたのでエピソードらしいエピソードがありませんでした。面接カードにも無所属として提出していたので、集団行動について本番では繰り返し聞かれ大変でした。最初はアルバイトについてお話したのですが、他にはという風にも聞かれたので大学の方で短期間入っていたアルバイトや高校時代の部活のエピソードもお話ししました。

民間企業の就職活動について

私の場合、民間と併願したのは、ぎりぎりまで進路を決めきれなかったためです。キャリアセンターなどにも通っていたのですが、3回生になってもどんなことを仕事にしたいというイメージがわかず、進路を定められませんでした。「大変だが今の時点で公務員に絞るよりは民間も併願して視野を広げてはどうか」と言われていたので、併願を選んだ次第です。
メリットとしては民間での業務説明会で視野が広く持てたこと、そして面接経験を積めたことだと思います。私は交通インフラの事務を中心に就活をしましたが、その結果観光や災害という分野についての将来を考えるきっかけにもなり、やりたい仕事を見出すことができました。
デメリットとしては民間が決まるまで公務員就活に身が入らないことです。特に民間就活でうまくいっていないと、かなりきついです。私は内定が6月の頭にようやく出たのですが、それまではメンタルがかなりやられてたと思います。実際、1次試験は5月末だったのですが、ぎりぎりまでエントリーシートを用意できていないなど、ひどい状態で試験日を迎えました。この部分についてのモチベーションの維持はもう少しどうにかできなかったかと思います。

どのようにモチベーションを維持したか

ともかく動きました。公務員にしても民間にしても説明会に行くと、社会人になるという実感がでるのかやる気が出ます。説明会の印象は進路決定の時にも影響してくるので、大事にした方がいいと思います。また何もない時でもキャリアセンターなどに通いました。後は全部終わったらやりたいことをやる!と自分に言い聞かせていましたが、これは結構気をつけた方がいいです。楽しみを全部我慢すると5月あたりで潰れます。恐らくこれが原因で先述の状態につながってしまったのかなぁと思います。

最後に

常に学び続け、人々の生活の基盤を支えていきたいと考えています。そのためには今よりもっと勉強する必要がありますが、初心を忘れずに取り組んでいきたいです。
私自身は公務員と民間でぎりぎりまで悩みましたが、併願したことについて後悔はしていません。公務員一本とはまた別のつらさはありますが、民間就活・公務員就活それぞれで学べたことは必要なことだったと思います。悩まれる方は多数いらっしゃると思いますが、常に学習の意気を持って取り組んでいってほしいです。
最後になりましたが、大阪梅田校の皆様と迷走する私の進路相談と模擬面接を受け持ってくださった講師の皆様には本当にお世話になりました。来年から公務員として大阪の安全と発展のため頑張ります。いつもぎりぎりで駆け込んですみません。ありがとうございました。