公務員試験対策での数的処理や資料解釈は民間就活のSPIなどでも活きた!
国土交通省 D・Tさん
東京大学 理系学部
◆ 最終合格 : 国家総合職<森林・自然環境区分>試験
◆ 民間内定:三菱UFJ銀行、NTT西日本
※プロフィールは、2021年8月時点のものです。
公務員を目指したきっかけ
社会をより良いものにしていくうえで、行政の持っている制度や予算という手段の果たす役割の大きさを認識し、大学2年生の10月頃に伊藤塾に入塾して学習をはじめました。伊藤塾自体は大学の友人からの紹介で知り、説明会やカウンセリングに参加しました。
学習スタートのタイミング
国家総合職の合格者数の面で他の受験指導校や予備校よりも試験対策のノウハウや、官庁訪問でのノウハウの蓄積が豊富であると考えました。大学2年の10月に入塾を決めた理由は自分は法学部ではなかったことで多少ディスアドバンテージがあるかもしれないと考え、早めの試験対策によってカバーする必要を感じていました。
伊藤塾のここが良かった!
当時は、各府省の採用担当の方が実際に校舎にいらして開催してくれる業務説明会が多く、採用担当の職員と話をする機会が多かったことで業務や官庁訪問に対するイメージが固まりました。また、教材のカリキュラムや内容も過不足なくまとめられている印象があり、効率的な学習ができたと考えています。
私がとった勉強法
専門試験(多肢選択式・択一式)について
森林・林業白書を何度も読み込み、過去問で出題された事項を書き込んでいきました。
専門試験(記述式)について
森林・林業白書を読み込みました。
官庁訪問について
面接カードを講師に添削していただいたり、友人と模擬面接を行ったりしました。
普段の生活と試験対策の両立について
サークルやアルバイトの予定を早めに把握するように努め、勉強時間が取れる日をあらかじめ決めておくことで両立できたと考えています。
モチべ―ジョンの維持の図り方
行政官として働く中で、どのような政策分野や制度に関わりたいかということを官庁のホームページに掲載されているペーパーや資料を読みながら具体的にイメージするようにしてモチベーションを維持するようにしていました。気分転換の仕方としては美味しいものを食べたり、友達と電話したりして励ましあったりしていました。
民間企業の就職活動について
民間就活をすることで、省庁出向をしていた民間企業の社員の方とお話しする機会を何度か得ることができました。このことによって外から見た霞が関のあり方や行政官の姿について客観的なイメージを持つことができたので、自分のキャリアパスについてじっくり考えるきっかけとなりました。公務員試験対策での数的処理や資料解釈は民間のSPIなどでも活きてきたと感じています。
最後に
今後は現場の状況や生活者の視点にアンテナを張り、制度と国民生活の架け橋となるような公務員になりたいと思っています。
また、公務員という職業を取り巻く状況は必ずしも好ましいとは言えない時代かもしれませんが、社会のあるべき姿を考えることのできる魅力的な職業だと思います。私は最終的に独学で技術系の試験区分で受験することにしましたが、行政官という仕事について考える機会は伊藤塾だったからこそ得られた部分が大きいと思っています。ありがとうございました。