真の法律家・行政官を育成する「伊藤塾」
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多くの方々の支えがあって達成したゴール。
もらった恩を国民全体の奉仕者として少しずつ返していけたら…

防衛省 H・Kさん
東京大学教養学部

 
合格者イラスト
◆ 受講講座 : 国家総合職コース、公務員ゼミ
◆ 最終合格 : 国家総合職 教養区分

※プロフィールは、2021年8月時点のものです。

 

公務員を目指したきっかけ

 

国家公務員の親戚から、国家公務員の仕事のやりがい、スケールの大きさを聞いて関心を持った。
中学生の頃に尖閣諸島の問題や北朝鮮の核戦力の増強があり、日本の安全保障環境が厳しくなりつつあることを感じ、人々の平穏な生活を守りたいと思い防衛省を志望するようになった。
大学に入ってからもその志望は変わらなかった。教養学部に進学したので教養区分か政治・国際区分で受験を考えていた。大学OBOGの先輩の話だと国家公務員試験は何とかなるとのことだったので甘く見ていた。しかし、3年生の5月にはじめて過去問を見たところ、予想以上に難易度が高く、効率よく勉強しないと間に合わないと感じあわてて学習をスタートさせた。

 

学習スタートのタイミング

 

上述の通り、学習のスタートが遅かったので、効率よく学習する必要があると思い予備校・受験指導校に通おうと考えた。その中でも、法学部の友人が司法試験対策で多数利用し、同じ学部の友人も多数が公務員試験対策で利用していた伊藤塾にしようと思った。
また、業界での知名度も高く、実績もあるので伊藤塾が良いだろうと考えた。受講料も10万円程度で友人を紹介すると1万円のキャッシュバックもついていて比較的リーズナブルに感じた。実際、2次試験の対策や官庁訪問の対策もやってもらえたのでお得感があった。

 

伊藤塾のここが良かった!

 

テキストが端的に必要最低限でまとまっていたので限られた時間で効率よく学習することができた。教養区分試験の1次において数的処理・判断推理は極めて重要な科目であるが、それについても講義内で重点的に扱い、様々な範囲を網羅的に扱ってくれたのでしっかりと対策をすることができた。
また、公務員ゼミは佐藤講師の要点を絞った講義によって、総合論文試験対策の要諦をしっかりとつかむことができ、手触り感をもって対策を行うことができた。
2次試験の企画提案や政策討議試験についても他の学生と合同で本番さながらの対策会があり、とても良かった。

 

私がとった勉強法

 

 
基礎能力試験(多肢選択式)・教養試験(択一式)について

基礎能力試験については、社会科学、自然科学、人文科学、一般教養から幅広く出題される。全てを網羅的にしっかりと学習することは不可能なので、選択問題を解ける程度の知識を頭に入れることが重要である。そのため、ある程度インプットしたら過去問にあたってみて、どの程度のレベルの知識で選択肢を絞り込めるのかを確認しながら学習を進めると良いと思う。
数的処理や判断推理は、一題ずつ解くよりも、本番と同じ問題数を本番と同じ時間で解く訓練をするとよい。限られた時間で全てを解くことはできないので、どの問題を解いて、どれを捨てるのかを見極められるようになる必要がある。

 

総合論文試験、一般論文試験、教養論文試験などの記述式について

総合論文試験は、論文の構成の型をしっかり身につける。それだけで他の受験生に差をつけられると思う。また、出題分の構造や意図をしっかりと読み取り、出題に真正面から答える回答を作れるように練習したほうがよい。
各省の白書や骨太の方針など、政府の大枠の政策の方向性を理解する資料を読んでおくと、具体例として使えるほか、他の受験者との差別化ポイントとなる。しかし、既存の方針や政策の丸写しではなく、自身の考えをしっかり述べることも必要である。実際の解答用紙に、実際の時間で解答を作る演習を行うと良いと思う。

 

企画提案試験・政策課題討議・面接・集団討論などの人物試験について

伊藤塾が開催する対策会を活用する。しっかりとフィードバックをもらって、自分の特性を把握して、当日の立ち回り方を考える必要がある。
また、可能であれば、大学内の公務員試験を受ける友人を集めて対策会を作り、企画提案試験の予想回答をお互いに添削したり、政策課題討議試験のディスカッションを実際に時間を計ってやってみるのも非常に有効な対策である。

 

官庁訪問について

説明会やインターンに参加して、その省庁がどのような人材を欲しているのかしっかりと把握しよう。どんなに優秀な人間でも、その省のカラーに合わないと判断されれば落とされるので、無理に自分を合わせていくというよりは早めに相性を見極めることも重要である。ESは自分だけでなく、内定者の先輩や伊藤塾の講師の方に見てもらうことをおすすめする。

 

普段の生活と試験対策について

 

自分は朝方の人間なので、朝の6時に起きて8時までの2時間で伊藤塾の講義をオンラインで見たり、過去問を解いたりといった朝勉をしていた。そうすることで勉強時間を確保しつつ、大学の授業にもしっかりと臨むことができた。コロナのせいで夏休みにあまり出かけられなかったので、大学の研究室で友人と一緒に勉強会をしたり、議論したりしていた。自分はそこまで両立に苦労したタイプではなかったが、電車に乗ってる間にテキストを読んで知識のインプットをしたりと隙間時間を利用していた。

 

モチベーションの維持の図り方

 

志望している省庁の説明会やインターンに参加することでモチベーションの向上に努めた。実際に志望する省庁の中に入って、来年からここで働くんだという思いを強めた。気分転換は友人と旅行に行ったり、食事に行ったり、飲みに行ったりとしていた。また、料理が趣味なので自宅で勉強の合間に料理を作ってストレス発散していた。今年に入ってからはジムに行きはじめたので、官庁訪問対策の合間などにジムに行って汗を流してリフレッシュしていた。

 

最後に

 

自分にとって防衛省で働くということは中学生の頃からの夢でした。そのために、今の大学に入り、今の学科に入り、様々な知識・経験を涵養し、公務員試験に合格し、官庁訪問を突破して内定をもらいました。その意味で今はすごく達成感があります。その一方で、この内定は自分が実現したい社会を実現するためのスタートラインに立ったにすぎないと思っています。ようやく自分が望んだ職場で自分が実現したい社会のために働けることを嬉しく思います。
そして、振りかえってみれば、公務員への関心を想起させてくれた親戚、その夢をサポートしてくれた両親・家族、一緒に試験対策をしたり公務員への想いを語り合った友人、現場の話を率直に話してくれた大学OBOGの公務員の方々、伊藤塾の講師・スタッフの方々の支えがあって達成したゴールであると思います。そうした意味で、これからは多くの方々からもらった恩を国民全体の奉仕者として少しずつ返していけたらなというように思っています。本当にありがとうございました。