就職4年後に迎えた転機は試験まで残り半年のタイミング
社会人経験は面接で多いに役立ちました
山口県庁 B・Mさん
立命館大学 文学部卒業 金融関係(退職済)
◆ 最終合格 : 山口県
※プロフィールは、2021年8月時点のものです。
公務員を目指したきっかけ
地方銀行で営業職として働いていましたが、今後の自身のキャリアやライフプランを考えて転職先として県庁を目指しました。営業職もやりがいのある仕事ではありましたが、目先の数字などにとらわれない仕事がしたいと思うようになったことが一つのきっかけです。仕事をする中で多くの人と関わり、その方々の抱える問題を見聞きするうちに、金融だけではなく多面的な業務を通じてお役に立てる仕事がしたいと思うようになりました。
学習スタートのタイミング
試験まで半年ほどでのタイミングで決断し、年齢的にもギリギリでしたので思い切って退職をして学習をスタートさせました。伊藤塾を選択した理由としては、まず他の予備校と比べて値段が比較的安価であったことです(もちろん高い買い物でしたが、、)。その中で択一対策はもちろん、教養論文や時事、模擬面接までトータルのサポートが受けられることでした。公務員試験を考え始めた時期は就職後4年ほど経ってからで、入塾を決めたのは試験前年の11月です。転職・退職は自分にとっても大きなことですのでずっと迷っていましたが、年齢的にもチャンスがなくなるため今始めるしかないと思いました。
伊藤塾のここが良かった!
1つ目は講師との面談ができる点です。SPI型の試験を受けた際、お題があらかじめわかるような論文試験も受けなければならなかったのですが、その際個別に相談しどのように書くかアドバイスいただき、添削も個別にしていただきました。またその他試験についても筆記合格後の2次対策についての相談など親身になっていただき、安心して受験できました。
2つ目は2次試験対策が充実している点です。集団討論もしたことがなかったのですが、直前期にはオンラインでの集団討論会の実施などもあり、大変助かりました。直前期対策の講義もどんどん追加されたので、痒い所に手が届くといった感じでした。
私がとった勉強法
専門試験(多肢選択式・択一式)について
憲法・民法から講義を中心に学習を始めました。民法は量も多く途中で挫折しかけましたが内田講師の分かりやすくかみ砕いた講義のおかげで、法律を初めて学習する私でもしっかり理解することができました。「これ完」には解く毎に、〇(もうわかる)△(正解したが間違えそう)✕(できない)としるしをつけながら進めました。何周かした後に、自分が理解していない問題はノートにまとめました。初めはノート作りは時間の無駄だと思いやりませんでしたが、量も膨大ですしはじめからつまずくポイントをまとめたものを作ってザっと確認できるようにしておくほうが、後々効率が良かったなと思いました。
基礎能力試験(多肢選択式)・教養試験(択一式)について
とにかく学生時代から数学など大嫌いでしたが、数的処理は最低限の点数はとれるようにしようと思い、ほぼ毎日取り組みました。まず講義をすべてザっとみて解き方や考え方を覚えるようにしました。そのあとは毎日、「これ完」を解き進めました。最初は本当に一問も解けませんでしたがやっているうちにだんだんとわかるようになり、本試験でも似たような問題が出たので、それなりに解くことができました。ただ、判断推理の図形については完全に捨てていきました。直前でもあまりできなかったので、他で点を取ったほうが良いと思い、そうしました。
一般論文試験、教養論文試験などの記述式について
教養論文については対策を始めた時期が遅かったので、まずは毎月のテーマ講義や解説講義を一気に観ました。その後はテーマごとに、希望する自治体の取り組みをHPなどで確認したうえで答案の構成を考えました。論文講義では本試験でも実際に問われたテーマばかりを扱ってくださっていたので本当に助かりました。どういったことを基本的にすべて構成の仕方は共通していたので、書くかだけをまとめる勉強法をとりました。一度だけ添削にも出しましたが、実際書いてみるとイメージができてよいと思います。あと、試験後になって自分の知らなかった原稿用紙の書き方の作法に気づいたりしてとても不安になったので、そのあたりも一応確認されたほうが良いと思いました。
面接・集団討論などの人物試験について
面接試験については、伊藤塾の面接体験記を読み、そこにある質問から想定質問を考えて自分の回答を大体決めていきました。面接全体を通して矛盾が生じないようにするために、あらゆる角度からの質問に対して自分なりの筋道を立てました。その後は模擬面接を利用しました。お二人の講師の方からの講評もいただけて本番も自信をもって答えることができました。本番はほぼ想定内の質問、といった感じでした。
集団討論をしたことがなかったので不安でしたが、直前期には、伊藤塾で集団討論をオンラインで経験することができ、雰囲気もわかり良かったです。とにかく一度やってみることが大事だと思いました。論文対策をしっかりしておけば話す内容にも困らないと思いましたし、本試験で問われた設問も論文対策でしていたものばかりでした。
普段の生活と試験対策について
試験前年の12月中はまだ働いていましたので、主に講義を観進めることを中心に行い、退職後どのように勉強を進めるか考えていました。1月からは完全に勉強のみの生活に移行したので働きながらではありませんが、限られた期間で教養・専門科目をまんべんなく学習していくために、大体の勉強時間配分を決めていました。例えば午前中に数的処理と文章理解はやる、などです。社会人経験は面接では大いに役に立ちました。営業の中でどのようなことに力を入れてきたのかなどは面接の中で一番評価していただけたポイントではないかと思っています。
モチベーション維持の図り方
モチベーションは、これを乗り越えたらしばらくゆっくりできる!!と自分に言い聞かせていたことだと思います。どうせゆっくりするなら試験に合格してからしたい、という気持ちでした。
気分転換については、試験勉強ばかりしていると椅子からほとんど動かなくなってしまいますので、私はジムでトレーニングをしていました。試験以前からの趣味ではありましたが、長い試験準備期間、コンスタントに体を動かしに行けたことが良い気分転換になりました。筋トレは面接のときにも話すネタになりました。
一日のうち少しでも自分の趣味の時間を持つことができたらよいのではとおもいます。