独学で公務員試験に臨んでいれば、諦めていたかもしれません。たくさんのサポートをありがとうございました。
滋賀県庁 D・Rさん
同志社大学 法学部
◆ 最終合格 : 滋賀県庁、国家一般職
※プロフィールは、2021年8月時点のものです。
公務員を目指したきっかけ
大学3年生になり、本格的に就職活動が始まる時期は民間就職を考えており、インターンシップにエントリーする企業を探していました。しかし、なかなか希望の業種を見つけることができず、またコロナ禍で家で自分の進路についてしっかりと考える時間を確保できたことにより、利潤の追求を第一の目的とし、人の役に立つことであっても利益にならないことはしないという働き方に疑問を覚え、公務員が選択肢に加わるようになりました。公務員の業務について調べていくにつれて、公務員として国民・県民のよりよい生活のために、幅広い業務に携われると知って、本格的に目指すことになりました。
学習スタートのタイミング
公務員試験の受験を考え始めた時期は、大学3年の5月頃。入塾を決めた時期は大学3年の7月末。大学の友達が司法試験合格に向けて大学1年生の時期から伊藤塾に通っており、司法試験のための勉強について話を聞くことがあったので、伊藤塾の存在は知っており、少し身近にも感じていました。また、公務員試験の受験を考え始めた際にちょうど、大学生協を通して伊藤塾からの、無料相談会実施中というメールを受信し、実際に電話で公務員試験について疑問に思っていることや、伊藤塾での対策を詳しく説明していただいたことで、伊藤塾に入塾すると決心するに至りました。
伊藤塾のここが良かった!
筆記試験対策が良かった!
専門試験の法律科目については、大事なところをかなり細かく講義で説明していただき、そして出題頻度が低ければその場で教えていただけるので、メリハリをつけて勉強しやすかったです。また、「これ完」を一緒に解きながら、講義が進んでいくので、実際の公務員試験の問題を解くという実践もできて、他の予備校の受験生よりも問題を解くことに関して自信をもって挑めたと思います。
面接試験で役立った!
伊藤塾では、自分が納得できるまで、模擬面接を予約できる環境があり、非常に心強かったです。また、模擬面接では実際に講師の方にアドバイスをいただくことができるのですが、最後の講評では、私自身が気づいていなかった話す際の癖などを指摘していただいて自分の弱点を知ることができ、直すべき点が明確になりました。
私がとった勉強法
専門試験(多肢選択式・択一式)について
専門試験の択一式については、焦って講義を受けるのではなく、一つひとつ理解して進めていくことが非常に重要であると改めて感じました。当たり前のことのようですが、勉強が遅れがちになってくると、講義を受けることが目的になりがちです。しっかり理解して何度も「これ完」を解く。これがすごく重要な勉強の過程だなと思います。
専門試験(記述式)について
記述式は、(併願を考えていた)裁判所と労働基準監督官での試験で必要でした。記述式の対策については、講義を聴いてポイントを絞って勉強するようにしていました。記述式の対策は、重要単語を覚えて、本番では現場思考で文章を考えていくというのが一般的であるとは思うのですが、私はその場で文章を考えるということに不安があったので、答案例をできるかぎり暗記するようにしていました。そのためには、ポイントを絞ることが大切だったので、カウンセリングで相談したりしていました。
基礎能力試験(多肢選択式)・教養試験(択一式)について
私は、数的処理が最後の最後まで苦手だったので、特に重点的に勉強していました。内定者の方や講師の方どなたに相談しても、毎日問題を解くことが大切だと教えていただいたので、どんなことがあっても、3問程度は絶対に毎日解くようにしていました。また、数的寺子屋も私にとってはすごくためになりました。わからない問題を伝えると実際に解説していただくことができたので、徐々に解ける問題を増やすことができました。
一般論文試験、教養論文試験などの記述式について
論文対策において一番大切だと今改めて感じることは、ゼミに毎回参加するようにすることだと思います。ゼミでは、今、日本や自治体で起きている現象や出題されそうな課題についての解説を聴くことができます。そして、演習しづらい論文ですが、ゼミに参加することにより2週間に一度は論文を書くことになるので、書き慣れることもできると思います。
面接・集団討論などの人物試験について
集団討論は実践あるのみだと思います。実際、私は集団の中で発言することがすごく苦手で、集団討論演習の時間は酷でした。しかし、何度も練習していく中で、最後の方には、自分が伝えたいことをグループのみんなに伝えることができている実感がわきました。ですので、話すことが苦手な方も勇気を出して発言し続ける練習をしていってほしいと思います。
官庁訪問について
官庁訪問についてはしっかりとした対策ができず、模擬面接の延長で対策をしていました。
普段の生活と試験対策の両立について
私はアルバイトをしていたのですが、両立するために工夫したことはスケジュール管理です。アルバイトから帰ってきて疲れているとどうしても、勉強をせずに寝てしまいます。ですので、前もって勉強を含めたスケジュールを組むことで、スケジュールに沿って行動するように心がけることができました。
このようなアルバイトの経験は面接においてすごく役に立ちました。アルバイトでの失敗や失敗に対する工夫は公務員試験では非常に重要な財産となります。勉強に集中することがもちろん大切ですが、たくさんの経験をすることは公務員試験で求められる能力につながると思います。
モチべ―ジョンの維持の図り方
勉強に行き詰まったら、自分の好きなことをするようにしていました。私の場合は、お笑いが好きなのでYouTubeでお笑い芸人さんの漫才やコントをみて、大笑いすることによって気分転換をしていました。また私は犬を飼っているので一緒に散歩に行ったりしました。
どうしても集中できないときは、就活を頑張っている友達に電話をして、お互いにモチベーションを高め合ったりしていました。行き詰まったときは、無理に勉強をし続けるのではなく、自分なりの気分転換を行う方が効率がいいと思います。
最後に
私は、広い視野で世の中を見ることができる公務員になりたいと考えています。一つのことに注目しすぎると、周りが見えなくなってしましがちですが、柔軟性をもって働いていきたいです。公務員試験は科目数も多く、長い道のりのように感じることもあると思います。実際私もそのように感じていました。しかし、この試験は将来への第一歩であると今は感じています。試験は頑張れば頑張るほど結果はついてくると思います。気持ちが切れそうになることもあるとは思いますが、後悔しないように頑張ってほしいです。
私は伊藤塾に入塾せずに独学で公務員試験に臨んでいれば、おそらく勉強の仕方もわからず途方に暮れ、諦めていたかもしれません。たくさんのサポートをありがとうございました。