たくさんの仲間と協力して、幅広い業務で活躍できることが司法書士の魅力です

2013年8月掲載

司法書士・行政書士ベルホーム事務所 鈴木 梨紗 先生

■Profile
2008年 司法書士試験合格・行政書士試験合格
2011年 ベルホーム司法書士事務所を横浜馬車道にて開設

事業承継も相続も個人の思いが原点

司法書士の「依頼者と同じ方向を向いて仕事をする」面に惹かれ、また、家庭と両立できる仕事として魅力的だと思ったことから司法書士を志しました。その後色々な過程を経て開業しましたが、特に相続に思いいれがあり、相続といえばベルホーム、と言われる専門性を備えることを目指しています。
相続のメインテーマは、財産と思いをどう引き継ぐかということ。実は事業承継も同じです。会社の財産と思いをどのように引き継いでいくか、が問題になっています。
どちらも大事なのは思い。その引き継ぎ方を決めることは依頼者にとって大きな悩みですが、その相談に乗れるのが司法書士であり、引き継ぎ方が決まったときはやりがいを感じます。ただ、司法書士だけでやるのは難しい業務でもあります。代表的なのは税金ですね。特に事業承継の場合、経営者にとってはどれくらい節税できるかが大きな関心事です。だから、事業承継には税理士の協力が絶対に必要になります。

仕事の幅を広げられるパートナーも顧客

私はお客さんのために一緒に仕事をする方(パートナー)を「パートナー顧客」と思って大切にしています。相続・事業承継の時に税理士にお世話になったり、契約書作成の仕事があったときに契約書作成が得意な行政書士を紹介し、一緒に仕事をしたりします。一人ではできないサービスでも、パートナー顧客とのつながりの中でそれぞれの士業の専門性を出し合ってできるようになり、仕事の選択肢も増えました。
また、パートナーを満足させるために努力することで、自分の専門性を上げることもできます。私自身は、司法書士として法律面から提案をすることはもちろん、何かあるときに依頼者との窓口役になったり、その方との話の中で本音を引き出したりすることが役割です。私はそれが好きなので、今後も継続してやっていきたいと思っています。

支えてくれる方の存在が成長をさせてくれる

司法書士の魅力は仲間がたくさんいることです。司法書士同士はもちろん、弁護士や税理士、行政書士など他士業・他業種のパートナー顧客と協力して色々なことができます。決して一人ではないのがいいところですね。合格の先にはいろいろな方が自分を必要としてくれています。それを信じて勉強されたら良いのではないかと思います。
コミュニケーション能力を磨いたり、どういったときにどうしてくれたら嬉しいのか、どのタイミングで話しかけたら喜ばれるのかなどを受験勉強中に考えておくことも大切です。司法書士は業務範囲が広く、やりがいのある仕事です。是非多くの方に司法書士を目指して欲しいと思っています。


Information
司法書士・行政書士ベルホーム事務所
■ 業務内容
相続、不動産・会社登記、企業支援、成年後見、裁判業務 
■ ホームページ 
http://bellhome-legal.com/