充実の中上級パーフェクトコースで弱点補強し見事短期合格!
鬼島 大輔さん(29歳)
●受験回数:2回
●受講講座:〔中上級講座〕択一実戦力養成答練・記述式「答案構成力」養成答練、択一合格アドバンス講座・記述式スキルアップ講座、ツーステップ登記法講座・記述式リアル「解答力」養成講座、〔直前対策講座〕うかる!記述式「合格への直前予想編」、択一クライマックス総整理、〔模試〕全国公開模擬試験
※プロフィールは、2011年合格時点のものです。
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
以前の仕事がきっかけで、専門的な知識を持つ職業にあこがれを感じていて、また大学が法学部だったこともあり法律家を志しました。市民生活に身近な法律家、という点で司法書士に魅力を感じました。
伊藤塾の講座を受講したのは2年目で、書式対策の講座が充実していると感じたのが選択の大きな理由でした。
私がとった学習方法
中上級段階の勉強法
1年目の試験で惜しくも合格を逃し、2年目の学習を始めるにあたっては、弱点の克服を第一に考えました。私の場合は、本試験で6問間違えた会社法と、記述式でした。そこで、記述式の講座が充実している伊藤塾のパーフェクトコースを申し込みました。会社法の択一についても、オリジナル問題が充実している伊藤塾の過去問テキストが役に立ちました。
記述式については、蛭町講師による圧倒的なインプットと基礎力訓練の講義、山村講師による実践的な解法の講義とが両輪となり、直前期を迎える前に、得意科目とすることができていました。
伊藤塾の講師の方々が繰り返し指摘されて印象的だったのは「何を分かっていなければならないか」「そのなかで自分は何が分かっていないのか」を明確にする重要性でした。
蛭町・山村両講師は講義のなかで重要な論点を繰り返し明示し、また高城講師は問題にランク付けすることによってその筋道を示していました。それらのアドバイスを参考にし、自作の論点メモを作成したり、使える図表をコピーしてファイルしたりすることが役に立ちました。
直前期というどうしても詰め込まなければいけない時期を前にして、大切な知識を整理できたのは重要でした。
直前期の学習法
直前期には、「択一クライマックス総整理」がとても役立ちました。特に午後の択一式の時間短縮が図れ、模試で平均して65分程度で択一を解けるようになったおかげで、書式に時間を割くことができ、書式の点数も安定しました。
直前期には他校のも含めて9回ほどの模試を受けていたので、それらを復習する時間も必要になりました。すると基礎的な論点を固める時間が削られ、知識の落とし穴を作ってしまいがちですが、「択一クライマックス総整理」と蛭町講師の「記述式スキルアップ講座」を毎日やることで、基礎を固めつつ毎日のリズムを作ることに成功しました。
5月ごろからは科目ごとの範囲を縦軸、日付を横軸にした表を作り、学習の穴がないようにしました。
試験当日について
当日は1年目と同じ会場で、多少リラックスできました。午前は1問3分ペースを基本に問題なし。午後は択一に75分かかりました。不登法の書式に時間がかかり商登法をはじめた時点で時間が足りずに吐きそうになりましたが、強引に全ての欄を埋めました。
総論
成功した点としては、弱点の強化に早くに取り組んだことかと思います。特に書式に強くなれたのは大きかったと感じます。一方、民訴系の科目の対策が遅れてしまったのが直前期にきて響いてしまいました(合格時の本試験で民訴を3問ミス)。
基準点・合格点突破のためには、弱点を放置しないということに尽きるのかと思います。苦手な論点をまとめたノートなどの作成がおすすめです。特に年内は時間をかけてもやる価値があります。苦手を放置しておくと何度でも間違えるので、そのたびに復習が必要となり、結果的に時間を失います。また、記述式が苦手な方は、早めに対策をとられたほうが良いと思います。記述式は詰め込みでは逃げ切れないからです。
自宅での学習について
講義のほとんどは自宅でストリーミングで視聴していました。わかりにくいところを何度も巻き戻して聴けるのが利点でした。眠たいときもそこで止めておけば、聴き逃さずに済みます。自宅学習の最大の利点は、豊富な資料を参照しながら学習できる点にあると思います。持ち歩ける資料には限りがあるので、わからないところを完全に理解するまでつぶせないことがありました。
伊藤塾講師へのメッセージ
●小山講師
「小山節」が非常に印象に残っています。
●蛭町講師
圧倒的な知識量で、学習を引っ張っていっていただきました。必要なことはここに全て書いてあると思えるテキストを使って学習できたことは大きかったです。
●山村講師
山村流を吸収したことで、書式が得意科目になりました。
●高城講師
ランク分けによって、択一式の学習にメリハリがつきました。答練の問題も何度も解いて活用しました。
最後に
企業関係の法務に興味をもっています。また、他の士業の方と組んでのワンストップによる法的サービスの提供にも意欲があります。より良い市民生活のためのサービスを提供できる、アイディアのある法律家になりたいと思っています。
全科目を範囲ごとに縦軸に、日付を横軸にした一覧表。5月ごろからこれを使い、学習の穴がないようにした。
自作の論点メモ。付箋1枚に1論点で、見やすく、また整理しやすくした。毎日寝る前、試験直前などにチェックしていた。