人生で初めて見つけた夢。それを実現できたのは小山晃司講師・坂本龍治講師のおかげです!
M.Wさん(35歳)
受験回数:1回
主な受講講座
【入門講座】 入門講座本科生(小山クラス)
【直前対策講座】 うかる!記述式、全国公開模擬試験
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
現在の部署でキャリアを積むのか?この先どのような人生を送りたいのか?を真剣に考えるようになり、どの地点に戻りたい、やり直したい、と思っているのかを探り、大学の法学部で法律の勉強がしたかった、自分は法律に携わる仕事がしたかった、と気づき、司法書士試験を受けることを決意しました。
伊藤塾を活用した私の学習方法
法律の勉強をするのが初めての経験で不安もありましたし、人生で初めて見つけた自分の夢を、講義についていけなかった、仕事との両立ができなかった、という理由であきらめたくなかったので、学習を始めるにあたり、自分の中のルールを決めました。
平日3時間しかない学習時間をどれだけ充実させるか、そのためには講義をどのように消化するか、そして復習にはどれくらいの時間を充てられるかをイメージした結果、「講義をどれだけ集中して聴くか」ということに重点を置き、ルールを設定しました。
ルールの設定
「講義には必ず出席し、やむをえない場合のみインターネットで受講する」
インターネットとライブを比べたところ、私には断然ライブ受講の方が集中力も高く、知識の定着率も違いました。ライブの方が自分に合っていると感じ、できる限りライブで受講できるようにスケジュール調整をしました。
「講義は120 パーセントの集中力で聴き、その日にわからないことは、わからないままにしない。必ず質問して消化して帰る」
講義の3時間を有効活用する必要がありましたので、120%の集中力で聴くつもりで講義を受けました。120%の集中力で聴くために私が考案した方法は、
(1)講師の顔は見ない。ひたすらテキストに講師の言った「肝」となりそうなコメントを走り書きする(講義を聴いている段階では「肝」なのかどうかはわからず、とにかくひたすら書きました)。
(2)聞いていて「はて?」と思ったことは、大きめの付箋に走り書きし、テキストに貼り付けておき、講義後質問し、疑問が解決したら付箋をはがす。
講師のお顔を見ながら受講すると、話が半分くらいしか頭に入ってこなかったため、真剣に試行錯誤した結果、お顔は見ず、テキストにひたすら書く方法が一番集中できることがわかりました。
また、ひたすらメモすることははたして正解なのか、と初めのうちは思っていましたが、復習する際に、とても役に立つものであることがわかりました。そして不要なメモは復習しながら消す、講義中はとにかくひたすら書く、聴く、というスタイルが確立しました。
本試験前に向けて何度何度もテキストを繰り返し読む、という作業を行いますが、その時に、自分のとったメモに何度も助けられました。
もちろん講師のコメントの内容の深さもありますが、真剣に講義を受けていたあの時の自分を裏切れない、という思いが生じ、くじけそうになる気持ちを前向きに切り替えることができました。
そして「わからないことは、その日のうちにゼロにして帰る」という、講師を巻き込んだ無謀なルールを立ててしまいましたが、小山晃司講師という方は、私の質問の嵐にも嫌な顔一つせず、真摯に向き合ってくださいました。その誠実な姿勢に接しているうちに、私の講義に対する取り組み方も成長していったと思います。
「講義後の復習は、できる限り早く着手し、次の講義までに消化する」
坂本龍治講師の「記憶をするための方法」を取り入れました。講義から2日後に復習をするより、1日後に復習したほうが知識が定着する、という理由です。
「講師陣に、こうしたほうが良いですよ、と言われたことはできる限り取り入れる」
伊藤塾の講師の方は、司法書士試験のプロです。そのプロの方の、「こうした方が良い」というアドバイスは、自分が独自に考えることより良いに決まっている、という単純な理由です。具体的に伊藤塾の講師陣に言われて、私が実践したことは、
(1)民法、不動産登記法、会社法、商業登記法以外の教科は1日10 ~ 15分で良いから毎日続ける。
(2)本試験半年前からは毎日記述を時間内に解き、答え合わせは時間を区切って丁寧にやる。
(3)1週間に1日は、学習しない日をつくり、気晴らしをする。
計画を立てた段階では鉄の意志でも、なかなかその通りにはいかないので、「こうしたら学習を始めやすい、集中力が高くなりやすい」など、癖を利用して日々のスケジュールを立てました。1年以上も続けることですので、できる範囲で、その時間を最大限に利用する方法を研究することは、一見学習と直結しないように見えますが、必ず武器になると思います。
実はこの思考は、「本試験の日の9時から一番の集中力を発揮するためにどうしたらよいか」ということを考える練習にもなりました。
直前期に急にそんなことを考え出しても有意義な方法はなかなかみつかりませんので、早い段階から考える癖をつけることが得策だと思います。
私は、学力面はもちろんですが、どうするとやる気が続くのか、またはなくなるのか、どうすると体調が悪くなるのか、どうすると機嫌良く勉強ができるのか、何を食べるとベストな状態になるのか、など多岐にわたり自己を見つめていました。
伊藤塾講師へのメッセージ
私は質問魔だったので、講義内容の質問以外に、学習方法や計画も小山講師に何度も指導していただきました。私のうっとうしいくらいの質問を、小山講師は嫌な顔ひとつせず、私が納得いくまで丁寧に、わかりやすく教えてくださいました。その真摯な姿から、本当に私たちの合格を心から願い、心から応援し、労力を惜しまない小山講師の人柄がうかがえ、過酷な受験勉強の中で、一番の励みにもなり、良い意味でプレッシャーにもなりました。
私の合格までの、「自己を把握し、最善最短の道を探す」という作業は、小山講師、坂本講師の全力のサポートがあってこそ、だったと思います。
そして、直前期に折れそうになる心を支えてくださったのは蛭町浩講師の「言い訳をするな」というお言葉でした。
直前期、想像以上の絶望と痛みのため、悔しくて心がえぐられ、ついつい「言い訳」で自分を守る中、蛭町講師の「今日を最後に言い訳をするな」というお言葉は、私の心にぐっさりと深く刺さり、それが本試験までの楔となりました。それからは「模試のような後悔は二度としたくない」という一心で勉強しました。
私は伊藤塾で小山講師、坂本講師の教えを受けられて本当に幸せだった、と思います。本試験当日「主観的に無敵な」「言い訳をしない」自分でいられたのは、伊藤塾での時間があったからだ、と心から感謝しています。ありがとうございました。