解き方のコツも出題予想も学べた
演習コースに救われました。
最後まで諦めなくて本当によかった
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
私はもともと弁護士に憧れて法学部に進学しましたが、司法試験が基本的に大学院まで卒業する必要があることや、試験の難易度的にも合格までに時間がかかりそうだったことから受験勉強をはじめようか迷っていました。そんなときに大学で行われた職業説明会で司法書士の先生と話す機会があり、成年後見などその仕事内容などを聞いたとき、司法書士でも法律家として困っている人の役に立てる職業なんだと知りました。また女性でも一生働けるような資格であることにも魅力を感じ、司法書士試験の受験を決意しました。
伊藤塾を活用した私の学習方法
中上級段階の学習法について
1 年目、2 年目はテキストと過去問を往復しながらひたすら過去問を繰り返し解いていたのですが、択一式・記述式ともになかなか基準点に届くことができず伸び悩んでいました。
3 年目の受験となったとき、もっと基礎力となる土台を作りつつ応用力をつけたいと思い、引き続き伊藤塾で「演習コース」を受講しようと思いました。
・択一対策講座 :「択一実戦力養成答練」
アウトプットでは1 週間に1 度あるこの答練を軸に勉強のスケジュールを立てていました。答練で先週より得点が上がるように、合格点が取れるようにと、教科ごとに細かい目標と期間制限を設けることができ、ただ闇雲に勉強するよりも効率が良かったと思います。また模試を受けるような感覚で現時点での実力を知ることができたのも良かったです。なにより高城真之介講師は気さくで熱意のある講師で、解説講義の中のメッセージを聴いていると答練の結果が悪い時もモチベーションを下げずに次の答練に向けて勉強できました。そして択一実戦力養成答練を受けて私が一番よかったと思うのは、高城講師が問題の解き方のコツを色々教えてくださったおかげで午後の択一式を60 分以内で解けるようになったことです。例えば、論述・個数問題や少しでもわからない肢を飛ばし、わかる問題から確実に獲得しつつ、B ランクの問題に時間をかけすぎないようにするなど時間配分がしっかり意識できるようになりました。そもそも瞬時にB ランク以上の知識だとわかるようになったのも「択一実戦養成答練」のおかげです。
・記述対策 :「記述式答案構成力養成答練」
私はとにかく不登法の記述が苦手で、ひな型がわかっても枠ずれを起こすことが多く、得点が全く安定していませんでした。そこで山村拓也講師の「記述式答案構成力養成答練」を受講したのですが、この講座のおかげで記述を解くにあたっての考え方と手順がはっきりと確立されるようになりました。「記述式答案構成力養成答練」は良問ばかりで重要論点を総復習できるので、本試験までにこの講座の全12 ユニット(1年分)を5 回ずつ(最後の年は3 年分を5 回ずつ)解くようにしました。
今まではなんとなく考えてしまっていた記述式の枠決めも、どうしてその順番になるのかはっきりわかるようになり、大きな枠ずれを起こさなくなったことで記述の正答率が一気に上がり、私にとって苦手だったはずの記述が択一よりも安定した得点源になりました。さらに驚いたのが去年・今年の本試験の商登法の記述式問題で「これ記述式答案構成力養成答練でやったやつだ!」と思ったことです。2016 年の商登法の記述式でまさか改正があったばかりの分野を丸々問われるとは思わなかったのですが、「記述式答案構成力養成答練」の出題予想のおかげで救われました。
直前期の学習法や試験当日について
私はアルバイトをしながら勉強していましたが、アルバイトがある日は1 日4 ~ 5 時間、ない日は10 時間程度勉強していました。ただ直前期になると勉強すること自体よりも、とにかく精神的に辛かったです。絶対受からなければというプレッシャーと自分なんかに合格できるのかという不安から眠れない日もありました。そして本試験が近づくにつれ「もう今年の合格は無理かもしれない・・・」と何度も弱気になってしまいましたがそのたびに、山村講師がおっしゃった「また来年もあると考えた瞬間から知識の吸収力がガクンと下がる」という言葉を思い出して「今年こそは!」と踏みとどまりました。
前日までは不安で泣きそうになっていたのですが、試験当日はなんだかふっきれたような気分になりそこまで緊張しませんでした。そして試験終了後、全体的に若干問題が簡単な印象だったのでこれは基準点がかなり上がるだろうと思い意気消沈していました(前年の基準点が午前30 で総合点落ちしたので)。そのまま直前まで基準点も確認していなかった私は絶対不合格だと思っていたので、合格発表日に自分の番号を見つけた時は飛び上がって大騒ぎしました。本当に、今までの人生で1 番うれしかった瞬間です。
最後に
私は大学在学中に試験勉強をはじめてから合格までに5 年かかりました。受験回数が増えていくたびに「どうしてこんな難しい試験に手を出しちゃったんだろう」と何度も後悔しましたが、それでも諦めずに続けることができたのは伊藤塾の講師の方々の諦めなければ必ず受かるという言葉を信じていたからです。結果がなかなか出せずにいた私をずっと応援してくれた家族と合格までの道を作ってくださった伊藤塾の講師の方々には本当に感謝しています。これからは伊藤塾で学んだ精神を活かし、依頼者の方にそっと寄り添えるような謙虚で親しみやすい司法書士になりたいです。