やっぱり独学は非効率だった
伊藤塾の講座を受講すると知らない申請書はなくなった
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
以前、自己啓発を目的として宅建の資格を取った時に、法律の勉強に興味を持つと同時に法律家への憧れの気持ちを抱くようになり、司法書士を受験したいと考えるようになりました。
伊藤塾を選んだのは独学をしていた時に書店で購入した「うかる!司法書士必出3300 選」(日本経済新聞出版社)という本がとても使いやすいと思ったからです。また、独学をしていた時は本試験レベルの記述問題が全くできなかったのですが、伊藤塾の記述対策講座は良いと聞いたことがあったのも伊藤塾を選んだ理由です。
伊藤塾を活用した私の学習方法
中上級段階の学習法について
昨年の本試験が終わったあと、合格発表があるまでは勉強する気にならなかったので10 月に入ってから勉強を再開しました。3 点差で不合格だったのですが、午前の択一式が30 問と基準点ギリギリだったことが敗因だったと考えました。
そこで、択一式試験対策としては「択一式プログレス演習講座」、「択一実戦力養成答練」、「択一クイック総整理講座」を取りもっと択一式で上乗せ点を取ることを目指しました。これらの講座で間違えた問題を集中的に学習することにより知識の穴が減り、2016 年の司法書士試験の択一式では上乗せ点を8 問確保できました。
やはり、複数の択一講座を取って勉強すると自分の弱点の補強ができ本試験での点数を伸ばしやすいと思います。
記述式試験では昨年度の「蛭町記述コース」のテキスト(主にD コン)と新しく購入した「記述式速解パターン60」のテキストを使い年内に基礎固めをすることを目標に勉強しました。
このおかげで本試験レベルの問題を解いていても知らないタイプの申請書を見ることはほとんどなくなりました。
年が明けてからは「記述式答案構成力養成答練」の問題を繰り返し解くことを中心に記述の勉強をしました。
ただ、正解するだけではなく途中でなるべく止まらずに答案構成して解答を作成することを目標にしていました。間違えるたびに答案構成のやり方を工夫して、最後には山村拓也講師のやり方をベースに自分なりの答案構成のやり方で問題を解けるようになったと思います。
直前期の学習法や試験当日について
択一式試験については「択一クイック総整理講座」のテキストを中心に勉強しました。具体的に「択一式プログレス演習講座」や「択一実戦力養成答練」で自分が間違えた部分や気になった部分を「択一クイック総整理講座」のテキストに書き込んだり該当ページを挟み込んだりして繰り返し学習しました。
直前期でも記述式試験の学習法は1 ~ 3 月期とあまり変わりませんでした。ひな型の知識に問題があると感じたときは「蛭町記述コース」のD コンのテキストや「速解記述式パターン60」のテキストを見返して基本知識の復習をしました。
伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ
F コンの講義を受けたおかげでひな型を覚えるのが、少し楽になりました。蛭町講師のやり方のように申請書の本質的な部分を押さえながらひな型を覚えていくのが効果的な覚え方だと思います。D コンは情報の網羅性が素晴らしかったと思います。
答案構成を知ったおかげで本試験レベルの記述の問題のような複雑な問題を制限時間内に解いてもある程度点数が安定するようになりました。「やるべきことをきちんとやらないから受からない」という趣旨の発言をされていたように思いますが、励みになりました。
「速解記述式パターン60」の問題は添付書面を詳しく書かせる問題が多かったので大変でしたが、そのおかげで自分が中途半端にしか理解できていない部分がよくわかり、実力の向上につながったと思います。自分のスピードがまだ足りないことも痛感させられました。
ポイントを簡潔に指摘してくれる講義でわかりやすかったです。上乗せ点をあと少しだけ稼げれば合格できたと悔しい思いをしていた私にとって「択一式プログレス演習講座」のような重要だが苦手にしやすい論点を集中的に扱ってくれる講義は効果的でした。
「択一実戦力養成答練」はとても良い学習のペースメーカーでした。答練で良い点を取るために復習することが力になりました。また、この講座で扱ったポイントが本試験にも出題されたためライバルに差をつけられたと思います。
「択一クイック総整理講座」のテキストは重要知識が網羅的にコンパクトにまとまっているので、繰り返し学習すると安定して基準点+αが狙えるようになる素晴らしいテキストだと思います。今年の試験でもとても役に立ちました。
最後に
私は司法書士試験を受験するにあたり最初は独学を選択しましたが、これはかなり効率が悪かったと思います。金銭的な問題もありますが、やはり司法書士試験合格を目指す場合、一回は受験指導校の講座を取った方が良いと思います。