伊藤塾の公開模試で、自分がやってきた勉強の
方向性を確認でき、自信にもつながりました

山本 貴之さん(30代)
司法書士事務所補助者

◆受験回数 10回
◆主な受講講座
直前対策講座》全国公開模擬試験

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 学生時代、障害をお持ちの方と触れ合う機会があり、ご本人や、そのご両親が、生活や将来への不安を抱えておられることを知りました。
 そういった方の支えとなる成年後見制度の存在を知り、それに携わる司法書士の存在を知り、自分もその一翼を担うことができればと思い、司法書士を志しました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

 「うかる!司法書士必出3300 選」(日本経済新聞出版社)を使用して基本知識の定着に努めました。本試験では、応用的な出題も多く見られますが、基本論点を確実に固めることを優先しました。
 そして、「全国公開模擬試験」を受験したところ、すべての論点を修得していなくとも、上記基本論点を押さえておけば、問題は解けることを確認しました。また、ある程度の成績を残せたことは、自分にとっての自身にもつながりました。
 試験当日、択一式試験の問題を見ると、やはり自分の知識にはない論点からの出題がありましたが、持っている基本知識を組み合わせて解答を導いていきました。手探りの中で問題を解いていくことは不安でしたが、これまで学習してきた自分を信じて進めていきました。
 私は、午後科目について、択一式→不登法記述式→商登法記述式の順で解いていきました。時間は概ね択一式70 分、記述式に各々50 分程度を使用するつもりでしたが、択一式の終了に75 分、不登法の記述式に60 分要してしまい、商登法の記述式に使用できる時間が目論見より少なくなってしまいました。内心、「やはり今年もダメなのか…」と不安で仕方なかったのですが、最後まで諦めずに解答していきました。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

 私は模試以外に講座の受講をしたことはありません。しかし「うかる!司法書士必出3300 選」は、基本論点を整理するのに最適な書籍だと思います。この本を世に出していただいた伊藤塾講師の方々に心より感謝申し上げます。

最後に

 合格に至るまで、人と比べても多くの時間を費やしてしまったと思います。それでも、スタートラインに到達できた自分に対して、先ずは労いの言葉をかけてあげたい心境です。
 長い受験期間の中で、何度も諦めようと思うことがありました。無理に司法書士を志す必要はないのではないかと自問自答を繰り返しました。
 でも、私が司法書士を志すきっかけとなった、学生時代に知り合った障害をお持ちの方、そのご家族から、(何度私が試験に失敗しても)引き続きのエールをいただき、「何回落ちたって一度受かればいいんだから」との言葉もかけてもらい、ここまで諦めずに頑張り続けることができました。
 また、私が何年も受験生活を続けることに理解を示してくれた家族、なかでも最愛の妻には、本当に感謝しています。妻の支えがなければ、恐らく、とうに受験を諦めていたと思います。
 今後、当初よりの目標であった、後見制度に携わる司法書士となるべく、引き続き精進をして行きたいと思っています。