午前の部全問正解で合格!
「勉強を続けてください。必ず道は開けます」

熊田 哲也さん(40代)

◆受験回数 6回
◆主な受講講座
入門講座》入門講座本科生
中上級講座》 司法書士合格への「思考力」完成ゼミ、択一実戦力養成答練、
 記述式答案構成力養成答練、速解記述式パターン60

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 私は、大学卒業後は数回転職をしながらも、所謂サラリーマンを経験しましたが、どの仕事も長くて56年。短いと半年と長く続けることができませんでした。
 自分の力でできる仕事はないか。自分の価値観、自分の考える正義を実現できる仕事はないか、と考えるようになっていきました。
 このような状況の中、思い至ったのが司法書士でした。
 身近な街の法律家として、社会的に立場の弱い人達に寄り添える。高度な法律知識を駆使して複雑な問題も解決できる。正に、自己実現ができる、そして、社会貢献度の高い職業であると思います。
 これが、私が司法書士を目指した理由です。

伊藤塾を活用した私の学習方法

①入門段階の学習法について

 この時期は、フルタイムで仕事をしていて、帰宅時間も毎日21時過ぎで、さらに肉体労働であったため、くたくたに疲れて帰り、あとは寝るだけという生活でした。
 このような生活でしたので、ライブで講義を聴きたかったですが、Web受講を開始しました。
 勉強時間の確保は大変でしたが、とにかく講義だけは最後までしっかり聴こうと、朝4時に起床して机に向かいました。あとは、睡魔との闘いです。とにかく眠気を何とかしなければと、直立して勉強したり、青竹踏み(つぼを直接刺激するのでとても痛い)など色々試してみましたが、結局その場しのぎで、睡魔との闘いに勝つことはできませんでした。
 入門段階は、寝ては、ハッと気が付いて聴き、また寝ては聴きの繰り返しで、講義自体の消化はしたものの、半分は寝ていたという状況でした。
 こんな勉強で合格できるわけがありません。1度目、2度目の受験結果は当然ぼろぼろでした。

②中上級段階の学習法について

 2度の受験の結果を受けて、「まずい、このままではいつまで経っても合格できない」との危機感から、勉強するにはこれしかないと思い、悩んだ末、仕事を辞め受験勉強に専念することにしました。それからは伊藤塾の自習室に毎日通い、朝早くから夜遅くまで勉強しました。 この時期に、今日までの自分を支えてくれた、多くの仲間に出会いました。
 先ずは、合格者に大評判の関信敏講師の「思考力完成ゼミ」を申し込み、関講師のパーソナルカウンセリングを受け、アドバイスに従い、「速解記述式パターン60」、「記述式答案構成力養成答練」、「択一実戦力養成答練」を受講しました。
 全ての講座を一度も欠席することなく、全て受講しました。
 そして、臨んだ3回目の受験。択一式、記述式、ともに手応えを感じました。周囲からも合格を期待する声も聞かれ、自分自身も「いける」と思いました。
 しかし、結果は不合格!ここからは、停滞期の始まりでした。基準点は超えるが合格点に達するほどには、突き抜けられない。記述式の基準点落ち、総合落ち。これが4回目、5回目の結果でした。

③合格年の学習法について

 4回目の結果発表後からは、ずっと悩んでいました。「やっているのになぜ伸びない。なぜ突き抜けられない。やり方を変えよう。でもどの様に変えれば良いのだろう?」と。
 そして、5回目の結果発表後にある人からアドバイスをいただきました。「条文の重要性。そして「判例六法」(有斐閣)を使い勉強してみろ」と。ちょうど同じ時に合格者からも「判例六法」をすすめられました。 新しい六法が欲しいと思っていたところでしたし、勉強のやり方を変えるきっかけになればと思い購入し、使いはじめました。
 とにかく、条文(判例六法)を引きまくりました。過去問を解いては、六法を引き、答練で出た未出の判例をチェックし、要件、効果を意識してマーカーしました。規定が似ている条文どうし。準用規定。混乱しやすい文言。民法と商法の異同等。六法にどんどん書き込んでいきました。就寝前の5分は毎日その日勉強した条文、判例を熟読しました。
 この方法が、自分に合っていたのだと思います。効果は少しずつ表れ、答練、模試ともに毎回A判定が出せるようになっていきました。苦しかったですが、この苦しみが良かったのだと思います。
 本試験では、択一式は午前35問、午後31問と、答練、模試を含めて過去最高の点数を取ることができました。記述式は35.5点でぎりぎりでしたが何とか合格することができました。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

関信敏講師
 関講師には、「思考力完成ゼミ」受講中の時から大変お世話になりました。パーソナルカウンセリングには何度も伺い、勉強内容から、方法、精神論に至るまで本当に支えていただきました。本当に感謝しております。ありがとうございます。「思考力完成ゼミ」がなかったら私の合格はありませんでした。

最後に

 受験生でいる間は、精神的、肉体的、経済的に大変です。私自身、受験回数6回と長い受験期間を過ごしました。この間には多くの受験仲間が合格し、実務家になっていきました。「このまま俺は合格できないんじゃないか」と思ったことも何度もあります。
 しかし、合格発表の日、自分の受験番号が「ない」あの悔しさをばねにして頑張り続けました。
 勉強を続けてください。必ず道は開けます。己の力で合格を勝ち取るのです。
 今日まで自分を支えてくれた、父、母、兄、義姉、姪、甥、恋人、友人、受験仲間、講師の方々等全ての人に感謝申し上げます。
 本当にありがとうございました。