試験1 ヶ月前の成績は不合格確実!?
それでも諦めずに勉強すれば合格できることを実感しました
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
私が司法書士を目指したキッカケは、漠然と何か目標が欲しいと思ったからです。そこで将来の仕事につながり、結果が明確に出る資格の取得を目指そうと思いました。大学で法学部だったこともあり、法律系の資格を探していたところ自分にとって聞き慣れない司法書士という言葉を目にし、調べていくうちに興味が湧きました。
合格して司法書士になってからも自分なりに高い目標を設定し、様々なことにチャレンジし続けられるのではないかと思い司法書士試験受験を決意しました。
伊藤塾を活用した私の学習方法
私の学習方法はシンプルなもので、「入門講座」のテキストをただただ反復したことです。記述対策は市販の問題集で練習しましたが、基本的には「入門講座」の知識のみでも合格は十分に可能だと思います。ただし、勉強方法には工夫が必要だと思います。私はテキストに書かれていることをそのまま暗記するのではなく、常に「自分が人に説明するとしたら」ということを意識し、頭の中でわかりやすく自分の言葉に変換して、記憶するようにしていました。そうすることにより、より理解が深まったと思います。その他にも自分がわからなかったことや、気になったことはすぐにテキストに書き込み、情報を一元化することでシンプルな勉強方法を実現することができたと思います。
逆に失敗したことは計画性がなかったことです。1年目の受験は全くと言っていいほど、合格には程遠い結果でした。それは全く手をつけていない科目が数個あったからです。まだ時間があるし大丈夫だろうという気持ちで、無計画に勉強をしてしまったがために、全く間に合いませんでした。それが1年目の失敗です。司法書士の試験は1年に1回です。その中で11科目バランスを考えて勉強することが大事だと思います。気まぐれでその日勉強する科目を決めるのではなく、事前に決めた計画通りに時間を区切って進めていくことが大事です。特に主要4科目に掛ける時間とマイナー科目に掛ける時間のバランスは大切だと感じました。
伊藤塾の講義について
私は福満賢一講師の「入門講座」を通学で受講しました。個人的にはインターネットクラスよりも通学で良かったと感じています。メリットとして1 つ目に、リズムをうまく作れたことです。インターネットクラスだと自由な時間に受講できるのがメリットですが、通学だともちろん決まった時間に講義を受けなければなりません。それが逆に1週間ごとの勉強のリズムを作ってくれていたと思います。2つ目に、モチベーションの維持につながったことです。他の受験仲間を教室で実際に見ることにより、自分も頑張らなければという気持ちにさせられました。私は大学生でしたので、ある程度勉強時間も確保することができましたが、教室にはスーツを着た仕事終わりの方や、主婦っぽい方などが講義を受けられていました。その方々を見ていると時間面など、自分の置かれている環境がいかに有利かということを認識することができ余計に、頑張ろうという気持ちになることができたと思います。
就職か専業か
私が受験を決意したのは大学3回生の時でした。サークルに没頭していたため本格的に勉強を開始したのはサークル引退後の3回生の秋です。それから少しすると周りも就活を開始する時期だったので、私も一般企業へ就職するべきか迷っていました。しかし、一度決意した、司法書士になりたいという気持ちが強かったこと、自分の性格上、就活など他のことと両立できるほど器用でないことも考え、司法書士一本に絞りました。しかしすぐに合格できる自信はあまりなかったので、卒業後合格するまでの間は、周りの友人は就職して働きはじめているのにという焦りや、本当にいつか合格できるのだろうかという不安でいっぱいでした。受験はそのような焦りや不安も少なからずともなってくるものだと思います。それでも合格したいという一点に集中できたことが結果として良かったのだと思います。
最後に
合格するために必要だと思うのは、ありきたりですが、諦めないことです。私は合格した年の試験の1ヶ月前に行われた模試でも、基準点すら超えたことがありません。諦めたことはありませんでしたが、今年合格するとは内心思っていませんでした。しかし、「どうせ今年の試験が終われば翌日からはしばらく遊べるから、せめて今年の試験が終わるまでは最後まで頑張ろう」という気持ちで、当日の朝も、昼休みの時間も最後の最後まで勉強しました。その結果合格点+1点で、ギリギリ合格。結局、試験当日の昼休みに最後の最後に見ていたところが、合否を分けました。
合格発表で自分の受験番号を見た瞬間の気持ちは最高です。支えてくれた人たちへの感謝を忘れず、日々精進していきたいです。