講師との距離が近い伊藤塾でよかった
合格の秘密は本試験当日昼休みのカラオケ!?
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
紆余曲折があり30歳まで大学生をしていました。「自分のためにそれだけ時間を使ってきたのだから、司法書士になって少しは他者のために時間を使ってみろ」と大学の恩師に諭されたことをきっかけにして司法書士を志しました。
伊藤塾を活用した私の学習方法
①入門段階の学習方法について
2015年合格目標「入門講座」を2014年の12月に申し込みました。山村拓也講師の指示通りの学習ができず、演習はほとんどやらずに、講義を倍速で2回程聞いて本試験に挑みました。結果、択一式は基準点一歩手前、記述は白紙でした。択一式である程度の点数が取れたために、2年目は中上級講座を受講しました。
今思えば、もう一度入門講座を受講して基礎を固めるべきでした。基礎が固まっていない状態で、中上級の知識をいれたので、地に足のついた知識を積み重ねることができませんでした。答練や模試においては何となくの知識で合格点は取れましたが、本試験ではそうはいきません。不合格の3年間は何となくの知識に首を絞められる結果となりました。
②中上級段階の学習方法について
2年目は北谷馨講師の「中級コース」、3年目は宇津木卓磨講師の「中上級コース」を受講しました。2、3年ともに総合落ちでAランクの取りこぼしが多いという傾向がありました。そこで4年目の年内は、疎かにしていた演習・答練・過去問の繰り返し、間違えた知識のテキスト確認を徹底しました。具体的には過去に使用した入門講座付属の問題集・過去にとった中上級講座の問題・司法書士過去問伊藤塾セレクションを何度も繰り返しました。
問題を解く際は、特殊形式を除き冒頭の問題文を読まずに肢を検討する(例えば、正しい肢を選択する問題であれば、正しい肢を選択しようとする頭になるので、それを避けて単純に肢の正誤を判断するため)、軸で解答しない、選択の組み合わせを確認しない(正解の推測をしない)、考える時間を作らない(問題文を一回読んでわからなければ理解していない知識としてマークする)、設定演習時間よりも20分早く終わらせるというルールを設けていました。肢毎に理解度を示す記号をつけ、理解度が低い問題を「択一合格アドバンス講座」のテキストで確認しました。その際、宇津木講師が講義中に指示されるマークが役に立ちました。
年明け、「演習コース」を受講しました。「択一実戦力養成答練」は全肢検討・20分前には解き終えるというルールを課して受講しました。点数は気にしない、軸肢を使っての解法は模試で試せばいいと考えていたので、答練では40分全肢検討の中でどれだけ知識の正確性を保てるか、知識をすぐに取り出せるのかを確認していました。記述に関しては一日一回「フレームコントロール(F コン)で基準点を突破する講座」のドリルと記述の答案構成をやっていました。
③直前期の勉強方法や試験当日について
伊藤塾では他の受験指導校と違い、講師陣のカウンセリングを受けることができるので、宇津木講師、北谷講師、髙橋智宏講師とお話させていただき試験に向けて気持ちを高めていきました。宇津木講師から「択一式では32問までであれば、実力で取れるから積極的に32問狙っていってほしい」と鼓舞されたので、択一式64問を目標にしました。
4月以降は新しい知識をいれず、直前期までにやってきた過去問・演習・答練などを繰り返して、知識の精度を上げて、軸肢をひとつでも増やせるようにしました。模試で出てきた知らない知識については解説を一読して復習はやりませんでした。
試験当日の昼休みに私は1人でカラオケにいきました。思いっきり大声を出したかったからです。去年の受験の際、模試で結果は出ていたのに、本試験会場では不安にのまれて結果を出せませんでした。今年の受験日の朝も去年と同じような不安に襲われました。そこで宿泊していたホテルの洗面所で気合いをいれるため雄叫びをあげました。不思議と不安感が払拭され、落ち着いた状態で試験に挑むことができました。あまりの出来に舞い上がっていたので、昼休みはカラオケに行って、再び雄叫びをあげて午後に向けて気を引き締めました。択一式で64問取れたので、効果はあったと思っています。
伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ
宇津木卓磨講師
ライブ講義に誘っていただいたことが大きな転機となりました。講義の中で問題ランクや重要箇所のマーク指定をしていただけたので知識を整理するのに役立ち合格レベルの力を養うことができました。相談にも気軽にのっていただき、本当にありがとうございました。
北谷馨講師
講師の知識量にはただただ驚かされました。また3万件を超す質問に対応された経験の中で受験生に共通の弱点を把握されていて、知識と経験に基づくエッセンスが「中級コース」のテキストには詰まっていたと、僭越ながら「択一合格エッセンス講座」のテキスト・Q&Aドリルを振りかえって感じました。
高城真之介講師
入門生でもないのに入門講座の教室まで押しかけていった私に嫌な顔ひとつせずに相談を受けていただきありがとうございました。
髙橋智宏講師
地に足のついた知識の大切さを教わりました。また、事あるごとにご迷惑をおかけして本当にすみませんでした。それにもかかわらず色々と相談にのっていただきありがとうございました。
蛭町浩講師
去年の試験前、「自らを信じよ」と手帳にサインをいただき、1年越しで自分を信じることができました。私は蛭町講師のF コンを駆使して記述の点数が安定し、合格することができました。ありがとうございました。
最後に
合格してようやくスタートラインに立つことができました。伊藤塾は他の受験指導校と違い、講師陣との距離が近いので、この環境を積極的に利用させていただきました。ここまでサポートしていただいた講師・スタッフの方々に改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。