安価な通信講座で臨んだ試験は半分も解けなかった
伊藤塾に通って思い知らされた司法書士試験の現実
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
不動産業界に長くいたことから、登記業務や賃料の滞納問題等で司法書士と接する機会が多く、司法書士と話をしているうちに、自分も取得したいと思ったのがきっかけです。
伊藤塾を活用した私の学習方法
①入門段階の学習方法について
途中で学習をあきらめても金銭的ダメージが少なく済むように、安価な通信教育を利用し、過去問を中心にのんびりと、途中で何度も挫折を繰り返しながら2年ほど主要4科目を学習していました。主要4科目の過去問につき3回ほど回して自信がついた段階で、2017年1月より、伊藤塾の「演習直前パック」を申し込み、通学致しました。択一の答練では、満点をとる自信があったのですが、民法、不動産登記法、会社法・商業登記法のいずれも6割ぐらいしか取れなく、また、記述式の答練では授業についていけず、資料だけもらって帰るという状況でした。途中であきらめてしまったので、その他のマイナー科目には手を付けられず平成29年度の本試験を記念受験致しました。(レジャーを兼ねて札幌で受験しました。なお、涼しくて快適な環境で受験できたため、本年度も札幌で受験しました)
②中上級段階の学習方法について
試験後、すぐに「中上級コース」を受講して学習を開始しました。「中級コース」と迷ったのですが、「中上級コース」も年内は基礎的な内容でしたので、挫折せずに学習できました。苦手な記述でしたが、「記述式ケーススタディ講座」のおかげで、記述式が得意になり、年明けの「記述式答案構成力答練」が簡単に思える位になりました。また、択一の学習は「択一合格アドバンス講座」をペースメーカにして学習しました。
③直前期の勉強法や試験当日において
この時期は、過去問の学習は行わずに(記述式は過去問をやりました)、2年分の答練の問題演習を繰り返し学習していました。他校の模試も含めて常に上位の成績を取らせていただいていたので、本試験当日は余裕をもって試験当日を迎えることができました。(実際の試験中は、難しくて泣きそうになっていましたが…)
伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ
宇津木卓磨講師
ほとんどが、宇津木講師でした。パンフレットの写真からは、茶髪の兄ちゃんの感じで、サンシャイン池崎のように「イェェェーイ」などと、やりそうな雰囲気ですが、いたってまじめに講義をする講師でした。授業は、難解で避けがちな論点(非典型担保や不動産登記法の総論のような)を詳しく説明してくださり、実務を知らない者でもイメージできる講義でした。特に、膨大な試験範囲を絞り込んでくれたため助かりました。
高城真之介講師
1年目の「択一実戦力養成答練」と口述模試でお世話になりました。授業中のすばらしく寒いギャグが楽しみでした。暑いのが苦手な私にとって良いクールダウンになりました。なお、択一式の解答方法は、高城講師のやり方が一番でした。
最後に
初学の段階で受験指導校に通えば、もう少し早く合格できたかなと思います。年齢的に体力、気力、記憶力など全てが劣化している中でしたが、学習を継続できたことが合格に結びついたと思います。