合格のためには良き理解者を持つことが大切です
K.Oさん(40代)
◆受験回数 3回
◆主な受講講座
《直前対策講座》プレ模試、全国公開模擬試験
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
私は前職で東日本大震災の復興支援に携わり、その中で、震災で家族を失った方々の成年後見人、未成年後見人をつとめる司法書士の方々と出会いました。その真摯な姿を見て、自分もいつか同じ仕事をやりたいと思いました。本来は定年後に目指すつもりでしたが、予期せぬ失業に遭い、急遽受験に取り組むことになりました。
伊藤塾を活用した学習方法
前職で民法と刑法の知識は少しありましたが、退職から最初の受験まで9ヶ月しかありませんでした。子どもの頃から塾や受験指導校に通ったことがなかったので、書店で参考書を買い漁り、自宅で読み耽りました。書店のチラシで知った他校の公開模試を受けて受験し、結果は午後の択一が基準点に足らず不合格でした。
二年目も同様の学習法を続けましたが、結果は記述式が基準点に足らず不合格でした。
三年目、記述式の効果的な勉強方法を知りたくて、自宅から通いやすい他校の通学講座に通いました。恥ずかしながら、その頃は伊藤塾の存在を知りませんでした。しかし、疑り深い自分の性格故か、「ひとつの学校の解説だけを盲目的に信じてよいのだろうか・・・」という疑問が頭に持ち上がりました。そんな折、受講生が「伊藤塾のプレ模試を受けに行く。」と口にしているのを耳にして、スマホで検索し、その存在を知りました。それからは、物事が立体的に理解できるようになり、無事に記述式を突破することができました。
不安や疑問の解消とモチベーションアップ
不安や疑問はすぐに解消できなくても、ずっと持ち続けることが大切だと思います。自分はそれらを感じると、いつも手帳にメモしておきました。すると意外な時に意外なところから解決がもたらされることが多かったです。
自身の受験経験を踏まえた、成功例、失敗談など
同じ論点でも、問題文の作り方や解説の道筋は各校さまざまなのが面白かったです。
その中でも伊藤塾が一番「中庸」なのでホッとしていました。
ひとつの問題に対して、斜め上から俯瞰し、多角的な分析をするという、一見疑り深い勉強法が、自分には一番合っていました。誰しも自分独自の思考パターンを持っているはずなので,「こうすれば自分は覚えやすい。理解しやすい」という、自分が一番楽な方法を知ることが大切だと思います。迅速に正解を導き出せるならば、その過程は定石通りでなくてよいと思います。
現在学習中、またこれから学習を始める方へのメッセージ
最終合格後、若い方から「受験に集中するためには会社を辞めた方がいいですか?」と尋ねられました。私の場合、突然の退職により社会とのつながりが絶たれてしまったのが精神的に辛かったので、個人的には,受験のための退職は絶対におすすめしません。
また、家族の応援がなければ、この三年間を絶対に乗り切れませんでした。ひとりで乗り越えられるほど甘い試験ではないので、まずは良き理解者を持つことが大切だと思います。