宇津木講師の言葉に
どれほど心を奮い立たせてもらったことか!

T.Hさん(40代)

◆受験回数 3回
◆主な受講講座
直前対策講座》プレ模試、全国公開模擬試験

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

目指すきっかけは離婚でした。自分自身は結婚には向いていないと自覚したので、自分の人生を新たに邁進させるために、何かに打ち込んでみたい、その思いから、法律家である父のすすめもあって、司法書士の道を目指すこととなりました。正直、この時にはまだ司法書士が何であるのか、どんな仕事であるのか、難易度すらも、全く私には理解できていなかったです。

伊藤塾を活用した学習方法

伊藤塾の「全国公開模擬試験」は、会場に予め席札が設置されており、自身で勝手に席を選ぶようなことはできません、模試の試験会場にこのような席番号の設置を行ってくださっているのは、私が利用した受験指導校の模試の中では、伊藤塾のみでした。
司法書士試験は、試験当日の緊張感が特に大きく、普段解けていたものも焦りにより頭が真っ白になってしまったりするものです。なので、伊藤塾の模試のような席番号の設置は本番と同じような体感することもでき、自分の好きな席を選ぶことができないことにより、自分がどこであっても集中力を維持できるための意識をどう変えていくかなど、新たな自身の弱点などにも向き合えました。伊藤塾の思いやりを感じたことでございます。
私は、2年ほど模試を受けましたが、2年目は「模試は、伊藤塾だよ!」と皆に伝えていたほどです。
解説もわかりやすく、その問題だけでなく、それにつながる他の問題との比較も掲載されており、模試を行った後もかなり模試の解説で自身の知識を充実させるのに役立ちました。
そのこともあって、民法改正では絶対に伊藤塾の講義を取ろう!と思っておりました。

不安や疑問の解消とモチベーションアップ

私は全くの無知でございましたので、六法全書の中身の意味は本当にチンプンカンプンで、債権者と債務者の関係ですら、頭を悩ませ、定足数という用語の意味が自分の脳に浸透したときには感動したほどでした。今となっては笑えることですが、当時に私にとっては、あまりにも難易度が高く、積み重なった教本を横目に、完全に挫折しました。
そこで、司法書士を置いておいて、まずは宅建士を取得、そして行政書士を取得、いくらか司法書士の勉強をしていたお蔭か、これらは無事合格を勝ち取ることができ、そしてまた、司法書士を目指すこととなりました。宅建士、行政書士を取得したという自身の自信からか、自分のモチベーションは以前よりはグンと増し、宅建士、行政書士による知識が、司法書士試験の勉強をわかりやすくもさせました。
少し遠回りになってしまいましたが、一度、自分の立ち位置を確認するためにも、宅建士、行政書士の資格を目指したことは、無意味ではなかったと、今は思っています。

伊藤塾の各講師についての感想・各講師へのメッセージ

今年はおそらく落ちただろう思って、宇津木卓磨講師の講義を必死で聞いていました。
だけど、時折、落ちたのだろうな…という落胆した気持ちが自分をブルーな気持ちに押し寄せていきました。悲しくて、いったいいつまで続くのだろう、という先の見えないトンネルの中のような心、そんな中、宇津木講師の「僕も頑張ります!皆さんもついてきてください!絶対に合格しましょうね!頑張りましょう!」との言葉がどれほど私の心を奮い立たせてもらったことか、わかりません!何度パソコンの前で涙を流しながら感謝したことか、そうだ!頑張るのだ!宇津木講師もこんなに必死に教えてくださっているではないか!と。
宇津木講師の必死な講義は本当に大好きでした。
温度のある解説はパソコンからでも十分に伝わり、時には一人パソコンを目の前に、ワハハハと笑ったりしていました。
教本としては蛭町浩講師の本には、多くお世話になりました。自転車をこげるようになるのと記憶の維持は全く別物であるとして記憶の維持がどれほど難しいかの例えは、本当に納得して、自転車をこぐことと同等の記憶の維持とは、と真剣に考えたりしました。
そして、今は認定司法書士の本でもお世話になっております。

自身の受験経験を踏まえた、成功例、失敗談など

法律家の父に法律のことで質問をされた際、自分がそれに答える際に取り出したのが教本でした。その時父に「六法を見なさい!」と言われ、そこから一番の頼りは六法というようになりました。
学習をするうえで、何を柱にしてくかは人それぞれなのでしょうが、私はこの父からのお叱りが、本当にありがたかったと思っています。教本を参考にすることももちろん、大事ですが、最終的には六法に戻る、その姿勢で行政書士試験、司法書士試験と取り組みました。
六法が自分の要としておけば、ノートにまとめるなんて必要はなく、六法に全てを書き込む、おかげ様で私の六法は付箋だらけでごついものでございますが、私は試験でもどこでも、六法ひとつを持っていることで、本当に安心できるものとなりました。
最終的には、条文ほどわかりすく簡潔に書かれているものはないなと思いますので、私は、皆様に、ぜひとも六法を一番の親友にされることをおすすめしたいです。

現在学習中、またこれから学習を始める方へのメッセージ

合格を知った瞬間は「雲外蒼天」まさにその言葉どおりでした。涙などは出ないで、ただただ、じんわり、ゆっくり、自分の血が巡るのを感じながら、空を見上げました。
合格と不合格の境界は本当に紙一重です、たった5時間で一年間の人生を決められてしまう。本当に残酷なものだなと思います。だけど、その分、合格を勝ち取った時に喜びは大きいものです。難関だからこその喜びの大きさがあるものです。
この苦しみは挑んだ人にしかわからないものだと思います。
そして、この喜びも、合格者にしかわからないものだと思います。
私は、今年の試験は民法改正前の最後の試験というのもあり、かなり緊張しました、内臓がちぎれているのではないだろうか、思うほど、胃が痛む中、目もソワソワした環境で午前の試験が始まりました。
今までならスラスラできた問題すら、頭が真っ白になり、真っ白になればなるほど、手が震え、問題文が読めず、自分はどうしたのだ、大丈夫か、と、とても恐ろしい気持ちになりました。
「止めてください」の合図、茫然としたまま、ああ、またダメだ、と完全にノックアウトダウンした私、午後を受験せずもう帰ろうか、と思いながら、いやいや、おそらく、基準点は超えているから、これならきっと記述式の採点はしてもらえるであろう、せめて基準点の採点はしてもらいたいから、頑張ろう!と、思い直し、お昼を食べながら、組織再編の添付書面の確認をしてみました。
午前の出来が悪いと感じていた自分は、その分、午後は力むことなく、よしっ、楽にやろう!楽しむのだ!との感じで、開始しました。
しかしながら、想像以上に、択一が難しく、いつもならすんなり進むはずが、自信ある解答を導けないまま記述へと進みました。
区分建物、一瞬怯みましたが、最悪、商登法は白紙でもいい、几帳面に解くのだ、頑張れ!と自信を鼓舞し、登録免許税も全て丁寧解きました。
よし、商登法もできるぞ!と見るとお昼に見ていた合併!よし、できる!頑張れ!負けるな!これで1点、よし、これで1点、できる、できる、絶対にあきらめるな!絶対にできるから、よし、1点、
ひとつひとつ、本当に立ち向かった、午後の3時間でした。
最後の最後まで、最後の最後まで、ダッシュで挑んだ午後でした。
「止めてください」の合図で、精根疲れ果てた自分を確認して、「今年も、終わったな」と目をつむりました。
 
世の中には余裕で合格する人もいらっしゃるのでしょうが、おそらく私のような体感をして合格される方も多くいらっしゃると思います。最後の最後まで諦めない、その姿勢が合格には不可欠なものであると思います。
皆様が紙一重の、こちら側である、合格者となられますことを切にお祈り申し上げます、そしてともに、士業としてこの世の中で貢献できますことを願っております!

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