もしあの時蛭町塾の門をたたかなければ…
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
司法書士の勉強をはじめた理由は、単に「法律っておもしろそう」と思ったからです。50名ほどの小さな外資系金融企業で働いていた私は、気づいたら法務部で金融六法を開く日々を送っていました。株式会社ですから、当然株主総会、取締役会などがあるわけです。
しかし、それらに関する専門知識はほぼゼロ、いつも綱渡りでした。「果たしてこれでよいのか」と常々感じていたところ、とあるコンサルティング会社が主催する「法務担当者のためのセミナー」に参加しました。そこで、はじめて民法条文に触れ、「法律っておもしろい」と感じたのです。司法書士を目指して一念発起、会社をあっさりと辞めてしまいました。「1~2年猛勉強すれば合格できるだろう」と高をくくっていました。
伊藤塾を活用した学習方法
最初の2~3年は箸にも棒にもかからず、4年目あたりからなんとか基準点を超えるようになり、5年目には「今年は合格するかも」と思えるようになりました。
しかし、記述の基準点を超えることができませんでした。特に不動産登記でミスをしてしまうのです。なぜここで名変登記を入れ、なぜこの順番で申請するのか曖昧な理解であったためです。練習問題はなんとか解けるものの、これでは本試験は危ういと感じ蛭町塾の門をたたきました。
「うかる!記述式」の問題を解きました。いや、解こうとしました。申請件数が多く難しい。しかし、蛭町講師の解説を聞いたとき、ぼんやりとしか理解できていなかった部分が明確に理解できるようになったのです。「この申請順序にはこんな理由があるのか」、「確かにここで名変が必要だな」とロジックがわかるようになったのです。霧が晴れたような感じがしました。
しかし、残念ながらその年も不合格。次の年は「蛭町記述コース」を受けました。送られてきた過去問は全て解きました。間違えた問題にはポストイットをつけ、何度も何度も解きました。ミスをしなくなるまで何度も解きました。
そして、今年やっと合格することができました。鬼門であった不動産登記の記述が克服できたのは蛭町講座のおかげです。もし、あの時蛭町塾の門をたたかなければ、いつまでも合格できなかったでしょう。
合格まで何年もかかりましたが、続けてきて本当によかったです。蛭町浩講師に直接お礼は申し上げられませんでしたが、この場をお借りして、「蛭町講師、どうもありがとうございました。」