私が司法書士を目指すことにした理由・想い
私が中学生の頃両親が法律上のトラブルに巻き込まれたのですが、その時にはじめて弁護士と出会いました。その弁護士の方にいろいろとご尽力いただいて問題は解決したのですが、その頃から弁護士という職業に憧れを抱くようになりました。
大学卒業と同時に司法試験の勉強をはじめたのですが、現実は厳しく択一も受からなかったことから当時アルバイトをしていた会社に就職することにしました。
その後会社の待遇にも特に不満はなく充実した日々を送っていたのですが、中学生の頃に出会った弁護士のように困っている人を助けたいという思いがしだいに強くなり、簡裁代理権のある司法書士を目指すことにしました。
受験勉強中に私なりに工夫したこと
仕事をしながらの受験勉強だったのですが、当時の職場は就業時間が長かったので勉強時間を確保するのに苦労しました。
朝は5時に起きて暗記中心の勉強をしたり、電車の中で書式の雛型を覚えたりしていました。夜は有料の図書館で1時間程勉強してから帰るようにして、時間の確保に努めました。
伊藤塾のこの講座が良かった
伊藤塾は入門講座から利用していたのですが、テキストは「択一クイックマスター総整理講座」のものと「アドバンス講座」のものが特に良かったです。「アドバンス講座」のテキストはコンパクトにまとめられていながら細かな情報も載っているので、完璧に押さえれば択一で逃切り点を取ることは可能だと思います。「択一クイックマスター総整理講座」のテキストはさらにコンパクトにまとめられており、私は右側の図表中心のページをコピーしてアドバンス講座のテキストの該当ページに挟み込んで何度も読み込みました。
感謝している方へのメッセージ
陰ながら支えてくれた母親には、非常に心配をかけたと思います。受験期間は長くなりましたが合格の連絡ができてよかったです。妻にもとても感謝しています。2年前に子どもが産まれたのですが直前期にはほとんど育児を手伝うことができず、大変な苦労をかけてしまいました。今後は育児もしっかりやっていきたいと思います。
伊藤塾各講師へのメッセージ
私は記述が苦手だったので、蛭町浩講師には大変お世話になりました。択一の基準点を越えてから合格まで5年かかりましたが、その内記述の基準点を超えられないことが3回ありました。
特に商登法の記述が苦手で一桁の点しかなかったこともあります。合格した年は、蛭町講師の講座でもらう記述の問題集を何度も繰り返し解きました。また、記述の過去問を一日一問必ず解くようにしました。その甲斐もあり、今回は択一が今ひとつだったのですが記述で47点取ることができ、なんとか合格することができました。蛭町講師ありがとうございました。
学習中の方やこれから司法書士試験を目指す方へのメッセージ
今振りかえって見ても司法書士の勉強は大変でした。暗記の量が半端ではないので覚えても覚えても次やると忘れているという状態が続きました。もう自分には無理だと思い何度もやめようと思いましたが、ここでやめると後で後悔するのではないかと考え、何とか踏みとどまって続けてきました。
合格できた今だから言えるのですが、あきらめなくて良かったと思います。今回不合格で本当に悔しい思いしている方は合格に限りなく近い所にいると思います。もう少しなのであきらめず続けて欲しいと思います。
愛用していたテキスト