私が司法書士を目指すことにした理由・想い
大学卒業後、一般企業へ就職した私は、新規顧客の与信調査を仕事の一環として行っていました。その際、会社の登記簿謄本を見るうちに登記事項に関心を持ち、登記制度の存在意義についてもっと知りたいと思ったのが勉強をはじめたきっかけでした。
会社を退職後、司法書士の補助者をしながら勉強を続けていましたが、5回目の受験で総合落ちした直後、家族が病に罹り、受験を一時断念しました。しかし、試験合格の目標を諦めることができず、12年のブランクの後に勉強を再開し、3回目の受験で合格することができました。これからは、外部環境の変化にも柔軟に対応し、社会的、経済的に困っておられる方のお役に立つことのできる、強い司法書士になりたいです。
受験勉強中に私なりに工夫したこと
仕事をしながら勉強するにあたっては、時間管理には気を使いました。1週間単位で勉強可能な時間を書き出し、時間の質をA・B・Cの3つに区分しました。
毎朝4時に起床し、身支度をしてから出勤までの3時間をノイズのない良質な時間として時間A、仕事を終えて帰宅後、疲れているけれども確保できる時間を時間B、移動中や昼休みなどの短い時間を時間C、といった感じです。
時間Aは講義・答練の受講や復習、時間Bは本試験を想定し、敢えて帰宅後疲れた状態で記述式の答案構成や択一の解き方の研究、時間Cは時間A・Bで発見した弱点事項の再確認や暗記に充てていました。
伊藤塾のこの講座が良かった
「アドバンス講義」
何と言ってもこちらの講座の特徴は「メリハリ」です。宇津木卓磨講師の講義は受験生の多くが苦手であろう分野について、理論的に押さえるべき箇所は時間をかけて、受験対策上覚えてしまったほうが良い箇所は「ここは理由を考えず覚えてしまってください」など、受験生が躓かないように、そして効率よく学習を進めるためにたくさんの配慮がされていました。
また、各科目第1回目の講義では勉強の進め方や近年の試験の傾向を教えてくださいます。私はそれらをテキストの表紙に張って、講師のおっしゃる通りに勉強を進めることで飛躍的に得点力が伸び、安定するようになりました。
「記述式答案構成力養成答練」
受験勉強中、良い意味で辛かったのがこちらの答練でした。自分の解答プロセスや判断過程の弱点が山村拓也講師の講義であぶり出され、何回も問題を繰り返してそれらを克服しました。講義は毎回熱意に溢れ、時には厳しい言葉をかけてくださり、辛かったですがさらに頑張ろうという気持ちになれました。
また、解説冊子も充実していて、解くたびに新たな発見がありました。全受験生必須の答練だと思います。
感謝している方へのメッセージ
まず、どんなときも私を信じてくれた妻に感謝しています。毎日私が勉強をしている姿を見て辛かったと思います。これから百倍返しします。また、事務所のパートナーにも感謝です。ずっと待っていてくれましたから。合格を自分のことのように喜んでくれた時には涙が出ました。
伊藤塾各講師へのメッセージ
宇津木卓磨講師
宇津木講師の講義はとてもメリハリがあります。学習内容の優先順位や取捨選択を的確にご指導いただけたことで、一気に得点力が向上しました。また、「将来のことを色々考えても不安を消すことはできない。目の前のことだけに集中する癖を付けよう。合格は後からついてくる。司法書士試験は「やればできた」である。」という宇津木講師のお言葉は直前期の苦しい時期の心の支えとして毎日自分に言い聞かせていました。ありがとうございました。
山村拓也講師
山村講師には記述式答案構成力養成答練でお世話になりました。本試験では不動産登記法の記述式で問題の把握に時間を費やし、もうダメかと思いましたが、最後は自分の答案構成用紙に助けられました。私にとっては良い意味でとても苦しんだ答練でしたが、逃げずにやりぬいて本当に良かったです。ありがとうございました。
筒井一光講師、杉山潤一講師
毎回、記述式の解説冊子を拝見していて、私達受講生に対する愛情を感じていたのは私だけでしょうか?いえ、皆感じていたと思います。何度も見返して、苦しかった時を乗り越えることができました。ありがとうございました。
学習中の方やこれから司法書士試験を目指す方へのメッセージ
これから学習をはじめられる方は、スタート前にご自身で司法書士試験合格というゴールまでの距離を把握することが大切だと思います。決して易しい試験ではありませんので、学習開始後に「こんな筈ではなかった」とならないためです。
そして一旦学習をはじめられたなら合格するまで続けることです。そして、途中で学習方法に迷わないために受験指導校の利用を強くおすすめします。私は、伊藤塾においてゴールまでの一貫した指導に従って、講師のおっしゃる通りに学習を進めたことで合格できたと思っています。各講師の熱意や受講生に対する愛情は辛いときにその先へと導いてくれます。
他の法律資格に向けた受験経験が活きたこと
私は、司法書士試験の学習を他資格に先立ってはじめていましたので、受験を重ねるうちに「自分は何もやり遂げていない」などと考えてしまうことがありました。そんな時に試験科目が重なっている他資格を取得するのも良いかと思い、宅建士・海事代理士・行政書士資格を取得しました。そのおかげで随分気持ちが楽になり、負の思考から脱却して前を向けるようになりました。
各科目第1回目の講義で教わった勉強の進め方や近年の試験の傾向をテキスト表紙に張ってその通りに勉強を進めました。