R.Hさん(50代) 司法書士・土地家屋調査士補助者

◆受験回数 4回
◆主な受講講座
中上級講座》演習コース
直前対策講座》全国公開模擬試験、プレ模試、ファイナル模試

私が司法書士を目指すことにした理由・想い

私が司法書士試を目指したのは、諸般の事情により司法書士・土地家屋調査士兼業の事務所で働くようになったからです。仕事上、必要なスキルを得るためには勉強が必要であり、せっかく勉強するのだったら資格も取りたいと思ったからです。主に土地家屋調査士の業務をしているので、まずは調査士試験からはじめ、合格した翌年の平成24年から司法書士の学習を開始しました。

受験勉強中に私なりに工夫したこと

(他校の)15ヶ月合格通信講座からはじめました。講義を視聴して講座の問題を解いて、1日3時間くらいの学習をしていました。あと2時間は学習時間を取ることは可能でありましたが、頭が疲れてしまってそれ以上は無理な状態だったと思います。この学習量だと民法→不登法と学習が進むにつれ復習ができないため記憶の定着はできず、それまでの学習は無駄とは言えないが効率は非常に悪かったと思います。
そして会社法に入ると講義の視聴が眠気との闘いとなりました。出てくる言葉自体に馴染みがなく理解できないのが原因だと思います。やがて学習の進捗も遅れだし目標であった平成25年の受験は諦めました。
 
短期合格講座について個人的な感想
働きながら学習する方には短期合格講座はおすすめしません。頭と体の体力が足りていないからです。体力不足は気合で一時的に補えるが継続するのは難しい。アスリートが日々ランニングをするように、学習を続けることにより頭の体力も徐々についてくると思います。最初からフルスロットルは出せない。
 
15ヶ月講座の一通りの終了まで2年程かかりました。その後は五肢択一の過去問を学習の中心にしました。当時は最終的に合格するにはBランク・Cランクの知識も必要だと思っていたので、闇雲に全ての問題を解いていました。一年くらい続けましたがその量の多さ、学習量の不足から反復学習ができず記憶が定着せず「このまま続けても無理だ」と思い学習方法を変えました。
 
一問一答のAランクの問題を反復するようにしました。多少わからなくても、とにかく先に進んで反復することに重点を置きました。英単語を単語帖で暗記するかようにです。やはりテストで点を取るには暗記は必須で、暗記するには反復しかないようです。
一問一答のAランクの問題を6~7割くらい解けるようになり、学習をはじめて5年目にしてはじめて本試験を受けました。択一基準点に2or3問届きませんでしたが少し手ごたえを感じました。翌年も同じような学習を続け本試験で択一基準点(ギリギリ)に達しました。
 
一問一答のAランクの問題が8~9割解けるようになってから、五肢択一の過去問を解いたり、あまりにもわからない所はテキストを読むようにしました。ただし一問一答のAランク問題から離れることはせず学習の半分くらいはAランクの反復に充てていました。
平日は民法1時間、不登法1時間、会社法・商等法1時間、マイナー科目1.5時間、記述1.5時間、計6時間を一日の学習時間の目安(実際できたのは4or5時間)としていました。
毎日、継続することが大事なので無理はしませんでした。眠い状態で学習しても頭に入らないので目安の学習時間に至らなくとも眠くなったら眠り、朝も目覚ましを掛けることはせず、自然に目が覚めたら勉強をしていました。自分の力量を客観視できず「試験までに何回か回す実現可能な計画」を立てることができなかったからです。(合格したいから、どうしても無理な計画になってしまう。計画どおりできないから「ダメな気分」になってしまい精神的に良くない。)

伊藤塾のこの講座が良かった

択一は基準点に達するようになったが、記述はあしきりでした。市販されている書籍や合格者のブログなど良さそうなものをいろいろと試し、そこそこの問題数もこなしたが一向に点数は伸びず、「このまま続けてもダメだ」と確信にさえ至り困り果てていました。
 
先ずは基準点を取れるように藁にも縋る思いで「記述式答案構成力養成講座」の不動産登記を受講しました。講義は肌に合い少し手ごたえを感じたので、続けて商業登記も受講しました。直後に行われた「全国公開模擬試験」を自分への期待を持って受けたが、残念ながらできた手応えはなく「そんな直ぐに効果は出ないなー、でも続ければなんとかなるかな」といった感じでした。
ところが成績結果にビックリ!なんとA評定。記述も基準点+10点。いつのまにか点がとれるようになっていました。しかし本試験の結果は択一・記述とも基準点を突破したが合計点が0.5点足りず、届いた成績表を床に叩きつけました。
 
迎えた2020民法改正、独学では無理だと思いました。「択一実戦力養成答練」・昨年に続き「記述式答案構成力養成答練」を受講しました。
通信の受講だったので講師の方々と直接会うことはありませんでしたが、モニター越しにも伝わる会場の雰囲気や、いろいろなアドバイス、激励・・・学習を続けていくうえで大変役に立ちました。
試験の前夜、緊張で眠れないでいると、ホテルの隣の部屋から高いびきが聞こえてきて「お隣さんも明日試験」そう思うと益々眠れない。講義で「緊張で眠れないときでも勉強しちゃダメですよ疲れますから、横になっているだけでも休まりますから」と聞いたのを思い出し、それを実践しました。結局朝まで一睡もできず試験に臨みました。あの夜勉強していたらどうなったかは誰にもわからないけど、アドバイスを信じて結果は合格! 感謝 感謝 感謝です。

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