実のところ私は社会保険労務士の取得を考えていました。4年ほど前から事務職に勤めていたのですが、社会保険に関する業務が多く、それに関する知識を広めたいと思っていました。社会保険労務士について調べを進めていくと、法律初学者は行政書士からはじめるとよいとの文言を多く見かけたため、実直に行政書士の取得から目指しました。
令和3年度の行政書士試験に無事合格し、そこから社会保険労務士—と思いきや、民法などの勉強が思いの外楽しく、いろいろな法律を勉強してみたいという思いが強くなっていました。とりわけ刑法に興味があり、刑法が試験科目に含まれている資格を探すと、司法試験(予備試験)と司法書士試験のみだということがわかり、私の選択はそのどちらかに絞られました。司法試験予備試験はさすがにハードルの高さを感じたため、司法書士試験を受けてみようと思ったのが始まりです。
仕事はそのままで、いわゆる兼業受験生という形でしたが、行政書士試験の時も同様に働きながら勉強していたので、兼業であることに不安はありませんでした。もっぱら不安だったのは商法・会社法の勉強でした。行政書士試験の時はあまり理解が進まず、最低限にも満たない程度の勉強量で受験し、運よく合格できましたが、司法書士試験では商法・会社法を捨てることが不可能でした。ただ、宇津木講師の言う通りに勉強を進めることで、少しずつ制度や概要が見えてきて、ある程度の全体像が見えて問題も少しずつ解けるようになっていったと思います。やらないうちから不安だけを覚えていても仕方ないので、まずは手を付けてみて、いまいちな時期が続いても根気よく勉強を続けることが肝要であると私は思います。
司法書士を目指すことにしたのは50歳を目前にした2年前、48歳の頃です。20年以上専業主婦で、家事と育児しかしてこなかった自分にも、何か社会に役立つことができないかと考えたのがきっかけです。しかし私にはこれといった資格も勤務経験もなく、アルバイトやパートの面接にことごとく落ちました。全滅でした。もう一度働きたい、社会の役に立ちたい、と思ったのが司法書士を目指すことにしたきっかけです。最初は市販のテキストを1冊購入し、独学ではじめましたが、1年でも早く社会に出るためには受験指導校を利用しようと思いました。入門コースを山村講師のコースに決めたのはYouTubeガイダンスを観たからです。司法書士試験を、大海原を航海するヨットに例えられ、「私がゴールまでご案内しますから、皆さんは私に付いて来てください。」とおっしゃったことです。後にこの言葉を何度も思い出し、山村講師に付いていけば絶対大丈夫!という強いお守りになりました。気持ちがブレることはなかったです。
第一子出産と夫の転勤などが重なり、子育てに専念する為前職を退職しました。それ以来夢中で子育てをしてきましたが、第二子出産後、社会復帰を意識しはじめたところ気づけばかなりのブランクが空いており、職業が選べなさそうな状態でした。それを機に、これから自分は何をしたいのか考えたところ、法律を学んでそれを仕事にしてみたいという気持ちがあったため、法律を学べる資格を探し、司法書士を志すことにしました。
私が司法書士の学習を開始したのは、大学4年生のときです。それまで大学在学中は、独学で司法試験(予備試験)の学習に専念していましたが、予備試験を受ける直前になって不安になってしまい、出願したにもかかわらず受験を取り止めてしまいました。
不安の原因は、独学で身につけた知識への不信感と、弁護士という勝負の世界で生計を立てていくことへの恐れだったかと思います。
そこで、心機一転して、今度は講義を受講しながら勉強をはじめることにしました。同時に、自分に向いている職業は何か、と再確認したとき、弁護士よりも司法書士の方が合っているのではないか、という考えに至りました。
学習当初は、すでに大学卒業を目前に控えているということで、不安もありました。しかしそれ以上に、独学で身につけた知識が、登記という実務的な知識と合わさって確かなものとなると感じ、向学心をもって学習を継続することができました。
補助者として働いて4年目に差し掛かり、気づけば職場の補助者の中で一番の古株になっていました。
なぜか仕事をバリバリこなす先輩方は3年くらいで退職していく環境で、古株の居心地は良いものではなく、自分も退職しなければと考えるようになりました。登記の仕事がとても楽しかったので、司法書士になれたらいいなと考えるようになり、退職後は主婦となり、試しに他校の講座を受講することにしました。
「受かればいいな」という軽い気持ちで受けた一回目の試験(2019)は今思えば「お試し受験」であったと思います。その後、コロナ禍となり、子どもたち3人が皆休校や分散登校の日々が続き、専業主婦でよかったなあと噛み締めながら、子どものご飯を三食作り、運動の機会を作ったりと、家庭に専念し、司法書士の勉強は2020年はしませんでした。
ですが、せっかくの2019年の勉強が無駄になるのも勿体ないと思い、行政書士試験を受けてみることにしました。急に決めたので試験まで僅かな時間でしたが、本屋さんで伊藤塾の行政書士試験本を一式購入し勉強しました。合格という結果を得て、勉強した時間は無駄ではなかったと、とても嬉しくなり、やはりもう一度司法書士試験に向けて勉強しようと決めました。
行政書士試験の際の伊藤塾の書籍がとてもよかったので、伊藤塾の司法書士講座に興味を持ち、申し込みました。
最初の動機はなんとなく就職活動をしたくないと思っていました。私の周りでは自営業をしている人が多く、そのため一般的な就職活動ってどうやるのかイメージが持てなかったため、どこかの企業に就職するより、自分の中にある知識や技術を使って働く方に魅力を感じました。また資格があれば独立も可能だし、自分に合ったワークライフバランスで生きることもできると考えたからです。
司法書士を目指した理由としては、コロナの流行で大学在学中に留学ができなくなったり、内定取り消しのニュースを見たりして、自分にとって武器になる資格が欲しいと感じました。外国語学部卒業ですが大学進学時点で法学部と迷っていたこともあり法律系の資格を取りたいと思い、また叔父が東京で司法書士として働いていたので、興味を持ちました。
司法書士試験のために勉強をはじめる前は法学部でもないのに内容についていけるか心配でしたが、入門講座の講師の方々は初歩の初歩から解説してくださったので大丈夫でした。またカウンセリングを活用したことで、勉強のモチベーション維持や一人で勉強する不安解消に役立ったと思います。
もともと経済に興味があり、色々と情報を集めているうちに、低迷している日本経済を活性化させるためには、日本企業全体の99%を占める中小企業が①技術革新を起こして活性化するか、②中小企業が大企業で合併して生産性を高めるか、の2択しかないと考えるようになり(偏った考えなので、本当はもっと色々と方法があると思います)、その一助になるため、手続き面での支援ができる司法書士を目指しました。
また、前職は公務員で、給与・待遇ともに安定はしていましたが、安定した状況に退屈してしまった。というのもあります。どこにいても自分の力で生きていける力を身に着けたいと考えたのも目指した理由のひとつです。
人と違う人生を送りたいと昔から漠然と考えていたのでどこかの企業に就職をして定年まで働くということが考えられなかったので何かしらで起業をしようと思っていました。あまりにも範囲が広いので絞る今でも資格取得を考えました。はじめは行政書士の資格を取ろうとしていましたが行政書士として生計を立てていくことは自分には難しいと感じ司法書士を目指すことにしました。その時は安定性より楽しさ優先で長くはできないような仕事をしていました。司法書士になればこの辺は挽回できるものと謎の自信がありました。
大学時代、周りに司法書士を目指す人が多かったため、いつかは目指したいと思っていました。実際に学習を開始したのは3年前、不動産会社で営業事務を担当していました。子育てが一段落し、子どもたちの進路の方向性が見えたことと、コロナ禍で働き方を再考したのが大きなきっかけとなりました。働きながらでしたので、テキストだけ揃えて独学で気軽にはじめました。40代後半でしたので、体力面や記憶力で不安はありましたが、勉強の楽しさが上回りました。
私は、平成20年に行政書士事務所を開業しており、相続や会社設立など行政書士だけでは完結できない業務が多々あるので司法書士を目指しました。その時の家族構成は、妻・子ども1人です。
目指した当初は某大手通信講座を受講していましたが、やはり独学なので1年も経たずに諦めてしまいました。その後3年が経ち、再度チャレンジしようと思いたまたま本屋さんで見つけた伊藤塾の「うかる!司法書士必出3300」シリーズを購入。今見返すとそのテキスト全てを10回以上繰り返していました。この期間、子どもが2人増えて、3人になっています。
「うかる」シリーズのおかげで、択一は後2、3問で基準点が突破できるところまで行きましたが、基準点突破ができない期間が4年ありました。
そして、「独学より専門学校に通ったほうが合格へは近道」という言葉をお客さんからいただき、伊藤塾のネット講座を受けはじめます。
独学をはじめてから、不安は特にありません(何も考えてなかったのかも知れません)でしたが、伊藤塾を受講すると不思議なことに「希望」が湧いてきました。
諸事情により、約四半世紀勤めた介護の仕事を辞めて専業受験生に。はじめは行政書士試験を受験、令和2年度合格。そこで就職するつもりでしたが、つれあいから「もうちょっと勉強してみない?」と”教唆“され、司法書士を目指すことになりました。令和2年の年末に司法書士試験の教材が届きました。こんなに受験科目のある試験だったのかとその時にはじめて知りました。
根抵当権には泣かされました。何を言っているのか全くわからない。そして不登法の過去問。〇と思うと×、×と思うと〇。全然だめだ、と。辛かったのは膨大な勉強の量ではなく、わからない自分、間違う自分と向かい合い続けなければならないことでした。
不安の解消は勉強することしかない、それは一回で解消できるものではない。やるのもつらいけどやらなきゃずっとわからない自分のまま、と自分に言い聞かせました。
宅建って良く聞くけど、なんなんだろ?
という疑問から仕事にも全く関係なかったのですが、本屋さんで挿絵が多めのテキストを選び読みはじめたのがスタートです。法律の勉強をしているという意識もなく読み進め、受験してみたら合格でき、良くあるパターンの「次は行政書士」へと進みます。こちらも本屋さんの本で合格できたので、またまた良くあるパターンの「次は司法書士」と進んできました。同じように本屋さんでテキストを購入したのですが…今までとは全く違う読みづらさ(挿絵は皆無)に「これは独学ではムリかも…」と早々に気づき、この機会にちゃんと学んでみようかと思い伊藤塾に申込をしました。
フルタイム勤務でしたが、コロナ禍で外出自粛の時でしたので、勉強するには良いタイミングだったと思います。
軽い気持ちではじめた宅建からの流れでしたが、受講するからにはお金を無駄にはできないぞ、と気合いが入りました。
私は、行政の相談窓口に勤めています。ご相談者様の中には、複数の悩みを抱えて見える方も多くいらっしゃいます。特に高齢者においては、残される家族のこと、死後のこと、ご自身の生活のことなど、多岐に渡さるためご自身の力だけでは解決することが困難な状況となっていることも少なくありません。こうした方々が少しでも安心して生活が送れるよう、法的な面からサポートがしたいと思い、司法書士の資格取得を決意しました。
当時中学2年生だった娘が「勉強が辛い」と言うのを聞いて、娘と一緒に勉強しよう!と司法書士の勉強をはじめました。
出産後、法律事務所の事務員として働きながら子育て中心の生活をしておりましたが、士業の世界では、やはり資格がないと仕事内容も給与も限られてしまうことを実感していました。これから先も、この業界で長く安定して仕事を続けていくためには資格を取った方がいいなと思いつつもなかなか手が付かなかった私に、娘がきっかけをもたらしてくれました。
15年以上も前になります。
それまで、宅地建物取引主任者、マンション管理士、行政書士と順調に資格試験をクリアしてきて、次は司法書士!と軽い気持ちで、ある受験指導校の2007年合格目標の入門講座を受講しました。
その後、お試し受験から数えて2011年の試験まで、計6回受験しましたが、そもそも、そんないい加減な気持ちではじめた試験勉強で太刀打ちできるはずもなく、一度として択一基準点を超えることができないまま2011年の試験を最後に撤退しました。
それから10年を経過した2021年、年齢も50歳を過ぎて、サラリーマンとしても先が見えてきた頃だったので、この先の人生をどうしようかと考えた時に思い出したのが司法書士という資格のことでした。
私は、当初は司法試験合格を目指しており、法科大学院に在籍していました。ですが、争いことを扱う弁護士という仕事は自分には合わないのではないかと悩んだ末、法科大学院を中退しました。その時に、争いことから距離のある登記業務なら自分にもできるのではないかと思い立ち、司法書士を目指しました。学習当初は、仕事をしながらの受験勉強となりましたが、法科大学院時代の勉強分もあって、憲法・刑法はすんなりいきました。しかし、民法をはじめとする主要科目は苦手でしたので、一から勉強し直す感じでした。
年齢に関係なく働き続けられるようになりたかったのと、人様のお役に立てる仕事をしたかったためです。また、常に前進・成長していたいと思っていたこともあります。高齢化社会のなか成年後見業務に興味を持ち、司法書士という資格を知りました。業務内容に大きな可能性を感じ、資格取得も難関だからこそ価値があり、自身の適性にも合いそうだと感じ、挑戦してみようと決めました。
小さい頃から法律を使って困っている人を助けることを仕事にしたいと考えており、法学部に入学しました。大学に入学した頃は司法試験の制度が変わり法科大学院に行くことが必要になったため、費用面の負担や制度に関しても過渡期ということもあって司法試験を受験するということは将来の選択肢から外しました。そうした中で、町の法律家である司法書士という資格を知って目指してみることにしました。
伊藤塾を選んだ理由は、大学の友人や先輩からの評判が良かったことと他校と比べた時に費用が安かったからです。講義は全てインターネットで受講しておりました。最初は在学中に絶対合格してやると意気込んで勉強を開始しましたが、地方から東京に出てきていたため、生活費を捻出するためアルバイトに時間がとられ勉強との両立がだんだんできなくなり、不動産登記法の講座に入ったころからは復習をほとんどできず、とりあえず受講だけするという状況になってしまいました。当然在学中に合格することなどできず、社会人になってからもダラダラと勉強をしているだけで択一の基準点を超えることも全くできない状況が10年近く続きました。ただ必ず司法書士になってやるという思いだけは自分の中から消えることはありませんでした。
私が司法書士を目指したのは、大学卒業後に司法書士事務所に就職したことがきっかけです。大学在学中は、弁護士を志し、法科大学院に入学するつもりでしたが、ちょうど私の代で同大学の法科大学院の募集が終わってしまいました。路頭に迷っていた私を恩師が司法書士の道へ導いてくださいました。
当時は司法書士の仕事内容もわからず、資格取得をしたいという漫然とした気持ちから、司法書士受験の道がはじまりました。不安もありましたが、とにかくやるしかないという気持ちでいました。
私が司法書士を目指したのは30代前半でした。当時働いていた仕事は親戚の学習塾で、事務員をしていました。私は学歴がなくて将来に漠然とした不安を抱えていました。そんな時何か資格を取ろうと、資格ガイドを見ていた時に司法書士に目がつきました。
法律資格で受験資格の制限はない。合格率も低い。難しいほどやりがいがあって、これ受かったらかっこいいのでは?と見栄えから入っていった感じでした。その時はこれほどまで大変な資格と思わずに決めたので、不安はなかったと思います。ある意味不安はなかったので、迷わず受験に入り込めました。
ちょうどコロナ禍だったという情勢的な理由もあり、漠然とした将来に対する不安から「何か資格が欲しい」という気持ちが強くなり、勉強をはじめました。
法律に関して全くの初学者で、まずは宅建の勉強からスタートするうちに法律の勉強の楽しさに気づき、そこから最終目標として司法書士を目指すことにしました。
2021年に宅建、2022年に行政書士、2023年に司法書士という順番で合格をすることができましたが、学習をはじめたばかりの頃は本当に合格できるかの自信は全くなく、そもそも勉強を続けられるかも自分でもわからない状態でした。自分の学力にも自信がなく偏差値の高い大学を出ているわけでもない私が、難関資格である司法書士を目指すということ自体を人に話すのが高望みすぎて恥ずかしいという気持ちすらありました。
それでも、今まで知らなかった法律の知識を少しずつ理解できるようになるうちに、流れてくる日々のニュースも法律的な目線で解釈できるようになったり、小さいことですがそういった変化を感じられるのが楽しくて、気づいたら3年程受験生生活を続けることができました。
行政書士試験を受験し、自己採点で合格見込みとなったことから、数日後には司法書士試験の勉強を開始しました。理由としてはせっかく行政書士試験で学んだことを活かしたい、ステップアップとして次なる資格に挑戦したいと思ったためです。行政書士試験は独学で合格しましたが、司法書士試験は行政書士試験よりも更に難易度の高い試験であると認識していたため、勉強が上手く進められるかが不安でした。そこで基礎からしっかり勉強できると感じた伊藤塾で合格を目指すことにしました。
私が司法書士を目指した理由は、当時自分はフリーターでしたが、定職に就いている友人たちに負い目を感じていたからです。また、単純に法律を勉強することがかっこいいと思っていたこともきっかけのひとつです。
学習をはじめた当初は「絶対に受かるぞ」という気持ちはなく、「まぁ数年かけて受かったらいいなぁ」くらいの軽い気持ちで勉強していました。
過去問やテキストがかなり厚く最初は不安もありましたが、法律を勉強する自分に酔っていたのでそれさえもポジティブに考えられました(笑)
結婚を機に退職し子育てに専念していましたが、子育てが一段落したらまた働きたいと思っていました。しかし一度失ったキャリアを取り戻すには、何か強みがなければいけないと思い、子どもが小学校や幼稚園に入り、少し自分の時間ができたタイミングで、学生時代に憧れていた法律の資格取得を目指したいと思い司法書士試験にチャレンジすることにしました。法学部に行かせてくれた両親に法律資格を取得して恩返しがしたいと思ったこともきっかけのひとつです。
父が突然病に倒れました。その時母から、私は法学部出身であり、法律の勉強の経験があったことから、父を安心させるために資格を取ってほしいと頼まれました。当時私は他に興味のあることがあり、司法書士はできればなりたくない職業だったので拒みました。司法書士は、なんとなく地味な職業に思え全く興味がありませんでした。結婚したばかりで料理も十分できず、料理番組を見て料理を作ることに悪戦苦闘し、かつフルタイムで仕事をしていましたので、自分の時間が全く取れませんでした。時間が取れた時は、自分のやりたいことを優先にしつつ、片手間に受験指導校のテキストを買って独学で勉強していました、今思うと勉強というより、ただテキストを眺めていたという感じです。
大学在学中に司法試験の合格を志し、卒業後も法律の勉強を続けていました。仕事をしながらの司法試験の勉強を続けることは難しく、しかし何らかの形で勉強してきた成果を残したいという気持ちもありました。難度の高い試験であることは、過去問をざっと目を通したときにわかりました。司法書士の合格を目指すに当たり、勉強の過程で自信を失い歩みを止めることが怖く、司法書士の勉強を中断して、他の資格試験の合格を糧に歩みを止めないようにしていました。
私は専業主婦で子どもが幼稚園に通っている時間に、今後働くうえで役立つ何かを勉強したいと思いました。その時に、かつて法律の仕事に就きたいと思っていたことを思い出しました。以前保険会社に勤務していた時に、保険請求される事故が保険約款のどこに適用されるのか適用されないのかの検討をしていました。判断が難しい事案の場合は、弁護士に法解釈の相談をしており、その時に、法律は解釈の仕方次第で色んな見方ができて面白いと感じました。
そこで、法律関係の仕事を調べてみると、司法書士は、揉めことを未然に防ぐ仕事であり魅力に感じました。合格率の低さや試験範囲の広さなどは気になりましたが、一度やってみたいと思い、思い切って学習を開始しました。
私は、大学を卒業して以来、これまで不動産業界に勤務しておりました。勤務をしている中で、以前より希望していた法律を扱う仕事がしたいという思いがありました。このまま不動産業界で働き続けるという選択肢もありましたが、やはり法律関係の仕事をしたい、という思いが強く、悩んだ末に一念発起して司法書士を目指すことにいたしました。勉強をはじめた当初は試験科目や範囲の広さに圧倒されてしまい、くじけそうになりました。勉強を進めていくにつれ個々の科目を超えた内容の関連性がわかりはじめるにつれ少しずつ答練等での結果があらわれてくるようになりました。
私は長い間ホテル業界で働いていました。現場はストレスが多く、長時間労働も重なり、40歳ごろから体調を崩すことが増えていました。そこで転職を考えていたところ、司法書士の資格が目に留まり、学習を開始しました。
学生時代から法律に興味があり、法学部に進学をして勉強に励んでいました。ただ、結果的には法律に関係のない職種に就き働いていたのですが、仕事に余裕が出てきたタイミングで、法律系の資格にチャレンジしてみようと思ったのがきっかけです。いきなり司法書士はハードルが高いと思ったので、ステップとして行政書士を合格後にチャレンジしてみようと考えていました。行政書士合格後、実際に司法書士合格を目指す段階では、勉強の習慣が身についていたため、不安なく勉強をはじめられた自覚があります。
約10年程前に離婚をきっかけに、司法書士の勉強をはじめました。2人の娘を抱えてこの子ども達を大学まで出してやるには私が頑張って司法書士の資格を取って仕事しないと! と思いテキスト、過去問を一通り揃えました。
だけど、シングルで小学生に入ったばかりの子ども2人を育てながらの勉強は時間の確保ができませんでした。仕事をしないと生活できない、子どもの学校行事、子どもの病気、親の介護、その合間の勉強。過去問をするだけで精一杯でした。そのうちフルタイムの仕事で、ある程度の収入もできてきて もうこのままこの仕事でいいかなとの思いで司法書士の勉強を3年間、全くしていませんでした。
ところが、その会社が倒産してしまい、別に転職しないといけない状況となったときに、新たに決意をして挑んだのが令和3年の試験です。テキスト、過去問を全部買い直しました。随分改正されていて試験まで約半年しかない時期でしたが自分なりに頑張った結果、基準点にも届かず。
令和4年は、その過去問とテキストで記述点プラス7点、枠ズレなしでしたが、不合格。
令和5年ようやく合格できました。
法律とは全く関係のない会社の事務員として働いていました。会社に不満はないけれど、これといったスキルもなく漠然とした不安が常にありました。そんな時プライベートでもよくないことがあり、自分の環境を変えたいという衝動にかられました。世の中色々資格はあるけれど、資格だけあってもやはり実務経験が必要と感じていました。司法書士なら難しい資格だからこそ、全く経験のない自分でも一生モノの生きる術にできるんじゃないかと思い、取得を決めました。衝動から司法書士を目指すまで1週間、伊藤塾で受講をはじめるまで10日、試験まで1年でした。
司法書士を目指した最大の理由は、叔父が司法書士であったからです。
私は大学卒業後に民間企業に勤務していましたが、公務員を目指すようになり、法学部出身ではありませんでしたが、採用人数の多い法律枠での受験を決め、はじめて独学で法律を勉強しはじめました。そこで法律を学ぶことのおもしろさにはまり、公務員試験だけではなく、宅地建物取引主任者、行政書士試験にも合格しました。司法書士の勉強も続けたのですが、商法、商業登記法が難しく、受験もせずにリタイアしてしまいました。そして、公務員として勤務し十数年、司法書士だった叔父が亡くなりました。そこで、敬愛する叔父の遺志を継ぎたいと思い、司法書士の勉強を十数年ぶりに再開しました。合格して叔父と同じように司法書士になるとの強い意志のもと、勉強を続けることができました。
大学卒業後、法科大学院に進学しました。進学した理由は何か人の役に立つような仕事に就きたいという割とふんわりした感じのものでした。動機がふんわりしていただけに、大学院での勉強は私にとってつらいものでした。まず、人と争うのが嫌いでディベートやソクラテス式の講義が苦手、模擬法廷の授業は苦痛で仕方なかったです。大学院卒業しても結局1回も新司法試験は受験しないまま、何か法律に関わる仕事をしなくてはと司法書士事務所の事務職に就職しました。それまで司法書士というものになじみがなくどんな仕事か理解していなかったのですが、法律知識を活用しながら勝ち負けにこだわるのではなく、関係者と対話をしながら一緒に解決策を探していく司法書士の姿を見てすごくしっくりきたのを覚えています。そこから受験するまではかなり月日が空きましたが、あの司法書士の姿が目指すきっかけになったのだと思います。
【志望のきっかけ:親の介護と相続】
私が司法書士を目指すことにしたひとつのきっかけは、親の介護と相続でした。離れて住んでいた両親は亡くなる前の数年間で判断力が相当低下していたようです。亡くなる前から家の内外の改築工事を毎年のように繰り返していましたし、介護のため時々実家に戻ってみると、高額だけれど高齢者には使えない商品が次々出てきて驚きました。世の中には高齢者の判断力の低下に付け込んでくる人がいるのです。このような状況を見て、世の中の御高齢の方々に何らかの形でお役に立てないかと思いました。
また、相続手続きは大変です。親が亡くなるという非常事態の中、様々な手続きを非常に限られた時間の中で終わらせなければなりません。誰にとっても大変な作業となります。親が生きている間から少しでも備えておくことができればいいのですが、残念ながら、なかなかそうはいきません。これも何とかならないかと思いました。
このようなことを考えている時に、家族からも「退職後、何か社会のお役に立つことを考えてみたら?」と言われ、司法書士という選択肢を考えました。
【不安:年齢とともに衰えていく記憶力】
一方で不安もありました。ひとつの大きな不安は加齢に伴う記憶力の低下です。
司法書士試験に合格するには、記憶力が不可欠です。理屈ではなく、「昔からこういうものだから」としか言えない事項が多々あり、「そのまま記憶すること」がどうしても必要です。しかし、もうすぐ定年という年齢で、急速に記憶力が低下しつつあることを自分でも認識していましたので、少し不安がありました。この点は、結局、当たり前のことですが、特効薬はなく、「覚えることをできるだけ絞って、地道に繰り返して確実に記憶するしかない」という結論になりました。
このため、例えば、特に直前期に不安に駆られていろいろな教材に手を出したくなるのをぐっとこらえて、伊藤塾の教材の繰り返しに重点を置きました。たくさんの量をあいまいな形で覚えるより、決まった量を確実に記憶に固定させる方が効果的だと思ったからです。また、できるだけ毎日、早く起きて朝食までの間に不登法と商登法の雛型集から各々数問繰り返し、さらに疑問に思った点はすぐに質問することにしました。質問への回答を読むことによって、より効果的に記憶することができました。
欲張らないで、地道に継続することが大事だと改めて感じました。
司法書士試験の勉強をはじめる前は、ヨガの講師をしていましたが、社会貢献にも関心があり、法律の国家資格に以前から興味がありました。
ある時、インターネット上で生活保護の裁判に関するニュースを見ていたところ、裁判に関する解説、コメント等を司法書士の方がしており、それがきっかけで、司法書士の資格で様々な活動をすることができると知り、資格取得をしたいと考えるようになりました。法律は初学者でしたが、司法書士試験の合格者は、法学部出身ではない方が多いと聞いていたので、不安はそれほどありませんでした。
私が司法書士を目指すことにした理由・きっかけは、祖父が司法書士であったからです。
幼い頃から司法書士という職業が身近にあり、具体的な仕事内容がどのようなものか理解はしていなかったものの、祖父は地元で多くの方からの信頼を寄せられており、それに対し私が尊敬の念を抱いていたからです。特に目標もなく地元に帰ってきた後、祖父の事務所で手伝いをはじめると同時に、まずは土地家屋調査士の勉強からはじめ、運良く比較的短い期間で土地家屋調査士試験に合格できたので、このまま司法書士試験にも挑戦してみようと思いました。
コロナ禍で以前勤めていた業界に戻ることが難しい状況になり、今後の人生で手に職を付けたいと新しい分野に挑戦してみようと思ったことがきっかけです。同時期に高校の同級生との忘年会があり、皆子どもがいながらバリバリ働いているのを目の当たりにし、自分も専業主婦から脱したいとの気持ちが強くなり、次の日から受験指導校探しをはじめました。子どもが小さく勉強時間が取れるか不安でしたが、主人の協力を得てなんとか勉強時間を確保できるようになりました。小さいお子さんがいるなら家族の協力は不可欠だと思います。
実務に携わっていたので、せっかくだから身につけた知識を証として残したいと思ったことがきっかけです。将来仕事に困ったときの保険にもなるしちょうどいいかな、という軽い気持ちではじめました。
学習当初は、合格水準に至るまでの道筋を正確にイメージできていなかったので、効率の良い学習方法を選択できたかどうかが不安でした。そのため、色々な講座や参考書を比べたり、インターネットで合格体験談を調べるなど、学習方法も手探りする状態がしばらく続きました。
20歳前半の頃に司法書士の資格を知り、無謀にも独学で挑戦を試みましたが、基本書に出てくる言葉の難解さ、カタカナによる条文の読みにくさに悩まされて半年も続けられず挫折しました。その後30数年経過後、定年退職を境にもう一度挑戦してみようと言う気持ちが起こり、司法書士を目指しました。(条文が口語で編集されていること、及び資格取得のために受験指導校よる学習支援のシステムが構築されていることも大きな動機漬けになりました。)
大学卒業後は塾講師の仕事をしていました。
知り合いのすすめで司法書士という仕事を知ったのはいまから10年ほど前のこと。
市販のテキストを読んで司法書士試験を受けてみましたが、歯が立ちませんでした。大学受験の時と同じように勉強していても受からないなとすぐ悟りました。それから数年間は司法書士試験の勉強からは離れていました。ちゃんと勉強をしはじめたのは30歳を過ぎた頃です。
同時に、塾講師の仕事から家庭教師の仕事に切り替え、勉強の時間を確保できるようにしました。周りの友人の中で結婚する人たちが目立ってきた時期でした。もともと、マイペースな性格で自分がしたいように仕事をして生きていけばいいと思っていましたが、大学卒業後は会う友人も減り、会いたい時に気軽に会える人がいないというのはなんとなく心寂しいものだなと感じていました。
司法書士試験に受かるまでは、ずっと勉強し続けようと思っていたので、何度か落ちても、諦めるという選択肢はありませんでしたが、不合格を経験するのはとても辛かったです。今から8年ほど前に仕事の空き時間を利用して記述式対策講座を他塾で数ヶ月受講していたこともありましたが、当時は肉体的にも精神的にも疲弊していてあまり身につきませんでした。それ以外は独学。なんとなく気持ちが晴れないなという感じはいつもしていましたが、一人暮らしをしていたので、勉強の悩みを相談する人はいませんでした。当時の私は正直、不安の解消はできていませんでした。
私の親類や親せきに士業に従事している人が多い関係でこの資格に興味ができ、取得を目指すきっかになりました。そして、東日本大震災で家族を失った方々の成年後見人、未成年後見人をつとめる司法書士の方々の話をインターネットで見たりしたことで、そのように活躍されている方がいるんだなと思いこの資格を取りたいという意思が強くなりました。勉強期間の仕事は自営業の補助をしていた期間が長いので、ある程度柔軟に時間が取らせてもらったので恵まれた環境だったのかもしれません。
「次は司法書士試験だね。」
偶然勤務することになった職場の上司(司法書士)から軽いノリで挑発され、軽いノリで受験することにしました。宅建士等の他資格もそのような経緯で数ヶ月程で取得したことから、学習当初はまさかこの試験が数年越しの底なし沼のような学習量になるとは夢にも思っていませんでした。全科目分のテキストを目の当たりにして、「話が違う」と愕然とした記憶があります。ここで諦めるのも悔しかったので、「この上司が合格できるなら自分も合格する」という決して口には出せないスローガンを胸に勉強を開始しました。
もともと、20代前半はアパレル店員。結婚後は紳士服のお直しなど服飾関係の仕事をしていました。このまま一生この仕事は嫌だなと思いはじめて、だからといって何がしたいのか漠然としないまま宅建を受験。
合格後もっと勉強したいなと感じて次は何を受けようかと思った時に、父が私と同じ歳の頃、何か勉強をしていたのを思い出しました。
父は地方公務員だったのですが、定年後いろんな会社から声をかけられていました。
その理由が父の人柄ももちろんあるのですが、取得していた資格にもありました。
数個、難関と言われる部類の国家資格を父が持っていることをはじめて知り、尊敬と父のような人になりたいと思ったことが司法書士を受験したきっかけです。
文学部で研究者を目指し、大学院博士課程で勉強していますが、昨今の情勢や周りの人々の能力を鑑みるに、正直将来大学に残って研究ができるほど自分は優秀ではないと感じ、日々漫然とした不安感の中で研究生活を続けていました。ある日、生協の書店で、気になっていた新刊が出るので眺めていたら、司法書士の受験指導校のポスターが目に止まり、ふと検索してみました。すると合格者平均年齢などが出てきて、これなら30近くまで大学に残っていた私でもやり直し得るのでないかという思いが浮かび、その場で、伊藤塾の講師の方が執筆されている市販の入門書を購入した次第です。
結婚してすぐに夫の地方転勤が決まったことがきっかけです。
退職して帯同することに決めたのですが、再度就職する時に備えてなにか資格が欲しいと思い勉強をはじめました。
ライフスタイルの変化に合わせて働くことができるのが魅力的だと感じたことを覚えています。
転勤先の会社寮で勉強を開始しましたが、知らない土地で知り合いもおらず家に引きこもって講義を聞いていました。知らない単語と知らない知識に圧倒されて最初は教科書を読むのも苦痛でした。
覚えることが膨大なのにすぐに忘れてしまう自分が恨めしく、こんな調子で本当に合格できるのかと何度も挫けそうになりました。
ぼんやり何もしないでいると将来への不安に押しつぶされそうになるので、そういう時にはひたすら問題を解いていました。
不安になったら好きな音楽をかけながら心を無にして問題を解くのがオススメです。
私が司法書士を目指すことにした理由は、いつか自分の事務所を持つことが夢だったので行政書士と宅地建物取引士の資格を取得したのですが、さらに業務の幅を広げて差別化を図るために司法書士の資格の取得を目指すことにしました。民法や憲法など学習経験のある分野は割とすんなり頭に入ってきたのですが、不動産登記法や商業登記法などのはじめて学習する分野ではわからないことだらけで不安でした。ただ、これまでの学習経験から継続することで不思議と理解できるようになることがわかっていたので、わからなくても何度も繰り返すことで少しずつ理解できるようになっていきました。
郵便局に勤務していましたが、いろいろなことがあり組織に不信感を覚え転職を考えるようになりました。その中で他者の影響を受けることなく、自分のやりたいように仕事ができる士業に関心を持つようになりました。せっかくやるのだから難しいけど受かれば安泰だしと司法書士の勉強をはじめました。何度か試験を受け、これは仕事をしながらでは難しいと思い、思い切って退職しました。周りには反対されましたが、今では自分のやりたいことに集中するために必要なことだったと思います。
親族が司法書士をしていました。大学を卒業し会社に就職しましたが親族の自分で組み立てできる時間の使い方をみて自分もなりたいと思いました。働きながらの勉強でしたので合格するまで自分は時間がかかりました。(兼業でも一回で合格する方もたくさんいらっしゃると思いますが)
ただ、自分の場合は勉強だけだと多分上手に時間を使えなかったと思いますので仕事があるからこそ勉強しなきゃ、勉強する時間を何とか確保してやる気を出していました。時間がかかってもしょうがないと考えコツコツと参考書を読んでいました。
司法書士を目指した理由は主に3つです。1つは全国転勤の会社員として働いていた当時、今後の人生において自由な働き方を選択できるようにしたいと思ったため。2つ目は人生で1度は人生を賭けて努力し、何かを成し遂げたいと思ったため。3つ目は銀行で働いていた当時司法書士の方とお仕事する機会が多く、司法書士の仕事が自分に合っているのではないかと感じたためです。勉強を進めるうちに企業法務・商業登記関連の仕事をしたいと思うようになり、さらにモチベーションが高くなりました。
法学部の学生だった頃、当時アルバイトをしていたカフェで、ダブルワークをしている社会人の方と同じシフトになりました。その方は相続した借金を返済するためにダブルワークをされていたのですが、「法学部の人にとっては相続放棄なんて知っていて当たり前ですよね」と言われました。この言葉を聞いて、私ははじめて、法律は誰もが知っているものではないこと、そして、法律の知識で救える人がいることを知りました。
ちょうど「大学で学んだことを形(=資格)にせず、卒業するのは勿体ないのではないか」と迷いが生じていた時期で、資格があれば困っている方の力になれる日が来るかもしれないと考えました。そこで、受験資格が必要ないことから、まずは行政書士を取得して、その後司法書士試験にステップアップする計画を立てました。
その後、社会人1年目の時に行政書士試験に合格し、働きながら勉強する習慣が残っているうちにチャレンジした方が良いだろうと思い、すぐに司法書士試験の勉強をはじめました。
しかし、2012年にはじめて受けた本試験が私にはとても難しく、試験の最中に心が折れ、「こんな難しい試験は私には絶対に無理!」と思い、その日を最後に司法書士試験への挑戦を一度は諦めました。
試験の途中で諦めてしまったことへの申し訳なさや後悔をずっと抱えていたので、いつかは結果を出さなければと思っていました。それでも、夫に「まだ再挑戦しないの?」と聞かれても「今さら働きながら勉強なんて無理」とか「民法大改正の直後だから今は受けたくない」と言って逃げ、最初で最後の受験から9年の月日が経ちました。
ちょうどその頃、コロナ禍で勤務先の業績が悪化し、将来に不安を感じるようになり、「自分は何がしたいのだろうか。何ができるのだろうか」と考えるようになりました。そして、「やっぱり法律の世界で仕事がしたい」という結論に至り、年齢的にもそろそろ自分の道を決めるラストチャンスではないかと思ったことから、10年ぶりに2022年の司法書士試験を本気で目指すと決断しました。
私は法学部卒でもなくどこにでもいる平凡な会社員でした。当時はメーカーの営業職として待遇も安定しておりましたが、一方で文系の私にとって技術者(理系)の力を借りなければ製品の設計やトラブルを解決できないことはある意味ストレスフルな状況でした。大企業で数年に一度、転勤があり、その都度キャリアがリセットされるような感覚もありました。また、性格的に大きな組織で働くことがあまり好きではなく、極力人に縛られずに生きていきたいという思いもありました。「文系の自分でも、手に職を持ってやればやるほど実力が上がるような世界はないか。本当の意味で人から感謝される仕事はないか」と考えたとき司法書士という資格に出会いました。29歳の時です。当時は恥ずかしながら登記という概念すらも知りませんでしたが、簡裁代理や成年後見等、多様な領域で活躍することができ、また転勤もなく、難易度が高めで参入障壁が高く、独立開業も可能な「町の法律家」というフレーズに惚れ込み、興味を持ちました。結婚しており、生活のために専業受験の選択肢はありませんでした。一人では挫折することは分かっていたため、通学入門講座(他校)に申込を決めました。実際にはじめてみると、難解な法律知識のオンパレード、分厚いテキスト、過去問の難しさ、仕事の後の疲労、復習の多さ、時間の確保の困難さに早くもぶち当たり、民法の講義が終わるまでにすでに勉強を辞めたいと数回は考え「お試し受験」にすらたどり着けるかどうかという状況でした。しかし、「ここで諦めれば一生、転勤に付き合いながら理系の世界で会社員をやることになる」と自分を奮い立たせ、1ページでも1問でも多くをこなせるようにくらいつき何とか入門講座を修了したのでした。
私が司法書士を目指した最初のきっかけは、夫が仕事のためにファイナンシャルプランナーの資格を勉強しはじめたことでした。いい機会だからと自分も一緒にファイナンシャルプランナーの勉強をはじめました。資格取得後は勉強の楽しさに気づき、次はどんな資格に挑戦しようかといろいろ調べていく中で司法書士の資格に出会いました。調べてみるとどの科目も魅力的で、「これだ!」という感覚がありました。学習中は新しい知識を得るたび楽しく、自分には法律の勉強が向いていると思いました。
コロナ渦の自粛期間の時間の有効活用のために、たまたまはじめた行政書士の勉強をきっかけに法律の勉強の楽しさを知りました。
行政書士の資格を取得後、さらなるステップアップを目指し、司法書士を目指しました。勉強をはじめたときは、未就学の子どもの子育てをしながらの勉強だったため、家事や育児の合間をうまく使い勉強を進めてきました。
自由に仕事をしたい。という漠然とした将来の夢に挑戦することができる一番良い資格だと思ったからです。
将来の夢もなく大学は4年制の工業大学に進学しました。
新卒では、やりたいこともないので、多くの職種と関わることのできる預金を取り扱う金融業に進み、仕事という名目で社会勉強をしていましたが組織行動の厳しさや、自分を磨き、能力を活かせる業務ではないため、このままではダメだと思い退職を決意。その時は、方向性こそ決まっていませんでしたが、色々と調べ上げ、「自分の裁量で仕事ができる」「誰にでもできる仕事ではない」といった司法書士業務に魅力を感じ目指すことにしました。
私は大学卒業後、学習塾でアルバイト講師をしながら予備試験の勉強をしていました。予備試験を4回受験したところで、このまま受験を続けることに対して不安を感じはじめました。
そもそも、予備試験は複数形式の試験を1年間かけて受けなければならず、合格して得られるものは司法試験の受験資格に過ぎません。それに比べて司法書士試験は実質として毎年7月にある筆記試験に合格すればライセンスを取得することができるので、司法書士は試験制度が魅力的でした。
また、予備試験の受験中に取得していた行政書士資格だけでは業務範囲に制限があり、最後まで自分を頼ってくださる方のサポートができないと思っていたところ、認定司法書士と行政書士のダブルライセンスとして活動する方法を知りました。
そして、予備試験では思うような結果が得られませんでしたが、ここで資格取得を諦めてしまうとこれまで勉強したことが無駄になってしまう上、何より応援してくれた人に申し訳ないという気持ちが強くあったので、司法書士の資格を取得しようと決意しました。
私が司法書士を目指そうとしたきっかけとしましては、かつて行政書士試験を合格したことをきっかけに相続業務を専門とする行政書士法人に非正規雇用で勤務していたのですが私自身の能力、知識不足がきっかけで早期に退職することになりました。具体例を挙げますと当時の私は数次相続という言葉すら知りませんでした。法律を扱う仕事を行おうとしているにもかかわらず私法の一番基本的な法律である民法の知識が著しく足りていませんでした。このままでは絶対にいけないと思い悩んだ結果として私法系の法律をしっかり学べる司法書士試験の合格を目指そうと思ったことがきっかけです。
きっかけは父の存在です。
父は50を過ぎて脱サラし、専業受験生を経たのち合格しました。
あるとき思いがけず「一緒に事務所やろうよ」と誘ってくれました。当時就職が決まったばかりだったために「そのうち考える」とはぐらかした記憶があります。
その父が独立した後数年で亡くなってしまい、遺品の片づけをしているときに「司法書士試験への招待」という本を見つけ、父が最後に生業にしていた司法書士への興味を持ちました。
また、立ち寄ったところで「父を頼りにしていた」「父に助けてもらった」ということを聞き、司法書士(=父)への尊敬と憧れを持ち、以前誘ってくれた言葉を思い出し勉強をはじめてみることにしました。
身内に相続が発生し、自分が「代襲相続人」として遺産分割の当事者となったことや、不動産の登記で近所の資格者の講師にお世話になったことで、相続についての意識や司法書士という職業に対しての関心が湧きました。ちょうど、自身の今後の生き方や働き方について考え直しはじめていた時期だったので、この資格で人生の後半戦を生きていこうと決めました。
司法書士試験の受験を決めたのは、40歳目前でした。以前から、40歳になったらもう一度何かを学びなおそうと考えており、色々と模索していました。それまで病院に勤務していましたが、ちょうどその頃に諸事情により転職することになりました。それまで医療や社会福祉に携わってきましたが、全く違うことを学んでみようと考えていたところ、学生時代に司法関係に興味を持っていたことを思い出しました。それから調べていくうちに司法書士にたどり着き、受験を考えるようになりました。合格率が2~4%で受験勉強を始まるのにためらいましたが、後悔したくないという思いがあり踏み切ることができました。
「何かを真剣に勉強したい」ある頃からそう思うようになりました。何を学ぼうか調べていくうちに、司法書士に惹かれるようになりました。法的な問題を解決して社会貢献する職柄に魅力を感じましたし、これまでの人生で法律系の学問を学んだことはなかったので、新しい領域をゼロから学ぶのは面白そうだと思いました。もし資格を取ることができたら自分の人生の選択肢も広がりそうで、そんなポジティブなイメージを持つことができたことも理由になりました。
現在、不動産に関わる業務を行っているため、民法や借地借家法の知識を要し、また公図や登記事項証明書なども確認することもあるため、登記に関わる仕事に興味を持つようになりました。2年前に測量士補の資格を取得したため、土地家屋調査士の受験ということも考えたのですが、図面を描く技術なども求められることから、受験指導校の講座の受講が必須であり、まず独学でやってみるにはハードルが高いと思い、同じ登記に関わる仕事のなかでも、司法書士を目指すことにしました。
伊藤塾の講座を受講する前、他校で一度入門講座を受講しましたが、講師の指導、テキストやフォロー制度が自分には合わず、その後は独学でたまに単科で受験指導校の講座を受講し、細々と勉強を続けているという合格には程遠い状態でした。
司法書士を目指したきっかけは学習を通じて全身全霊打ち込むものを何か見つけたいという、なら司法書士以外でもいいのではというぼんやりとしたものでしたが、明確に司法書士という職業を目標にしたのは、親族の死後、学習経験があるということで相続登記を本人申請で挑戦してみたことで、戸籍の収集や細かな事務作業が自分に向いていると感じたことでした。
そこで、独学では学習に限界を感じていたので伊藤塾の中上級講座の門をたたきました。
もともと法律に興味がありました。偶然街中で司法書士の事務所を見かけ、司法という言葉に興味がわきました。受験資格を見ると自分でも受験できるとわかり挑戦したいと思いました。しかし、受験決意した当時、法律も全く勉強したことがなく司法書士がどのような仕事をするのかもわからないままなのでこの選択は後々後悔するだけなのではという不安がある中はじめました。その不安は的中し最初の5年ぐらいは全く内容がわからず、テキストを何回読んでも覚えられないという状況で、無駄に日々が過ぎていくばかりでした。不安の解消ができたのは自分に合った学習法とテキストを見つけることができたときだったと思います。
私は長い間専業主婦だったので、社会的なキャリアを積み重ねていないことが悩みでした。子育てがようやく一段落したとき、今後の自分のセカンドライフについて考えるようになったことがきっかけで、司法書士を志すようになりました。もともと法律の世界には興味があったのですが、とりわけ司法書士の資格は、キャリアがなくても挑戦でき、年齢を重ねても自分のペースで長く働き続けられる仕事として魅力を感じています。
転職を考えたからです。
法律職、面白そうだなと思ったので、とりあえず宅地建物取引士を取りました。
宅地建物取引士の資格を短期で合格したので、司法書士もいけるのではないかと思い、挑戦しました。
新しいことを知るのは楽しかったので、授業は苦ではなかったです(直前期などで、同じ問題を何周も行うのは嫌でした)。
大学生当時就職活動をする中で、自分で働く場所や環境をより自由に選択できる職業につきたいと考え、また親族が司法書士をやっていたことで司法書士という職種が身近に感じたこともあり挑戦することにしました。大学卒業後専業で勉強しておりましたが、友人達が就職して新しい生活を送っているなか、自分が置いて行かれている状況や将来への不安等で勉強が手につかない時間が増えるようになってしまいました。それを解消するため私は仕事をしながら勉強をすることを選択しました。これには一長一短あるとは思いますが、司法書士試験に合格するための勉強は精神的にもかなり負担があることなので、各人に合った環境作りが必要だと思います。
これまでの職務経験の中で、生活困窮の人や障害のある人の支援に携わったり、管理職として労務管理に従事してきました。その時々の職務上の必要に応じて、社会福祉・労務系の資格を取得してきましたが、定年退職後を考えたとき、これらの資格を持っていても、新たなキャリアに進む道筋がイメージしにくい気がしました。その点、同じ相談支援につながる仕事であっても、司法書士なら資格取得と実務が直結しており、中高年以降からでも社会貢献できる可能性が高いと考え、これを目指そうと考えました。
大学卒業後は地方公務員として働いていました。幸いにも職場に恵まれ仕事への不満などはありませんでしたが、巨大な組織の一員として働いていくなかで、自分という存在が希薄になっていくような感じがいつも付きまとっていました。以前から漠然と士業への憧れがあり、法学部出身ということもあったので、自分の能力やライフプランを考えた結果、司法書士を目指すことにしました。
学生時代に少しだけ司法書士試験の勉強をしたことがあったのですが、登記法などは独学では厳しいと感じたため、本格的に勉強をはじめるにあたって受験指導校を利用することにしました。法律系の資格と言えば伊藤塾、というイメージが強かったので体験講義を視聴したところ、山村講師の講義が自分には合っていると感じ、伊藤塾で勉強することに決めました。
ソフトウェア開発の仕事をしていますが、対象となるシステムの業務知識の修得のために社会保険労務士の資格を取得していました。
司法書士については、特に対象となるシステムには関係しないのですが、社会保険労務士の次に難易度が高そうという理由で学習を開始しました。
勉強する資格を選ぶに際して、仕事をしている都合上、法科大学院には通えない、司法試験の受験資格を取得するための予備試験に仮に合格できたとしても司法試験の期間制限がある、ということで消去法で司法書士試験になりました。
法学部の大学に進学し、当初は漠然と公務員(地元の県庁・市役所)への就職を考えていました。しかし法律の勉強をしていくとその面白さにハマり、公務員よりも法律の専門知識を活かせる仕事がしたいと思うようになりました。ですが当時の私は難関資格を目指すほど勉強に対して自信がなかったので進路を定めることができず、大学4年生の就職活動ではそれなりに試験対策をしていた地元県庁を受験しました。志望動機が曖昧だったこともあり面接で不合格になりましたが、筆記試験を突破できたので勉強に自信を持てるようになり難関資格を目指すきっかけになりました。その後、民間企業に就職しましたが法律の専門家になることへの未練があり、民法が好きだったことや前提資格が不要で1・2年の勉強でも合格を狙えることを理由に司法書士試験を目指すことに決めました。
長年、一般企業で事務職として様々な業務に携わってきましたが、次第に契約書のチェックや、不動産の管理・売買など法務の知識が要求される業務が増えてきました。そこでこれらの仕事を進めていくうえで、司法書士の方々と接する機会も増えていきました。そこでお話を伺ってその強い専門性に魅了されたことが司法書士を目指す動機となりました。学習当初は仕事と並行した時間のやり繰りが難しく、目に見えた成果がすぐには現れないことがこの試験の一番辛かった点です。
大学を中退した後、就職はせずアルバイトをしてきました。正社員になろうと思うこともなかったのですが、少しずつ働く環境が変わってきて、このままここで働き続けるのは難しいかもしれないと考えるようになりました。でも、他の場所で働いたことも正社員の経験もなく就職するのは難しいだろうと思い、それなら就職することも独立することもできる資格を取ろうと思ったことが勉強をはじめたきっかけです。
最初は社労士を目指したのですが、大学を中退しているので受験資格がありませんでした。行政書士の資格を取れば受験資格を得られると知って、半年ほど勉強して行政書士に合格。次は社労士と思ったのですが、そこで他の資格についても調べてみて、社労士よりも司法書士の仕事に惹かれ、司法書士を目指すことにしました。ただこの時点では司法書士試験がどんなものなのか、どのくらいの難易度なのか、何も知識がありませんでした。今考えるとかなり無謀なスタートでしたが、運良く短期間で行政書士に受かったこともあって、あまり真剣に考えていませんでした。受かったら就職活動しようかな、くらいの軽い気持ちではじめたと思います。
今すぐ正社員になろうと思っていたわけでもなく、いつかはという気持ちでした。
大学卒業後就職して会社員をしていましたが30代に入って今後の人生に悩むようになり、自分の武器になる資格やより情熱を持って打ち込める仕事に就きたいと考え、司法書士を目指しました。法学部を出て宅建士の資格を持っていたので独学で勉強していたもののなかなか合格できず伊藤塾を利用しました。正直最初の数年間はだらだらと勉強をしてしまいそのうち受かると思っていました。今思うと浅はかな考えだったと思います。
自分が司法書士を目指したきっかけは親と祖父が司法書士だったことや、ちょうど大学に入学して将来どうしようかと考えていて資格を取りたいなと考えていたので、司法書士の勉強をはじめました。自分が勉強をはじめたのは、大学1年生の終わりごろで、コロナが流行していたため大学の授業がほとんどオンラインになり、時間的には余裕があったほうだと思います。それでも最初は教材の量が多く驚きましたが、とりあえず授業をコツコツ消化していきました。
夫の仕事の都合で前職を退職し、子育て中心の日々を送っていました。コロナをきっかけに自分を見つめ直す機会があり、再就職を考えましたが、大した職歴もスキルもなく、ブランクだけが長くなってしまった自分に危機感を覚えました。どうせなら難しい資格を取り、手に職をつけようと思ったことがきっかけです。前職が法律関係の事務職であったことから、学習をはじめるにあたって取り組みやすかったことも後押しになりました。
司法書士を目指したきっかけは、①法学部を卒業したこと、②難関資格であることの2点です。
仕事上で専門的な法律を勉強していたのですが、久々に民法93〜96条あたりを見たときに「こっちの方がよほど広汎な法律でこちらを勉強したほうが自分には有益だろう」と感じ、また、法学部を出たことが遅ればせながら意味を持ってくる確信を持ちました。
現実的に取得できる範囲で司法書士が最も難しい資格と知り、合格率の高い資格と比べてやりがいがあると考えました。
もともと公務員になることを目指して勉強していたのですが年齢制限のためあきらめざるを得なくなったときに司法書士の存在を知り、勉強していた法律の知識がいかせるのでないかと思いこの試験を目指しました。
勉強をはじめた時はアルバイトとの両立だったので思うような勉強時間は取れなかったですが、収入を得ながら勉強できたこと、また在宅で講座を受講していたので勉強仲間が近くいなく働きながらの方が逆に孤独にならず不安を解消できたと思っています。
法学部だった私は、法律により人の権利を擁護し、安心した生活を送れるよう手助けができる法律家になりたいと思っていました。そこで、私は学生時代に旧司法試験に挑戦しましたが、合格には手が届かず、試験制度の改革をきっかけに撤退しました。
それなりの時間と労力をかけましたが、何も得ることができなかったと意気消沈しているときに、伊藤塾のイベントで学習経験が活かせる資格として司法書士が紹介されていて、司法書士が様々な形で人のサポートができることを知り、司法書士を目指そうと思いました。
公務員として19年勤務していますが、毎年、役所に提出する自分の身上調書の保有資格欄に普通自動車運転免許しか記載できないことや対外的に自分の職業能力を証明するものが何もないことが情けなく感じ、資格試験の受験をしようと思いました。受験科目の法令(不動産登記法、商業登記法等)とは異なりますが、仕事柄、日常的に法令を取り扱う業務に従事していたので、法律系の資格をとりたいと思いました。そして、働きながらでも合格できそうな試験がないかネット等で詳しく調べてみたところ、司法書士試験であれば何とかなるのではないかと思い受験を決意しました。
コロナ禍で時間に余裕があり、何かこれまでチャレンジしたことがないことに挑戦しようと思いまずは行政書士試験に挑戦しました。結果、法律の学習に興味を持ちその延長で司法書士試験にも挑戦することにしました。
学生時代に法律はおろか、勉強という行為を全くしてこなかった自分が働きながら難関資格に合格することができるのか、常に不安はありましたがその不安をエネルギーに換えて勉強を続けてきました。
司法書士を受験される方で同じ境遇の方はほとんどいないと思います。私は夜勤もある交代勤務で、土日はもちろん正月さえも仕事でまとまった休みというものは全くなく、一般的にスケジュールがまるで違います。当然土日がメインの模試やカウンセリングにも参加できず、正直孤独感はありました。もし、一人でも似た境遇の方がいたとすれば、それでも合格できた私の結果が励みになれば幸いです。
私はある武道の道場を経営していたのですが、それだけで十分な生活資金を得ることが難しく、昼間にアルバイトをしながら生計を立てていました。ですが、道場だけで生活を成り立たせる展望を持つことができず、やはり昼間も何かやりがいを持てるような仕事をしたいという気持ちが日に日に強くなっていきました。最終的に独立できる仕事で、あまり身体を使う仕事でなく、自分自身の適性や志向に合った仕事ということで色々検討した結果、司法書士という仕事がいいのではないかという結論に至りました。難関であることも聞いてはいましたが、頭の出来はともかく、執念だけは人並み以上にあるという自覚があったので、昼間のアルバイトを極力減らして挑戦を決意しました。
法律関係の仕事をしたいという思いから勉強をはじめました。その後、団体等の職員として登記を本人申請するなど、様々な仕事をしていく中で司法書士は自分に向いているという思いを強めました。要件を満たした申請をすれば、自分が作成した申請情報が、公の書類である登記簿に載り、それが全国に公開されることにとてもやりがいを感じました。また、以前、事務系の仕事が少ない離島に住んでいたことがありますが、司法書士の受験勉強をしていることを履歴書に書き、面接で伝えたところ、すぐに採用されました。司法書士の仕事・資格が非常に強力なことを実感し、絶対に合格するという思いを新たにしました。
大学の専攻が建築学科であったこともあり、関西のハウスメーカーに入社し設計の部門に従事、設計に関する営業活動支援のため、営業担当の商談の場に同席、又は契約後の打ち合わせの場に同席のおり、営業担当と顧客のやり取りのなかで資金・税金・登記等の話題を頻繫に見聞きし興味をもちました。又、一級建築士の資格を保有しており、土地家屋調査士試験の午前科目免除されることもあり、受験に挑戦合格し、不動産登記を表示から通して完結できる司法書士の試験に、合格の勢いで挑戦したことが、司法書士受験の出発点になります。
もともと小劇場で役者をやっていましたが、ある舞台の契約絡みで揉めて訴えられてしまい自力で証拠を集めて答弁書を作成の上一人で弁論し、後で司法書士が少額訴訟の代理ができることを知ってこの苦い経験を活かすために役者をやめて受験勉強をはじめました。
合格まで警備員を続けておりましたが、勉強をはじめた頃は長時間労働やいつ勤務かわからない不安定な状態が5年以上続き、勉強も断続的な状態でなかなか結果が出てきませんでしたが8時間労働の常駐現場に入ることができ、そこから継続的に勉強できるようになったせいか一気にそれまでの勉強の成果が出てきました。
法律を知らないことから自分の利益にならない状況になりました。法律を知らなかったは理由とならないことから、法律を学ぶことを決心しました。やるからには難関資格と言われる司法書士を目指そうと思いました。ただ大学卒業から十数年も経っており、勉強の習慣を呼び戻すのには苦労しました。それでも身近な法律である民法から学びはじめ少しずつ理解が進むにつれて、法律の勉強が楽しいと感じ当初の心配はなくなりました。
20年以上、裁判所に勤務しており、窓口業務を、民事、家事問わず長く経験してきました。その中で、いろいろな悩みや相談を聞いてきましたが、裁判所という中立の立場上、手続き相談しかできず、もどかしさを感じており、相談者の側に立って、相談者に寄り添って、解決に導くような仕事をしたいと思ったからです。学習については、仕事と両立していかなければならなかったので、大変でした。ただ、仕事の知識がそのまま学習に直結する点は、良かったです。
尊敬し、信頼する友人にすすめてもらったからです。士業の資格をとることをすすめられ、そのうち、挑戦しがいがある司法書士試験を選びました。完全に初学者で、法律の知識がない状態で勉強をはじめました。仕事はしておらず、ほぼ全ての時間を勉強に費やせる環境でしたが、いかんせん、勉強してゆく内容が難しく、量が多いと感じられて、はじめの頃は苦労しました。根気強く続けようとすること自体がきつかったです。しかし、亀の歩みの速度であろうと、毎日少しずつ勉強すれば、いずれ要領がつかめてくるだろうと思い、もともと勉強をすすめてくれた友人のことを信じることで、なんとか続けてゆくことができました。
自分自信の将来的な不安もあり、後見制度に非常に興味がありました。これからの時代、家族に頼れない方が増えてくると思います。そんな時に後見人として、必要としている方の役に立ちたいと思い、司法書士を目指しました。
学生時代は法律を学んだことがなく、最初は何もかもがはじめてのことで苦労しました。しかし、自分が興味を持ってはじめた勉強なので、勉強はつらいと思ったことがなく、とても楽しかったです。
転職を考えていた時期に知り合いから司法書士をすすめられて興味を持ちました。
高校卒業後、別のことにチャレンジしていましたがうまくいかず、これからどうしようと将来のことを考えていく中で資格を取ろうと決意しました。どの資格を取ろうか調べていく中で受験資格がなく、独立できるのが魅力で司法書士試験を受験することに決めました。理由のひとつとして、父が他士業で開業していることもあります。当時はアルバイトだったので両立の面で不安はなかったです。学習期間中もアルバイトをしていた期間もありますが、基本的には専業でした。
二つ、理由があります。
一つ目に、私は以前に旧司法試験を受験しておりましたので、その際に勉強したものについて何等かの結果として残しておきたいと思ったことです。
二つ目に、現在の職場では法務・総務の仕事を担当しており、民法・会社法を使う機会が多いので、これらの法律について改めて全体的に勉強しなおしたいと思ったことです。特に2020年に民法の債権法の改正が施行されましたので、自分の民法の知識についてアップデートする必要を感じていました。
海外で十数年主婦として子育てをした後、帰国して一般事務職の派遣社員として外資系不動産投資開発の会社で働きはじめました。しばらくして駐日代表の交代に伴って秘書の方も退職され、私が駐日代表の秘書を務めることとなり、その後派遣から直接雇用になりました。尊敬できる上司や同僚に囲まれ、少数精鋭のプロフェッショナル集団の中で働くうちに、私もなにか専門性を身につけたい、このチームの一員だと心から思えるようになりたいと考えるようになりましたが、不動産鑑定士や公認会計士、USCPAなどは社内に資格者が複数おり、資格を取得しても経験がなければ役立てられそうにないと感じました。
そのころ、日本における代表者の交代の登記をするために海外にある本社と日本の司法書士の間に入ってやり取りのサポートをする機会があったことと、目的に応じて複数の司法書士に業務上の相談をしていることも知り、これなら秘書も続けながらさらに貢献できるのではないかと思いました。
相続税に関連した仕事にも携わる中で、税務と法務は両輪であると強く感じました。どうせ法務について学習をするのであれば、社会的評価が高く、学歴要件等の受験資格に制限もなく、誰でも受験することができるフェアな資格であると考えて司法書士試験を受験することにしました。学習の当初は、受験期間が長丁場になることへの不安もありましたが、コツコツ努力をしていればいつか報われると信じて粘り強く取り組むこととしました。
私が司法書士を目指したのは、コロナ禍になってそれが思った以上に長引いて終わりが見えない時に、地元に帰って仕事がしたいと思い、独立できる資格の司法書士がいいなと思ったからです。10年以上前に行政書士の資格を取得していたので、法律に少しは馴染みがあったことも司法書士の勉強をはじめた理由のひとつです。一年目は東京で働きながら勉強していましたが、コロナ禍が長引き終息も見えない時期が続いていたので、仕事を辞めて地元に戻り二年目からは専業で勉強し、3回目で合格することができました。
司法書士を目指した直接のきっかけは家庭の事情による転居、前職の退職です。法学部を卒業後、業務内容が法律とは関係のない会社に就職し、何年か勤務をしていました。その後、家庭の事情で転居が必要となり、勤務地の関係より会社を退職することになりました。その折に今後のライフプランについて再検討し、転居や転職等でキャリアが途切れることのない(前職での経験を転職先で活かせる)仕事を考えた結果、司法書士に思い至りました。
私は、大学卒業後9年間ずっと専業主婦として過ごしてきました。子どもが大きくなったことでそろそろ働こうと思い立ち、地元の中小企業の事務職にパートで就職をしたのですが、そこがたまたま不動産業界の会社であったため、せっかくだからと働きながら宅建の勉強をはじめてみました。宅建は独学3ヶ月で合格することができたのですが、そこで勉強の楽しさに気づかされ、また試験に合格する喜びも大きく、他にも資格をとってみたいと思い宅建の学習中にたまたま知った「司法書士」という資格を目指すことを決めました。思いついたままに司法書士も独学で行っていましたが、司法書士の仕事について1%の理解もないままスタートした感じです。
恥ずかしい話ですが、生来の怠け癖が祟った結果、就活活動に失敗した私は、大学卒業後の数年間、フリーターとしての日々をただただ無為無策に過ごしていました。しかし、30歳を目前にして、今後のキャリアデザインを考えたとき、将来に漠然とした不安や憂いを感じるようになったことが司法書士を目指した直接的なきっかけです。当時はフリーターだったので、勉強時間の確保は難しい問題ではありませんでしたが、それまで法律の学習経験が全くの皆無だったため、理解のしやすさという点を重視して、資格受験指導校へ通うことに決めました。
私は、約5年前から司法書士・行政書士・土地家屋調査士の合同事務所にて勤務しております。行政書士と土地家屋調査士の資格を有しているため、資格者としてこれらの業務に従事しております。司法書士を目指すことにした理由は2点あります。
1点目の理由は、業務の幅を広げたかったことです。現在実際の業務において農地法上の手続きや境界確定業務、建物表題登記業務等を行っておりますが、司法書士業務である不動産権利登記(売買、相続等)や会社登記業務もやってみたいと考えたからです。
2点目の理由は、難関資格に挑戦してみたかったことです。働きながらの資格勉強はかなり大変であると思いますが、自分なりに努力をして、どこまで通用するかを試してみたかったからです。
もともと美容業界で働いており、司法書士とは無縁の世界でした。30代40代と将来の働き方を考える中で退社し、たまたま主人の勤める不動産会社でアルバイトをさせてもらえることになり、宅建の勉強をはじめました。これまでと180度違った世界で学ぶことがとても楽しくなり、せっかくなら1番難しい国家資格を、と受験資格に制限のない司法書士を選択したことがきっかけです。1年目はYouTubeで司法書士の講師や独学合格者の方の動画をたくさん観ましたが、正直偏った情報も多いのでおすすめしません。2年目になり、教えるプロである受験指導校講師の方の動画だけに情報を厳選し、個別相談も行い、自分に必要な課題を見つけることができ、合格につながったと思います。
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