平日は毎朝5時に起きて、出勤前に会社近くのカフェで勉強をしていました。朝食においしいコーヒーとケーキを食べられることをご褒美に早起きの習慣を付けました。仕事が終わった後は、会社の近くに借りている自習室で、疲れるまで勉強していました。仕事のお昼休み、移動中の電車の中など、隙間時間は全て勉強に使いました。休みの日も平日と同じように朝5時に起きて、会社近くの自習室に通い一日中勉強していました。勉強時間は、勉強時間を記録する無料アプリに全て記録し、勉強時間が積み上がることを可視化することで、モチベーションを保っていました(私は2640時間で合格できました)。
正直なかなか勉強時間を積み重ねることができず、直前期でも平日は1〜2時間、休日は6〜7時間勉強できればいい方でした。手が動かせない隙間時間(朝の身支度中や食事の準備中など)はYouTubeで関講師の過去問向上委員会や小山講師の10分動画をランダムに視聴し、通勤中は3300選を繰り返すなどしてなるべく勉強から離れないようにしていました。また、職場でも昼休憩のうち30分間は雛形ドリルをひたすら繰り返していました。これらは知識の定着に役立ったと感じています。
他方、やらなくてもよかったなと思ったのは自分でノートや暗記グッズを作ることです。不動産登記法を勉強しはじめた頃にあまり理解が進まず、テキストのポイントを自分なりにノートにまとめてみたことがあったのですが数回でやらなくなりました。結局一通り講義を視聴し終えた頃には大枠が理解できるようになりましたので、講師のおっしゃる通りに止まらず進むことが重要だったのだと思いました。また、覚えられない登録免許税や登記事項等を単語帳にしようとしたこともあったのですが、これもほぼ使わずに終わってしまいました。
学習開始当初は、全てがはじめての科目の勉強ばかりで しかも週に3回ほど講義があり、その復習時間を確保するに仕事の休憩時間もちろん、出張での移動時間、隙間があれば常に勉強をしていました。
記述式の問題については、A4ノートに記載して問題を解いていました。
そのノートが間違えノートとして一体的に管理できたので効率的に弱点を見直しすることができ良かったと思います。
択一式の勉強では使用する教材をExceedコースの択一総整理編のテキストのみに絞り徹底的に繰り返したことで知識の精度を上げることができました。
記述式では実戦編と記述式答案構成力養成答練の問題を5週くらいしました。同じ問題を解くことで思考過程を身につけることができました。
私は通学時間や休み時間を有効活用すべく、クイズ作成アプリであらかじめドリル・過去問の苦手な肢を参考に問題作成を行い、繰り返し解いていた。自分で解説を作ることになるのですが、これにより、自然と理由や制度趣旨等について考えることになるので、理解が深まりました。
また、過去問は難しいと思ったので1日に1回しか解かなかったのですが、ドリルと別途購入した3300選は過去問ほど時間をとらないので、1日に各2回は解きました。特に3300選の内容は本当に本試験で問われるものがよくまとまっているのでかなり効果的でした。 講座の受講に関しては、日中に大学の講義があるので、必ず早起きして1講義受けてから大学に行くようにしました。その場合、ドリルと過去問は大学で解きました。
一方で、多くの人には当てはまらない話かもしれませんが、私にはいわゆる直前期が1ヶ月もなかったので、直前期まで記述は雛形と実践編しかしておらず、最終盤かなり苦労しました。短期合格狙いなら講義と並行して記述の厳選過去問集も少しずつやっておくことをおすすめします(特に不動産登記)。
外出する際はどこへ行くにも教材を持っていきました。スマホやタブレットなどは余計なものを見てしまいそうだったので、できるだけ紙ベースでの学習を心がけていました。お風呂後のドライヤーの時間は膝に雛形集を置いて少しずつ覚えていました。
起床後、直ぐにスマホで受講中の講義をイヤホンをつけて、朝食をさっさと済ませ、掃除しながら勉強。
通勤中も常に。
講義のパワーポイントを写メに撮り、覚える事項を、講義を聞けない時はそれを見ていました。
寝る前は、1日の覚えたことを思い出すこと。
テキストを読んだり、講義を聴くだけでは、勉強したつもりだけであって、実際は、問題が解けない、覚えていないという現実が待っています。
一年目は、不安な気持ちから、あれもこれも手を付け、全部中途半端。
とにかく受講したものだけに徹底したほうが良いです。
理解して覚え、思い出すことを繰り返す。繰り返すうちに、最初、見落としていた論点に気が付き、思考力が高まります。テキストの図表も効果的です。図表などを頭のなかで思い出すこと常にしていました。
洗濯・掃除・料理をしながら講義を聞き流したり、トイレの壁にレジュメなどを貼ったり、お風呂の中で根抵当権の元本確定事由を唱えたり、勉強を生活の一部に組み入れるのは効果的だったと思います。
以前は、書いて覚える派だったのですが、手が腱鞘炎になったので書きすぎは良くないと改めました。
人によるかと思いますが、私の場合はカフェや図書館での勉強はあわず、自宅でモクモクと勉強したり、散歩しながら講義を聞き流したり、一人で勉強する方が頭に入りました。
朝5時00分に起床して午前中になるべく集中して勉強するようにし、就寝は遅くとも22時00分までとしました。
最初の頃は過去問集を必死に解いていましたが、合格直前は過去問集を使わずあまり過去問に執着しないようにしました。
試験当日用に、まとめノートを作るのは自分の弱点が可視化できておすすめです。
プラセボ効果かもしれませんが、集中力を高めるサプリを合格前1年は飲んでいました。
時間のない中とは逆に専業受験生として過ごした期間もあるのでその時の苦労をお伝えします。その時期の苦労として時間を気にし過ぎたことがあります。時間があるから、10時間以上は当たり前という感覚を持っていましたが、ただダラダラと時間を消費していくだけであまり効果的ではありませんでした。それよりかは1日、もしくは3日の中でやるべきことをざっくりと決めて達成感を持っていく方がモチベーションの維持にもつながりました。まずは「今、何をすべきか?」そこをしっかりと定めることが大事です。
会社に勤めながらの受験生だったため、とにかく時間の捻出に努めていました。
朝早く起きて確保したり、電車通勤中に確保したり、昼休みや就寝前など、様々です。
個人的に時間が無制限にあるとだらけてしまうため、上記の様な限られた時間で決めた量を行うのは、タイムアタック的なゲームのようにも感じられ、楽しみながら行うことができました。
このような限られた時間でやっていたのは基本的に講義の復習と暗記系です。復習に関しては深掘りし過ぎも良くない(時間を無限に食う)ので、こういった制限付きの時間でやっていました。
あとは自信をなくさないようなシチュエーションで記述を勉強していました。
私個人は空腹状態+午前中に記述問題を解くと1番スピーディーにできたので、記述演習はそこで解くようにしていました。
いくら「演習では得点が伸びなくてもいい!」とは言われても点数が低いと自信をなくすしテンションが下がります。そこでモチベーション味の意味も込めて、自分自身のベストな時間を把握し問題を解いていました。
工夫した勉強法について。まずは、生活リズムを整えることでした。毎日同じ時間に起きて、同じ時間から勉強を開始し、同じ時間に終わる。これをしばらく続けていると、そのうちからだが慣れてきて勉強することが習慣になります。そうなれば、根性など必要とすることなくスムーズに勉強することができます。これを一番大切にしました。
次に、隙間時間をいかに活用できるかでした。カードを持ち歩き信号待ちの時などにチラリと見る。お風呂で今日学んだことを思い出してみる。声に出して勉強するときは、録音して後に通勤時間などで聞き直す。
失敗したことは、テキストを1ページ目から読んだことです。眠いし、すぐ忘れるし、私にはあまり効果はありませんでした。これはかなり力が付いてから、ある単元をはじめからおしまいまでサラッと読むというのが良いです。
基本的に伊藤塾で言われたとおりにしました。講師が覚えろといったことは書けるレベルまでやりました。
午後択一の二次的科目の重要度を狭義の商法と同等に設定しました。過剰学習による高速化で記述に時間を多く割り振るための準備の意味と他の受験生と択一で差をつけることを狙ったものです。
「メンタルは大事」と山村講師がおっしゃっていたので、集中するために自分なりのルーティーンを身につけました。食事や服装を試験本番と同じものにしたり、問題を解く前に一定の動作をするようにしました。
学習の効率化を狙いサプリなどを飲むようにしました。
また、去年は問題の指示を読み飛ばし枠ズレをした上に商登法での時間切れで落ちたため、仮に枠ズレを起こしても他でカバーができるように記述は一日それぞれ一問ずつを毎日全部解きました。中盤はペースメイク記述式の難易度に苦しみましたが、だんだんと速くなっていき、どの問題を解いても時間があまるようになりました。
記述の練習は解いているところを録画することもありました。何が時間がかかるのかを仕分けして効率化を図りました。
〈工夫した点〉
とにかく、自己流の勉強法をせず、講師の言う通りに進めようと思っていました。司法書士試験の全貌を知っている講師の言うことを実践するのが、一番合格に近い道だと考えています。
そのため、講師や伊藤塾の教材に全幅の信頼を置きました。山村講師が講義中、「ここは絶対暗記です。」「口に出して10回言ってください。」など覚えるべき重要知識を指摘してくれます。そのときには、実際に口に出して言っていました。ときにはSNSで他のテキストや講座などの評判を目にし、気持ちが揺らぐこともありましたが、いろいろなテキストに手を出しても、知識が混乱するだけと思い、伊藤塾の教材を信じ繰り返しました。
また、テキストにはインデックスを貼りました。最初は目次通り章ごとにインデックスを作りましたが、それだけでは自分が確認したいところにたどり着くのに時間がかかりました。そこで自分がもっと調べやすくなるよう細かく分類しインデックスを作りました。このおかげでテキストに戻るスピードがアップし、勉強しやすくなりました。
〈失敗した点〉
記述の雛形練習を少し疎かにしてしまったことです。開示請求した答案を見たところ、基本的な雛形が書けていませんでした。記述に苦手意識があり、特に直前期は、権利変動などの実体判断と架橋判断に注力しており、雛形をあまりやっていませんでした。雛形がきちんと書けないと点数に結びつきません。スリーステップコースは早い段階から雛形練習が始まるので、最初から、「雛形をきちんとマスターする」意識をもって進めればよかったです。
私の司法書士試験の勉強は、集中できる環境づくりが大きな要素でした。毎日10時間の勉強をすることを決めていました。そのためには、まず誘惑を排除することが重要でした。携帯電話は勉強中に触らないように、物理的に別の部屋に置いて距離を取ったり、アプリに時間制限を設定して、無駄な時間を防ぐ工夫をしました。
また、SNSを見てしまうと不安になり、モチベーションが下がることがありました。そのため、司法書士試験に関する投稿は見ないように心がけました。情報過多で焦ってしまうことを避け、集中して自分のペースで学習を進めることができました。
【初年度】
初年度は覚えることに必死だったので、覚えたいことは洗面台まわりやキッチン、机の周辺など生活の中で長居をしている場所に付箋をたくさんはって目に留まるようにして徐々に記憶の定着へつなげました。
不動産登記法で記憶したいことは机に貼っていたのでその都度確認しやすかったです。
講義の中で、暗記ですといわれたものは洗面台付近に貼り、口に出して喋りながら覚えました。
ずっと座っていると体も辛くなるので、過去問はその日ごとの量を決めて湯船に浸かりながら解きました。
【2年目~】
2年目、3年目に関してはあまり時間をかけられない科目はわざと2駅前くらいで電車を降りて歩きながら何度も聞くことで記憶に繋げました。
私は、1年目は専業で勉強していましたが、2年目は家の手伝いをしながらでした。直前期までは、1週間のうち、3日は1日8〜10時間、それ以外は1日1〜2時間くらいの勉強時間でした。直前期3ヶ月は、1日10時間以上は、勉強するように心がけていました。子どもがいるため、多少突発的に勉強時間をとれないことなどもありましたが、逆に子どもがいるからこそ、一緒に勉強を頑張ろうとも思えました。家事は頭を休めたり、頭の切り替えの時間と割り切って、隙間時間は、全く勉強しないスタイルでした。勉強の最中も、パッと違う科目に切り替えたり、常に頭を柔軟性良く保つことを心がけました。
最も効果的だったのはとにかく日々の学習をルーティーンにすることでした。例えば就寝前の10分と起床後の10分は直前期でも必ず不動産登記法と商業登記法の雛形を覚える時間にしていました。塵も積もれば山となると言いますがこの一日20分の学習だけで合格に必要な雛形を全て覚えることができました。
テキストを読むだけの暗記作業は不得手なので、アウトプット中心の「プラクティカルコース」は非常に集中しやすい講座でした。勤務時と同様に朝は8:30から勉強をはじめ、12:00から1時間は昼休憩、13:00から再開し18:00まで。18時からはニュースを見て世間の情報に触れ、19:00以降に記述式の問題を解くようにしていました。寝る前に今日の勉強のポイントを思い出し、翌朝そのポイントを思い出す作業を続け、睡眠を挟んで記憶を埋め込むようなイメージです。
平日は、早朝「問題演習」→午前中「講義視聴」→午後「復習」→夜「記述式」のサイクルでテキストを回し、土曜に「1週間の復習」、日曜は完全オフ。1週間単位で①民法-②不登法-③会社法-④マイナーの順で回し、1ヶ月で1周するようなペースを守りました。
専業だったため、家事以外の時間を全て勉強時間に費やすことできる環境でした。兼業の方には参考にはならないと思います。Web でいろいろな受験生の勉強工夫法のコンテストがあって、そこで紹介されていた学習計画エクセルを自分なりにカスタマイズしました。過去問を各科目何日ペースで回すかを決め、1日当たりの消化ページ数を定めます(民法は10日間に1回、民事保全は3日に1回など)。本試験当日の順番(憲法→民法・・・)で、1日のノルマをこなし、そのページ数と開始・終了時間をエクセルに記入していきました。記述のひな形は1日10問ずつ、記述の過去問や本番に近い問題は最低1問ずつ解きました。それもそれぞれ開始・終了時間を記入していきます。時間を SUM して最低でも8時間は勉強しようと決めてひたすらこなしました。家事の時間が少ない日は、記述式の過去問数を増やしました。家事の時間はたいてい決まっているので、ある程度回すと次の問題は何だったかがわかるようになり、単語から回答を導き出すことで100%→80%→75%というイメージで解答時間が早くなっていきます。その分は、記述式過去問に時間を回しました。
勉強方法について、悩むことはありません。山村講師の言うことをそのまま実行していました。
仕事以外の全ての余暇を勉強にあてました。出勤前にドトールで勉強し、仕事は常に定時退社。アフターファイブはカフェや図書館で勉強し、休日は図書館に籠る。勉強のため計画的に有給休暇を取得。
勉強ファーストで生活を組み立てました。
覚悟を持って取り組めば、行動は自然と洗練されます。
隙間時間というと一番に思い浮かぶのが通勤時間で、私の場合は1時間程度でした。
幸運にもほぼ座席に座ることができましたので、朝出勤する前に往復の電車内で解く問題や読むテキストなど課題を決め、通勤時間をなるべく有効活用しようとしました。
また、バスや徒歩などの時間はテキスト等見ることが難しいので、受験指導校の講義をダウンロードして2倍速で音声のみ聞いていました。
他にも、机の前に座っての学習は時間の経過とともに集中力がなくなってくることがありましたので、特に学習時間が長く取れる日は間に散歩の時間を取って、散歩中に音声のみで講義を聞いていました。
失敗した勉強方法としては、合格する前の年までは直前期に資格受験指導校の出題予想講座を受講(しかも複数校)していたのですが、予想論点の教材が新しく増え、その教材と従来使用してきた教材とのリンクがうまくできず、かえって混乱しました。「直前期に新しい教材に手を出さない」というのは合格者や講師の皆さまが繰り返しお話されていることなのですが、自分の学習が不十分であると感じた時につい不安が勝って手を出してしまった点は失敗だったと思います。
外国語を勉強した経験がありますので、文系科目は基本的に「三秒ルール」を守ります。聞いた(見た)瞬間、基本的に「三秒以内」に回答します。できないなら、次に行きます。くよくよせずに、常に相手のベースに追い付けていきます。
働きながらの受験勉強だと、帰って来てからは疲れてしまって集中できず、ビールも飲みたいので6月から本試験までを除いて基本的に夜は勉強しないリラックスタイムと割り切り、その分朝は5時に起きて即机に向かい、集中力も体力も十分あるうちに覚えてしまおうとメリハリをつけて学習していました。
もしかしたら夜も勉強すれば何年もかからずもっと早く受かっていたのでは、とは思わなくはないのですが、おかげで勉強自体が嫌になったりすることはなく無理なく継続することができました。
隙間時間にやって効果的だったことは、自分がよく間違える所をノートにまとめて、時間あるときにそれを繰り返し読み返していました。暗記する所も併せて書いて、情報の一元化には気をつけてやりました。
逆に失敗した勉強法は、朝早起きして勉強したりしていた時期もあったのですが、仕事に支障をきたしたりして、踏んだり蹴ったりでした。無理をして勉強をするのはよくないと感じました。
電車の中で講座を聴いたりしていたのも、あまり頭に残っていなかった印象です。
【やって良かったこと】
とにかくやることを絞る!です。合格年度にやったことは、プラクティカルコースの問題演習・記述式答案構成力養成等練・記述式過去問講座の問題演習・厳選過去問集・模試のみです。
模試については、当日又は遅くとも翌日に復習を終えることを目標とし、その後の学習スケジュールに影響がないようにしていました。
【失敗したこと】
過去問を30~40年分繰り返そうとしたことです。繰り返し学習ができなければ知識の精度が低いものとなり、本試験でも「あれ、これはどちらの知識だったかな?」などと使えない知識となるからです。使える知識の修得と本試験に慣れるという意味では、択一の過去問演習は伊藤塾の厳選過去問集で十分です。
私はとにかく読むのが遅いという自覚がありました。そのため、講座の配信ペースには常に遅れをとることになりました。仕事の休憩時間に講座の復習をすこしでも進める必要がありましたし、子育てとの両立では、送り迎えの車内で講座の復習をしたりしました。その中で、工夫したことは、デジタル教材として配布されているPDFを活用することでした。伊藤塾の講座の良い点として、比較的自由度の高いテキストのPDFがダウンロードできる点があげられます。PDFはOCR処理されているため、文字列の検索が容易ですし、任意の文字を埋め込むこともできます。私はテキストのPDFをタブレットに取り込んで、違えた箇所や、重要な箇所は検索ワードですぐにジャンプできるように作り込んでいきました。ボタンひとつで何十ページ、何百ページを飛ばして、目的の部分にたどり着くことで、時間短縮につなげました。
失敗した勉強法は、自分で事例を作っては、法を当てはめて結論を考えるということをしてしまったことです。法律学の研究と受験勉強の区別がついていなかったのです。合格するための必要な知識のみ追い求め、それを繰り返すべきでした。講師やスタッフの方からも、度々注意をいただいていたにもかかわらず、過去問や模擬試験を解いて、この場合はどうなる?あの問題と矛盾しないか?などと疑問に思ってしまい、ムダな時間でした。この点を反省してからは、疑問に思ったことをすぐに質問するのではなく、試験に問われるかどうかという視点で一旦自分の中で保留し、本当に受験知識として必要な質問だと感じたもののみ質問するようになりました。
工夫した学習法は、特に勉強開始時から合格年の春までは、下の子が幼稚園生で勉強の可処分時間が限られていたため、学習段階にもよりますが例えば講義は午前中、問題集は隙間時間、お料理の合間はキッチンに貼った付箋メモを見るなど、ある程度ルーチン化していました。反省点は、伊藤塾の講座を受講する前に約1年独学で勉強していたのですが、テキスト読みの苦手意識からテキストを購入せず使っていなかったため、択一の知識の精度がなかなか上がりませんでした。結果的には伊藤塾のおかげで合格することができましたが、午後択一の結果や今後役立つ知識であることも踏まえると、せめて最初だけでもテキストを使うべきだったのかもしれないと思っています。
仕事と受験勉強と両立するために、朝の出勤前30〜45分、通勤中の隙間時間30分を朝の勉強時間に、帰宅後1時間程度、毎日1時間30分は最低限の勉強時間に充てていました。1日2時間は勉強したいと思っていましたが、なかなか2時間は取れませんでした。
失敗した勉強法は、入門講座を受け終えた後は、独学で過去問だけを解いていたことです。数年間は択一も基準点に届かず、記述式の解き方も全くわからないままほぼ白紙答案でした。
私はフルタイム勤務のシングルマザーということもあり、可処分時間があまりありません。
行政書士試験の時にある程度の勉強のコツは修得していたつもりでしたが、司法書士試験のこのボリュームはなかなか手強かったです。
まず、最初にしたのは"机で勉強するということを諦める"ということでした。
諦めることで、机のうえで落ち着いて勉強できない時のストレスをなくすことができます。
そして、キッチン、お風呂、トイレ、お昼休み、通勤時間をひとつも無駄にしないことです。キッチンやトイレ、お風呂などは間違えた論点を付箋に書いて壁に貼っていました。
通勤時間は時期に合わせてテキスト読みや過去問をひたすら解いていました。
通勤時間は誰にも邪魔されずに確実に時間が取れるので、とても助かっていました。
「択一から逃げたら合格はできない」「暗記すべき事項は徹底して暗記しなければ合格することはできない」ということを良く耳にしていましたので、とにかく択一中心の日々を過ごしました。また、私は令和5年度の本試験で失敗した記述への苦手意識が強かったため、令和6年度もとにかく択一で上乗せ点を多く取ることを第一目標としていました。そのため肢別問題や過去問をとにかく繰り返し回しました。そして、過去問等を繰り返していると、自分の弱点が見えて来ます。主要科目で横断的な知識を問われると正解できない等の弱点に対しては、択一実戦力養成答練の解説や図が非常に有用でした。また、すぐに忘れてしまう事項(会社法の単独株主権の要件等)は科目別に間違いノートを作成し、毎日繰り返し確認をしました。
午後の部の択一の出来は合否に影響するとともに差が付きやすいため、午後のマイナー科目で満点を取ることは有効な戦略であると思います。実際、マイナー科目には1回目、2回目受験時に足を引っ張られたため、民訴系3法を得意科目にしようと決心していました。また、民訴系3法は午後の部で7問も占めますので、「もはやマイナー科目ではない」と思って取り組みました。民事訴訟法はとにかく定義を暗記すること、民事執行法、民事保全法は手続きの流れを自ら図示しながら暗記することが得点UPにつながりました。また、供託法は民法や民事執行法、民事保全法の理解が深まると得点しやすくなる科目だと気づいたため、過去問等をやる際にも一緒に勉強する様にしていました。その結果、午後のマイナー科目は令和5年度も6年度ともに満点を取ることができ、少しなりともアドバンテージを得られたと思います。
記述は苦手意識が強く、最後まで自信が持てませんでした。そのため、雛形を完璧にし、無意識でも書ける様にすることを意識していました。それでも、今年度の本試験では、緊張から超基本的な登記原因を書き損じるという失態を犯しました。やはり、無意識でも手が動くという練習が足りていなかったのだと思います。
また答練は、山村講師の記述式答案構成力養成答練を受講しました。記述式については山村講師の言う通りの回数を練習する事以外は考えない様にしていました。
過去問や問題集はどの受験指導校の物でも遜色なく、合否に影響はないと思いますが、自分に合った問題集をいかに使い倒せたかということが合否を分けるのではないかと思います。そのため、手を広げることなく、講師の言うこと、使用している教材、問題集を信じて繰り返すことが重要だと思います。
学習をするうえで工夫した点は必ず毎日勉強することと仕事や家事などの隙間時間を暗記や過去問に使っていたことです。
仕事の休憩時間に講義や過去問をやっており、家事をするときは講義を聞き流しておりました。
また株式会社の登記事項や根抵当権の元本確定事由の表、時効の起算点と履行遅滞の起算点の比較の表など紛らわしかったり覚えるのに時間がかかるものはトイレに貼り付けて毎日見ておりました。
そして覚えたら冷蔵庫など別の場所に貼り付けてまた他の暗記物を貼るといった具合です。また毎日勉強にこだわったのは習慣として身に着けるためで習慣にさえしてしまえば他の誘惑を気にせずに勝手に勉強をはじめるようになるので、新型コロナでダウンしているときも過去問1問だけでも解いていました。
合格に必要な知識は入門講座のテキストに網羅されています。そのため、月並みですが、幅を広げず入門テキストと過去問を繰り返しました。学習スケジュールや目標を細かく立てることはあえてしていませんでした。子どもの病気や自信の体調不良などで計画通りに行かないことも多々あったため、できない日があってもよいと予め割り切って勉強を進めていました。
また、はじめのうちは静かな空間で机に座ってテキストや過去問をゆっくりと読み込まないことには一切頭に入ってこない時期がありました。隙間時間の活用とはよく言われるものの実際はどのように活用すればよいか困惑していました。ところが学習が進んでくるうちに、章ごとの復習だけでなく、まとめ表を使った知識の確認や登記のひな形チェックなどが迅速にできるようになり、隙間時間がようやく有意義に使えるようになりました。学習の段階に合わせて勉強スタイルを変えていくことも重要かと思います。
特別なにか工夫したといったことはないのですが、登録免許税の表を勉強机の前の壁に貼ったり、不動産登記法の根抵当権の学習に入ったころは、山村講師の元本確定事由のパワポをキッチンの棚の扉に貼ったりしていました。
ほかの受験生の方たちが市販されている問題集を使用しているのをSNS等で見ると、それもやらなければ合格できないんじゃないかと不安なり購入しましたが、結局手が回らずに1周しただけでその後は使用しませんでした。いろいろな教材に手を出すのではなく、決めた教材を毎日淡々と継続して取り組み、とにかく基礎を定着させることが大切だと思いました。
学習初期段階はとにかく早く全範囲のテキストを一周することを目標に勉強し復習にはそれほど力を入れず先に進めました。早めに全範囲を履修することでどのくらい時間が掛かるかをイメージとしてつかみたくてこの方法で行いました。2周目以降からは過去問を解きながらテキストを読み進め復習は主に過去問で行い過去問で間違えたところをテキストで確認することの繰り返しで進めて行きました。記述の雛形はテキストに出てきたものを暗記することをひたすら繰り返し行い問題集をアウトプット教材として使用しました。
アルバイト・家事・勉強の両立は、思っていた以上に時間を確保できず、勉強量が多いこともあったため1・2年は授業に付いていくのに必死で、ただただ講師の講師が指定したマーク個所を覚え、過去問を解くという勉強をしていました。これはこれで少しずつですが成績の上昇にはつながっていましたが、基準点・合格点に達するまでには至りませんでした。
3年目からは少し余裕もできたこともあり、条文チェックと記述の問題を1日1回触れる(過去問を1問解く日もありましたが、ケーススタディ記述式の苦手部分をチェックするだけの日もありました)ようにしたところ、更に成績がアップし合格することができました。
私は飽きっぽい性格なので複数科目を同時並行で学習しました。伊藤塾の中上級講座は配信ペースが早いのでこのような学習方法が可能となり大変助かりました。
また手薄になりがちなマイナー科目の学習ですが私は早い時期から取り組むよう心がけました。
マイナー科目の学習にどれだけの時間をかけるかというのは難しい問題ですが、私は時間に余裕がある時期からある程度じっくりと取り組むべきだと考えます。
実践してよかった勉強法は、テキストの読み込みと入門講座の択一基礎力確認テストを繰り返すことです。とにかく主要4科目のとにかく問題は絶対に落としたくなかったので、テキストでAランクB+ランクと言われた箇所は直前期まで何度も読み込み、知識の定着を図りました。そして択一基礎力確認テストも何度も繰り返し、常に満点が取れる状態にしました。これにより、模試などでわからない選択肢があったとしても、組み合わせで正解にたどり着けることが増え、高得点が取れるようになったと思います。
また、記憶の定着曲線に沿って登録した情報を自動で表示してくれるアプリをスマホに入れて、絶対に暗記すべき事項やマイナー科目の問題などを隙間時間と寝る前に確認するようにしていました。マイナー科目にはあまり時間を割けなかったので、このアプリの利用が効果的であったと思います。
公務員の業務が繁忙となってからは2年近く勉強を休んでしまったのですが、その後に転職したことで幸いにもリモートワークがメインとなったため、それまで通勤時間に当てていた時間を活用する形で、2022年1月から勉強を再開しました。
他校の基礎講座が配信期限切れとなった後、伊藤塾の講座受講を開始するまでは、択一・記述ともに市販の過去問集や他の受験指導校の単科講座で早めにアウトプット型の勉強法を開始しました。理解が不完全な部分はテキストに戻って再確認していましたが、アウトプットを定期的に行うことで、実際にテキストで学んだ知識がどのように問われるのかがわかるようになり、より理解が深まっていったように思います。
通勤時間が長く、電車内で勉強することが多かったため、模試や問題集で間違えてしまった基本問題やテキストで覚えきれてない箇所については、その部分をスマートフォンで写真を撮り、通勤中に見返すことで知識の穴をなくすよう意識していました。
また、関連又は類似する知識については、テキストに参照すべきページをメモし、学習の際には必ず参照ページにも目を通すことで、網羅的に知識を整理することを心がけました。
初学に過去問をメインとして勉強しましたが必要知識でも少し聞き方が変わったりすると解答できず失敗しました。合格年はテキストをメインとして勉強しました。年内から2月末辺りまでに過去問や前年の模試等を一肢ずつ解き間違った所や曖昧な所はテキストの該当箇所へ書き込みました。これが最も大変でした。
これにより過去問や前年の模試等で自分の不安要素の部分が全てテキストの中に集約されるため、後はテキストをひたすらインプットしていくのみとしました。
また、記述式については毎日するようにしていました。間違った部分は間違いノートを作り間違った部分を自分の言葉でノートに書きました。私の場合は同じような論点で間違っていることに気づくことができました。
プラクティカルコースのテキスト(択一・記述)をひたすら繰り返すことが重要です。こちらの講座には成績シートがついており、それを記入して見える化を行いました。
また、このテキストを少なくとも一度は隅々まで読むことが大切です。その後、私は成績が飛躍的に向上しました。
もっと早い段階でテキストを隅々まで読んでおけばよかったと後悔しています。私は6月の中旬に取り組みましたが、もっと早くからテキストを読み込んでいたら「プラクティカルコースだけでは不十分ではないのか」と焦ることもなかったかもしれません。
勉強をはじめてからずっとフルタイムで働いていました。
通勤電車では基本的にイヤホンで常に講座を聞いていました。
音楽を聞いてしまうと日常的に頭に残ってしまい、勉強中に流れてきてしまうのでできるだけ聞かないようにしていました。
平日は朝仕事前に1時間、帰宅後約2時間は平日毎日勉強に充てると決めていました。
休日は最低4時間、できる時はできるまでと決め、必ず毎日1分でも勉強をするようにしていました。
もちろん決めていてもできない日もあるのですが、通勤中のイヤホンから流れてくる講座で一応勉強したことになると思います。
また、お風呂の時間に半身浴をしながら講座を聞いたり、記述の雛形の練習や問題をやっていました。
これは、集中しすぎてしまうとのぼせてしまう時があるので要注意です。
雛形の暗記は、まずはたくさん書いて身体で覚えました。その後は、寝る前に毎日眺めてあれ?と思った雛形をまた書いて覚え直していくという作業を毎日しました。
会社法ははじめ割と曖昧でしたが、職場の講師から条文読んでみると意外とわかるかもしれないよと言われて読むようにしたら、理解が進んでいったと思います。
記述の問題は、毎日不動産登記、商業登記を交互に必ず1題ずつ解いていました。
同じ問題を何回も解くことで、自分の注意しなければならないところがどんどん明確になっていき、模試で必ず注意できるようになりました。
私は2回目の受験で合格しました。1回目と2回目の直前期に入る3月までは残業ありのフルタイムで勤務していたため、勉強時間が限られていました。そのため平日は出社前に1時間半~2時間、お昼休憩に30分、帰宅後1~2時間勉強をするようにしていました。早出や残業で勉強できない日もありましたが、なるべく移動中に講義を聴いたり、問題を解いたり、暗記したいものは写真で撮ったものを見るようにしていました。ある程度問題が解けるようになった2回目の直前期から間違いノートを作り、苦手箇所を自分なりに整理しました。それを寝る前に見ていたのですが、とても効果的でした。
私はフルタイムの仕事をしながら勉強をしていました。そのため、勉強時間が限られており、その中でより効率的な勉強をしていく必要がありました。
そこで、いろいろな教材に手を出さず、伊藤塾からもらった教材だけを完璧にしていくことにしました。伊藤塾の教材は、試験合格に必要な知識のみ載っているので、必要な知識を最小限の時間で取得することができました。間違いノートを作るのも時間がもったいないと感じたため、伊藤塾の教材に間違いをメモしていき、教材自体を間違いノートとして活用していました。
受験勉強中は知識の暗記ではなく、趣旨や意図を理解するように努め、無機質に見えがちな法律知識を有機的につながった構造ととらえるように意識しました。
そのために、過去問を解いた後にわからない問題があれば面倒と思っても必ずテキストを引き直す癖付けをし、また比較論点や隣接論点も同時に見直していました。
またテキストの説明が趣旨などを理解するに不十分と感じた場合は、過去問の解説などから使える文章をテキストに書きつける等していました。(伊藤塾の講座でメモした内容よりも自分で後から足したテキストの方がずっと多くなりました)
失敗した勉強法としては、余計な知識にまで手を出しすぎたことです。
私の1年目の受験では、過去30年分の問題が掲載されている過去問題集を使用し、愚直に先頭から最後まで問題を解いていましたが、今になって思えばあまりに非効率でした。
司法書士試験は実務家登用試験であることから、受験生に求める水準は司法書士に足る基礎知識であって、イレギュラーな問題の理解に努めようとすることは合格においては余事でした。
最初から他の受験者が落とさないAランクの問題と差がつくBランクの問題に絞り込んで勉強をしているべきでした。
暗記が苦手で、どうしても覚えにくいことはテキストの図や表や条文を書いて貼り、目に触れる回数を増やしました。
繰り返すことで知識も定着すると思い、家事をしながら講義を繰り返し聞き頭の中で何度も確認しました。
勉強に集中できる時間を確保するため、子どもと一緒に早く寝て朝早く起きました。
工夫したことは、いかに淡々と勉強を進めることができるかを常に考えていたことです。例えば、好きな色で文具をそろえて気持ちを高めたり、勉強時間を計って自己肯定感を高めたり、X(twitter)を利用して気持ちを鼓舞したりしました。
もう少し工夫すればよかったことは、独学にこだわらず早く受験指導校の門をたたけばよかったなということです。兼業受験生かつ多忙な職場のため、カリキュラムについていく自信がなかったことを理由に、最初の2年は自分のペースで進められる独学を選択しましたが、今振り返ると早いうちから受講しておいてもよかったのかなと感じました。
最後の一年は0歳の子どもを見ながらの勉強でした。
なかなか自分で納得のいく両立方法が見つかりませんでしたが、寝ている間は家事をせずに、過去問をとにかく解く、という形で落ち着きました。
家事は起きてからおんぶで、起きている間は勉強せず一緒に過ごすことで、子どもとも触れ合えるし、メリハリもついて良かったです。
またスマホのアプリと、過去問のpdfデータを活用し、授乳中にスマホで勉強するようにしました。
スマホのアプリには間違えた選択肢をいれ、一問一答形式で、授乳中に解き直していました。個人的には紙で解くことに拘るのをやめ、また、間違えた問題をその日のうちに解き直す、というこの授乳中の勉強が効果を感じました。
公務員としての働きながらで、かつ、通勤に片道1時間、往復2時間かかりました。このため、朝5時に起きて、不登法の記述を解いて、職場近くのスタバで勉強しました。通勤の車の中で答練の解説講義を聞いたり、昼休みも参考書を読んだりしました。出かけるときはタブレットを持ち歩き、隙間時間があれば記憶の確認をしていました。ただし、私は意志が弱く、休日も何時間も勉強できるタイプではなかったため、趣味のボクシングやサウナはそのまま続けていました。