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司法書士試験 合格者の声 直前期から試験当日の過ごし方

小川 智子さん
直前期は、択一対策としては、プラクティカルコースのテキストをなるべく高速に回転させる。やるべき範囲を絞ることはあえてしていません。試験当日以外は、自分の知識に常に疑いをもって、わかりきっている範囲こそ、抜けはないかな?誤って理解してないかな?など、自問自答しながら、勉強していました。択一の過去問集は一切やっていないので(答練、模試除く)、プラクティカルのテキストに全集中できました。なので、やるべきことは明確でした。記述式対策としては、7年分の厳選過去問集、伊藤塾の答練、模試のみです。毎日不登法1問、商登法1問は必ず解きました。



今野 蓮ラハマンさん
直前期の3ヶ月前から理解度別に赤・黄色・青の付箋をテキストの中で自分が理解していない箇所に貼り、テキストを繰り返す際に理解できていれば付箋をはがすことで常に理解していない部分を可視化できるようにしていました。最終的に全て付箋を剝がすことができたのは試験当日の午前2時頃でしたが、全ての付箋を剥がすことができたことで自信をもって本試験を受けることができました。
午後の部は択一→不動産登記法(記述)→商業登記法(記述)の順番で解きましたが今年は不動産登記法の分量が多く、商業登記法に割く時間が少なくなってしました。そのため定款の内容を見落とし、募集株式の発行を登記できない事項と判断するという致命的なミスをしてしまいました。不動産登記法50点商業登記法50点で無事合格できましたが、時間がなくても問題文や別紙をよく読み出題者の意図を見抜く癖を答練や公開模試でつけておくと本試験で焦ることなく判断できる力を身に着けられると思います。



伊藤 徳明さん
直前期は、超直前期に使う「間違いノート」を作っていくことを意識しました。答練やプレ模試等の問題を再度解き、「肢」単位で間違えた場合は必ずテキストに戻って内容を確認、関係条文にも目を通しました。何度も間違えたり、不安の残る肢は「間違いノート」に綴込み、弱点を見える化しました。
また、「午後の部」直前実戦演習講座も追加で受講し、配点が倍増した記述式を含む午後のスピードアップを特訓しました。その結果、午後の解き方は①不登法(記述)60分→②択一60分→③商登法(記述)60分の順番で解くスタイルに固まりました。この順番なら指が痛くなったり麻痺するのを回避できるメリットがあります。さらに、択一は肢の「エ」から解きはじめて必ず3つの肢で答を出せるようA+の基礎知識に磨きをかけ、とにかく「やり切った感」を大事にしました。


  高橋 史也さん
山村講師が直前期(4月~)の計画を講義の中で話してくれたので、まずは全科目を本試験までに3周することを目標にスケジュールしました。実際、多い科目では5周していました。
最初にたてたスケジュールは大幅に変更した所もあります。5月末に宇津木講師とのカウンセリングで科目ごとに重点を分けることにしました。商法・登記法は択一答練を中心にし、民法とマイナー科目は過去問を中心に、本試験までの方向性を固めました。迷いなく突っ切ることができて、このカウンセリングがなければ合格は難しかったと思います。実際の択一の点数も目標点を上回ることができました。
直前期には模試を7回受けました。伊藤塾が3回と他校が4回です。本試験に一番近いのは試験会場の雰囲気も含めて伊藤塾だと思います。また、模試を受けるにあたっては、講義の中で山村講師からお話しいただいたり、4月の必勝講義でもお話しいただいた通り、目的意識を持って受けました。特にメンタルは本試験レベルにあげて行きました。周りが見えなくなるぐらいに集中して挑みました。飲み物をカンカンじゃなくペットボトルにするだとかは他の受験生もしていましたので、最後に差がつくメンタル作りを模試の時から意識できれば、本試験で変に動揺することなく模試と同じ感覚でできると思います。実際に本試験では模試と同じように集中できて周りは全く気になりませんでした。
本試験前日はいつもより早めに寝ました。実は試験の1週間前から花粉症がひどくなって体力的にしんどくなっていました。そのため試験前日は最後の1日の計画をこなして余分なことはせずに直ぐ寝ました。
当日の朝も花粉症で鼻水が止まらなかったので点鼻薬をしてマスクして会場に行きました。ここにきて想定外のことが起きたと思いましたが、運良く点鼻薬が効いて普段通りに解けました。マスクして模試を受けなかったので少し不安でしたが特に支障なくできました。模試の際は一度マスクしてみることをオススメしたいと思います。
当日の時間配分は予定していた通りにできました。ここでオススメなのがタイマーを2つ置くことです。なぜかというと、午後の全体3時間とそのうちの記述の時間の両方を管理できるからです。試験開始の合図で1つ目のタイマーを押して、記述に入る時に2つめのタイマーを押します。記述の1問目を終えて記述2問目にいく時に2つ目のタイマーをリセットし、さらに押します。これで3時間のリミットと記述のリミットが一元管理できますし、あまり目を動かすことなく一目でわかります。また、このタイマーの下部に滑り止めがついていてタイマーを机の端っこに2つ並べて置くことで鉛筆などが転がるのを防止できます。全受験生にオススメしたいと思います。ただし、音がならないかは必ず試験直前にチェックしておくべきです。



  篠木 桃子さん
過去問・答練・公開模試(3校合計9回分)をひたすら回し続けました。ひな形は1日10個ずつ、記述式の過去問+答練、公開模試も回し続けました。5月からは、当日早起きできるように4:30起きに変更し、当日に緊張を少しでも抑えられるように朝一のルーティンとして、起床後すぐ4:30からひな形10問をやるようにしました。
前日も緊張しないように同じように過ごしました。
当日は、ルーティンになっていた起きてすぐひな形を10問やって、1時間前には会場入りできるようにしていましたが、10分前行動が重なって7:30頃には会場についていたと記憶しています。ただ、早すぎても2023年は棟にすら入れず、2024年はロビーまでしか入れず、空調が聞いておらず、熱中症になりそうな危険はありますが、ギリギリ到着よりは心に余裕が出るので良いかと思います。
電車で文字を読むと酔うので、会場到着後(午前科目)、お昼時間(午後科目)それぞれ1時間ずつ位の時間見直せるように60枚まで閉じられる午前用1冊、午後用1冊にまとめたルーズリーフをひたすら何度も読みました。午前中の択一を解き終わった後は、問題をよみかえすと変な閃きをするタイプなので、午前の問題を見返さずに午後用のノートの内容をひたすら思い出していました。



 渡部 太亮さん
司法書士を目指すことは職場にも言っており、職場や上司同僚の理解があり、本試験直前の2週間近くは有給休暇をいただき、試験勉強に専念しました。試験を受ける前に体力をなるべく使いたくなかったため、試験会場から一番近いホテルを取り前泊しました。試験前日は緊張して眠れるか不安だったのですが、山村講師の「眠れなくても横になって休んでいれば大丈夫。一睡もできなくても受かった人もいる。」というアドバイスを思い出して安心し、3〜4時間は眠ることができました。当日は緊張のあまり全く眠気を感じることがなく、山村講師のおっしゃる通りで問題ありませんでした。



秋山 香織さん
直前期は厳選過去問集と答練をひたすら繰り返し、わからないところは都度テキストに戻り、必要に応じて講義を聴き直すという勉強をしていました。模試は知識の確認というよりもケアレスミスをどうなくすかという点に主眼を置いて活用するようにしました。正しいものを選ぶ問題なのに誤っているものを選んでしまったり、問題文の読み間違いをしたりということが多々あったので、問題文に印を付けながら解くなどして自分なりにミスをなくす方法を確立するように心がけました。
飛行機で10時間という距離に住んでいたのですが、仕事の都合で本試験の前々日の夜に実家に着くというスケジュールになってしまい、試験前日は時差ボケで眠れず苦しみました。とりあえず布団に入り、宇津木講師のnoteをスマホで流して目を瞑りどうにか寝ようと頑張りましたが、結局3〜4時間しか眠れなかったと思います。
それでも当日は時間通りに起きられましたし、病気や事故なく試験に臨めるというだけで幸運だと思いながら家を出ました。記述の答案構成に使っていたノート1冊と、厳選過去問集をダウンロードしたiPadを持っていき、行きの新幹線の中ではiPadで択一を解きながら会場に向かいました。
午前は時間に余裕がありますし、比較的自信を持って答えられる問題が多かったのでマークミスだけはないようにと念入りに見直しをしました。休憩時間には軽くランチを取り、記述のノートを眺めて過ごしました。
午後についても模試等で時間が足りなくなることはなかったのですが、万一ペースが狂ったときのことを考えて「択一は60分経ったら打ち切る」とだけ決めて試験に臨みました。幸い本試験でも良いペースで解くことができ、択一、36問目、37問目それぞれ45分ずつで一通り書き終えて見直し・再検討に入ることができました。不登法の問題文の指示(登記の順番)がいつもと違ったりして最初少し焦りましたが、「違うということに気づけた私は大丈夫」と考えて冷静になれたと思います。午後択一で基準点を突破できるかが一番不安でしたので、マークミスがないかどうかは念入りに確認をしました。



平田 寧さん
直前期の勉強方法は、山村講師が講義で「苦しい時こそ、合格が近づく!相対的浮上!」と小山講師の「最強の自分を造る。胸を張って本試験に向かえ!」を胸に本試験の前日まで、淡々と勉強していました。
記述式については、記述式答案構成力養成答練の講義は、何度も繰り返し問題を解いたおかげで、効率の良い解き方が身につき、本試験の記述式問題でも落ち着いて解くことができ、不動産登記法・商業登記法は、各1時間で解くことができました。
択一式の問題については、択一実戦力養成答練の問題は、絞り込みされた良問と解説で学習効率がよく、自分は直前期での択一式対策は、この択一実戦力養成答練の問題のみ何度もこなしていました。そのお掛けで、苦手の午後の択一の問題は、1時間で終えることができました。
また、前回の受験時に緊張から午後の部の試験の答案が崩壊してしまった苦い経験を体験しました。今年は、何があっても平常心で受験することを強く意識しました。



松瀬 祐也さん
直前期は、択一総整理編のテキストと記述式答案構成力養成答練の問題を徹底的に繰り返しました。
直前の2週間で令和元年から令和4年の過去問を解きました。午後の択一式を1時間で解く訓練ができました。また、記述式の問題ではなかなか点数が取れませんでしたが、本試験特有の問題の癖を知ることができました。
私は2年目は専業で勉強していました。2回目の伊藤塾の模試が終わった頃ぐらいから勉強疲れみたいなものが急にやってきて最後の1ヶ月は本当に苦しかったです。そのため本試験当日は「今日は5時間頑張れば、少しの間は勉強から離れてゆっくりできる」というマインドで試験に臨むことができ、変な不安や焦りが全くない状態で本試験を受けることができました。



立石 蓮人さん
模試は講座についてくる2回分しかできなかったので、この2回で本試験までの学習における作戦を立てる必要がありました。1回目は3300選とテキスト通読のみで受けたところ基準点少しくらいしかとれず、問題演習不足であると感じました。2回目は厳選過去問集をマイナー科目以外1周して臨んだところ、択一が60問に達したため、この方法で間違いがないと思い、試験前日までにテキスト・厳選過去問集のみをあと2週することにしました。しかし、直前期に限って大学の講義も忙しく、あまり時間が取れなかったので、その2週を終えられたのは試験前日でした。そもそも2回目の模試から試験まであと2週間しかなかったので、仕方がないといえばそれまでではあります。ただ、情報はテキストに一元化されており、過去問と併せて試験に出る内容はカバーできるので十分だったといえます。結果的には期間が短かったために詰め込みになったことを除けば人と違うことはしていないことになります。
記述に関しては時期的に模試の採点をしてもらえなかったので、クラスマネージャーの方との面談でアドバイスをいただき、毎日過去問を1問ずつ解いたうえで解答の吟味・分析を行った。これもあまり特異なことはしていないといえる。
試験前日は博多駅近くのホテルに泊まりました(立地のいいホテルはすぐに埋まるので半年前くらいには予約しておいた方がいいです)。当日の16時までに過去問を終わらせ、その後はベッドで横になりながら3300選で基本事項のチェックを行いました。夜は緊張のあまり眠れなかったのですが、1日の不眠程度では大した影響はなかったように思われます。
会場に着いてからは3300選でひたすら午前科目の最終チェックを行いました。午前科目に関しては時間が足りなくなることは考えられず、何度も見直しを行えると思っていたため、午後科目の練習として30分以内に解き終わるようにした。
昼休みにはおにぎりとブドウ糖ゼリーを摂取し、3300選で午後科目の最終チェックを行い、午後は記述があるので、問題が配られはじめる時間まで記述であらかじめ注意すべき点をまとめておいたノートを見ていました。午後科目の択一は午前の練習の甲斐あってか25分で解き終わることができ、記述もそれぞれ55分で解けました。不動産登記法の記述において、申請する登記は簡単だったものの、読み取りにくい問題だと感じたために諦めかけた瞬間もありましたが、商業登記で完璧に書くことができれば勝機はあるとポジティブに考えて最後まで書き切ることができました。結果として残り時間が大幅にあまったため、択一の見直しを行いました。ちなみに、午後の試験では時間が足りないことを予測し、2ヶ月ほど前から水を飲んでもお手洗いを我慢できるようにトレーニングしていたため、試験中にお手洗いに立つ必要はなかったです。



川柳 志慕さん
直前期は、それまでに連続して正解した過去問はどんどん省き、苦手な範囲に絞って繰り返し解いていました。
答練や模試のAランクBランク問題も同様に3回ほど繰り返しました。
記述式は厳選過去問集、答練、模試を一日一問以上解くようにしていました。



高畠 清美さん
模試は、伊藤塾を3回 他校を4回受けました。
特に、今年、記述が配点変更となったため、記述に関して不安でした。
伊藤塾から記述の答案用紙が返却されて、どこがダメか?など気を付けるべき箇所が丁寧に書かれてあり、とても良かったですし、自己の弱点がわかりました。感謝しております。字が汚い!もっと気をつけよう。と改めて痛感したところです。
記述に関しては、山村講師の最後の記述式を受講することで、基本的なことで忘れていたことや理解を誤っていたところに気が付き、良かったとしか言いようがないです。
最後は、基本 基礎がためでしょうか?
試験前日は、ホテルで前泊でしたから、移動中などは最後の記述式をスマホでずっと聴いていました。
時間配分は、午後が一番の問題です。
択一をとにかく速く約45分で終わらせ、不動産登記記述がよくわからないと少しパニック状態でしたが、深呼吸して、試験委員は何を書かせたいのか、問題の内容を冷静に読んでいきました。
択一は少々間違えても、とはいえ、もちろん30問近くは正解しないといけないと考えていました。
記述には2時間の時間配分を当てるために、模試や年度別過去問集で練習してきましたから、それを本番で準備した通りに淡々とこなすだけと思っていました。
常に、確証はないですが、必ず自分はできる。と自己暗示しながら、昨年亡くなった弟や、家族、友人達の支えを胸に抱きながら、試験問題に立ち向かえた。と感じています。
時間配分も事前の準備と、パニックになった時は深呼吸して冷静になること。
最後は、雛形の確認
択一の基礎をひたすら暗記でした。



水谷 美和さん
合格した年の直前期は、択一対策はプラクティカルコースの択一基礎徹底回·択一総合演習回を回しました。
記述対策は、ペースメイク記述式の問題をひたすら解きました。
過去問集は、一切使いませんでした。
普段から就寝時間は22時00分、起床時間は5時00分と決めていましたが、試験前日·当日もブレないように気をつけました。
試験前日は、プラクティカルコースの択一基礎徹底回をサラッと確認し、記述はペースメイクで苦手な問題や雛形をサラッと確認しました。
試験当日は、事前に作成しておいた弱点まとめノートに目を通しました。
お昼ごはんは、食べ過ぎると頭が働かないと感じたので、おにぎり2個とあらかじめ決めておきました。
記述問題を解いていて時間がない時にお手洗いに行きたくなってしまったので、昼休憩にゆっくりお手洗いを済ませることを強くおすすめします。



宇久田 啓さん
試験一ヶ月前からやりこむ教材を決めて、新たに講座や教材は一切手を出しませんでした。答練や模試、直前対策講座を何回も繰り返しました。また年度別過去問を本番慣れの目的で週に1回のペースで実施しました。また免許税や憲法の条文など自分の中で忘れやすいのは、表や図を画像にしてスマホに取り込んで、何度も繰り返し見るようにしました。
試験前日は、問題を解くよりも間違えた箇所の見直し、記述の雛形で曖昧な箇所の練習を実施して、とにかく本番の不安要素を取り除くことに注力しました。
本番では模試でも実践していた解く順番で実施しましたが、午後ではどうしても時間を気にして焦りながら解くような感じになってしまいました。特に記述の不登法では問題文が普段よりも長く感じてしまい焦りで全身の血が沸騰するのではないかと思うほど緊張しましたが、絶対にできると自分を信じてやりぬくことができました。それができた理由のひとつに合格体験記などで過去の合格者も同じように試験中に折れそうな心を奮い立たせて頑張ってきたことを思い出せたからだと思います。



川井 喜代子さん
直前期は厳選過去問題集(記述式含む)を繰り返し解き、知識に穴がないか確認していました。全問5回くらい解いたと思います。
あとは択一総整理編のテキストを全科目毎日読んでいました。ひとつに集中すると触っていない他の科目に不安を覚えてしまう性格なので、この方法をとっていました。
試験当日はお守りの意味も含めて択一総整理編のテキストと記述雛形集は全て持って行き、気になったところは確認できるようにしました。
後は自分を信じて試験に臨むのみだけだったのですが、実は当日時計を忘れてしまい、試験会場にも時計が設置されていなかったので愕然としました。
ただこれまでの模試などの経験で午前科目は一度解いて見直し一周しても時間があまる程度のスピードで解けていたので、落ち着いてこれまでの感覚を信じて臨みました。
時計は近くの商業施設に昼休みを利用して買いに行きました。商業施設が近くにある試験会場を選んで良かったです。
皆さんは忘れ物しないように気をつけてください。(ラムネは会場入り周辺にある直前予想問題を配る受験指導校関連の人たちから貰える可能性があるので忘れても大丈夫です)
午後の時間配分はいつも択一60分・不動産登記50分・商業登記70分で解いていて、本試験でもほぼこの感じでした。
アクシデントに襲われない限り、いつも通り解くのが精神的にも安定しました。



内山 博之さん
合格した年の直前期の勉強方法は、それほどいつもと変わりませんでした。つまり、過去問を解いて該当部分のテキストを読む。これを果てしなく繰り返しただけです。
あえて意識したことは、最後の一ヶ月は択一と記述の勉強時間を五分五分にしたことです。年内は択一にかける時間が多かったのですが、だんだんと記述にかける割合を増やしていきました。配点変更があって記述の重要性が増したからです。私は択一で30問を超えることがなかなかできなかったので、記述で勝負するのが自分の正しい戦略だと思ったのです。記述については過去の模試の問題の全てをちゃんと解くのではなく、答案構成だけするとか、登録免許税だけ計算するなどテーマを決めてサクッと勉強することで苦手分野を補強し、数多くの問題に当たれるようにしました。択一については、午後の択一を1時間で28問程度とれることを目指して勉強を進めました。この試験は午後が勝負です。
試験前日や当日のメンタルですが、択一の読み間違いなどのケアレスミス、記述の枠ずれなどのミスがあるのではないかと心配する気持ちがでてきます。しかし、これに対しては「ミスも学力のうち」と考え、学力があればこんなミスはしない、ミスをしたらまた来年に向けて頑張ればいいと開き直りました。



天野 良仁さん
普段の学習とあまり変わりません。毎日やれと言われたことと、記述式に加えて民法と不登法の日、商法等と二次的科目の日と交互に学習しました。これなら寝る前と起床後の5分間(5分で終わらず30分)の復習があるので一日に全科目触れます。
模試は伊藤塾のものを2回だけです。
試験一ヶ月前に現地を下見した結果ホテルを取りました。これは睡眠時間を1時間増やせることと移動による体力の消耗を防ぐ必要があったからです。
試験前日に行ったことは普段通りの学習を行いました。また、試験は時間との勝負のためボールペンのインク確認や鉛筆を削ったりなどの事前準備を徹底しました。
不運なことに重めの風邪をひいてしまっていて、夕食はウィダーインゼリー2つでした。(本当は外食で鍋を食べるつもりでした)
本番当日は午前7時40分に起床。食事はサンドイッチとゼロペプシでカフェインを摂取し、サプリを各種飲みました。体調がすぐれなかったので一瞬焦りましたが、山村講師の「合格者なら酔っ払っていても言える」という言葉を思い出し、加えて全ての厳選過去問集の問題を軸足にできる程度には仕上げてあったので丁度いいハンデと思うことができました。試験場には30分前に着席し、雛形などいつもの作業を試験官が教科書をしまうようにというまで続けました。
名前等を書いてからはじめの合図までにルーティーンを開始します。
前の択一は45分93点で解きました。それ以降は体調が悪かったので見直しもそこそこでぼーっとしていました。
昼食はシュークリームとモンスターエナジーでした。ブドウ糖とビタミンとカフェインを大量に短時間で摂れるので一時的に自身の集中力を高めることができます。勉強は体調が悪かったので昼休みは何もしませんでした。
午後は予定通り択一、不登法、商登法で頭から解いていきました。午後択一は38分99点で解きました。
不登法で情報を引っ張るのに時間がかかって60分程かかってしまいました。途中でカフェインの摂りすぎで手が震えたりして商登法は60分程でした。残りで登録免許税等のディティール部分を処理して少しあまった感じです。



小林 あゆ美さん

〈直前期〉
全体を3周し、模試は他社を含め7回受けました。模試は全て自宅でやりました。
模試は安定して点数が取れていたのもあり、模試ではじめて知った知識も、条文を確認したり覚えようとしたりしましたが、今思えばやはりそれはやる必要なかったなと思います。
〈試験前日〉
試験会場近くのホテルに前泊しました。記述が不安だったので、記述答練の解き直しをいくつか行いました。翌日のお昼ご飯をコンビニで調達。夜10時にはベッドに入りました。緊張して眠れないかと思いましたが、普通に眠れました。
〈当日〉
伊藤塾講師の方が応援に来てくださる試験会場だったので、朝挨拶させていただきました。お試し受験のときもいらっしゃり、「来年は挨拶させていただこう」と心に決めていたので、まずそれが実現できてよかったという気持ちでした。
試験の教室も去年のお試し受験と同じだったので、懐かしい気分でした。試験が始まると、近くの受験生が貧乏ゆすりをしたり、ため息をついたりというのが始まりました。試験開始前だったら試験官に言っていたところですが、試験開始後となると、問題を解きたいし、そこで時間を使うのが嫌だなと思い、言うことはせず、「こういう状況はよくある話だな」と割り切りました。その後は自分と問題に集中することができました。



山本 春太さん

直前期だからといって特別なことをするわけではなく、これまでの学習の延長線上で取り組みました。具体的には、テキストの読み込みや過去問、答練の問題を解く作業を中心に進めました。ただし、直前期は効率を最優先にして、これまでの勉強ですでに覚えた部分は大胆に削るよう心がけました。その結果、これまで以上のスピードで学習内容を回すことができ、短期間で多くの知識を確認できたと思います。直前期は新しいことに手を出さず、徹底的に繰り返すことが鍵だと感じました。



柏木 万利子さん

【合格した年の勉強法】
1回目・2回目に失敗した原因である午後の時間の使い方を改善するためはじめて(遅いかもしれませんが・・)タイマーを活用しました。
とても慎重になりすぎるため、毎回午後の択一に時間がかかり(90分かかっていました。)記述に残せる時間が足りなくなり記述の得点を稼げないという点が弱点でした。
カウンセリングで相談したところ、髙橋講師より、本番は想定の+10分かかるので択一を60分で解き終える訓練をと。また、プラクティカルコースの演習を解く時の時間など教えて頂いたので、スピードを上げて解く訓練をしました。午後の部対策の講座も受講し、全ての模試(他校のも含む)、年度別過去問集を利用しました。
【試験前日~当日】
前日は見るものを決めていたのでその通りに進め、いつまでもやってしまいがちなので、本番のため寝る時間を決めていました。
当日、私は午前の部でひとつ失敗をしてしまい、お昼の時間は勉強しようにも失敗にとらわれて落ち込んでいたので、外を散歩して気持ちの切り替えを優先しました。



牧島 和希さん

〇直前期の勉強
択一総整理編の精度を高めることを主軸に置こうと思っていましたが、直前期に入る前に一度年度別過去問題集を解いたところ、5肢択一での解答手順が確立していないことに気づきました。ちょうどスクーリングで小山講師と直接話ができる機会だったので、ご相談をさせていただき、五肢択一の過去問を解くことに重きを置き、隙間時間に苦手なテーマや出題が予想されているテーマなどを択一総整理編で復習、知識のブラッシュアップに取り組みました。特に午後マイナー科目は直前期でかなり過去問題集をやりこんだため、目標としていた点数が取れました。
また5肢択一の解答手順を身体に浸み込ませ、模試等では迷った問題を除き、2-3肢で答えをどんどん出していく練習をしました。
〇本試験前日
会場最寄りのホテルに前泊し、付箋を貼った箇所や出題が予想されるテーマの過去問を最後に取り組みました。そして、精神統一という意味合いではありますが、当日の戦略やどうして自分は本年度の司法書士試験に合格したいのかを言葉にして、メモを残しておきました。
〇当日
ホテルの空調の調子が悪かったのか、当日はかなり喉の痛みがあり、若干倦怠感もありました。
教材をもっていって、午前の部の開始前と午後の部の開始前にファイナルチェックをする予定でしたが、体調が万全ではなかったので、気分転換にずっとストレッチをして、身体の血行や血の巡りをよくしようとしていました。
解く順番は特段変えず、今までの本試験と模試と全く同じ順番で解きました。
<午前の部>
午前の部は出だしはよかったものの、債権法、親族法が解きづらく、苦手な午前でまた失敗するかもと頭によぎってしまいました。午前の部はやはり例年と同様手ごたえがなく、何のために1年やってきたんだろうと試験終了時は思い込んでしまいました。
<午後の部>
不動産記述→択一→商業記述の順番できちんと時間通りに解けました。不動産の記述式の別紙を見たときは一瞬頭が真っ白になりましたが、それはみんなもそうだからと落ち着いて、今までの解答手順で回答を書きあげました。不動産登記の記述では別紙や注意すべき箇所にチェックを入れて解いていましたが、その際に手を動かしながらやっており、集中力が午前の部よりも格段に上がり、午前よりも集中して取り組むことができました。



内 由希子さん

直前期は特に、模試等で知った新たな論点が気になってしまいます。特に、他校の模試を受けると見たこともないような論点が問われることがあります。私も実際にそういった論点を目にして、メモをとってテキストに加筆したりしていました。それをしないと気が済まなかったように思います。
ですが、私自身について言えば、試験で使える知識は、やはりこれまでに積み重ねてきた知識だけでした。試験当日は緊張しています。どのような精神状態でも確実に呼び出せる知識を1つでも多く身につけることが大切かと思います。



内藤 拓也さん

直前期の勉強方法、試験前日から当日の過ごし方について、①直前期(4〜6月)、②超直前期(本試験1週間前)、③本試験前日、④本試験当日午前、⑤本試験当日午後の流れで説明します。
① 令和6年4月から6月にかけての直前期は、入門講座講義テキスト、択一式厳選過去問集、入門講座記述式演習実践編、記述式答案構成力養成答練、記述式過去問10年分、公開模試4回分、記述式基礎力完成ドリル、間違いノート、連想ノートを用いて学習しました。ちなみに、私は週2日程度仕事で外出し、週5日は丸一日勉強することができるという状況でした。その状況下で、入門講座講義テキスト通読を4周、択一式厳選過去問集を3周、記述式演習実践編と記述式答案構成力養成答練の問題を2〜4周、記述式過去問と公開模試を1〜2周、記述式基礎力完成ドリル・間違いノート・連想ノートを毎日見るという分量でやりました。択一実戦力養成答練の問題も2〜3周程度やろうと予定していましたが、テキスト読みの時間が圧迫されそうだったので、結局1周しかやりませんでした。それでも、模試や本試験では択一式の合格ラインを安定的に超えることができたので、問題演習量を増やすよりもテキスト読みを優先したことは得策だったと考えています。記述式問題も難易度やでき不出来に合わせて1周しかしていない問題もあれば、4周した問題もありますので、私にとっては全てを最低3周するよりも、できない問題に時間を割いてメリハリをつけて1〜4周程度演習するのが最適でした。 「直前期に入ってから不動産登記法と商業登記法の記述式問題各1問ずつを毎日解いた」という合格者の話を耳にしたことがあります。しかし、私には現実的に無理な分量でした。そのため、どちらか1問を毎日解くことを目標にしました。それでも解く時間がなかった日には、過去に書いた答案構成用紙を見るだけで終わった日もあります。私は、他の合格者と比べて記述式問題の演習量が少ない方だと思います。それでも合格できたのは、連想ノートを毎日見て、連想力と検証力を鍛えていたおかげだと考えています。連想ノートを毎日見ていると、記述式問題で何を考えるべきか、芋づる式で頭から引っ張り出せるようになるため、思考スピードの向上と検討漏れの防止が可能となり、記述式の点数が安定しました。直前期の毎日の日課として連想ノートを見て、連想力と検証力を鍛えることをおすすめします。
② 超直前期の残り1週間は、入門講座テキスト全ページ1周、択一式年度別過去問集5年分、苦手分野の記述式問題、令和5年度記述式過去問、未受験の公開模試の記述式問題に取り組みました。1日のスケジュールも本試験のタイムスケジュール通りに合わせ、択一式問題70問と記述式問題2問を解き、時間感覚を体に覚え込ませました。
③ 本試験前日は、択一式問題70問と記述式問題2問を解いた後、必死で入門講座講義テキストを読み返して重要知識の漏れがないか確認しました。そして、午前2時頃に就寝し、当日の朝は午前5時30分頃に起床しました。
④ 本試験当日は、試験会場で空き時間に読むための本試験戦略メモを持っていく程度で、テキスト等の教材は全て自宅に置いて、持参する荷物も必要最小限にしました。本試験会場には余裕を持って1時間前に到着し、汗を乾かしながら会場に入れるのを待ちました。試験室に入場して荷物を置きトイレも済ませて、試験説明が始まるまで本試験戦略メモをチェックして過ごしました。そして、午前の択一式試験が開始すると70分で全問を検討し終えて、問題の見直しを行い検討ミスがないかチェックしました。ここまで予定通りと思っていましたが、その後に危機が待っていたのです。問題の見直しで慎重になり過ぎたことが原因で、予定より2分遅い試験終了13分前からマークシートを塗りはじめることになりました。緊張し過ぎたせいかマークシートの塗り潰しの時に、手が震えてしまい普段の模試なら5分程度あれば全てマークできていたものが、微妙な鉛筆のはみ出しも気になって塗り直しているうちに、マークシート塗りに10分もかかってしまいました。残り3からマークミスのチェックを開始して、そのチェックが終了した時点で残り15秒だったので、問題の見直しに時間をかけ過ぎたこととマークシートの塗り潰しをもっと早めて試験終了20分前に開始するスケジュールにすれば良かったと非常に後悔しました。結果的にマークミスはなかったので運が良かったですが、ひとつでもマークの段がずれていたら修正する余裕もなく、午前択一式終了の時点で今年の合格の可能性がなくなっていたところでした。今思い出すだけでも、血の気が引きます。模試で普通にできていたことが、本試験現場では極度の緊張でできなくなってしまう可能性があるということも頭の片隅に置いておいてください。昼食は模試の時から同じメニューで、ツナサンドとクリームパンを食べ麦茶を飲んで済ませました。トイレを済ませた後は、本試験戦略メモを読みながら午後の試験に備えました。
⑤ 午後からの試験は、「13時〜13時30分 商業登記法記述式答案構成、13時30分〜14時 商業登記法記述式答案記入、14時〜14時30分 不動産登記法記述式答案構成、14時30分〜15時 不動産登記法記述式答案記入、15時〜15時20分 択一式不動産登記法、15時20分〜15時30分 択一式商業登記法、15時30分〜15時40分 択一式マイナー科目、15時40分〜15時45分 検討保留の残問処理、15時45分〜15時55分 マークシート塗り・マークミスチェック、15時55分〜16時 記述式答案加筆」というタイムスケジュールを体に覚え込ませていました。実際の本試験では運良く択一式問題で保留にした問題がなかったため、マークシート塗りを5分前倒しし、記述式答案加筆に試験終了前10分間を充てることができました。そのおかげで添付情報欄や添付書面欄をほぼ書き切ることができ、合格を大きく引き寄せることができました。また、択一式不動産登記法を20分、択一式商業登記法10分などと予め決めておいた方が、ペースが遅れていることに早く気づくことができるので、時間配分のミスを防止することができます。
午後の合格点獲得のポイントは、いかに択一式問題にかける時間を短縮できるかです。私は、テキスト読みと択一式過去問演習をメリハリをつけて繰り返したことで、知識の精度と網羅性をバランス良く鍛えることができました。そうすることで、択一式問題の判断できる肢と保留すべき肢の判断力が向上し、時間短縮が可能となりました。そして、択一式から解くか記述式から解くかも重要なポイントです。私は「商業登記法記述式→不動産登記法記述式→択一式→記述式答案加筆」の順に解答していきました。これは有限な思考力と集中力を最適なタイミングで使うためです。商業登記法記述式問題は1つの判断ミスで大幅なタイムロスを犯すリスクがあるため、最も集中力がある13時〜14時の間に解き、次に不動産登記法記述式を比較的集中力が残っている14時〜15時まで解きました。15時からは集中力が少々低下していますが、仮に択一式問題で判断ミスを犯しても失点は記述式問題ほど大きくないので、択一式を後回しにして15時から解く戦術が自分には合っていました。あとは、択一式を終えて残った時間で必死に記述式答案用紙の空白を埋めるだけです。以上の流れで、集中力と思考力を最大限に有効に使うことができました。合格を勝ち取るためには知識も重要ですが、戦略についてもしっかり考えて本試験に臨むことが重要です。
私は司法書士試験の学習開始から3年3ヶ月経って、ようやく午後択一式問題を1時間以内で処理できるようになりました。過去には午後択一式問題の処理に80分程度かかって、しかも基準点すら突破できない時期も経験しています。司法書士試験は地道にコツコツと努力を積み重ねていけば、必ず午後択一式問題を1時間以内に処理できるようになります。そのためには、試行錯誤しながら自分に合う勉強方法を見つけて諦めずに努力を続けることが必要です。



荒川 直人さん

合格した年の直前期は一言で言えば前途多難でした。5月には原因不明の高熱で緊急入院し、その後数週間、手足に力が入らなくなってしまったり、6月は常時微熱が出続けるなど、本来理想とする直前期の状態とは全くかけ離れた状態でした。アウトプットに重心を置いて勉強したかった時期ではありましたが、体調を崩しては元も子もないので、無理をしないことを最優先しつつ、これまで通りの勉強方法を継続しました。試験1週間前からは睡眠時間も意識的に多く取るようにして、体調面でも、メンタル面でも無理をしないことを最優先させました。
本試験当日は、記述問題の配点が2倍になって初年度の試験ということもあり不安でしたが、解き方や時間配分は特に変えることなく、臨みました。



志水 愛子さん

直前期は不安感からあれもこれもと色々手を出したくなりますが、講師から絶対に手を広げないことと何度も言われていたことを思い出し、毎日テキストを熟読すること、ひな形を繰り返し練習すること、過去問や記述の解き直しなど普段の学習を続けていました。特に直前期だからといって特別なことはしていません。私は記述式が苦手で問題をみてわからない時の精神的な動揺が強かったので、初見の問題に慣れるため模試は他校のものを含め受けられるだけ受けました。ただし、模試の間違い直しに時間をつかうことは避けました。
また模試では記述を不動産登記から先に解いてみたり、商業登記から解いてみたりと自分が落ち着いて問題に取り組める順番を検討していました。



石山 哲也さん

これは特におすすめするわけではありませんが、私は今年の4月以降の模試はどこの受験指導校のものも利用しませんでした。何故なら、自分の弱点は記述式であり、択一の基準点を過度に心配する必要はない、特に午前についてはコンスタントに30問は取れるという感覚があったため、会場まで往復する時間と午前の問題を2時間解く時間を記述式対策に充てたほうが合格可能性が高まると考えたからです。ただし、これは私のようなベテラン受験生だからこそ採れた方法かもしれません。
超直前期は、今年はじめて2日間休暇を取り、最後の追い込みをやるとともに、休息をしっかり取ることを心がけました。



C.Sさん

独学で総合点が足りずに不合格だった昨年は、直前期も過去問を中心に勉強していました。今年は伊藤塾の答練と直前対策の講座の演習と模試を中心に復習したことで、出題可能性の高い知識を最後に詰め込むことができて、昨年に比べてかなり効率的に学べたと思います。
結果的に模試の点数も伸びて、実力が付いてきているのを感じました。
当日の問題の解き方としては、午前は問一から順番に解きましたが、午後の択一は商業登記法を解いてから問一に戻り残りを解く順番でいきました。昨年、商業登記法でちゃんと考えればわかるはずの問題を焦って解いて、落としてしまっていたので。そして不動産登記法は焦っても焦らなくても間違う時は間違えていると気づいたので。
記述に関しては、模試で商業登記法の方が安定して点数を取れていたので、確実に得点するために、本試験でも商業登記法を解いてから、不動産登記法にいきました。今年の商業登記法の記述は書く分量が多く、慎重に計算する必要があったので、結果的にこの順番で良かったと思います。



H.Oさん

前回の受験では、時間切れで最後まで解答できなかった反省を踏まえ、合格した年は、問題を解く時も、復習をする時も、常に時間を意識していました。問題を解く時はもちろんのこと、復習する場合もできる限り早く問題を読んで、択一式では1問90秒以内で解くことを意識しました。早く読むことで問題の意図が読み取れない場合は、何度もゆっくり読み、理解した後に、再度、1問90秒以内で解くことを繰り返しました。試験前日は、テキストの付箋を貼った個所を軽く見返して試験に臨みました。私は、午前の択一、午後の択一、不動産登記法記述、商業登記法記を各1時間で解くようにしておりましたが、午後の択一で1時間をオーバーしてしまいました。午後の択一では、いつもより問題検討が慎重になっていたのか、何となく問題を解くテンポが悪い気がしておりました。そのまま続けていたら、おそらくもっと択一に時間を要していたと思いますが、体に染み着いた時間感覚が警告を発してくれ、比較的早い段階で問題検討のスピードを修正(誤解を恐れずに言えば、大雑把に検討すること)し、スケジュール遅れを最小限に抑えることができました。



Y.Sさん

記述の配点変更に伴い、例年よりも記述対策に時間を割きました。試験1週間前からは、記述対策はひな形復習のみに絞り、本番でつまらないミスをしないように基礎を徹底しました。働きながらの受験でしたので、直前期は仕事と勉強で毎日が嵐のように過ぎ去っていき、気づいたら試験日を迎えていました。そのため、あまり緊張を感じる余裕がなかったのですが、逆にそれが良かったのかもしれません。



R.Nさん

基本的に合格までの3年間は、毎年ほとんど同じような勉強をしていました。伊藤塾の答練と模試を繰り返し解くことプラス各受験指導校の模試を受けて、弱点発見・補強を図る、といった感じです。
仕事との兼ね合いもあって必ずしも決めていた計画どおりに進まないことも多かったですが、受験生活が長くなり、図太さだけはしっかり身についていたので、勉強量がこなせないことであまり焦らないようにして、その時にできることを淡々としながら当日を迎えました。



M.Iさん

直前期はやる気が落ちていたので、択一のための繰り返しの暗記は結構サボってしまっていたかもしれません。ただ、それでも直前期であるのにそのような自分ではいけないと思い、テキストはほとんど見ることはなかったのですが、伊藤塾の講師の方々のYouTubeの解説等はかなりプラスだったと思います。なので、テキストから離れても択一の知識が抜け落ちることはなかったのかなぁと思います。記述はやる気がないとは言いつつも、簡単な問題は解いていました。答練で不動産登記は不得意であることがわかっていたので(問題をきちんと理解することができていなかったので、雛形はかけていました)商業登記だけは絶対に落とすことはできないという意識で、商業登記に力を入れてやりました。



S.Oさん

直前期には綿密に計画を立て、伊藤塾の100日カレンダーテンプレートを活用しました。本試験日から逆算して、過去問を何周するかなどの目標を設定しました。また、間違えた問題だけを最後にまとめてチェックできるように付箋を貼ったり、間違いノートを確認したりしました。間違いノートは早めに作成することをおすすめします。
試験当日の朝は、午前の部の科目だけを確認し、お昼には脳のエネルギー源となるバナナを食べました。午前科目の結果は気にしないように心がけました。



M.Eさん

実は、合格した年の直前期は体調を崩してしまい、思うような勉強ができませんでした。だからこそ、今まで以上に「基本的な問題を落とさない」という考えのもと、とにかく基礎を固めることを意識したのが結果として良かったのかもしれません。また、これまでは直前期に記述式の問題から逃げがちだったのですが、記述式についても、基本的なことだけはやっておこうと思い、答練の問題を何回か繰り返し解いて身につくようにしました。



T.Nさん

前年の12月に仕事を辞めて、今年は必ず合格する覚悟を持って臨みました。4月には一通りの講義が終わってこれからが勝負の時期と、全科目を毎日取り組むタイムスケジュールを計画して実行しました。プラクティカルテキストは、問題と解説が一体となったものでしたので、インプットとアウトプットが効率よく行うことができました。試験日までに数えきれない程、繰り返し学習しました。記述の雛形も、不動産登記、商業登記を各10問ずつ毎日繰り返しました。記述式答案構成力養成答練、うかる!記述式についても、毎日各1問ずつ繰り返しました。全国公開模試は、2回とも受けましたが、予想以上に出来が良く、まぐれで良かっただけと考えるようにして、繰り返し学習をひたすら続ける様にしました。試験前日はホテルに前泊しましたが、苦手とする所の確認を一通り行い早めに就寝しました。
試験当日は、他の受験生を観察できるほど妙に落ち着いていました。午後は時間配分通りには行きませんでしたが、絶対に諦めない強い気持ちを維持して、何とか記述を書ききることができました。



A.Sさん

直前期も、「講師が講義内でおっしゃることは必ず実践すること」をモットーにしました。
例えば、各種答練や教材は必ず3周する、「相続」が出てきたら確認することや根抵当権の元本確定事由は必ず言えるようにする、などです。
それらを徹底するため、毎日布団に入って寝る前に元本確定事由を言ってから寝るようにしていました。
当たり前のことを当たり前にやった結果、合格した年の直前の模試ではA判定を出せるようになりました。
模試では特に午後の時間配分に注意し、択一を60分以内に解くこと、マークミスがないか見直す時間を確保すること、最後の商登記述を時間内に書ききることを意識しました。
持参するテキストや筆記用具、お昼ご飯のメニューも、模試と本試験は一緒にしました。



Y.Yさん

合格した年は、模試は受けましたが答練は新しく受けませんでした。それまでテキスト読み込みから逃げてきたため、択一対策はテキスト7割過去問3割と言う配分でしたが、これが正解でした。「自分が、最後の2週間で全ての知識を目にできる教材探し」というのがこの試験の本質のように感じます。私は、実はテキスト型が合っているのに過去問に絞って5年消費しましたので、やり方を固定化していてかつ長期化している方は、別の方法を取ってみるのもいいかもしれません。



S.M
さん
直前期は毎日①入門講座の計8冊の教科書を1日1冊ずつ読む②不登法と商登法の記述問題の過去問をそれぞれ1問ずつ解く、この2点のみを繰り返していました。答練等の講座は一切取りませんでしたし、他の受験指導校の講座も取っていません。試験前日は、寝付けないことは予測はできていたのですが、やっと寝られても何度も起きてしまうことは予想していなかったため焦りました。でも仕方のないことなのであまり気にせず、寝られない間はなるべく携帯を触ったり教科書を読み返したりしないでただただ静かに目を瞑って過ごしました。



Y.K
さん
高橋講師に決めていただいたスケジュールに沿って勉強しました。記述に関しては、直前期には小指が紙に擦れすぎて痛かったので、全部書かずにずっと省略して書いていましたが、午後の時間配分が模試でうまくいかなかったので、相談したところ、この時期は全部書いて、早く書くことや書く量に慣れた方がいいとアドバイスいただいたため、超直前期は毎日、不登法と商登法の記述式を1問ずつ省略せずに全部書きました。結果、だんだんたくさん書くことに慣れていきました。本試験では商登法の書く量が多かったのですが、全て書き切ることができたので、早く書く練習をしてよかったと思います。また、択一は毎日なるべく多くの科目をやるようにしていました。
本試験前日は試験会場周辺のホテルに泊まりました。自宅から試験会場まではそんなに遠くないのですが、1年目も2年目も暑さと緊張で試験会場に到着する前にバテていたためです。前泊については向き不向きがあると思いますが、わたしは本試験当日、とにかく試験を受けることだけに集中したかったので前泊して良かったと思います。ただ、前日に結構バタバタしたのでもっと計画的に進めれば良かったと思いました。
本試験はあまり順調ではありませんでした。午前は、直前に見た知識に引きずられたようで知識が混ざってしまい、混乱の中、最後に答えをいくつか変えたのですが、それがことごとく間違っていたような気がしてかなり動揺しました。お昼休憩中にあまり気持ちを変えられなかったうえに、午後マイナーもピンとこないものが多く、諦めそうになりましたが「昨年もダメだと思ったけど基準点は突破していました。今の手ごたえは当てにならない。今年は絶対に諦めない。」と言いきかせていました。記述も書く量が多くてウンザリしましたが「手を止めるな、急げ、急げ」と何度も心の中で呪文のように唱えながら必死に書いていきました。
記述式を書き終わったところで、時間が10分ほどあまっていたので、択一で保留にしていた問題に戻って、検討してマークしたところで16時になりました。試験中、ふと気づくと教室はとても静かで、まだ書き終わっていないのは私だけのようでした。1人だけ冷や汗をかきながら必死にやっているのが情けなくなりましたが、山村講師が必勝講義で、最後の30秒の大切さについてのお話を紹介してくださっていたのを思い出し、どんなに無様に見えていても関係ない、最後まで思考を止めない、と、問題を解き続けました。
試験が終わったらぐったりして正直一歩も歩きたくなかったです。しんどくて荷物も持って歩けなくて宅配便で送ることにしてなんとか家にたどり着いた、という感じでした。



T.Tさん

合格した年は、残念ながら春先から体の不調があり思ったように勉強を進めることができませんでした。しかしながら毎日リハビリ治療に通いながら、スマホの画面に付箋機能アプリでひな形集を作り治療の合間に暗記を繰り返したりしました。痛む体でしたが、少しでも勉強は続けようと治療のほかストレッチや、座ったままにならないように定期的に体を動かすことを積極的にしていました。本来なら模試などもガンガンやりたいところですが、体調を優先して全部の答練模試は在宅にしたので、いわゆるシミユレーション的なことはしませんでした。



H.Oさん

直前期というものは基本的に4月、5月、6月とされていると思います。ただ、私が考えるに4月は焦らず徐々にペースを上げてゆき、5月、6月を全力で走り抜けるのが7月の本試験に一番良い状態で臨めるのではないでしょうか。
直前期の勉強については、やはり答練の復習と教科書を回すことをしていました。教科書は、不確実なところに付箋をつけて段々と減らせてゆく努力をしました。
当日の過ごし方ですが、試験会場にはなるべく早く着くようにしました。それに加え、交通機関もなるべく疲れないもの、私の場合、会場が静岡だったので新幹線で行きました。
後、おすすめは、試験中は靴を脱ぎスリッパを履いて受験しました。足が解放された感覚でリラックスできた気がします。



M.Kさん

■直前期の勉強方法
・記述の問題演習以外は新しい教材に手を出さない。特別なことはせずにひたすら今までやってきたこと、今までやってきたことの中で弱点だと感じるところを繰り返す。
・自分で立てたスケジュールに不安があったので、直前期に入る前に、模試の成績と照らし合わせてスケジューリングに問題がないかカウンセリングを受けました。不安が解消し、余計なことを考えずに勉強に打ち込むことができました。
・模試では試験当日の起床時間、食べ物や着ていく服なども含め徹底的にシミュレーションしておきたいタイプですが、妊娠中は日ごとに自分の状態が変化していくためそういったシミュレーションをすることは意味がなかったです。模試を受ける目的を、体調面でどのような問題や困ることがあるか確認すること、何が起きても驚かない・焦らない状態にすること、長時間集中する練習の場とすること、とし、あえて毎週模試を受けるようにしました。
■試験前日
・普段通り、事前に立てていたスケジュールで勉強をしました。おなかが大きくなってきて寝苦しい時期でしたので早めに布団に入ったものの2時間程度しか眠れなかったです。
■試験当日
長時間同じ姿勢でいるとおなかが張ってくることが分かっていたので、夫に試験会場付近の駐車場で待機してもらい、昼休憩開始とともに瞬殺でお昼ごはんを済ませ、残りの時間はギリギリまで車で横になり休みました。夫には朝から8時間くらい会場付近で待機してもらいました。子は胎動でぽこぽこ応援してくれました。みんなでつかみ取った合格だと思います。家族には感謝しかありません。



H.Kさん

講座、答練は申し込まず、過去のテキストの繰り返し読み込みをしていました。
模試は伊藤塾2回、他校2回の計4回でした。
模試を受けるときには仮眠を取り、脳への負担を少なくすることを実験的に取り入れました。
最も意識したのは午後です。速さと正確性のバランスを取るために、記述は書くよりも読んで理解することを試行しました。
過ごし方…7/4定時18:30に帰社し、7/5有給取得。7/4からの3日間でやり残したテキスト読みと体を休めることに注力しました。整体へ行ったり、遅い時間に起床したりです。
問題の解き方
午前は特に順番は意識しません。解ける問題から、文章の長い問題、わからない問題は後回しにしました。
午後…択一から解きます。順番は、書士→執行→保全→訴訟→供託→商業登記→不動産登記です。わからない問題は後回しにして、全アシ検討。70分で解き、マークミスがないかチェック。商業登記→不動産登記の順で記述に臨みました。添付情報も含めて、全部書き切ることを意識して、残り時間5分くらいでやり終えました。メンタル管理…疲れたとき、体調が悪いときは休むことを優先にして、YouTubeの動画(勉強以外)を見て、その日の疲れを落とすことを優先にしていました。



H.Sさん

択一:厳選過去問は、けっこう直前まで、間違えた回数が多い問題などに絞りつつも、回していました。スキマ時間に、各科目のテキストの、暗記指定された表を見る。気分転換も兼ね、たまに、択一答練のとき直しや見直し。
記述:答練、去年の答練、模試、過去問の解き直し。間違えた箇所のメモを簡潔にまとめる。スキマ時間にそのメモを見る。
試験日前日の昼間は、疲れるかもと思いつつ、あえて年度別過去問を一年分フルで解きました。時間管理方法の最終確認として。



Y.Hさん

直前期はとにかく択一、記述満遍なく過去問を繰り返すようにしました。午後の時間配分について、当時勤めていた事務所の先輩司法書士の方に相談したところ、択一の一問あたりのタイムを測ることをすすめられました。前年も択一に時間を取られて記述が時間切れになってしまったので、1問あたり1分半で解くよう訓練をしました。
試験当日はそれでも午後の択一解答時間は60分では収まらなかったものの、記述を落ち着いて解き、択一の見直しを何問かする時間は確保できたため、時間配分が合格に直結するのだと実感じました。先輩のアドバイスがなければタイムを測ってまで時間配分に気を配ることもなかったので、本当に感謝しています。



H.Uさん

合格した年の直前期の勉強方法は、まず全体の理解を深めるために講義動画を繰り返し流し、択一対策としては、9割は過去問(残り1割は答練)を解いていました。記述対策としては、山村講師の講義と答練をひたすら繰り返し解いていました。また試験の流れをつかむためにも模試は必須と考え、他社含めですが、恐らく7~8回くらいは受けたと思います。模試を複数回受けたおかげで、自分なりの戦略を立てることができ、合格に一歩近づいた感じはありました。



T.Hさん 

●合格した年の直前期の勉強方法
記述式の配点倍増元年ということもあり、本試験レベルの記述式の問題演習(記述式過去問演習講座・答案構成力養成答練)を1日1問解くようにしていました。また、新しい教材に手を出さないようにしていました。
●試験前日~当日の過ごし方
前日は遠方に住んでいたこともあり、前乗りし会場の下見をし、どこ昼食をとるか、どこで昼食を購入するか等をシミュレーションし、ホテルについてからはリラックスして過ごしました。食あたりを避けるため、ナマモノ(肉だけでなく生野菜も)は控えるなど食事には気を遣いました。
試験会場では択一・記述のそれぞれ間違いノートを見直していました。
午後択一50分、不動産登記記述60分、商業登記記述60分、見直し10分の計画を立てており。模試でも概ねその通りできていました。当日は自信が持てなかったものの見直し込みで午後択一60分で終え、不動産登記法記述に入りました。問題文が非常に読みづらく、第3問に至っては何を書けば良いのかすらわからず、「あぁまた来年か…」と嫌な予感がしましたが、なんとか解答用紙を埋めたところで時計を見ると15:10となっていました。得意の商業登記法記述とは言え、残り50分しかないのは確実に時間が足りないと思い、おそらく他の人もそうだろうと前向きに考え、解答にあっては正確性よりも迅速性を重視し、とりあえず全ての欄を埋めることを最優先しました。
最後まで諦めないことが前年までの自分との違いだったなと今になって思います。よく言われる「最後は気力の勝負!」」を実感した試験でした。



N.Kさん

合格した年の直前期は、とにかくテキストの回転に追われていました。一度触れた箇所は1ヶ月以内に再度触れることを意識してカレンダーにセットし、そのサイクルを変えずに過ごしました。2回ある公開模試に照準を合わせて、間違えた問題のみ抽出して解くことも並行して行いました。
逆に、やらないと決めたものは徹底的にやりませんでした。択一集中講座の実戦演習回で五肢択一の訓練は十分と考え、択一の答練はやらずにテキストの回転時間にあてました。記述式の答練も、問題を解いて間違えたところの解説をさらっと読む程度とし、講義はあえて聞かないことによって、自分に足りないとわかっている択一のための時間を捻出しました。
試験前日、当日は、とにかく時間配分を意識していました。全2回の全国公開模試の感触から、午後の択一は60分、記述不登法は60分、記述商登法は60分の順で、時間厳守できるかどうかで決まると感じていたからです。記述の解答時間をしっかり確保できなければ、記述商登法が解けきれなかったり、判断ミスで解答が崩壊しりしてしまうことは明らかでした。時間さえあれば、記述式の解答は合格点をとれる程度の自信があったので、やるべきことは択一のスピードアップという結論に達し、テキストの高速回転に時間をつかいました。



N.Wさん

合格した年の直前期は、択一に関しては講座の問題集の基礎編と総合編を、記述は答練と雛形をひたすら繰り返し解いていました。工夫としては、問題集の4周目で理解があいまいな箇所を付箋にまとめてキッチンの壁に貼り、お料理の合間に見ていました。記述は、年明けから模試の日以外毎日必ず1問解いたことで、知識のみならず解いていく流れが体に染みついたように思います。試験の前日はやり残しがあり17時間勉強しても終わりませんでしたが、夜も完全に深まったため睡眠を優先してベッドに潜りました。本試験当日は、着席の指定時刻1時間前までには会場に到着するようにし、その1時間とお昼休みで、記述の復習用にまとめていた答練と模試の解答(ノートは作らず余白に色々書き込んでいました)全てに目を通せたことで、気持ちの面で多少なりとも安心感を持つことができました。問題の解き方は、択一に関しては午前午後とも順番通りに、記述は不動産登記法で万が一枠ずれした時の保険として商業登記法から解きました。時間配分は、午前は見直し含め時間いっぱい、午後はそれぞれ60分ずつ使いました。メンタル面の管理は、日頃から日常生活含め、平常心を保つように意識して過ごすように努めていました。6月は模試の成績が悪かったこともあり、家事をしているとふいに涙が出てしまいそうになることもありましたが、いつかの山村講師がおっしゃっていた「試験前に一度泣いておくとよい」という言葉を思い出し、そんな自分も肯定して歩みを進めることができました。



E.Sさん

合格前の数年は模試のA判定が取れたものの総合点落ちもあり、前年も10月の筆記試験の結果発表まで勉強再開に手がつかなかったので、再スタートは完全に遅くなりました。時間がなくやれることが限られたのが私にとっては逆に良かったと思います。年内はテキスト読みと伊藤塾の厳選過去問集、年明け〜3月は演習コース、4〜6月は演習コースの復習3回を目安としました。4月以降の演習コースの復習は、択一は3回できましたが、記述式の復習は答案構成だけにしてギリギリ3回できたという感じでした。本試験直前には過去問に触れるよう講師のアドバイスがあり、前年までの印象でも答練と本試験問題は感触が違うため、やった方が良いのは分かっており購入もしましたが、結局1度も手をつけられませんでした。
試験前日は演習コース(択一・記述式)で複数回間違えた箇所の見直しを中心に行いました。本試験当日の問題の解き方や時間配分は、午前午後とも最初から順番に解きました。わからない・自信のない問題からはすぐに離れるようにし、後で戻って解きました。メンタル面は、伊藤塾長の「緊張は力になる」と思うようにしました。



A.Fさん

直前期はとにかく過去問を繰り返し解いて間違えた問題をひたすら潰していくという作業をしていました。
また、睡眠以外の時間を無駄にしたくなかったので、食事中はひたすら民法の条文を流して聞いていました。
自分が今まで使っていた教材をただ繰り返していました。



S.M さん
約3年前から家族の仕事の都合で海外に移住していましたが、模試や本試験のため4月末には日本に帰国しました。
模試は伊藤塾の模試を受講したかったのですが、受験可能な会場が遠方であったため、他受験指導校の模試を受講しました。人それぞれの事情があるため、一概には言えませんが、私は会場で受験することにこだわりました。模試や答練は貴重な初見の予想問題ですので、本試験だと思って全集中するべきです。最後に急激に成績を伸ばして来られる方もいますが、通常は模試の成績が良い受験生が合格すると考えるのが普通だと思います。そのため、悪い結果には落ち込んだりもしましたが、これが現実だと言い聞かせ勉強をしました。
超直前期の講座は、「午後の部」直前実戦演習講座を受講しました。それ以外は、高橋講師が知識のドーナッツ化現象を防ぎましょうとおっしゃっていたこと、基礎的な知識が抜け落ちていることが模試から判明したため、超直前期には基本的な問題および暗記事項を繰り返し確認する勉強法に戻りました。
試験前日は通常通りの勉強をし、早めに切り上げて寝ようと思いましたが、なかなか寝付けず苦労しました。
本試験は昨年と同じ会場で受験したかったため、少し遠方ですが、名古屋ブロックで受験をしました。新幹線の遅延等が前日から気になりましたが、スムーズに受験会場まで辿り着くことができました。また、令和5年度は時計を忘れ、昼の休憩時間に時計を買いに走り回ったことがあったため、今回は忘れ物がないか、前日から何度も確認をしました。普段からスマートフォンで時間を確認する方は特に注意された方が良いかと思います。
問題の解く順番は、模試を受験した時から午前は「会社法」、午後は「商業登記法」から解き、その後は前から順番に解くことにしていました。頭が疲れてしまう前に会社法、商業登記法を解き終えてしまいたかったためです。記述は不動産登記法と商業登記法をざっと見て、不動産登記法が何やら複雑そうな気がしたため、商業登記法を先に解くことにしました。人によってやり方が違いますが、答練や模試を通じて、一貫して順番を決めておいた方が良いと思います。
メンタル面については、家族に迷惑をかけてしまったと思いますが、前年の不合格の時の落ち込み様を見ているので、我慢して付き合ってくれたのだと思います。本当に感謝しかありません。
本試験開始時には、手が震える程緊張をしました。受験回数が多くなる程、本気になればなる程、本試験当日の緊張はするものだと思います。これは誰かが解消してくれるものではないですし、今までの自分の勉強量に対する自信等でしか不安を緩和することはできないと感じています。



Y.S さん
私は伊藤塾の模試のみを受けました。
一年目は別の大手受験指導校の模試を利用しましたが費用がかさんでしまうという問題もあり、伊藤塾の模試は結構本試験に近いとの評判もあるのに加えて比較的安価なので伊藤塾の模試のみ受講しました。
直前期は試験のプレッシャーやストレスから体調が不安定になって勉強時間自体は減ってしまいましたがアドバンス講座で宇津木講師と一緒にやってきて合格者もガンガンだしていると伺っていたので「この講座なら大丈夫!」との気持ちで他の講座を受講することなく、最後までアドバンス講座と厳選過去問集、記述の答練を繰り返しました。
また試験4日前は宇津木講師がマーク指定されたところのみを読んでそれ以外は全く読まず、過去問も解かずに最後の詰込みのみ行いました。
試験当日は会場まで時間がかかるので近くのホテルに泊まって当日の昼食も購入し、あとは試験に行くだけという形を作っておきました。結果的に朝もゆっくりできたので良かったと思います。



M.S さん
直前期は主要科目の総復習に加え、マイナー科目の過去問に集中的に取り組んでいました。特に馴染みがなく苦手意識のあった供託法や民事保全法についてはテキストに戻って概念を確認しないとわからないものもあり、焦りを感じていました。
試験前日や当日は記述式の採点変更をめぐり、記述重視の試験になるのか、問題は難しくなるのか、時間は足りるのかなど不安に駆られていたことを覚えています。不安でない人はいないし、午後の試験で時間に余裕のある受験者もいないと自分に言い聞かせながら乗り切りました。



H.Iさん

直前期には「うかる!択一式」を受講しました。択一に関しては、厳選過去問集と必出3300選は継続して何度も繰り返し解きました。6月の超直前期には年度別過去問を使用しました。年度別過去問は全科目を効率的に確認することができるため、使用してよかったと思っています。
記述式は答案構成力養成答練の問題を繰り返し解きました。直前期には答練の問題、記述式過去問、市販の問題集を使用して、毎日、不動産登記1問、商業登記1問を解くようにしていました。
模試は伊藤塾で2回、他校で4回受けました。模試では主に、午後の択一を1時間以内に解くことを意識していましたが、一度も1時間以内に解くことはできませんでした。ですが、本試験では軸肢検討と全肢検討を織り交ぜながらなんとか1時間で解くことができました。



T.Hさん

午前科目については時間をかけても確実な知識を答えられるよう意識しながら過去問をとき間違えたところを周辺知識を含めてテキストで再確認していました。午後科目についてはとにかく時間を意識し択一については1問あたりにかけられる時間を決めて過去問を解きできる限り記述問題を解く時間を確保することを目標にしていました。記述については不動産登記に力をいれ枠ずれを起こさないことを特に注意しこれまでに枠ずれを起こしてしまった問題を確認していました。



N.Tさん

直前期は、テキストメインの勉強から問題集メインの勉強に切り替え、問題集で解けなかった箇所とその分野をテキストに戻って確認したり、答練や模試で講師が指摘した箇所を読み込んだりしていました。
試験が近づくにつれ、勉強が手につかなくなるとカフェに行き、気分転換を兼ねて勉強をしていました。
試験前日は、本試験の時間配分、特に午後の時間配分(択一遅くとも1時間/記述は各1時間)を考え、自分の間違いノートを作成していたので、それを軽く確認して早めに就寝しました。



S.F.さん

直前期でもプラクティカルコースのテキストを中心に勉強しました。基礎徹底回、総合演習回をやり込んだことが合格につながったと思います。
模試、答練は伊藤塾の全国公開模擬試験、択一実戦力養成答練、記述式答案構成力養成答練を受講しました。
伊藤塾の模試、答練は細かい問題が少なく自分の実力がわかりやすいと思います。
また答練は3月までのため4月以降は無理なく自分のペースで学習を進めることができました。



Y.Nさん

合格した年の直前期もそれまでの勉強方法とは大きく変えず、主要4科目択一についてはテキストの読み込み、マイナー科目は問題を繰り返し解く、記述は1日1問解く、ということを主に繰り返しました。山村講師が講義内でおっしゃっていた、「知識が不安定な箇所、問題を間違えた箇所に付箋を貼り→正解したら付箋はがし、直前期の確認箇所を絞り込んでいく」という方法を実践したことが良かったと思います。
模試に関しては、合格した年は伊藤塾の模試だけでなく他校の模試も受験しました。記述式の配点変更もあり、午後の時間配分が重要だと思っていたので、模試の際は時間配分と問題を解く順序を意識して受験しました。私は不動産登記の記述が不安定だったため、模試で色々なパターンを試し、午後は択一→商業登記→不動産登記の順に解くことに決めました。マークシートについてもまとめて一気に塗る方法が私には合っていたので、本番もそのようにしました。
そして、試験前日はあまり勉強はせず、ゆっくり過ごしました。当日は緊張して午後は途中から頭痛がしていたのですが、とにかく最後まで1点でも多く点を取るんだと思い、問題を解き続けました。



Y.Mさん

直前期は「最後の記述式」、「民法で高得点を取る講座」のテキストのほか、伊藤塾の厳選過去問集(不動産登記法と会社法・商業登記法)、必出3300選を繰り返し読み込みました。今年の1月からは論点ごとに出題されている短めの記述式問題集を1日1問、本試験レベルの問題が掲載されている記述式過去問題集を週に3~4問解くようにして、記述式問題に慣れることを意識しました。
自分の得手・不得手を考慮し、3月以降の大まかな学習スケジュールを組み立てたことで、本試験まではそこまで焦りを感じることなく学習を進められたように思います。仕事で疲れてしまった日はソファに寝転んでひな型集を5分ほど眺めるだけにする等、自分の体調を最優先にすることも心がけていました。
その他、記述式問題や伊藤塾の模試でミスをしたところについて、大きめの付箋に箇条書きで本試験当日の自分への注意喚起メッセージを書いていました。「持分を書いたか?」、「共有者全員持分全部移転を所有権移転と書いていないか?」といった簡易なものではありましたが、直前に見直すことで気持ちを落ち着かせることができました。
試験前日は早めに勉強を切り上げ、22時には就寝しました。
当日の時間配分は、午前はあまり早く答えを出そうとはせずに、1時間15分くらいかけて解答し、残りの時間は見直しをしました。午後は択一・不動産登記法記述・商業登記法記述を各1時間という配分で解答しました。



S.Dさん

合格の前年度までは、午後科目を択一式→記述式の順で解いていたのですが、記述式問題を解く時間が足りなくなってしまい、記述式で得点を取れずに不合格となっていたため、今年度からは記述式→択一式の順に問題を解くことを決め、模試や直前期の過去問演習では、記述式から問題を解くことに慣れることを心がけました。
また、これまでの経験から、午後科目が合否のわかれ道だと自覚していたため、試験当日は、午後の3時間に100%の力を注げるように、午前中は程よく力を抜きながら問題を解くことを意識しました。



T.Mさん

はじめはテキストを理解するように読み進め、その後は高速で読み込みました。6月だけで、マイナー科目で3周・メイン科目で4周くらい読み込んだと思います。
択一の問題は模試以外一切しませんでした。
記述に関しては普段通り毎日不動産登記法と商業登記法を1問ずつしました。たまに自分が作成した間違いノートを読み込んだりもしていました。
本試験の前日にできることは少ないだろうと思っていたため、本試験前日は朝早く起きて勉強はせず家族と食事や軽い運動をしてその日を楽しんでいました。
当日は自分の受験番号の席に着くと緊張しましたが、後で後悔しないよう集中して1問1問丁寧に解答しました。1問差や1点の差で合格か不合格の試験なのでアかエのどちらかで迷ってもテキストを思い出し自分の中での確実を正解として選びました。択一でこの問題を落とせばマイナス3点もあり落とせば取り戻せないと自分にプレッシャーをかけ集中力を維持していたと思います。妥協できるものは一切なく必死でした。



E.S さん
合格した年の直前期は、ひたすら解きなおししました。
試験前日には模試一回分を練習しました。内容ではなく、速度を把握するために、速すぎるとミスしやすく、遅すぎると終わらない、最後自分の走るリズムを確認しました。
試験当日に、いつも通りに、午前択一1時間30分解き終わり、午後択一1時間、不動産記述1時間、商業登記記述1時間ぐらい終わらせました。
メンタル面には、「どうせみんな同じでしょう。できない所、皆ができない。できる所、さっさと終わらせる。」という方針です。「できないはできない、もうどうしようもない、間違ってもいいです」と自分を許し、前へ進もう前向きの気持ちで試験に臨みます。


O.Mさん
直前期はプラクティカルコースの教材の問題を決めたスケジュール通りにこなすことを最重要課題としていました。それとは別に短い時間で全範囲を繰り返すために、市販のまとめ本を利用していました。ひとつの科目だけに取り組むと別の科目の知識の抜けが心配になるので、科目がかぶらないように課題を組んでいました。
ヤマを当てるような直前対策講座は受講しませんでした。
模試は昨年までは比較的しっかり復習していましたが、今年は択一については間違えてはいけなかったと感じた(ランクの高いもの)ミスのみを自分の教材に落とし込んでマークしたり、ミスの原因を書き加えたりし、見るべき教材の一元化を意識しました。
記述は逆に、昨年まではミスのチェックのみで時間切れだったところ、今年はミスの確認後最低2回は解き直しをしました。
昨年までと比較しますと、択一・記述の時間の割合を8:2から6:4くらいにしました。試験前日はいつも通りの勉強を意識しました。当日も、模試と同じと自分に言い聞かせ、なるべくいつも通りのサイクルで身支度なども整えました。
ちなみに試験会場についてですが、私は横浜在住のためこれまで横浜で受験をしていました。今年は受験会場が自宅からかなり遠く、徒歩での移動も長いようでしたので、千葉での受験に変更しました。
千葉会場は駅から至近で、駅までの電車の経路も乗り換えなしでしたので、非常に良かったです。
ただ、試験会場最寄りの津田沼駅に行ったことがなかったので、試験の1週間前の同じ曜日の同じ時間ではじめて予行演習をしました。これも不安材料がなくなりおすすめです。



M.Iさん
山村講師の言う通り、試験1週間前は仕事を休み、過去5年分の過去問を解きました。
そこで高得点をとれたことが自信につながり、また午後の時間配分の感覚を体で覚えました。
早大正門で山村講師に一声挨拶をして、会場入りしたあとは、他の試験と特段変わりませんでした。
昼ご飯に、友人が作ってくれた勝つサンドを食べ、験を担いだことが勝因だったと思います。



Y.Sさん
直前期はプラクティカルコースのテキストを1周することをメインにしつつ、また今年から記述の配点が70から140に倍増したため模試と答練の記述式問題を全て復習していました。
他には、試験前日は会場近くの前泊したホテルでひながた集のひながたを全て音読しておいて、基礎知識に抜けがないかを確認していたのですが、本年度の記述式は基礎的なひながたがベースとなった問題だった印象が強くこれもやって良かったと考えています。



R.Mさん
直前期に使用した教材は、答練と厳選過去問集です。
とにかくこの2つに絞って2日で全科目に触れるようにしていました。
厳選過去問集は、分厚くて厚みに圧倒されてしまうので分野などで分解して冊子を何冊かに分け、Aチーム、Bチームに分け、毎日Aの日、Bの日と交互に解いていました。
なので各科目の問題数としては数問ずつですが、何度も繰り返すことができるので割と継続して頭に留まる時間が長く保てるのではないかと思いました。
試験前日も変わらず、AかBかを解いていました。
私は模試で必ず本番と同じように過ごしていたので、本番も模試と同じように同じコンビニで模試と同じ昼食を買い、お昼の時間には昼食を取ってから午後科目の最後まで覚えられなかったものや、基本中の基本の前日まで勉強机の前の壁に貼ってあったポストイットを貼り付けたノートを眺め、15分仮眠をして歯磨きをして午後の試験を迎えると言うことをしました。
私は、書く持久力がないので、午後は模試で色々試した結果、不動産登記記述→択一→商業登記記述という順番で解いていました。
本試験では、だいたいそれぞれ60分ずつだったと思います。
メンタル面では、模試のときには本番のつもりで、本番の時には模試のつもりでという意識で割とリラックスして当日は受験できたと思います。



E.Kさん
今年は勉強時間確保のためフルタイム勤務をやめ、2月から直前期までは週2日〜3日のパート勤務に切り替えました。
私はプラクティカルコースを受講していたので、択一も記述もほぼこの講座の教材だけを使用しました。
勉強時間が少なく、テキストの読み込みが苦手な私にとってこの教材はピッタリでした。
伊藤塾のプラクティカルコースについている年明けの択一・記述模試は1回のみ解きました。
記述はプラクティカルコースのものを解きました。
公開模試は伊藤塾と他校(2校)も全て受けました。公開模試はどの受験指導校も予想問題をだしているからです。
これまで択一はいつも基準点ギリギリ付近なのに、今年は午前・午後とも29問正解することができました。
これは、プラクティカルコースの教材に集中して繰り返し勉強した成果だと思います。



T.Sさん
直前期はなるべく毎日全科目目を通すようにやっていました。マイナー科目は過去問1問とかにして主要科目をメインに平日は勉強しました。少し弱いなと思う所は土日にやるようにしていました。
どちらかというと、テキスト6、過去問4位の比率でやる様にしました。前年は過去問を多めに解いていたので、模試は他の受験指導校の模試を受けて、穴がないようにしました。6月は毎週模試をやりました。
学校によって予想も異なるので、伊藤塾ともう1つ別の模試は受けたほうがいいと思います。
試験前日は、全体の確認と模試で間違えた所、自分がよく間違える所の確認をして、早めに寝ました。
本試験当日は、午後の試験が時間に余裕がないので、択一1時間、不動産登記1時間、商業登記1時間の時間でやりました。見直す時間はありませんでしたが、商業登記まで全て書けました。
メンタルは、考えても何もいい方向にいかないので、何も考えないで、ただいつも通りに淡々とやることだけに集中しました。
直前期は焦る気持ちが出てくるのですが、ただやることをひたすらやれば合格できると信じてやるようにしました。



M.Iさん
2回目の受験で合格することができました。3月までは残業ありのフルタイム勤務、4月以降は専業でした。使用した教材は、入門テキスト、厳選過去問集、ブラッシュアップシート、答練です。厳選過去問集は8月~3月までに3回、4月以降に3回やりました。問題を解いたあとは入門テキストやブラッシュアップシートで周辺知識を必ず確認するようにしていました。本試験の2週間前はテキストで全体をひと通り確認しました。択一式はなるべく短期間で全体を回すことを意識して過ごしました。
記述式は記述式答案構成力養成答練を3月までに1~2回、4月以降に5~6回繰り返しました。解いた後は、解説の「主要な判断のわかれ目」を確認し、連想できていなかったところや疑問に思ったところは解説や入門テキストで確認するようにしました。やってよかったことは間違いノートの作成です。ある程度、学習が進んでから作成すると繰り返しやすい分量となり隙間時間にもとても使えて良かったです。



K.Sさん
講師に模試や答練の出来を伝えて相談し、特に記述に不安があったので択一とのバランスを取りつつかなり記述の勉強をしました。具体的には答練の記述式とうかる!記述式(前年受講時のもの)を繰り返し解きました。
試験前日は子どもの野球の応援に行き、夜はお酒を飲まないようにして早めに寝ました。
当日は、特に午後の時間配分に気をつけて記述の時間を絶対2時間確保すること、最後まで諦めず少しでも多く解答することを目指しました。



N.Iさん

直前期は苦手な午後の択一科目の基礎をひたすら見直していました。
また5月から試験前日までは過去問は利用せず、必出3300選のような基礎固めのテキストをずっと周回していました。試験前日までには2時間で1冊を1周できるくらいでした。伊藤塾や他校の模試を受けましたが基準点に乗ったのは、6回の模試でたった1回だけでした。
ここで腐らず何を間違えて何を理解していないのか、理解していない点の論点と隣接論点をしっかり見直そうとフィードバックできたことが良かったと思っています。
試験前日は記述式の自身がよく間違える論点を洗い出したり、苦手な午後択一式のテキストの読み直しをしていました。
試験当日はあまり緊張などもなく、いつも通り試験に臨めました(午後択一だけはどうしても手ごたえがなく少し不安がありました)。



S.Tさん

伊藤塾の模試を受験しました。実際の試験の試験会場で受験することができたので、試験当日もリラックスして試験に取り組むことができました。
また、よく間違えた問題や、今年でるといわれた問題のみ、試験会場に持っていき、復習しました。全ての教材を持っていくのは、荷物が多すぎて大変だと思ったこと、試験会場で復習する時間はそこまで多くことから、教材を限定することにしました。1週間前くらいから全ての教材を1周しようと決めていたので、その際に持って行く教材や問題を抽出する作業を行いました。



H.Kさん

★直前期の勉強方法
直前期(3ヶ月)は、各科目、仕上げたいことを明確に絞りました。例えば、民法は「択一総整理」を仕上げる、記述は答練の「主要な判断のわかれ目」を繰り返し体得する、などです。
★超直前期の勉強方法
超直前期(1ヶ月)は、日単位でスケジュールを立てました。スケジュールのコツとしては、微調整を可とすること、そしてできる量を設定することでした。立てた計画の全てをこなして本試験に向かうことができたので、やりきったという自己肯定感に包まれて自信を持って本試験に挑むことができました。
★模試の活用法
模試(2回)を利用し、本試験直前と同じルーティンを繰り返しました。例えば、当日に向けてどのテキスト(問題集)をどの程度こなすか、前日の夜をどのように過ごすか(私は銭湯が好きなので、前日はリラックスのため銭湯でゆっくり温まり、1杯ビールを飲んで、22時に就寝)といった生活に関することも、模試を利用して全く同じように練習しました。
★本試験当日の問題の解き方や時間配分、メンタル面の管理
午前の試験が終わり、手ごたえがありました。ところが午後、最初から手が止まってしまいました。マイナー11問、スムーズに解くことができませんでした。こんなことははじめてです。11分で解くはずが、20分以上経過してしまいました。心を落ち着かせ、不登法に対峙しました。しかし、不登法のどの問題も、正解を導けている感覚は全くありませんでした。不登法が終わった時点で13時50分でした。そのとき、「もう1年、この勉強をするのかもしれない」とふと頭をよぎりました。しかし頭を振り、心を立て直しました。ありがたいことに目標の14時までに択一を終えることができました。そこでお手洗いに行きました。ざわついてしまった心を整えるためです。席に戻り、不登法記述を目標の1時間で終え、またお手洗いに行きました。ところがお手洗いに行きながら、マイナー11問がどうもひっかかります。手の止まった11問に心を持っていかれていたので、集中して商登法記述を解くことができないと即座に判断しました。あと5分だけ、自分に時間をあげよう。その5分を利用して、11問は自信が持てる答えなのか見直しをしてみよう。そんなことを考えていたその時、お手洗い付き添ってくださった試験委員の方が小声で「がんばってね」とおっしゃってくださいました。力がみなぎり、席に戻り、自分にプレゼントした5分を利用して11問を見直し、自信を持って商登法記述に全力で取り組みました。



Y.Tさん

直前期は、さまざまな受験指導校の公開模試を受験しました。しかしながら、どれもCやD判定で、今年度はダメかと思っていました。このため、過去問をする時間がないため、受験指導校的には、良い方法ではないですが、思い切って、テキスト理解とフルサイズの記述だけに特化し、特にフルサイズの記述は、慣れるために毎日解きました。試験当日は、大阪在住ですが、わざわざ名古屋で受験しました。名古屋の試験会場が愛知大学で、デッキを挟んですぐ隣にプリンスホテルがあったためです。このため、試験会場まで体力を消耗せずに移動できると考えました。大阪の試験会場の関西大学で受験していたら、行くまでに汗だくになって、集中力を欠いていたと思います。本当によくわかりませんが、最終的に100番代で合格できました。



R.Hさん

受かるまでの5年は初心者スケジュールを貫き通して、直前期にマイナー科目を必要以上にやりこみ、主要4科目で点がとれないということを繰り返していました。
最後の1年は、主要4科目と、マイナー科目で択一を解く数のノルマを点数配分に沿って決めました。また子どもが寝たときには、先に主要4科目を解き、毎日、主要4科目は必ずやるようにしていました。
模試は恥ずかしながら6年で一度も午前も午後も基準点をとったことがありません。最初のころは模試のたびに落ち込んでいましたが、最後の年には、模試で基準点がとれてなくても本番で基準点をとれることが前年度、前々年度でわかっていたので、落ち込まず淡々と足りない知識を埋めることを意識して復習できました。