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予備試験1年合格の彼方へ

東京大学法学部
Fさん

※プロフィールは、2024年度合格時点のものです。

法律家を目指したきっかけ

小学生の頃から、法曹が題材となっているテレビドラマや小説にふれていました。それに影響を受け、法曹に憧れを抱いたことが大きな理由になります。

伊藤塾で勉強を始めた理由

大学の入学前後で受験指導校を調べた時に、すぐに伊藤塾がヒットし、当時から合格実績が圧倒的だったことが魅力でした。
受講相談で伺った際にはスタッフの方に丁寧に相談に乗っていただき、疑問を解消できたため、(大学1年生の春に)伊藤塾に入塾しました。

予備試験ルートを選んだ理由

もともと法曹になりたいという思いはあったため、司法試験の受験を考えていました。
予備試験はやはり司法試験の合格率が圧倒的に高く、就職活動において有利というお話も伺ったことがあったため、予備試験を目指しました。

入塾当初は1年合格ではなく2年合格を目指していたため、大学2年次に予備試験短答式試験に合格することを目標にしておりました。学習が順調に進んだため、結果的に1年合格になったという形です。

伊藤塾の活用法

入塾してから大学1年生の春休みまではかなり忙しく、基礎マスターを消化することに専念しており、大学1年生の春休みから2年生Sセメスター(※)は時間的に余裕があったため、論文マスターの受講を進めておりました。
(7月中旬に予備試験短答式試験があるため、)大学2年生の5月半ばから7月半ばまでは短答式試験対策の方に集中し、短答式試験を終えてからは再び論文マスターに戻り、論文対策をしていたという形になります。

※2年生Sセメスター…2年生前期の授業期間のこと。東京大学では、例年この期間の授業数が比較的少なくなっている。

短答式試験の時にかなり基礎マスターの方を読み込み、基礎知識は盤石にしていました。その基礎知識をもとに本番で自分の頭で考え答案を書いていたことは、(合格に寄与する学習をしていたという意味で)良かったと思います。
伊藤塾のゼミはレベルの高い方々が集まっており、それが刺激になりモチベーションが上がることもありました。そのゼミで知り合った方と自主ゼミを組み、お互いを高め合うことができ良かったと思います。

学生生活との両立

塾講師や、オンライン家庭教師のアルバイトをしておりました。塾講師は長期休みの間のみでしたので、頻度としてはそこまで多くありませんが、オンライン家庭教師は週2,3日ほどしておりました。

大学1年生の夏休みにはニューヨークに行きました。ニューヨークという場所自体も楽しかったのですが、現地で働いてらっしゃる方にお会いし、それがきっかけで今弁護士になりたいと考えています。(ニューヨーク訪問は)楽しく、(自身への影響が)大きかったことだと思います。

(大学内での)ゼミは大学1年生の後期から2年生の前期までの間所属していました。大学の日々の授業やゼミの活動、2週間ほど海外研修に行ったりもしていたため、両立は大変でした。
ゼミの活動が忙しいタイミングは伊藤塾の講義は全く受講せず、暇になったタイミングで一気に受講したりして帳尻を合わせるようにしておりました。

大学入試と司法試験・予備試験

まず、試験形式に関して論述式試験というところは似ていると感じました。
学習方法についても、インプットとアウトプットを両方していかなくてはいけないところは共通しておりました。また試験で求められる資質として、論理的思考力は両方とも問われていたと感じます。

大学定期試験の対策方法

定期試験では、あまり勉強しないままノー勉で受けても成績をかなりとれたりもするため、そういう点では役立ったと考えております。

将来の目標

まずは旅行に行ったり、あとは就職活動をしたいです。
今後の予定としては、ぜひ英語の勉強をしておきたいと考えています。将来的に事務所に入った後には、英語案件を担当したり、留学をしたいという思いもあるため、それに向けてというのもあります。

進路としては、企業法務系の弁護士になれたらと考えております。興味分野はまだ固まっていませんが、M&Aや、コーポレートに興味があります。その点においても、やはり英語の学習はしておきたいと考えています。

後輩へのメッセージ

予備試験は真面目に学習をすれば受かる試験ではあるため、最終的な司法試験合格を考えると、一番手っ取り早いルートではあると思います。ぜひ(予備試験ルートでの受験を)考えて頂きたいと思います。