官僚志望から弁護士へ
目標は高く!
早稲田大学法学部
堀越さん
※プロフィールは、2024年度合格時点のものです。
試験を終えて
嬉しいという人も多いと思いますが、僕の場合はどちらかというと安心がありました。
やってきた努力がようやく実り進路もある程度決まるため、ホッとした気持ちの方が大きかったです。
法曹を目指したきっかけ
伊藤塾で勉強し始めた時期は1月の冬2年生になる時でした。
もともと外交官を志望していましたが、コロナで留学や、海外との交流が厳しく、自分の進路をどうしようかと思った時に周りの法曹志望が多かったため、とりあえず自分も1回目指してみよう。もしかしたらダメかもしれないけど、1回は高いところを目指してみよう。と思ったことがきっかけでした。
もしその後また外交官に戻ったとしても、国家総合職の試験も絶対法律は役に立つと思い、様々な選択肢を広げる意味でも、とりあえず目指すことはアリだと思いました。
大学生としての生活
サークルはコロナのこともあり、ほぼ1年2年ほどやることがありませんでした。
特にアルバイトは生活費を稼ぐため1年生から継続しており、約週3~4回で、1日5時間ほどでした。
せっかくの大学生活なので、楽しむべきところは楽しんでおかないと将来的に人間としての面白さに欠けてしまうと思いました。やはり遊べるときは遊んだ方がいいと言いますか。例えばサークルなど何かに打ち込んだ方が自分の人間性にも役に立つと思います。
そちらの方が楽しいとも思うため、やるべきだと僕は思っています。
まず気持ちの切り替えが大きく、最初は生活費を稼ぐという必要に駆られたものでしたが、どうしても1日中家で勉強すると気持ちが下がります。そのような時はアルバイトに行くことで気持ちを転換し、少しリフレッシュも兼ねてやる事はあまり勉強時間を無駄にしている感覚もありません。むしろ自分はきちんと勉強の息抜がをできているという気持ちの変換ができたため、両立の点で精神的に大事だと思います。
アルバイトの休憩時間や始まる直前まで、テキストまたは論ナビなど手で持てるものを読み、できる限り勉強とアルバイトの間隙を埋めるようにしていました。
伊藤塾で勉強して良かったこと
基礎マスタ―テキストが1番だと思います。知識が全部集約されているため、あれだけ見ておけば他の受験生に遅れを取ることは絶対ないと言えます。本当に助かりました。
やはりわからない問題にぶち当たった時にどう解くかというと、自分の持っている知識しかないと思います。
そこの基礎は全部基礎マスターテキストから入るため、難しい問題やわからない問題にぶち当たった時こそ、基礎マスターテキストで覚えた知識が役に立つという点で、塾長も伝えていますが、盤石な基礎になったと思っています。
勉強仲間の存在
大学受験と違い同世代みんなが予備試験や司法試験を目指すわけではないため、どうしても孤独感を感じるところはおそらく多いと思います。その中で同じ道を選んでいる仲間はとても貴重です。
自分の痛みや辛いことを分かってくれることは、精神的に支えになると思います。
僕の大学は平野ゼミという民法のゼミに所属していましたが、その中でも同じ伊藤塾に通っている人は多く、ゼミの性質が司法試験合格なため、同じ志を持つ仲間が集まったことは大きかったです。
後輩へのメッセージ
まず、最初はあまり選択肢を狭めないでほしいです。それこそ、弁護士や法曹のみが自分のやりたいこと、社会正義の実現を担っているわけではないと思うため、自分の理念を実現する選択肢は絶対たくさんあるはずです。最初から選択肢を捨てることは少し良くないと思っています。
自分の将来の可能性を狭めることは非常にもったいないと思うため、選択肢を広く見てほしいことが一つです。
その後に、司法試験を目指すことになった場合、どうしてもきついことや大変なことは絶対あります。孤独を感じることもおそらくたくさんあると思いますが、それは受かる人がみんな経てきた道だと思うため、きついことはある想定で、むしろどれだけ自分の勉強を楽しめるかという点でドンと来て受験を目指してほしいなと思っております。