予備試験の壁は
思ったほど高くない
大阪大学法学部卒業
大阪大学法科大学院(既修)
土井さん
※プロフィールは、2024年度合格時点のものです。
伊藤塾で勉強を始めた理由
選んだ理由としては、司法試験業界でのシェア率の高さです。
伊藤塾の模試や答練で良い成績が取れると、司法試験受験生の中でも良い位置に居ると思うことができ、それがモチベーションになり勉強できます。
本当にシェア率の高さがとても大事だと思います。
1回生スタートのすすめ
司法試験は勉強の量が絶対的に必要です。
時間があれば(勉強)量も確保でき、大学によって違うかもしれませんが、法曹コースでも1年生の成績が加味されます。
1年生の頃から勉強を始めると、それに伴い大学の成績も良くなり法曹コースに在籍しやすくなるため、法科大学院入試でも有利になると思います。
予備試験の壁
伊藤塾で勉強をスタートした時は予備試験の合格率の数字を見ると3.5%、4%だったので、自分には縁がない試験で受かるはずがないと本気で思っていました。
実際1年間勉強してみて、3年次の短答式試験は受けるだけ受けてみるかと思い、受験してみましたがしっかり大差で落ちました。しかし、この勉強量でこのぐらいの点が取れるならば、きちんと勉強したら来年は合格しそうだと思い勉強した結果、4年次の短答式試験は合格しましたが次の論文式試験では不合格でした。
論文式試験も科目ごとにAからFの間での成績評価が返ってきたのですがそんなに悪い成績でなく、来年の合格が狙えそうだと思い、もう一年勉強して法科大学院1年目で最終合格までしてしまいました。
今振り返って考えると、合格率の数字ほどハードな試験ではないと思っています。
上位合格ではないため偉そうなことは言えませんが、運の要素もあったとはいえ、
合格水準に達することは本当に選ばれた人にしかできないというわけではないと思います。
予備試験合格を目指すメリット
勉強面では司法試験につながっていることから、内容も重なるところが多く、練習の素材としてとても良かったです。
予備試験の対策では過去問の論文を解いたりすると思うのですが、伊藤塾の論文マスターならば、論文初学者向けに丁寧な解説がされているため、本当に論文の勉強を始めたばかりの人にとってもベストな教材なので最初に取り組むべきだと思います。
合格に必要な力
一番必要だと思う力は割り切る力だと思っています。
司法試験も予備試験も共通していますが、範囲が広く問題も深さがとてもある難しい試験なため、勉強が終わった今でもわからない分野、わからないことすら気づいてない分野がとてもあります。
もうここはいいやと割り切り、重要だとされていることをまずは押さえるというように勉強していく力が一番必要だと思います。
息抜き
明確に息抜きという枠でしていたわけではないのですが、お笑い芸人のラジオが元から好きだったため、よく移動中や掃除、料理をしている時に聴き、笑ってスッキリしていたと思います。
将来の目標
ひとまず一通り自分で案件処理できるようになり、人から職業を聞かれた時に堂々と「弁護士です」と言えるように早めになりたいと思っています。
修習や法律事務所に入所してからは様々な経験をすると思います。それ以降のプランはそのような経験の中からこの分野をやりたいと見つけて取り組んでいけたらいいと思っています。
法律家に興味のある皆さんへ
今の司法試験は本当に選ばれた人しか合格できない試験ではなく、適切な努力ができれば合格できると思います。
興味がある人はとりあえず勉強を始めてみて、自分の肌に合うか、向いているかどうかを実際に経験し決めてみたらいいと思います。