「やればできる 必ずできる」に
支えられた合格

中京大学法学部卒業
東京大学法科大学院（既修）
落合さん

※プロフィールは、2025年度合格時点のものです。

Q1.はじめに
自己紹介をお願い致します

中京大学法学部出身、東京大学法科大学院2年生の落合 拓未と申します。昨年度の予備試験に合格し、2025年度司法試験に合格いたしました。

Q2.法曹を志したきっかけについて教えてください

お金を多く得たい、自由な暮らしがしたいという思いから法曹を目指したのがきっかけです。しかしながら、学習を進めていく中で法曹の国民社会にもたらす力であったり、ビジネスに対する影響力について知ることになり、より一層強く法曹を志すに至りました。僕自身、勉強当初は崇高な目的というか、人を助けたいといった思いも少しはありましたが、具体的に何をやってこうしたいとか、刑事弁護で被告人の方を助けたいとかそういう気持ちは全くなく、最初は本当にお金と社会的地位しか考えてなかったです。勉強を進めていく中で公企業法務の世界であったり、一般民事の世界であったり、刑事の世界であったり、それぞれ界隈があって、それぞれ人を支えていて、それぞれ魅力がある仕事なんだというのを知って、そこからより強く弁護士になりたいと思いを改めました。最初からその崇高な目的というか、こういうビジョンがなければいけないとかそういうのは全くないと思っていて、最初のきっかけが何でもいいと思っていますし、逆にそっちの方が長く続くんじゃないかなと思ったりもするので、踏み出しは気にしなくていいかなと思います。

Q3.伊藤塾を知ったきっかけ
そして入塾を決めた理由は何ですか

入塾したのはゼミの先生から勧められたのがきっかけです。そして、ゼミの先生のお話や先輩のお話、ホームページを探していたりなど、様々な情報に触れた中で伊藤塾が一番いいと考えて入塾するに至りました。

Q4.受講していたクラスや伊藤塾での学習における良かった点を教えてください

伊藤塾の塾長コースで学習していました。良かった点としては、予備試験ゼミであったり問題研究といった教材がしっかり揃っているところです。なんといっても業界最大手というところですごく信頼性があり、自分の勉強方法に不安が生じた時でも信頼してこのまま突き進んでいけば大丈夫だとそういう思いになって勉強を進めることができたので、そういった点も良かったと思っています。

Q5.伊藤塾での学習で
一番良かった点は何ですか

一番は予備試験ゼミの影響、これが環境面としては大きかったなと思っています。予備試験ゼミは選抜制のゼミにはなりますが、同じような志を持っており、同じようなモチベーションの仲間たちと出会い、その中で切磋琢磨していくことができるため、すごく自分自身成長することができましたし、予備試験に合格したのは予備試験ゼミのおかげと言っても過言ではないと思っています。

Q6.１年生からの学習開始と２年生以降からの学習開始を比較し生まれる差について教えてください

法曹界の就活においては、やはり年齢が大事という面もあります。大学1年生の頃から勉強することでその分早く勉強することができるため、早く受かることも理論上可能になってきます。そのため、1年生の段階から勉強することはすごく有意義だと思います。また、1年生の段階から伊藤塾で学習することでその分授業の成績が上がるというところがあります。そうすると結果的にGPAが上がり法科大学院への進学も楽になるという側面もありますので、いろんな点から1年生のうちから勉強しておくことがおすすめだと思います。

Q7.予備試験に合格してみて
どのような思いを抱かれましたか

私自身強い思いで予備試験に挑んではいましたが、「どうせ受かるわけない」と思っていた側面もありました。受かってみて率直に思ったところとしては、「自分はすごい」とか「自分が一番だな」とかそういったところではなくて、本当にシンプルに、今まで助けてくださった先輩方であったり、ゼミの先生や両親、弟であったり親戚いろんな方々に応援していただいていたので、そういったところへの感謝というのが率直に出てきたという感想になります。

Q8.予備試験に合格することによって得られた
心理的なメリット実体的なメリットをそれぞれ教えてください

心理的なメリットとしましては、予備試験という日本一難しいとも言われている試験に合格することで、自分は大きな難関でも乗り越えられるというそういった強い心であったり、ポジティブさ…もともとポジティブだったんですけれども、よりポジティブに磨きがかかり「何でも乗り越えられるな」という強い心を持てるようになりました。日常生活でのメリットで申し上げますと、生きていく中で 法律問題に接することというのはいくつかあると思うのですが、そこに対する自分の考え方をしっかりと筋を通して言えるようになり、より強く考えて、より深く考察することで、より正確な解答を導くことができるようになったという点では、日常生活ですごく影響を持ったと思います。

Q9.司法試験に合格した今やってみたいことがあれば教えてください

司法試験合格までは気が抜けない日々が続いていましたので、合格というのを手にした今は旅行であったりとか、友達とたくさん遊んだりとかそういったところをやりたいなと思う反面、やっぱり今後法曹としてしっかり自分に価値を見出していかないといけないところがありますので、起業であったりとか、長期インターンであったりとかそういったところで様々な業種に触れて、しっかりと自分の価値を高めていきたいと思っております。

Q10.現在伊藤塾で学習をしている後輩塾生に向けてメッセージをお願いいたします

勉強していく中で伊藤塾に入ってはいるものの、「本当に受かるのかな」「絶対受からないよ」「言われてみれば3%だし合格率」「受かるわけない」と思う時が来ると思います。不安に駆られて「どうしたらいいんだろう」「自分はこの進路を諦めた方がいいんじゃないかな」と思う時があると思いますが、その中でもやっぱり強い志を持って最後までやり切る、最後まで頑張る、これがやっぱり合格の秘訣かなと個人的には思っています。予備試験はすごく難しい試験だと言われますけれど、忍耐力が本当に試されている試験かなと思っていて、いろんな誘惑があって、いろんな進路があって、その中で弁護士や法曹を目指すという強い思いがないとやっぱりなれない、強い思いがある人が最後残っている、そんな感じだなというふうに今となっては思います。最後まで諦めずに強い心を持って頑張ることがすごい大事じゃないかなと思います。ぜひ頑張ってほしいです。