「文系資格の最難関」と言われる司法試験。いざ勉強を始めれば、その先に待っているのは大学生活そっちのけの勉強漬けの辛い毎日…、
そんなイメージを持たれる方も決して少なくないようです。
でも実際に大学在学中に予備試験・司法試験に合格された伊藤塾の先輩受講生にその実態を伺ってみると、そんなイメージとは真逆のライフスタイルが見えてきます。
ここでは、大学1年生から学習スタートした合格者のリアルな声と様々なデータから、彼らの合格までの軌跡を紐解いてみましょう。
巻頭特集
大学在学中合格者インタビュー
「最短合格」のメソッドが
確立されている伊藤塾
興味があった法律の世界
もともと法律に興味もあり、何か資格を取りたいという想いがありました。
時間的経済的負担を少なくしたいという思いや先輩からの助言を聴く中で、予備試験ルートで最短で司法試験に合格することを目標にしました。
インプットとアウトプットのバランス感覚
学習開始直後から知識のインプット、論文答案を作成する機会をそれぞれつくることを大切にしていました。伊関講師から答案の添削を受けることもできます。それらにより、早くから自分の論文の実力を正しく知ることができ、最短合格につながりました。
特別な才能は何も必要ない
予備試験合格、最短合格などと聞くと、合格率をみても狭き門だと誤解してしまう方も多くいるのではないでしょうか。しかし、「正しい場所で適切な量をこなす」ことさえできれば、必ず実現できます。司法試験を目指してみようと考えるなら、早期に伊藤塾の門をたたいて学習を始めることをおススメします。
伊藤塾と叶えた
大学生活・早期卒業・司法試験合格
悔しさを糧に、司法試験へ
伊藤塾に入塾したのは、大学入学と同じタイミングです。
大学受験で、目標を達成できなかった悔しい経験をしました。
その経験から、もう一度新しく何かにチャレンジして目標を達成したいと思い、
司法試験を目指しました。
伊藤塾を選んだ理由の一つは、受講者数が多いことです。
その分、データ量も他とは異なると感じて、
「伊藤塾でみんなができない」なら「受験者のほとんどができない」と、
学習の基準がわかりやすいと思いました。
司法試験を見据えた学習→学部成績向上→早期卒業
学習と並行して、課外活動も積極的に取り組んでいました。
週3~4日、1回4~6時間のアルバイトや、週1日のボランティアに参加していました。
スキマ時間も活用することで、司法試験への学習と大学生活は両立できました。
また、早期から司法試験を見据えて学習していたことが、
学部成績向上や早期卒業に繋がりました。
伊藤塾で出会う仲間との出会い
伊藤塾に入ったことで、自主ゼミを組んで一緒に頑張れる他大学の仲間と出会えたことが
学習をすすめるうえで本当にありがたかったです。
また、合格者カウンセリングで受験生目線でサポートしてもらえたことで、
予備試験口述試験は1位合格することができました。
出身学部は関係ない!
「文学部」から司法試験在学合格
大学入学当初は国語の教師になることが夢でした
元々は国語の教師になりたくて文学部に進学をしました。
しかし、大学の入学とコロナの緊急事態宣言が重なり自分の思い描いて大学生活を送ることが出来ませんでした。
そんな時に、「言葉を使った仕事」の共通点として法律家を知ったことが司法試験を目指すきっかけでした。
「法学部以外」でも伊藤塾なら心配いりません
最初は自分のような法学部以外の人でも予備試験、司法試験に合格できるのか不安でした。
しかし、伊藤塾で学習を進めていくうちにその不安もなくなりましたので法学部以外だからといって心配する
必要はありません。
司法試験を目指そうか迷っている法学部以外の皆さんへ
司法試験、予備試験どちらも世の中で言われているほど難しい試験ではありません。
伊藤塾で正しい勉強法を続ければ必ず合格出来ますので臆することなく挑戦をしてください。頑張ってください!
伊藤塾で身につけた
司法試験合格への学習サイクル
司法試験合格への学習サイクル
入学後すぐに伊藤塾で学習スタートしました。
大学の授業よりも伊藤塾の講義の方が先に進むので
伊藤塾のわかりやすい講義で学習したことが大学の授業で復習となり、
学部試験対策をすることでその知識を定着させました。
次に定着させた知識を論文対策でフル活用しました。
このサイクルを身につけたことが、在学中の予備試験・司法試験合格につながりました。
予備試験・法曹コースどちらにも活きた
学部授業や定期試験が復習となっていたことで、
大学の成績も良かったですし、法曹コースの要件も満たしていました。
3年次で予備試験合格できたので、法曹コースでの進学はせずに司法試験受験をしましたが
早期から対策を始めていたことが、予備試験・法曹コースどちらにも活きたと思います。
一番大事なのは基礎を固めること
司法試験合格には 基礎が圧倒的に重要だと思います。
その基礎を固めるために、問題演習や記憶したりすることを計画的に繰り返しました。
大学生活が司法試験一色になるんじゃないかと思われがちですが、
計画的に学習できたことで遊びやサークル、バイトも十分に楽しめました。
\ 合格者に聞きました /
なぜ、大学1年生から予備試験に向けて学習スタートするのが人気なのか?
予備試験の人気を決定づける7つのメリット
司法試験と予備試験の短答式試験では、約7割が同じ問題です。
また、論文式試験においても、試験時間の関係(1科目あたり司法試験120分、予備試験70分)から問題文の長さには違いがあるものの、試験での問われ方、形式等は司法試験と予備試験は近似しています。このことからも、予備試験対策が司法試験対策に直結していることは明らかです。事実、2023年司法試験では、予備試験ルートからの受験者のほぼ全員(353名中352名合格)が司法試験短答式試験を通過しました(図1)。
論文式試験を含めた最終合格率も予備試験合格者の合格率は92.6%と、全体合格率45.3%を大きく上回るだけではなく、施行以来11年連続で合格率1位の結果となりました。中でも注目すべきは大学在学中出願者の合格率で、2023年も97.4%と、極めて高い実績を出しています(図2)。
大学在学中の予備試験受験も年々人気を増し、当初は「予備」にすぎなかった予備試験ルートからの司法試験合格が、現在は大学生にとってメジャーなルートとなってきています。
予備試験合格者の2023年司法試験短答式試験合格率
2023年司法試験合格率
2022年 [大学4年次] 予備試験合格/2023年 司法試験合格
神戸大学法学部卒業:山田 宗一郎さん
私が伊藤塾を選んだ理由は、圧倒的な「合格実績」があり
ここでなら安心して学習ができると思い入塾いたしました。
予備試験ルートで司法試験に合格すれば、法科大学院に進学する時間と費用をかけずにいち早く法律家になることができます。法科大学院ルートで法曹を目指す場合、法科大学院入学後、最低でも2年間の就学期間が必要です。また、法科大学院受験は大学卒業が前提となるので、通常は4年間、法曹コースや早期卒業制度を利用しても3年間の大学就学期間も必要です。一方、予備試験は受験資格制限がなく、大学在学中でも受験することができるので、予備試験に合格し翌年の司法試験に合格することで、最短で法曹になることができます(図1)。また、法科大学院進学には、年間60~200万円の学費に加え、入学金や受験料も必要です。一方、予備試験(年1回)の受験料は17,500円。司法試験受験までに必要な費用は大きく違ってきます(図2・図3)。
<図1>2024年に学習開始した場合
<図2>予備試験・法科大学院費用概算
<図3>司法試験受験までにかかる総費用
\2023年度入門講座受講中の大学1年生に聞きました/
約9割の方が伊藤塾とサークル活動や部活動との両立を実現しています。
趣味のサークルから本格的な部活までその内容は多岐に渡っています。
2022年 [大学3年次] 予備試験合格/2023年 司法試験合格
同志社大学法学部早期卒業
京都大学法科大学院(既修)中退:濱本 ひらりさん
大学入学前に入塾しました。
試験に向けた学習をしたことが、学部成績UPや早期卒業にもつながりました。
質問 就職活動でアドバンテージを感じましたか?
予備試験合格者には司法試験受験前であるにもかかわらず、四大事務所をはじめ、多くの法律事務所が専用のインターンシップや説明会を実施しています。
2022年 [大学4年次] 予備試験合格/2023年 司法試験合格
青山学院大学法学部卒業:高谷 健太さん
予備試験に合格すると、予備試験合格者のみを対象としたインターンに参加できます。
周囲の予備試験合格者の友人を見ても、それぞれの希望の事務所に内定をもらっている人が多いです。
法学部以外の学部に進学後、司法試験に挑戦しようとされる方も決して珍しくありません。受験資格のない予備試験制度が始まって以降、その傾向はますます顕著で、現在伊藤塾に通われる方の約5人に1人が法学部以外の出身/在籍者です。
2022年 [大学3年次] 予備試験合格/2023年 [大学4年次]司法試験合格
大阪大学文学部4年:新池谷 圭輝さん
最初は自分のような法学部以外の人でも予備試験、司法試験に合格できるのか不安でした。
しかし、伊藤塾で学習を進めていくうちにその不安もなくなりましたので、法学部以外だからといって心配する必要はありません。
法律学習を大学早期の段階からスタートすることは学部成績向上にもつながります。
早期学習により法律科目を大学に先行して学習できることで、大学の授業の理解もすすみ、また法律学習で培った論理的思考法・説得的文章能力により、論述形式で実施される学部試験でも優秀な成績を修められることができるためです。
また、法学部では法律科目の負担が減り、その分語学や教養科目に力を入れられるため、総合的に良好な成績を修めることが期待できます。
\ 司法試験に早期合格できるもう一つのルート/
法曹コース・早期卒業制度
2020年度より法科大学院進学のための新制度「法曹コース」がスタートしました。法曹コースは法学部に設置され、大学2年進級時に法曹コースを選択することにより、大学3年早期卒業から法科大学院既修者コースへの進学をすることができます。
法科大学院進学にあたり、その定員の最大1/2が「法曹コース専用特別選抜枠」として設けられ、この枠では、大学の学部成績を重視した選抜が行われています。
この法曹コースに進学するにも「厳格な成績評価」が求められているため、法曹コースに進学し、その特別選抜枠で早期に法科大学院に進学するには、大学1年生から学部成績が優秀であることが求められます。
2022年度[法科大学院3年次]予備試験合格
2023年度 司法試験合格
早稲田大学法学部卒業 一橋大学法科大学院(既修)修了:丹波 岳さん
伊藤塾に入る前は、論文の書き方がわからず、教科書の知識を羅列するのみでした。
入塾後は論文形式を見据えて学べたので、目に見えて成績がガラッと伸びました。
\2023年開講入門講座に所属する現1年生に聞きました!/
2年生になったら法曹コースを履修する?
6割以上の方が「履修する予定」「履修するか迷っている」と回答する一方で、4割近くの方は「履修する予定はない・履修できない」と回答。
入学と同時に法曹コースを履修するか決める必要はありませんが、将来どの道を選択しても対応できるようにまずは学部成績を上げることが重要であり、そのためには特に法学部の方は、予備試験レベルの勉強を先行して行っているかがカギとなります。
\ルート1 法曹と両にらみできる /
国家公務員(総合職)
公務員の仕事を一言で表すと「法律を駆使し、時には法律をつくり、国や地域を動かしていく仕事」。中でも国家総合職試験の「法律区分」は最も採用人数が多く、法律知識の重要性はダントツ。採用試験にも多くの法律科目が課され、そのほとんどが予備試験と重なるため、予備試験に向けた法律学習が大きなアドバンテージになります。
予備試験・司法試験と国家総合職試験は試験日程が重なることはありません。法律科目の対策は予備試験対策で十分であり、それ以外の試験科目についても、大学入試までに学習した内容(基礎能力)や社会で生起する出来事への日常的な関心(政策論文)で対処することが中心なので、学習負担が大きくなることもありません。
2022年度[大学3年次]予備試験合格
2023年度[大学4年次]司法試験合格
東京大学法学部4年: 岸野 英知さん
伊藤塾で勉強する内容は法律区分試験で役に立つ!
司法試験の勉強を始めたからといって国家公務員や他の選択肢を諦める必要はありません。
\ルート2 他にもまだまだたくさんある /
目指せる公務員試験
「人のために働きたい」がよく聞かれる法曹を目指す理由のひとつ。法律を使って困っている人を救済する「法曹」から、制度(条例)をつくることで人を救済する「公務員」へ、進路が変わることは珍しくありません。その場所の実情に応じた制度づくりが求められる地方分権の推進により、地方公務員の仕事もやりがいが増しています。
自分は前面に出るのではなく、誰かを支えるような仕事のほうが向いている。その場合、テレビドラマでその活躍を目にすることもある検察事務官など、法曹を支える公務員も将来の選択となるでしょう。ほかにも法律知識をより活かせる公務員には、議員の立法活動を支える「衆議院・参議院法制局職員」・「国立国会図書館職員」などがあります。
国家総合職試験や裁判所職員、東京都などには、法科大学院修了が活きる試験区分があります。司法試験を目指して学んでおくことで、どのタイミングでも、また大きな負担なく公務員へシフトチェンジできるので、将来の働き方をじっくりと考える時間ができます。
保護者の方へ
知るから始まる保護者のサポート
伊藤塾では新たに入塾された司法試験入門講座受講生と、その保護者の皆様に向けた「進路ガイダンス」 を実施しています。
伊藤塾の学習方針はもちろん、お子様が向かっていく司法試験・公務員・就職をとりまく現状を情報提供しております。