個別指導を利用された、司法試験合格者の声

Dさん 東京大学法学部卒 <2023予備試験合格、2024年司法試験合格>

 大学入学後、伊藤塾の基礎マスターの学習をオンラインで始めましたが、コロナ禍で大学の授業もオンラインとなってしまったため、なかなか思うように時間が取れず、基礎マスター・論文マスターの学習が進みませんでした。そこで、大学二年次の冬から個別指導を受講しました。
  個別指導では、週一回のペースで予備試験・司法試験の過去問の起案の添削をしていただき、論文作成に慣れることが出来ました。私は、特に以下の五点において、個別指導が予備試験・司法試験に合格するために非常に役立ったと感じています。
  第一に、当てはめの際の相場観を養うことができたことです。問題文の事情をどのように評価し最終的にどのような結論をとるのかという判断は、問題毎に異なり、ただ記憶するだけでは再現することが困難な上、明確な正解が存在しないケースも多いです。個別指導において、当てはめに至った思考プロセスを講師に伝え評価していただくことで、自らの考え方の改善点を理解することができました。特に、自らの当てはめの仕方が模範答案と違う場合に、自分の当てはめ方自体が筋違いなのか、もしくは、その当てはめ方も解答筋として成立し得るのかを認識した上で、復習をすることは、当てはめの再現性を大きく上げることにつながります。
  第二に、知識の再定着を図ることができたことです。特に予備試験においては、当てはめに使える事情の数が多いとはいえず、あてはめの精度よりも論点についての知識の有無・多寡によって合否が大きく左右されます。私は知識面に不安があったのですが、個別指導の際に、問題に出題された事項のみならず、問題に関連した事項についての知識の確認もしていただけることで、より一層知識の定着を図ることができました。
  第三に、自分の答案の立ち位置を把握出来たことです。予備試験・司法試験においては、出題趣旨・採点実感が要求する水準と、合格するために必要な水準は同じとは言えません。直前に合格された先生方がご指導くださるので、どの程度の答案が合格水準となるのかをお示しいただき、自分の答案の位置付けを的確に把握することができました。
  第四に、スケジューリングや様々なサポートをしていただけることです。予備試験・司法試験の勉強は自分との闘いで非常に孤独なものです。一週間に一回起案することでペースメーカーになる上、論文作成のアドバイスのみならず、精神面のサポートもしていただきました。
  第五に、予備試験口述試験対策において非常に役立ちました。口述試験対策では、伊藤塾からいただいた口述試験過去問を題材に模擬問答を行いました。起案時には書けていた内容も口頭で話すと上手く伝えることができないケースも多く、実際に問答を行うことを通じて、試験の形式に慣れることが出来ました。また、一度口述試験を体験されている講師の方が指導してくださるので、当日の流れや注意点などについてもご教示いただけました。予備試験・司法試験受験を通じて最も緊張した試験が口述試験でした。講師の方には、試験当日も励ましのメールや出題予想等を送っていただき、お陰様で落ち着いて試験に臨むことが出来ました。
 以上の理由から、私は個別指導を強くおすすめいたします。
 

匿名希望さん 東京大学法科大学院在学中合格<2024年司法試験合格>

 法科大学院の予習・復習、不得意教科の補強、短答の勉強、とすべきことがたくさんある中で、司法試験の過去問を試験と同様に時間を計って解くことは後回しになりがちでした。そこで、私は個別指導を受けて強制的に書く時間をとることにしていました。
 個別指導を受けてよかったのは、自分の答案の癖をみてもらえることです。正しい内容を書いていても、それが採点官に伝わらないのは非常にもったいないです。独りよがりの文章になっていないかを客観的に見てもらい、把握、修正することは、合格答案を書く上で非常に重要になります。生徒同士の自主ゼミでは疑問点に対して相手も同様の疑問を持っていることも多く、解決に時間がかかり、また答案の癖は指摘しにくいという欠点があります。一方で、個別指導では事前にメールで質問しておくことで疑問点もすぐに解決でき、とても効率的に過去問をつぶすことができました。添削後の解説では独自のレジュメを配付してくださり、答案作成の参考になりました。
 また、論文添削以外にも、科目ごとの勉強の仕方、勉強計画の作成など、学習全般についてもお世話になりました。
 個別指導による論文添削が、法科大学院合格、ひいては司法試験在学中合格にもつながったと思います。成績が伸び悩んでいる方、自分の勉強方法に不安がある方は、ぜひ個別指導を受講することをおすすめします。
 

Y・Kさん 東京大学法科大学院3年在学中合格<2023予備試験合格、2024年司法試験合格>

 私は、大学院入試、予備試験、司法試験の各過程において個別指導にお世話になりました。
 そのような経験から、以下の3つの理由において個別指導の受講をおすすめします。
 1つ目は、メリハリをつけて勉強することができたことです。
 特に司法試験においては、過去問の量が膨大であり、全てをこなすことは時間との関係上、必ずしも現実的ではありませんでした。そこで、各科目においてより力点を置いて検討すべき年度を指定して頂くことで効率的に過去問演習をこなすことが出来たと考えております。また、どの設問を落とすと相対的に“凹む”のか等、一つの年度の過去問の中でも設問を相対化して頂いたおかげで、私の学習上の穴を効率的に確認することが出来ました。
 以上の作業を一人でこなすことは、予備試験後の僅かな時間の中では事実上不可能であったと考えております。そのため、このような指導のおかげで、自分の弱点を補強するだけでなく、より答案としての精度を増すことにも時間を割くことが出来たと考えております。
 2つ目は、各論点の位置づけを再確認できたことです。
 特に予備試験と司法試験の差異において、予備試験は(事案の長さを比較すれば明らかなように)あてはめよりも適切な論点の指摘に比重が置かれている一方で、司法試験においては、必ずしも典型的な事例ではない事例に対して適切な論理構成を構築し、その中で論点を過不足なく抽出し、メリハリをつけて当てはめを行う能力が求められていると感じました。そのような中で、各論点を丸暗記して吐き出すだけでは十分ではなく、その論点がどのような事例に対してどのような問題意識や学説対立を背景に導き出されたものなのかを理解する必要がありました。
 このような司法試験の対策として、個別指導においては、効率的に論点整理をしていただき、司法試験に向けた基礎力的な部分を鍛えて頂いたと感じております。
 3つ目は、ペースメイキングができたことです。
 私自身にとって、複数回受験していた予備試験とは異なり、人生で初めての司法試験に対しては、どのレベルまで知識をインプットする必要があるのか、短答に向けてどの程度時間を割けば良いのかなど、未知な部分が多く、学習スケジュールを作ることに苦労しておりました。そのような主にメンタル面での不安感に対して、数々の受験生を教えてきた先生と相談しながら学習を進められたことは、効率面だけでなく、メンタル面でも大きな意義があったと考えております。
 これらの理由から、個別指導を強くおすすめさせていただきます。
 

平松嗣実さん 慶應義塾大学法科大学院未修修了<2023年司法試験合格>

 私が短期で司法試験最終合格という結果を掴むことができたのは、伊藤塾のマンツーマン指導を、「司法試験を乗り切るためのお作法を学ぶ」場として利用できたことがキーだったと思っています。
 今の司法試験で求められているのは、知識量ではなく、柔軟性を要求される実務家的な対応能力・事務処理能力だと思います。すなわち、確たる正解のない現代的な問題に出食わした場合に、自分が法律実務家であったとすれば、基礎的な法律知識とリーガルマインドを駆使しながら、どういうアプローチと論理構成をもって、いかなる解決を図るのが妥当であるのかを、その場で分析して提示することのできる能力こそが必要です。これは言い換えれば、『問題文とコミュニケーションする能力』を身に付けることだと考えています。
 その場合、知識を入れすぎてしまうと己れに迷いを生じさせてしまい、かえって合格を遠ざけてしまう恐れがあります。そのようなことのないよう、最短の道で合格を掴み取るために有用なのが、マンツーマン指導です。マンツーマン指導では、無駄を省きながら最低限必要な知識のインプットをしつつ、合格に必要なリーガルマインドを効率的に養うことが可能です。
 具体的には、私が受けたマンツーマン指導の授業では、先生と相談の上、論文マスターのテキストを教科書として用いつつ、先生には論ナビの論証内容を私が正確に吐き出せるようになるまで、繰り返し繰り返し、自分の頭に徹底的に擦り込む指導をお願いしました。もちろん、その過程で、紋切り型でない現場思考の問題にも対応できるリーガルマインドを養うべく、ソクラテス方式での問答も採り入れてもらって、応用問題にも対応できる能力を養うことも心掛けました。
 このように、マンツーマン指導の特性を活かして、自分自身の学習レベルを踏まえつつ、それを最も短期に司法試験合格水準まで実力を引き上げるのに最適な指導・学習法を先生と編み出し、それを徹底的に実践したことが、短期での最終合格を可能にしたキーだったと思います。
 マンツーマン指導の受講をぜひお勧めしたいのは、中学生・高校生の皆さまです。これからは、なかなかステージ順位を飛び越えられない大学入試に多くの時間を費やすよりも、早期に司法試験合格の資格を得ることで大学をAO入試で突破する道が開かれていくと思っています。実際、高校生ながら司法試験合格資格を得て、東大に推薦入試合格された方もおられます。
 なお、私の父は筑駒、東大を卒業後、旧司法試験に合格して四大事務所に勤務している弁護士ですが、幼少期から私に対して弁護士になれと言ったことが一度もありませんでした。そのことがかえって、私を司法試験への道に向かわせました。「やれ!やれ!」と言われると、逆に反発してやらなくなるのが子どもの心理です。ご父兄の皆さまにおかれては、私のこの経験も参考にして頂ければと思います。
 

M.Mさん 慶應義塾大学法科大学院3年在学中合格<2023年司法試験合格>

1.受講のきっかけ
 大学2年次の冬に伊藤塾の入門講座で司法試験に向けた学習を始め、大学4年次に法科大学院入試を受験しましたが、出身大学の法科大学院に合格できなかったことをきっかけに、自分のそれまでの学習方法に不安を覚えました。
 そこで、大学受験の際にも個別指導を受講したことで成績を伸ばせたことを思い出し、司法試験対策についても同様に個別指導を受講できないかと探したところ、伊藤塾のマンツーマン指導にたどり着きました。
2.マンツーマン指導の内容
 マンツーマン指導は、週1~2回・各回 2 時間のペースで、法科大学院(既修コース)に入学する直前の3月から受講しました。
 法科大学院2年次の夏まで(受講開始後5か月間ほど)は、基本7科目について、基本的な問題(論文マスターで使用する問題研究テキスト)を題材に、作成した答案を添削していただき、典型論点について論述の仕方と関連知識を確認しました。
 その後、9月ころから、司法試験の論文過去問に取り組みました。答案添削では、検討内容や表現の仕方などについて改善点を指導していただくとともに、答案の相対的な評価を示していただきました(A~C の3 段階でランク付けしていただくこともありました。)。10 月ころからは、選択科目(労働法)の過去問にも取り組み始めました。
3.マンツーマン指導を受講してよかったこと
(1)法的三段論法を徹底する意識が身に付いたこと
 私が、マンツーマン指導を受講してよかったと感じていることの一つ目は、法的三段論法を徹底する意識が身に付いたことです。
 受講を始めた当初は、条文の重要性を理解できておらず、もっぱら典型論点の知識や論証の暗記に頼って答案を作成してしまっていたため、わずかでも現場思考の要素が問題に入ると、途端に何を答えればいいのか分からない状態になっていました。
 しかし、マンツーマン指導で答案添削を受けるうちに、「①検討すべき内容を把握する(例えば、民法であれば請求の成否、刑法であれば犯罪の成否など。)。②検討内容の根拠となりそうな条文を探す。③条文の要件を抽出する。④必要に応じて、各要件の定義や、条文の趣旨・結果の妥当性等に照らした文言解釈を示す。⑤問題中の具体的な事実を各要件にあてはめる。⑥結論を示す。」という一貫した思考過程(いわゆる法的三段論法)を、どの科目のどんな問題に対しても貫くことができれば、合格に必要な一応の水準を安定して満たせることに気づきました。
 その結果、常に条文を起点に問題を検討する癖がつき、知識や論証の過度な暗記に頼らずとも答案を作成できるようになったとともに、現場思考型の問題に対しても、一応の解答筋を見つけられるようになりました。また、法科大学院の授業を受けたり、自分で基本書・判例集を読んだりしている際にも、そこでインプットする知識が、上記の思考過程のうちのどの段階で用いるべきものなのかを常に意識するようになったことで、答案作成に直ちに活かせる形で知識を整理できるようになりました。自習の内容も、暗記中心から演習中心に変化し、自学自習の質が上がったと感じています。
(2) 合格水準の相場観を養えたこと
 個別指導を受講してよかったことの二つ目は、合格水準の相場観を養えたことです。
 司法試験の本番では、今まで検討したことのない問題も出題されるため、試験時間内に完璧な解答をすることが難しい場合があります。また、司法試験の合格は、他の受験生との比較による相対評価によって決まるため、常に完璧な解答をしなければ合格できないということもありません。そのため、司法試験の過去問を解いた際には、出題者が想定していた完璧な解答筋を理解することに加えて、実際の試験の現場でどこまでの解答をできれば合格水準に到達できるのかについて、大まかな相場観を身に着けておくことも大切だと思います。
 マンツーマン指導では、私が作成した答案の相対的な評価も示していただきました。自分の書いた答案について繰り返し評価を受けたことで、「どんな問題に対しても、検討内容と根拠条文を見誤らずに、法的三段論法に沿った検討をすることができれば、必要最低限の評価は得られる」という自分なりの相場観を形成できました。そして、模試や司法試験本番でも、この相場観に基づいて、検討内容と根拠条文(答案の大枠)を見誤らないことと、途中答案を作らないことを常に意識して解答したことで、結果的に合格水準に達することができました。
(3)自分の答案に固有の悩みを解消できること
 司法試験の論文問題の中には、見解の対立に応じて複数の解答筋が想定できるものが一定数あります。また、同じ論点に対する論述の仕方も、各予備校や参考書ごとに異なります。そのため、論文問題を解いた際には、自分の解答が、論理的に破綻した内容になっていないかどうかや、不正確な表現を含んでいないかどうかなどを、個別に確認することが必要になります。しかし、その確認を、自分自身で行ったり、大学や法科大学院の教授に逐一お願いしたりすることは、難しい場合が多いのではないかと思います。また、答練でも答案の添削を受けることはできますが、添削結果について添削者に直接質問をすることには限界がある場合が多いと思います。
 そのため、経験豊富な講師の方に自分の答案を個別に添削していただき、かつその添削結果について直接質問することもできるマンツーマン指導は、上記のような確認を行う上で非常に有効な方法だと思います。実際に、私も、マンツーマン指導を通して、予備校本や参考書に載っている模範答案とは異なる解答筋や論述方法が成り立つかどうかを質問したり、自力では気づけなかった論理破綻や不正確な表現を指摘していただいたりしたことで、自分の答案を正しく修正していくことができました。
(4)勉強のペースメーカーになること
 司法試験の論文過去問は、1問解くだけでも2時間(選択科目は大問2つで3時間)という長い時間を要するうえ、内容も難しいため、後回しにしてしまいたくなりがちです。しかし、司法試験合格のために自分自身が何を勉強すべきなのかを把握するためには、司法試験の論文過去問に早くから取り組むことが必要不可欠だと思います。実際、私自身も、司法試験の論文過去問に取り組んだのをきっかけに、典型論点の知識や論証の暗記に頼った答案作成に限界を感じ、条文を起点とした法的三段論法の構造を常に意識する姿勢を身に着けることができたと感じています。
 私は、週1~2回のマンツーマン指導をペースメーカーにすることで、司法試験の論文過去問に継続的に取り組むことができました。そして、最終的には、司法試験本番までに、直近10年分の全科目の論文過去問について答案添削を受けました。継続的に過去問に取り組んだことは、自分の勉強内容に対する安心感にもつながったと感じます。また、繰り返し過去問を解く中で、効率よく答案構成を行うコツや、時間配分の仕方、未知の問題に遭遇した場合の対処方法とメンタルの保ち方など、試験本番で必要な能力を身に着けることもできたと思います。
4.合格までの心情と合格時の感想
 上記のように、私は、マンツーマン指導をきっかけに、勉強の方向性を修正し、法的三段論法に沿った答案作成を常に心がけるようになりました。その結果、実際に、ロースクールの定期試験の成績は向上し、司法試験前に受験した二度の模試(TKC全国統一模試、辰巳全国模試)でも合格推定圏内に入ることができるようになりました。しかし、ロースクールの優秀な同級生とのレベルの差を感じることも多くあり、司法試験合格に必要な力を本当に正しく身に着けられているのかという不安は、最後まで残り続けました。また、試験本番の問題は当然難しく、試験中に大きく動揺することはなかったものの、合格できている実感はありませんでした。
そのため、合格を知ったときは、喜びよりも驚きの方が大きかったです。しかし、今から振り返ってみると、法科大学院を卒業する以前に合格できたのは、方向性を誤らずに勉強を続けられたのとともに、試験の現場で最優先にすべきことを正しく把握できたからではないかと思います。そして、そのような勉強ができたのは、ひとえに、マンツーマン指導にて、経験豊富な先生方に「伴走」してもらえたからであると感じています。
5.今後司法試験合格を目指す人に向けて
 司法試験は、合格することが全く不可能な試験ではないものの、合格するためには、一定の知識を身に着けることに加えて、その知識を活用する「コツ」を掴むことが必要であり、その「コツ」の中身を正しく理解するのが非常に難しい試験なのではないかと、私は感じています。そして、司法試験合格に必要な知識を示した書籍や講座は数多く提供されているものの、その「コツ」は、正確に言語化することが難しく、その内容を明示的に示している書籍や講座も少ないため、その「コツ」を掴むまでにかかる時間が受験生ごとに異なり、その時間の長短に応じて、合格までにかかる時間が左右されているのではないかと感じています。
 伊藤塾のマンツーマン指導は、上記のように言語化が難しい「コツ」を正しくつかみ、なるべく短期間で司法試験に合格するために、非常に有効だと思います。
 確かに、受講費用は予備校の基礎講座よりも多くかかってしまいますが、司法試験の勉強の方向性に悩まれている方は、合格までの「時間をお金で買う」感覚で、受講を検討されてみることをおすすめします。
 

M.Tさん 慶應義塾大学法科大学院既修在学中<2023年司法試験合格>

1.受講の経緯
 私が伊藤塾のマンツーマン指導を受講し始めたのは、予備試験に向けて勉強をしている時でした。論文式試験で躓き、またコロナの流行に伴い伊藤塾の教室へ通うことが難しくなったこともあり、勉強のモチベーションが低下していました。そこで、なんとか立て直そうと伊藤塾に相談させていただき、受講を始めたのがマンツーマン指導でした。おかげさまでその年に、念願の予備試験に最終合格することができました。
 先生のご指導が大変力になり、また一人で勉強を続けていくことには不安があったため、司法試験についても予備試験時にご指導くださった先生に継続して勉強を見ていただくことをお願いし、マンツーマン指導を継続して受講することに決めました。
2.受講内容
 予備試験の際には予備試験の過去問を教材として、答案を提出し、添削を受け、オンラインで指導を受けていましたが、司法試験でも司法試験の過去問を教材として同様のことを2022年秋から司法試験直前まで毎週行っていただきました。司法試験は予備試験よりも試験時間が長く、またいかに事実を拾って評価するかがより重要になるなどの違いがあったため、そのような点について特にご指導いただきました。また、私は論点主義的な答案に陥りやすいという欠点があったため、基本に立ち返った知識の確認等を毎回行っていただいていました。
 自分ひとりで勉強を進めていたならば、おそらく途中で勉強方針に不安を感じることもあっただろうと思いますが、マンツーマン指導の先生に毎週確認していただいたことにより、勉強方針に自信を持って学習に注力できたことが最大のマンツーマン指導を受講して心からよかったと思うところです。
3.受講しての感想
 今年度はロースクールの在学中受験が始まったこともあり周囲に司法試験受験生も多く、私にとって司法試験は決して落ちるわけにはいかない大きなプレッシャーのかかる試験でした。日数も長く、司法試験当日には強いストレスに押しつぶされそうになることもありましたが、先生と勉強したことを思い出し、自分の力を信じて最善を尽くすことが出来ました。司法試験に合格することができたのは、伊藤塾のマンツーマン指導で先生にたくさん支えていただき応援していただきながら勉強を続けることができたからこそだと思います。予備試験から司法試験にかけて、マンツーマン指導を受講して本当に良かったと思っております。
 

M.Kさん 慶應義塾法科大学院修了<2023年司法試験合格>

 私は、司法試験の過去問について、伊藤塾のマンツーマン指導を受講しました。
 受験勉強と並行してロースクールを卒業することができたのも、司法試験に無事合格することができたのも、ひとえに先生のご指導によるものです。
 司法試験まで時間があるうちは、次回のマンツーマン指導までに、指定していただいた司法試験の過去問の答案を書くようにしていました。問題を指定していただけることで、勉強の方向性で悩まなくて済む点がありがたかったです。書いた答案を先生に送ると、指導当日までに添削していただくことができ、指導においては私が書けなかったところを重点的に解説していただきました。講義と異なり、マンツーマン指導では、自分の苦手分野に特化した勉強に時間を充てることができるので、効率的に学習を進めることができました。
 また、司法試験によく出題される分野で私の学習が不足している部分については、先生が答案コメントの一環として、試験対策資料を添付して下さりました。試験直前は、ひたすらいただいた資料を見返して、先生に教わったことを単なる知識ではなく、答案上に表現できるように、そして何より時間内に合格答案を書くことができるように練習を行いました。試験会場にも、いただいた資料や添削していただいた答案を印刷して持参し、直前まで見返すことで、精神的にも安定して受験することができました。
 何を頑張れば良いのかもよく分からなくなってしまっていた状況で、私を司法試験合格まで導いてくださって、本当にありがとうございました。
 

M.Mさん 法政大学法科大学院既修修了<2022年司法試験合格>

 私は、社会人を経てロースクールに入りました。しかし、ロースクールの授業だけでは、どのように論文を書いたら良いのか、勉強の方向性が合っているのかがわからずに、悩んでいました。その時、伊藤塾の個別指導を知り、担当者とのカウンセリングを経て、個別指導を受講することにしました。
 個別指導では、論文の書き方といった初歩的なことから、知識の確認、勉強の方向性について、その時の自分に合った適切な指導を受けることができました。
 そして、自分の弱点や改善点を認識し、より良い答案が書けるようにアドバイスをいただきました。そのおかげで、論文に対する苦手意識が緩和され、着実に実力をつけることができました。
 また、個別指導担当スタッフの方との個別面談を2か月に1度のペースで行ってもらい、試験までの計画の立て方や、どのような勉強法が自分に合っているか、その都度相談をしていました。試験前の不安定な時期に、個別指導の先生と、スタッフの方に相談することができ、精神的にも励まされ、落ち着いて受験をすることができました。
 司法試験の勉強は、孤独との闘いですが、個別に相談をし、ご指導いただける個別指導は、非常に有意義なものでした。未来への投資として、個別指導を受講されることを強くお勧めします。
 

K.Mさん 東京大学法科大学院中退<2021年予備試験合格、2022年司法試験合格>

 私は学部3年の時、伊藤塾に入ったものの、膨大な量の基礎マスターと論文マスターを処理しきれず、何から手をつけていいかわからない状態だったため、法科大学院入試に向けて個別指導を受講しました。
 個別指導では良い先生と巡り合うことができ、答案の書き方を一から丁寧に教えていただきました。週一回受講することで必然的に起案をしなければならなくなり、その他の時間で暗記をするなど勉強のペースメーカーとしても活用していました。
 私は法科大学院入試対策を主にやっていただいたのですが、その時に教えていただいた答案を書くときの基本的な注意点や、点数につながる答案の書き方を意識することで、予備試験、司法試験共に一回目の挑戦で合格することができました。
 司法試験合格に向けて勉強を始めたけれど、何から手を付けていいかわからない方や、論文マスターを受けたけれど、答案の書き方がよくわからない、という方に個別指導はとてもおすすめです。変な癖がつく前に正しい答案の型を身につけることで、予備試験、司法試験の短期合格に繋がると思います。
 

Cさん 中央大学法学部卒<2021年予備試験合格、2022年司法試験合格>

 個別指導がなければ、私の今回の合格はありませんでした。
1.個別指導の受講のきっかけ
 私(社会人)は予備試験ルートでの合格を考えておりました。しかし、そもそも論文の書き方が分からず、また書いたとしてもどのように他者から評価されるのかが分からなかったため、結局答案を書いても無駄だと思うようになり、自分の手を動かさず、答案例を暗記するという、今思えば完全に誤った方法で論文の勉強をしていました。
 その結果、短答式には合格したものの、論文は散々な結果でした(半分 F
 このままでは来年も不合格になると思い、個別指導の受講相談をしました。
2.実際の指導を通して感じたメリット
 私は、他の受験生がどの程度のレベルの答案を書いているのか知りたかったため、「添削数の多い方」という条件で講師を選んでいただきました。
 実際の指導では、「これに気付けたのは何人くらい」「ここは差がつかなかった」という生の情報を頂けたので、他の受験生のレベルを知ることができ、自分の勉強法が間違っていないことや実力が伸びていることを確信しながら勉強を進めることができました。また疑問をその場で解決できることもメリットだと思います(質問制度では、回答の信頼性を確保するため、回答に時間がかかることもあります。)
3.予備試験後、司法試験に向けて
 予備試験後には行政法の司法試験の指導をしていただきました。優先度の高い年度の問題や会話文の読み方などを教えて頂くことで、スムーズに予備試験から司法試験に移行することができました。
 また、私を担当して下さった講師の方は、複数の選択科目の指導が可能な方であったため、それぞれの選択科目の特徴、長所、短所を教えて下さり、私が選択科目を決めた際にはお勧めの入門書をご紹介いただきました。
4.最後に
 今あらためて個別指導の第1回目の答案を読んでみると、本当にボロボロな答案に、的確なコメントが記載されていると改めて感じます。指導を通じて自分のクセを客観視できたことが合格につながったと思っています。
 これを読まれている皆様は自分の答案を客観視できているでしょうか?例えば、1ページ書くには何分必要で、そのためには答案構成を何分でしなければならないか把握されていますか?そして、その答案構成時間は現実的でしょうか?もし答案構成時間が現実的でないとしたら、書く分量を減らさなければなりませんが、その際に何を書かないのかの基準はお持ちでしょうか?
 個別指導を受ければ、対話を通じで「自分が書ける現実的な合格答案」が見えてきます。
 個別指導は決して安い金額ではありませんが、価格以上の価値はあると思います。
 もし何か漠然とした不安をお持ちの方は、初回のカウンセリングだけでも受けられることをお勧めしたいと思います。
 

H.Tさん 一橋大学法科大学院修了<2022年司法試験合格>

 私は、以下の3つの点から、個別指導をおすすめします。
 まず一つ目として、勉強の方向性が確認できる点です。
 私の場合、このコロナ禍で誰ともゼミ等を組めず、独りで勉強していたため、客観的に自分の現状を把握する機会が少なかったです。そのため、答案構成力、文章力、問題把握力、知識不足のどこに問題があるのか分からずに、ただ基本書を読んで答案を書く、という作業を繰り返していました。
 しかし、個別指導で、各科目ごとに丁寧に答案を見てもらい、指導を受けることで、自分の弱点やクセ、強みを客観的に把握し、この科目は問題ない、この科目はアウトプットの練習が足りない、この科目は知識が足りないから基本書を読み込もう、などと、勉強方針を立てる助けとなり、効率的な勉強をすることができました。
 二つ目として、リモートでも充分な指導を受けることができる点です。現在、模試も本番も、コロナ陽性となると試験を受けることすらできません。そこで、人との接触を極力避け、リスクヘッジに努めたいところではありますが、独りよがりな勉強とならないためにも、誰かに現状を客観視してもらいたいところです。
 そこで、この個別指導では、リモートでも講師の方と日程を擦り合わせ、事前に答案を提出して見ていただき、それをもとに議論をしながら学習することができるため、個々人に最適のペースで、最大限の学習効果を発揮することができます。
 三つ目として、モチベーションの維持につながる点です。人との接触を避けねばならないこのご時世、一人暮らしの方など、そもそも人と話す機会が少ない方も多いかと思います。その中で、講義とはいえ、個別に人と話し、議論をするのは気晴らしになりましたし、現に司法試験に受かった講師の方から話を聞くのは、今後の自分の展望を考え、前向きな気持ちで勉強をしていくモチベーションになります。
 また、前回の試験で残念ながら落ちてしまい、失意のどん底にいる方もいるかと思います。そのような方も、一対一の講義であるため、講師の方に励ましてもらいながら、時に厳しい言葉を掛けられながらも、少しずつ前を向いて、勉強に向き合うきっかけになってくれます。
 これらの点から、特にこのご時世で独りで頑張っている方、いまいちモチベーションが上がらない方、また勉強の方向性が掴めていない方は、ぜひ個別指導の利用を考えてみるといいと思います。合格への一歩を踏み出すきっかけとなってくれると思います。
 

Kさん 東京大学法学部卒<2021年予備試験合格、2022年司法試験合格>

 私は法科大学院入試、予備試験、司法試験のすべてにおいて伊藤塾の個別指導を受けてきましたが、個別指導の受講が合格に大きく寄与したと思います。
 私が伊藤塾の個別指導を勧める理由は大きく2つあります。
 1つ目は、効率的に学習が進むという点です。私は、個別指導受講前は答案を書いて添削を受けても、次に繋がる改善点や勉強の指針が見えず、成績が伸び悩んでいました。個別指導によりどう書けば良いのか、なぜ書けなかったのかを詳しく知ることができ、今後の学習方針を具体的に把握することができました。たしかに市販の参考書や答練である程度は答案の書き方を身に着けることができますが、参考書では自分の答案へのコメントはもらえないですし、答練でも紙面上のコメントでは限界があります。その点、個別指導では答案への指摘を直接受けることができ、自分の答案のくせを知り、評価される答案の書き方を学ぶことができます。また、疑問点はその場で講師から納得いくまで質問できるため、学習スピードが飛躍的にあがります。
 2つ目は、精神的なサポートにもなる点です。私の周りには勉強仲間がおらず、相談相手や試験への不安を共有する相手がいませんでした。個別指導では勉強の指導だけではなく、励ましや試験を受けるうえでの気の持ち方もアドバイスをいただき、自分には先生がついていており、一人で受験しているのではないと強い気持ちで受けることができました。
 先生、伊藤塾の個別指導のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
 

F.Kさん 慶應義塾法科大学院修了<2022年司法試験合格>

 私は、中国の出身で、当初大学の法律講義を理解する能力や論文を書く力があまりなかったことで、個別指導を受け始めました。そのため、個別指導について、私は以下三つの理由で、おすすめします。
 一つ目の理由は、各科目の質疑応答が便利です。大学の講義は、100人以上の学生に向けた授業であるため、法律用語に関して、一つ、二つを聞き取れないと、条文解釈のロジックが分からなくなってしまうことが多いです。しかも、私は教授が言っていた日本語の単語を考える際、教授が次の単語や問題を説明していきますので、日本語の問題で、授業についていけなくなってしまいました。その時、私は、大学の授業をほぼ全部欠席にして、自習室で伊藤塾の講義やテキストを1人で学習することにしました。そして、独学のメリットは、マイペースで学習することができる一方で、質問をすることができないというデメリットがあります。そのため、個別指導を受講し始めました。そして、個別指導では、単に論文を書くという宿題のみならず、日常的に独学で各科目を勉強した際の質問についても、個別指導の先生に質問することができます。それによって、法律に対する理解が少しずつ深まり、法律の基礎が固まるようになりました。
 二つ目の理由は、丁寧な答案添削です。法律の論文答案の書き方が大変難しくて、どうやって答案を書くか分からないです。しかも、日本語の「は」、「が」、「に」などの助詞の使い方も難しいです。そのため、個別指導において、先生が法律に対する理解の添削のみならず、日本語の主語と述語などの添削もしてくれました。例えば、刑法の問題提起では、「・・・は・・・をしている。かかる行為につき、・・・罪が成立しないか」、「・・・が行った行為につき、・・・罪が成立しないか」など、定型的な日本語の書き方をいくつかを覚えていきました。このように、日本語の答案をうまく書けない留学生であっても、法律論文の答案が少しずつ上達していきます。また、他の体験記と同様に、個別指導では、自分の答案の弱点、答案を通じた知識の確認、合格答案のレベルなど、通常の答練にはないコミュニケーションを取れます。それによって、全体的に法律に対する理解や答案の書き方などが上達していきます。
 三つ目の理由は、自分の弱い科目に着目した訓練です。LSでは試験対策や過去問を書く授業がないため、司法試験の過去問に関して各自で学習するしかないです。そのため、個別指導では、司法試験の問題解説、知識の確認、答案の添削などを細かく指導されました。それによって、司法試験の問題形式などを掴み、司法試験を合格する程度の答案を書けるようになりました。そして、初回目の受験では、1700台という結果で不合格になってしまいましたが、その後個別指導では、自分の弱い科目である民法、民訴や刑法を中心にやりました。ロープラ、ロースクール民訴、刑法事例演習をテキストとして使用し、答案の添削、知識漏れの有無などを確認しました。それによって、自分の弱点を克服し、知識を漏れなく司法試験に臨み、無事に合格することができました。
 以上より、司法試験に対して、1人で勉強することについて不安がある方、日本語にあまり自信がない方など、ぜひ個別指導を利用してみてはいかがでしょうか。確実に合格に近づくと思います。
 

S.Kさん 慶応義塾法科大学院既修コース修了<2021年司法試験合格>

 私は以下の3つの理由で個別指導をおすすめします。
 まず、1つ目は自分の答案のクセがわかります。答案を書いていくと人それぞれの癖がいずれ出てくるものです(例えば日本語がおかしい、重要でない論点に字を使いすぎている等)。こうしたものは、一回の答案添削や答練などでは中々判明しづらいものです。継続的に同じ人に答案を見てもらえる個別指導でなければ明らかにならないと思います。
 2つ目に、自分の実力が受験の相場上どこに位置するのかがある程度わかります。個別指導の先生は、これまで様々な答案を見てきた方が多いです。このため、自分の答案が合格答案か、そうでない場合、合格までどういうところが足りないのかがわかります。
 3つ目に、丁寧な指導によって答案が飛躍的に向上しやすいです。普通の答練・模試の添削では「ここがよくない」という指摘はしてくれるものの、添削者と直接コミュニケーションが取れないため、そこから具体的にどうすれば答案がよくなるのかという点が分からずに終わってしまうことが多いと思います。個別指導では添削者である先生と直接その場で相談できるため、「こういう所に問題がある」という指摘を受けて、そこから具体的に何をすれば答案が良くなるのかという相談が直接できます。このため、答案の問題点の発見→解決策を出すというプロセスが非常に早くなります。
 コロナによってロースクール・大学の授業がオンラインになってしまったことによって友達ができず、自主ゼミが中々組めないことが多いかと思います。この様な経緯から他人から自分の答案をじっくり見てもらえるという受験生はコロナ以前と比較して少ないと思います。このため、個別指導を受けることで答案を優秀な先生方からじっくり指導してもらえることは司法試験を受験する上で大きなアドバンテージになるのではないかと思います。
 

Sさん 早稲田法科大学院未修コース修了<2021年司法試験合格>

 司法浪人し、“誰にも添削されない答案が積まれている”、“添削された答案を眺めて、分かった気になって終わって、また積む”、といった状況をどうにかしなければと思ったのが受講の決め手でした。実際に、この状況は一変しました。
 答案の質を上げるということは、理解の質を上げることと同じです。たとえば、ある論点に対して、難易度としては本来なら7割は得点すべきだったのに、4割しか得点できなかったとき、みなさんはどのように原因を分析されるでしょうか。ご自身なりに分析を繰り返してもなお論文の成績が上がらない場合は、これまでの分析そのものに改善の余地があるかもしれません。貴重な“稼ぎどころ”を取れなかった原因は一つとは限りません。講師の先生との問答を繰り返していくうちに、①誤解や理解不足がどこにあったのかを中心に、②理解は正確だったとして、なぜ採点者の誤解を招く書き方になってしまったのか、③今後取るべき道筋が、徐々に明らかになっていきます。
 主体的でありながら独りよがりな分析にならず、新たな理解不足を発見し、解消する。問答を通して理解の精度が高まった知識は、得点源に変わる。これは、マンツーマン指導を介してしか得られない伸び代だと思います。
 また、複数回受験をする場合、勉強の継続そのものが苦痛となることも少なからずあります。私が焦りと不安から過度な緊張状態に陥ると、先生は私の緊張を和らげ、自信を取り戻せるよう、親身になって対応してくださいました。本当に感謝してもしきれません。
 「うまくいかない現状を打破したい、でもどうしたらいいかわからない。」と出口のない不安を抱いている方は、ぜひ一度受講されてみてはいかがでしょうか。

A.Wさん 一橋法科大学院 既修コース修了<2020年司法試験合格>

 私は二つの理由から司法試験の合格のためにマンツーマン指導をおすすめします。
 まず一つ目はとても丁寧な添削を受けられることです。一般的な答練では形式的な採点表に当てはめて点数がつけられ、添削者のレベルも一定とはいいがたい側面があります。また、論証が書けていれば点数が高く出がちになってしまいますが、司法試験ではあてはめがとても大事です。そして、あてはめはなかなか独学で勉強することが難しいところだとも思います。そのため、講師の先生に見ていただくことによって、事実の拾い方や評価の仕方などを学べ、あてはめを充実させることができ、とても有益です。
 次に二つ目として、勉強して出てくる疑問点を解消できることです。自習していたり、自主ゼミなどで議論していたりする際にどうしても調べてもわからないことがでてきます。もちろん調べることも自分の身になり勉強にはなるのですが、調べても載っていないようなことが疑問で出てきてしまうと、無意味に長時間調べものをすることになってしまいもったいないです。そのため、それを自分の中で無理やり納得させるのではなく、講師の先生に聞くことできちんと疑問点を解消できることによって、うやむやにならずにより理解を深めることができます。
 これらの点から、自信をもって勉強を進め司法試験に合格するためにも、マンツーマン指導を受けることをおすすめします。
 

Hさん 一橋法科大学院 既修コース修了<2020年司法試験合格>

 私は主に 3つの点から個別指導を利用して良かったと感じています。
 まず、自身の答案を客観的に把握することができたという点が挙げられます。個別指導では、答練とは異なり、一人の先生がある程度の期間にわたって定期的に答案を見てくださるので、繰り返し間違えてしまう点や成長した点についても知ることができました。結果、一人で勉強するよりも正確に自分の実力を把握し、合格に効率的に近づけたと思います。
 次に、合格者の勉強の仕方を学ぶことができた点が挙げられます。扱った問題の内容のみならず司法試験の勉強方法全般についても教えていただいたので、個別指導以外の時間の勉強の効率も上がったと思います。また、過去問の答案添削をしていただいた際には、合格者がどのように出題趣旨や採点実感を読み、どのような点に着目して答案を読んでいるのかを間近に見ることができたので大変勉強になりました。
 最後に、モチベーションの維持につながった点が挙げられます。 11の指導では、多数人での授業に比べて、手を抜いたりサボったりできないという環境を作りやすいと感じました。また、個別指導の時間中には勉強の悩みを聞いていただくこともあり、その度に励ましていただいたおかげで、合格まで高いモチベーションを維持して勉強を続けることができたと思います。
 一人で勉強をしていて不安があるという方や、周囲に受験生の仲間がいても自分に合った勉強の方法が分からないという方、自分の実力が把握しきれていないという方は、是非一度受講を考えてみてもよいのではないでしょうか。
 

Kさん 立命館大学法科大学院 既修コース修了<2019年司法試験合格>

 私は、個別指導を利用して勉強したことで、 200番台という順位まで上げて合格することができました。
 個別指導は、その人に応じた指導ができるという性質から、全体講義とは異なるたくさんのメリットがあります。そこで、私が個別指導を受けて得られたことを挙げたいと思います。
 まず、司法試験に「合格」するための勉強のやり方がわかるということです。個別指導を利用する前は、どうやって勉強すればいいか自分の中ではっきりとしていない状態でした。しかし、個別指導を通じて自分の状況を把握してもらうことで、日ごろの勉強方針、自分の持つテキストの使い方や過去問の勉強の仕方といった勉強のやり方を教わることができました。勉強のやり方がわかってからは、合格に向けた方向性が定まり、日々淡々と勉強をこなしていくことができました。
 次に、勉強していく中で生じた疑問点を、個別指導の際に解消できることです。一人で勉強をしていると、問題を解いた際の疑問点がどんどんとたまってしまいます。自分で調べても、しっくりこない答えしか得られない場合も少なくありません。そんな時、個別指導の講師に自分の疑問点と得られた答えを伝えることで、司法試験としてはどのような答えが妥当か、司法試験レベルとして押さえる必要がある疑問なのかということを教えていただくことができました。これは非常に重要で、司法試験に合格するうえでどこまでの知識や疑問を持てばいいかという線引きをすぐにできることが、個別指導の強みだと思います。
 さらに、自分の中に一つの芯を作ることができることです。受験生は、勉強の方法や知識として様々な情報を得ることができます。その反面、情報に振り回されてしまい何が正しいかわからなくなってしまいかねません。しかし、個別指導を軸として勉強することで、自分の中に一つの芯を作ることができます。
 最後に、自分に恩師ができることです。個別指導の講師は、とても親身になって、司法試験合格に向けて力を貸してくれます。個別指導が始まると、自分と講師が二人三脚になって、司法試験合格という目的地に向けて走ることになります。勉強をしていく中、そして合格をつかみ取ったとき、担当してくれた講師は、自分の恩師となっています。自分の好きな講師と一緒に勉強をしていけるというのは、すごく心強いものであり、一人になりがちな受験生の心の支えとなると思います。
 司法試験が高い山に感じる、一人で勉強していて不安、方向性が定まらないという人は、ぜひ個別指導を利用してみてはいかがでしょうか。確実に合格に近づくと思います。
 

Tさん 首都大学東京法科大学院 既修コース修了<2019年司法試験合格>

 私は、個別指導を受講するまでは法律の理解だけではなく、問題文の読み方や分析の仕方、書き方など認識が甘かったことから、結果が全く出ない状態でした。
 個別指導では、過去問を見てもらう際に、自分の問題の分析や答案作成の際に意識したことなども含めありのままの自分を積極的に伝え、親身になって相談してもらいました。そこでは、今まで自分の中ではできたつもりになっていた部分が実際には不十分であったり、問題文に対する分析の仕方が雑であったり、自分の司法試験に対する取り組み方がいかに甘かったことを痛感しました。
 特に、個別指導では対面でやりとりするため、答案作成だけではなく、勉強方法など司法試験に対する根本的な考え方まで様々なことを相談することができ、今の自分に必要なアドバイスをもらうことができる点が非常によかったと考えます。
  私は、司法試験に対する意識を変えて 4回目で合格しましたが、複数回受験で結果が思うように出ない場合には、個別指導で一度ありのままの自分を見てもらうことをおすすめします。
 

Yさん 首都大学東京法科大学院 既修コース修了<2019年司法試験合格>

 私は、司法試験の合格には(1)知識、(2)他の受験生はどの程度書いてくるのかという相場観、(3)論理的思考力の三つが必要だと考えています。このうち、(1)と(2)は基礎講座や答練、模試などで修得が可能だと思いますが、(3)の論理的思考力に関しては、修得する機会をなかなか得られません。
 この点、伊藤塾のマンツーマン指導では、司法試験の過去問等を題材として「安易に論証パターンを用いているが、なぜそのような論証が出てくるのか」「なぜそのような結論を採るに至ったのか」などといった点を講師との対話や綿密な添削で徹底的に解消していきます。そのため、私は、論理的思考を突き詰めないことが如何に答案に悪影響を及ぼしているか、自覚する契機を得ることができました。こうして論理的思考力を磨いたことが、私の合格の最も大きな要因だったと思います。
 近年の司法試験の出題形式・出題傾向は予測しづらくなっていると思いますが、思いもよらぬ問題が出た時、論理的思考力は必ず武器になるでしょう。「論パを貼り付けただけの答案」「知識を披露しているだけの答案」……。こういった苦言に覚えのある方は、ぜひマンツーマン指導を受講し、論理的思考力を自身の強みにすることをおすすめします。
 

Rさん 東京大学法科大学院 既修コース修了<2019年司法試験合格>

 私は、次の2つの理由から、個別指導なくして合格はありえなかったと確信しています。
 第一は、自分の答案の癖を把握できたことです。単なる知識不足も失点の原因になりますが、それが癖のある文章で不適切に表現されることで、失点の度合いが格段に大きくなります。しかし、自主ゼミでは学生同士の遠慮があり、答練では毎回採点者が違うため、これらを通して自分の文章の癖に向き合うことは簡単ではありません。個別指導では一人の講師が全科目の答案を読んだうえで忌憚のないコメントをしてくださるので、文章の癖を把握するのに最適でした。
 第二は、合格者の答案作成における思考法を間近に見ることができる点です。個別指導では、答案の一言一句に至るまで講師が詳細なコメントをつけてくださいます。受講当時の私は実力不足もあり、そのコメントをその場で理解することはできませんでした。しかしそれでも、その後答案を書く練習を重ねていくと、あのとき講師がおっしゃっていたのはこういう意味だったのかという発見が多くありました。個別指導で得たものは、時間が経ってから開花することもあります。
 最後に、今後個別指導を受講する皆さんへのお願いがあります。それは、講師から答案の書き直しを提案された場合は、積極的に利用してほしいということです。答案の書き直しは本当に力になります。ぜひ、予算の範囲内で、前向きに検討してください。
 

 
個別指導を受講するまで、私は自分の不合格の原因が知識不足にあると決めつけていました。実際に個別指導を受講して、法律の知識不足はさることながら、自分がいかに起案の形式面や書き方について考えが甘かったかを痛感致しました。そして、個別指導ではその場で一つ一つの文章について改善策を一緒に考えていただけます。御指摘していただいた諸注意に気を配ることで、文章の書き方が向上し、全体的に点数アップに繋がったと確信しています。結果として、300番台で合格することができました。
また、個別指導は答案を書く契機にもなります。そのため私の様に起案から逃げがちな受験生にはうってつけです。自分も含め、特に不合格者の方々は、論点を落としたこと以外の自分の起案の根本的な問題点を見過ごしている場合が多いと思います。複数回受験者の方は、一先ず一回、方向性の確認のためにも、受講をお勧めします。
 

 
個別指導を受けて特によかったと思う点は2つあります。
一つ目は、答案を一行ごとの言い回しに至るまで丁寧に添削してもらうことで、より評価の高い答案を目指せることです。
それまでの自分の答案は、無駄が多く必要なことを書きそびれていたり、自分で気づいていない論理の飛躍により意味が伝わっていなかったりして、論点を知っている問題ですら点数が伸び悩んでいました。しかし、個別指導で接続詞の使い方に始まり文章の構造から書き方を変えていくことで、無駄のない論理展開をして、知っている範囲については確実に点数が採れるようになりました。
二つ目は、個々人の得意・不得意に合わせた勉強の仕方を提案してもらえることにより、効率よく無駄のない勉強ができたことです。
自分は、理解した内容をコンパクトに論証にまとめてアウトプットする作業が苦手で、論証作りに多くの時間を割いており、論証の暗記や問題演習が疎かになっていました。しかし、個別指導では、複雑な事案処理について綺麗にまとまっている基本書の紹介や、そのまま参考にできる答案例やオリジナルのレジュメの配付により、論証のストックを短時間で多く作ることができ、論証の暗記や問題演習に多くの時間を割けるようになりました。
 

 
伊藤塾のマンツーマン指導の魅力は、努力の方向性を間違わずに学習を継続することができるということに尽きると思います。
私は、一度の不合格を経験した後に、伊藤塾のマンツーマン指導を受講し、主に司法試験過去問の検討を行いました。講師の方には、出題趣旨・採点実感を共に検討しつつ、答案の形式面にとどまらず、試験委員が求める問題の本質的部分は何か、そして、その本質的部分を解決し、上位答案を作成するためには具体的にどのような学習をすればよいかを徹底的に指導して頂けました。
私は、苦手意識のあった憲法・民事訴訟法を中心に過去問の検討を行ったのですが、講師の方に指導頂いた勉強のスタイルは各科目に共通してあてはまる点があり、二回目の受験では、苦手科目にとどまらず、各科目の点数を飛躍的に上昇させることができました。
司法試験の学習は、自学自習の質・量が非常に重要な部分であるとは思いますが、こうしたマンツーマン指導によって、自学自習の方法それ自体を間違わずに、正しい努力を継続できたことが、合格の最たる要因であったと考えています。
また、講師の方は一方的に指導するわけではなく、しっかりと受講生の意見も踏まえて指導して下さります。そして、スタッフの皆様も受講生の意見を尊重して、受講回数や受講内容の相談に親身になって対応して下さいますので、不安やストレスを感じることなく毎回のマンツーマン指導に臨むことができました。
 

 
私は、今年4回目の受験でようやく合格することができましたが、個別指導なくしては今年の合格はなかったと思います。
個別指導では新司法試験の過去問を講師に添削・指導していただく、という形式で毎回進めていました。講義では、分かったつもりで書いている箇所の理解の甘さ、抑えるべきポイントのズレ、自分の答案の悪いクセなどを毎回しっかり指摘していただけます。ですので、自分の答案の改善点を毎回きちんと把握したうえで復習することができ、それが今年の合格に直結したと感じています。ありがとうございました。
 

 
伊藤塾のマンツーマン指導の最大の魅力は、勉強方法を間違わないという点でした。どんなに努力をしてもその方向性が異なれば、合格は難しいと思います。
講師は、司法試験の特徴を十分に把握しています。それは、論点や判例の内容だけでなく、答案指導においては、答案の見出し、ナンバリングの仕方、接続詞の使い方、文章のつなぎ方まで、合格答案の作成法を丁寧に指導していただきました。指導の中心は、論文対策でしたが、自分では、内容が的確で、文章の流れも自然であると思っていても、講師の目線からすると問題があり、細かく修正をいただくことで合格答案が作成できるだけでなく、評価の高い答案を次第に起案できるようになりました。
また、気になる論点や判例についても、重要であるか否か、的確なアドバイスがあり、学習の範囲を示していただくことで、安心して試験に臨むことができました。
 

 
純粋未修からのスタートであったこともあり、マンツーマン指導で答案の書き方を基礎から教わりました。特に、模試直後の本試験直前期は苦手分野が残っていたりして、まとめが難しく、このままでは合格が厳しいという思いが強かったのですが、修正すべき点のアドバイスのおかげで、一気に合格レベルまで引き上げていただきました。
合格の喜びは自分一人の力で得られたものではなく、最後まで真剣に指導し続けてくれた講師へのご恩は一生忘れません。本当にありがとうございました。
 

 
伊藤塾の個別指導(マンツーマン指導)のおかげで今年度の司法試験に合格することができました。
個別指導をおすすめする理由がいくつかあります。
まず、個人の弱点に沿った指導を受けられる点です。一般的な受験指導校の答練では採点表に沿った機械的な採点しか行われません。個別指導の場合、なぜこのような記述をしたかという理由を講師の方が熱心に聞いてくださるので、自分でも意識できていなかった問題点を明確化することができます。また、毎回添削者が変わる答練とは異なり、同じ講師が答案を見ることになるため、自分が抱えている問題点が解消されたかを把握できることも強みです。次に、モチベーションの維持に最適という点です。私自身、浪人し、かつ職を得ていたことから、大学院の友人と勉強会を実施する機会が限られていました。同じ場所で、同じ時間、同じ講師の方と勉強することが決まっていると、個別指導を目標にして日々の勉強に取り組むことができるため、良い意味での緊張感を持ちながら1週間を過ごすことができました。
さらに、講師の方や個別指導「マンツーマン指導」担当の伊藤塾スタッフの方の質の高さも特筆すべき点です。IT技術の発展に伴い、インターネット等を通じて様々な形で(司法試験に限らず)個別指導を受けられる時代になりました。しかし、機会が多い分、講師、授業内容の質の判断に迷う場面も少なくないように思います。多数の合格実績がある伊藤塾のスタッフであれば大丈夫という安心感は、想像以上に受験生活の強みになりました。また、週一回、一流の講師に面と向かって質問できる機会があったことも、不安が多い受験生活の支えになったと感じております。
受験者、合格者の減少など暗い話題が少なくありませんが、伊藤塾の個別指導(マンツーマン指導)を上手に利用して頂き、是非、合格を勝ち取っていただきたいです。
最後になりますが、受験生活を支えてくれた家族、熱心に指導して頂いた秋島講師、手厚いサポートを頂いた伊藤塾スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
 

 
論文式対策は、過去問の検討を通じて行うのが効率的です。私は、伊藤塾の個別指導(マンツーマン指導)を受講し、講師とマンツーマンで司法試験過去問の検討を行いました。
マンツーマン指導では、検討課題を事前に提出しており、指導の当日はスムーズに問題検討をすることができ、そして、非常に優秀な講師により丁寧に指導していただきました。
伊藤塾のマンツーマン指導は、論文式でどのような事実に着目するべきなのか、自分に足りないのは何なのかを知るきっかけとなり、受験生活での大きなターニングポイントになりました。
 

 
「人生で初めて個別指導という形で物事を教わりましたが、率直に言って、こんなに効果が上がるものなのであればもっと早く利用しておけば良かったと思いました。
 法律はただでさえ一般には馴染みがたいものである上、司法試験に受かるためには独特の要点ないしポイントがあるようです。
そこを押さえなければいくら頑張っても点数に結び付かないのだということを2度の不合格を通して痛感し、3度目の受験にして初めて伊藤塾の個別指導(マンツーマン指導)をお願いしました。
 伊藤塾のマンツーマン指導は、本当にきめ細かく個々人に合った内容を提供して下さいます。
 特に純粋未修で法律の基本事項もあやふやなところがあった私ですが、科目ごとに押さえるべき項目を必要最小限に絞って的確に指導していただき、半年という限られた受講期間の中でも司法試験に最終合格できる力を付けてもらうことが出来ました。
プロだからこそなせる技だとつくづく感じさせられました。
 講師をはじめ、伊藤塾の個別指導ではスタッフの方々も親身になって丁寧に最後まで面倒を見て下さいます。
 試験までの日々、不安や焦りを感じたり心配になる事も多々ありましたが、講師やスタッフの方と対面で一対一のケアをしていただくことで最後まで諦めずやり通すことが出来ました。
このような精神面でのサポートも、大人数での講義では難しいけれど、司法試験合格のためには欠かせない要素だと思います。
とにかく講師とスタッフの方についていけば司法試験は必ず合格出来ます。
 今回の自身の経験を通して、私は伊藤塾の個別指導を皆さんに強くおすすめしたいです。
 

 
「伊藤塾の個別指導(マンツーマン指導)では、論文指導の他に、特に勉強の方向性を導いてくれたことが合格につながりました。
 基礎の大切さや演習書のセレクトのアドバイスもあり大変参考になりました。
 受講期間の終了後も、受験までカウンリングなどでサポートしていただき安心できました。