法律の勉強をしていくうえで、基礎的な知識は必要不可欠です。

安井 孝侑記 さん（22歳）
 

はじめに

　法律家を目指したきっかけは、高校のときに様々な職業の方が講演をするというイベントに参加し、弁護士の先生の話を聞いたときでした。そのことがきっかけで弁護士という職業にとても魅力を感じ、私が弁護士を目指すきっかけとなりました。
　そして、私は大学２年生のときに伊藤塾に入塾しました。なぜこの時期かというと大学１年生のときは、独学でもなんとかなると思っていて特に塾に入るつもりはなかったのですが、法律の勉強の仕方についてわからず全く勉強ができなかったので、同じ法科大学院を目指していた友人が伊藤塾に入っていたので自分も伊藤塾を選びました。

私がとった勉強方法 

法律科目対策について

（１）基礎的な法知識・法理論の修得について

　おそらくいろんな人がおっしゃると思いますがやはり法律の勉強をしていくうえで、基礎的な知識は必要不可欠だと思います。自分は基礎マスターの段階で講義を倍速で受け、復習も全くしていなかったため全く基礎知識を修得できていませんでした。そのため論文マスターの段階で自分の知識不足を認識し、基礎マスターを何回も何回も見直さなければならずとても非効率な勉強となったことを反省しています。ただ講師の言ったことをテキストに書き込むことは怠りませんでした。その書き込みのおかげで勉強効率が上がったのが基礎マスター段階の学習で、唯一の成功したことだと思います。講義を聴いているときは覚えていると思った当たり前のことも時間がたつと必ず忘れているのでテキストに書き込むくせはつけておいたほうがいいと思います。

（２）実戦段階の学習について

　実戦段階の学習については、とにかく答案を書くことだと思います。自分は論文マスター答練を使って範囲を決めて友人と一緒に実際の試験のように答案を書いていました。答練は範囲もあらかじめ決まっているので前日はその範囲を集中して勉強するので効率的に知識を修得することができました。そして答練は郵送すれば添削をしてもらえるので、実際に自分が書いた答案を第三者に読んでもらうことで自分では伝わっていると思うことと読み手には伝わらないこととのズレを理解することができるため、伊藤塾の答練はとても有効だと思います。
　答練だけでなく、論文マスターの問題についても実際に自分で答案を書いてみるといいと思います。ただ問題量がとても多いため基礎知識の学習で多く時間を割かれていた自分は全部の問題の答案を書くことができませんでした。実戦段階の学習を効率的に行うためにも基礎知識の修得は早い時期から行うことが大事だと思います。

適性試験対策について

　適性試験対策については、始めた時期が本番２か月前とあまり早くなかったので伊藤塾の教材と模試以外は過去問しかやりませんでした。しかし伊藤塾の教材だけで十分だと思いました。特に模試がとても多く、実戦的に勉強でき、時間配分などにとても役立ちました。法律科目の勉強だけでも大変なので適性試験を始める時期は難しいですが、早い時期に一度問題を解いてみるといいと思います。

パーソナル・ステートメント対策について

　パーソナル・ステートメントは志望校ごとに作らなければならないので予想以上に時間がかかりました。自分は志望理由を書くにあたって「明日の法律家講座」がとても役に立ちました。

学部成績について

　学部の法律科目の試験についても、伊藤塾の学習で十分だと思います。ＧＰＡを重視する大学院を目指す人は伊藤塾の勉強をしたうえで大学の授業を受ければよりよいと思います。

伊藤塾の学習と大学生活の両立、学習フォローについて

　大学３年生の夏までサークルに入っていたため、それまではどうしても伊藤塾の学習の時間を定期的に確保することができませんでした。しかし伊藤塾はインターネットで講義を受けることができるので、自分の好きな時間に講義を受けることができ、とても便利でした。

合格後に必要なこと

　現在、新聞やニュースで弁護士の就職難についてよく問題視されていますが、就職活動をしていた友人たちを見ていれば、就職難なのは他の業界も変わらないことだと思います。
　そこで弁護士もなにか＋αの能力を身に着けることが大事だと思います。伊藤塾の「明日の法律家講座」では様々な分野で活躍されている法律家の話を聞けるので視野を広げることができると思います。

最後に

　法科大学院や司法試験の受験勉強は期間が長いため、精神的にもとてもつらくモチベーションを保つのが大変だと思います。私は一緒に勉強をする友人や、勉強の質問や相談に乗ってくれる先輩がいたのでとても助けられました。ひとりで勉強をしている人も多いと思いますが、伊藤塾には自習室やサポートが整っているのでその面でも伊藤塾は便利だと思います。