講義の質と効率は非常に高いし、理解させようという姿勢は大学と比べ物にならないくらい強い!
Y.O さん(23 歳)
◆ 適性成績/第1回:188 点 第2回:217 点
◆ 学部成績/平均点74.9 点
◆ 受講講座/司法試験入門講座本科生+ リーガルトレーニングなど
◆ 合格校/京都大学法科大学院(既修)
プロフィールは、2015年合格時点のものです。
はじめに
法律家を目指す具体的なきっかけはないのですが、幼少期から周りの人間の理不尽さに接するにつれて、次第にそういう方向にひかれていったのだと思います。 伊藤塾には同じ大学の寮に住む年上の方に予備試験合格への手段として強くすすめられて入塾しました。最初は受講料が高いと感じてあまり乗り気ではなかった のですが、3 年間受けられるということ、大学の授業よりはるかに質の高い講義を受けられることを考えれば、決して高い買い物ではなかったと思います。私は伊藤塾の講義 しか受けたことがありませんが、講義の効率は非常に高いし、生徒に理解させようという姿勢は大学の授業とは比べ物にならないくらい強いです。できることなら受験指導校を利用すべきです。
私がとった勉強方法
基礎的な法知識・法理論を勉強する段階ですでに、その科目の体系は把握していなければなりません。そうでなければ何百時間勉強したところで使える知識には ならないと、自戒を込めて述べておきます。私は基礎マスター、論文マスターを利用しましたが、基礎マスターの内容を体系に沿って理解していれば、論文マス ターはそのおさらいと、表現方法の練習に過ぎないので難しいことではありません。ただやはり法律学は難しいですから、一度や二度では理解できないことが多 く出てきます。そして各概念が相互に関連していることがほとんどです。なので、理解できていないということをはっきりと意識してその都度解決していくこと が大切だと思います。
基礎知識は試験を受けるなら常にアウトプットされることを前提にしています。表現のテンプレートを覚えることも絶対必要です。ですから、入門段階で論文対策という着地点を意識しておくことは、勉強の定着をよくするといえるでしょう。
先にも述べた通り、私が伊藤塾を利用したのは予備試験対策のためです。しかし、予備試験対策ができてしまえば上位法科大学院もほぼ受かります。私の受けた京都大学法科大学院は、憲法の統治や手形法という固有分野まで論文で問うてきますが、それらも基礎マスター・論文マスターの内容を復習すれば十分です。しいて言えば、出題形式にはある程度一貫性があるので、一度問題形式を確かめておくべきでしょう。しかし過去問まで一生懸命に解く必要はないです。伊藤塾の内容を復習することで事足ります。
最後に
普段から論文試験を意識して勉強しようと考えていたことが、法科大学院に受かった要因であることは間違いないと思いま す。法科大学院のための勉強はあまりしなかったといいましたが、予備試験の勉強も含めれば、法科大学院志望の人たちと比べて多く勉強してきたのだろうと思 います。論文問題を解くための知識も大事ですが、やはり、基礎マスターの内容を定着させることが一番大事だと思います。
僕は法科大学院に進んでも予備試験合格を目指した勉強は続けていきます。次の予備試験は絶対受かるつもりで臨みます。法科大学院合格を目指す人は、周りとの協力ももちろん大事ですが、やはり自分一人での勉強をやりきるように努力してください。