独学では方向性がわからない。合格できた要因は、伊藤塾の教材以外に手を出さなかったこと

Y.O さん(24 歳)

合格者イラスト
学習院大学法学部4年在学中
◆ 適性成績/第1回:200 点 第2回:148 点
◆ 学部成績/GPA3.69 
◆ 受講講座/司法試験入門講座本科生、ステップアップ論文講義、適性試験公開模試、憲民刑集中講義、法科大学院別過去問分析講義など
◆ 合格校/慶應義塾大学法科大学院(既修)、中央大学法科大学院(既修)、明治大学法科大学院(既修)

プロフィールは、2015年合格時点のものです。

 

はじめに

私が弁護士を目指したきっかけは、高校生の頃に、軽度の精神障害を患い、それが理由で社会的に不遇な扱いを受けて苦労している人の体験談を聞き、そのような扱いの差を是正したいと思ったことです。大学に入って1年間は独学で勉強をしていたのですが、方向性がわからず限界を感じたので、サークルの先輩のすすめで大学2年生の春から伊藤塾に入塾しました。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の修得について

講義はインターネットで受講していたのですが、入門段階ではとにかく講義をためないことを重視しました。私はアルバイトが忙しく予定通りに勉強時間を確保することが難しかったため、空き時間で少しずつ講義を受講し、ある一日を使って基礎マスター教材をひたすら読み込んで復習をするという方法をとりました。基本的にアルバイトのないときは、基礎マスター教材を読んで基礎知識の修得に努めていました。

実践段階の学習について

短答対策は、基礎マスターテキストの読み込みで対応できました。既修者試験や予備試験でも問われている知識は基礎マスターの知識だけで十分だと感じました。論文対策については、基礎マスターを読み込み、論文マスターの該当問題の答案構成をし、全くわからなかった問題については、講義で確認し、答案を書くという方法をとりました。また、移動時間はひたすら論文ナビゲートテキストに載っている論証を確認していました。

学部成績について

法律科目の試験については、基礎マスターの読み込みのみで容易に高評価を得ることができました。学部成績は、あって損はないですし、志望校の選択肢を狭めないためにもなるべく頑張って高評価をとっておいた方が、余計なことを考えずに安心して入試を迎えられると思います。

伊藤塾の学習と大学生活との両立について

私は、伊藤塾の受講料や、生活費を稼がなければならなかったため、アルバイトに多く時間を割いていました。そんな自分にとって伊藤塾のインターネット受講はとても役に立ちました。少ない空き時間に二倍速で講義が聴け、繰り返し聴くこともできたため、アルバイトと両立できました。

最後に

私がいわゆる上位法科大学院に合格できた要因は、伊藤塾の教材以外に手を出さなかったことだと思っています。入塾後、私は、大学入試の時にいろいろな教材に手を出した結果、思うような結果を出せなかった経験を踏まえて、法科大学院入試においては与えられた教材をひたすら繰り返すということを決心しました。既修者試験で平均を大きく下回る成績をとってしまった私は、かなりショックを受けましたが、諦めないで伊藤塾の教材を繰り返しました。その結果、本番では何を書けばいいのかわからない問題もありましたが、大半は伊藤塾の教材の知識のみで対応できました。