伊藤塾に入塾した大きなメリットは、勉強の仕方、答案の書き方を一から学ぶことができ、各分野の重要度のメリハリなど独学では得られない大きな利点があったこと。

難関国公立法科大学院合格!

K.Uさん
 

合格者イラスト
東京大学法学部在学中
合格校:東京大学法科大学院(既修)、慶應義塾大学法科大学院(既修)
受講講座:司法試験入門講座本科生、コンプリート論文答練、予備試験短答模試、予備試験短答答練 など
  ※プロフィールは、2016年合格時点のものです。

はじめに

 大学1年の夏休み、せっかく時間があるので、将来のために何かしておこうと思って訪問したのが、伊藤塾でした。私はもともと官僚志望で、弁護士を目指すことはあまり考えていなかったのですが、伊藤塾長の講演を聴いた後には、どういうわけか、弁護士という職業がとても魅力的なものに思えました。今や社会のいたるところで法律の専門家が求められていること、弁護士の活躍する場がとても広いのだということ、そのような職業に憧れを抱いていることに気づかされたのです。他にも数校の受験指導校へ足を運びましたが、確かな合格実績と、説明会で受けた強烈な印象から、大学1年の9月、司法試験の合格を目指して伊藤塾に入塾しました。

私がとった勉強方法

 法律ないし法学は、私にとって、これまで触れることのなかった全く新しい学問領域でしたので、勉強を開始した当初は、その全体像がつかめず、何をやったらよいのか右も左もわからない状況でした。しかし、伊藤塾では、まず体系マスターで各科目の全体像を把握し、それから基礎的な知識を基礎マスターで修得するというカリキュラムをとっていましたので、講座を受けていくに従って、徐々にするべきことが明確になってきました。伊藤塾には確かな合格実績がありますから、ひとまず、伊藤塾長のおっしゃるとおりに、講座を受講していけば間違いないだろうという信頼感があったことが、勉強を軌道に乗せるうえでは大きかったです。
 基礎マスターは、まずそのテキストが、試験対策には非常に有効です。受験に必要十分な知識だけが詰まっている上に、ランク付けがなされるので、メリハリをつけた勉強が可能です。特に、本田講師はマークやアンダーラインの箇所の指定を非常に詳細に指示してくださり、後から振りかえっても使いやすいテキストを作ることができました。また、カリスマ性と情熱あふれる伊藤塾長や、機知に富んだ話を盛り込んでくださる伊関講師、実務家の視点から現実的な指摘をされる岡崎講師など、個性的な講師陣にも好感が持てました。

予備試験との併願について

 私はもともと予備試験ルートを経由するつもりで勉強を開始し、実際に学部4年で最終合格することができました。予備試験合格に必要な知識は法科大学院合格に必要な知識をほぼ包含しているので、予備試験対策をしっかりしていれば、法科大学院対策としては、過去問を数年分解いて傾向を把握し、時間配分の感覚をつかめば十分です。併願したことによって負担が増えたというようなことはなく、むしろ併願したことで合格しやすくなったように思います。

最後に

 伊藤塾の講義を毎週受けながら、大学の授業に出席し、サークル活動やアルバイトまでこなすのは、簡単なことではありませんでしたが、私の場合は、WEB受講で講義を2倍速にして聴くことで時間を短縮し、勉強時間をなるべく多く確保するように努めることで、無事に合格することができました。伊藤塾長はよく「ゴールからの発想」ということをおっしゃっていましたが、ゴールの位置と自分の現在地点を正確に把握することは、学習計画を立てるうえでは極めて重要です。
 私は予備試験に合格していますが、東大の法科大学院に進学する予定です。法科大学院教育には司法試験合格率の低迷や、その数の減少といった多くの問題点があると指摘されています。今後法曹界を担っていく身としては、なぜ司法制度改革が失敗したのか、その原因を突き止め、将来の法曹教育に役立てていかなければなりません。そのためには、まず法科大学院の実態を知る必要があります。このような観点から、法科大学院で授業を受けることには大きな意義があると考えています。