本格始動が遅かったが、伊藤塾のメリハリをつけた学習で
ずっと目標としていた東京大学法科大学院に合格
Y.Sさん
◆ 学部成績/【GPA】:2.93(3:4:2:1)
◆ 受講講座/ 司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、法科大学院別 過去問分析講義 +法科大学院別 法律科目論文模試など
◆合格校/ 東京大学法科大学院(既修)慶應義塾大学法科大学院(既修)中央大学法科大学院(既修)
はじめに
私は中学生の頃から弁護士を志すようになりました。そのきっかけは、テレビで見た弁護士がかっこよかったからという単なる憧れです。大学入学後、弁護士の仕事の内容を具体的に知り、さらに志望する気持ちが強くなりました。私は、大学受験時に現役・浪人で東京大学を受験しましたが合格することができなかったので、リベンジしたいという気持ちで東京大学法科大学院を志望校に決めました。
私がとった勉強方法
(1)基礎的な法知識・法理論の修得について
私は勉強を本格化させたのが周りに比べてかなり遅かったので、出題頻度が高い分野と低い分野でメリハリをつけることを意識して勉強しました。メリハリのある勉強のために、伊藤塾の基礎マスターでは、講師がランクをつけてくださったり、マーカーの色を分けて指定してくださったりするので、時間が経ってからの復習もしやすかったです。また、論文マスターで使用する「問題研究」は何度も繰り返し、問題を見てすぐに論文に書く順番でその内容を思い浮かべることができるようにまでしました。電車の移動時間など隙間時間には、論証を覚えていました。
(2)中央大学法科大学院対策について
中央大学法科大学院の試験は時期が早いので、やりたいと思っていたこと全てを終わらせることができませんでしたが、直前期は論証の確認を中心にしました。過去問は3 年分解きました。私にとって一番最初の法科大学院入試だったのでとても緊張しました。
(3)慶應義塾大学法科大学院について
慶應義塾大学法科大学院の試験は時間が厳しいので、本番と同じ時間で解く練習を何度もしました。2 科目ずつの試験なので、各科目に割く時間や解く順番を決めておきました。私は、刑法→憲法、商法→民法、刑訴→民訴という得意科目→苦手科目の順で解いていました。過去問は5 年分解きました。書いた論文は、大学の先輩に添削をしていただきました。
(4)東京大学法科大学院について
私は、私立の受験が終わったところで気が緩んでしまったので、友達と約束をして強制的に過去問を解く時間を設けました。過去問は5 年分解きました。東大の問題は、現場思考的な難しいものが多く、過去問を解いていて不安になりましたが、問題文から誘導を見つけることや三段論法を守ることなどを意識するようにして対策しました。また、伊藤塾の法科大学院別分析講義東京大学編も受講しました。合格者の再現答案が付いているので、合格の相場がわかり勉強の指針を立てるのに役立ちました。
最後に
ずっと目標としていた東京大学法科大学院に合格することができてとても嬉しいです。落ち込むことや勉強が嫌になることもありましたが、私が勉強しやすい環境を与えてくれた両親、優しくご指導くださった講師や先輩方、同じ目標に向かって励ましあった友達、応援してくれた友達の支えがあり、最後まで頑張ることができました。入学後は、予備試験・司法試験合格を目指し勉強を続けるとともに、将来弁護士として具体的にどのような仕事をしたいかを見つけたいです。法科大学院合格は通過点であることを忘れずに、これからも頑張っていきたいと思います。