効率良く勉強をするために、ポイントを押さえた伊藤塾の講義・教材は必須です

難関国公立法科大学院合格!

Gさん
 

合格者イラスト
中央大学法学部4年
◆学部成績/[GPA]:(2.93)S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=37:29:28:6
 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、法科大学院別法律科目論文模試など
 ◆合格校/東京大学法科大学院(既修)慶應義塾大学法科大学院(既修)早稲田大学法科大学院(既修・半額免除)中央大学法科大学院(既修・全額免除)

はじめに

私が伊藤塾を選んだきっかけは、法学部の先輩方にダブルスクールをするなら伊藤塾とすすめられたことです。中央大学は他大学に比べて法曹志望者用の授業(課外)が充実していますが、私は大学受験の経験上最初に受ける指導はできるだけ要点を押さえたものでないと効率が悪いと思っていたことから、伊藤塾をメインにして適宜中央大学の授業をとろうと考えました。次に、私は叔父が弁護士であることもあり当初は漠然と法曹を志望していました。しかし、大学3年次に実務家教員の授業への参加や裁判員裁判に関わったという経験から真に法的救済をできるのは裁判官しかないと考えるようになり、裁判官への任官を志望するようになりました。このため、志望法科大学院としては任官数の多い東京大学、慶應義塾大学、中央大学を選ぶようになりました。

基礎的な法知識・法理論の習得について

まず基本的な法理論を修得するにあたっては、大学で体育会系の部活に所属していたこともあり、1、2年目はひたすら講義を聴くことしかしていませんでした。当然ですが、ただ聴いただけでは全く成果はなく、予備試験短答式試験も散々な結果でした。3年目の夏頃、論文マスターまで講義を聴き終わったので、そこからはひたすら基礎マスターのテキストを読み込むことを徹底しました。なぜ基礎マスターテキストなのかというと、理由は2つあります。1つは論文ナビゲートテキストなどで論証パターンを暗記して終わりという勉強法もあるとは思いますが、暗記したものがどういう流れで出てくる、あるいは使うのかということを体系的流れの中で理解できないため、せっかく暗記してもそれだけでは意味がないからです。2つ目は、基礎マスターを通し読みすることで上記の体系的な流れを修得できるからです。基礎マスターのテキストを読み込むことを徹底したことで飛躍的に理解が深まり、論文も書くレベルがだいぶ上がったと実感できました。このため、今年は無事に予備試験短答式試験を突破できたと思っています。

法科大学院対策について

〈慶應義塾大学法科大学院〉

慶應義塾大学法科大学院については、正直なところ私立で一番難関だと思います。なぜなら、問題のレベルと解答時間が最もシビアだからです。短い解答時間の対策については、少ない時間で伝えるため、またメリハリのある答案にするため、そして問題点を大展開するためというふうにありとあらゆる理由で必須です。そのためには、答案を書く際は自分が使う規範が出てくる判例・学説の理解に左右されるので、基礎マスターなどの読み込みは重要です。そして読み込んだ上で、論文ナビゲートテキストなどの論証パターンをベースに短くしたり長くしたりしてみる。これができれば修得できていると思います。次に慶應義塾大学法科大学院は、特に予備試験論文式試験に近い様式で難易度もそれに近いと思います。慶應義塾大学法科大学院を志望する方は、まず予備試験の勉強を重点的にすべきだと強く思います。実際私も予備論文過去問マスターしかやっておらず、予備試験論文式試験後から慶應義塾大学法科大学院対策として過去問をやり始めたのですが、予備試験対策で培ったもの(例えば、問題の型や分量配分、要件事実論、あるいは現場思考タイプの問題処理など)があるのとないとでは、大違いだと思いました。最後に当日不完全燃焼をしないためには時間感覚を身につけるのは必須ですから、これについては伊藤塾の法科大学院別法律科目論文模試で確認するということをしました。

〈早稲田大学法科大学院〉

早稲田大学法科大学院も、勉強方法は基本的には同じです。しかし、早稲田大学法科大学院は他大学法科大学院に比べ圧倒的に時間がありますので、より丁寧な検討ができ、落としがないようにすることが重要だと思います。これを訓練するために、私は伊藤塾で法科大学院別法律科目論文模試を受けてタイムスケジュールの確認とどのレベルまで書くべきなのかということを確認しましたが、これは必須だと思います。また分量配分も必須です。今年度の刑訴法のような出題がされた場合、これができないと非常に苦戦すると思います。

〈中央大学法科大学院〉

どこの法科大学院であれ、基礎マスターや論文マスターで教えていただく基本的法知識がしっかりあれば問題なく受かると思っています。中央大学法科大学院は予備試験や慶應義塾大学法科大学院、早稲田大学法科大学院に比べて答案分量が非常に少ないです。何をどの程度書き、何を書かないのかという選択がシビアです。今年度の刑法のようなパターンが出ると、この分量配分ができないと苦戦すると思います。

おわりに

伊藤塾を利用してよかったのは、非常にポイントを押さえた講義内容と教材であったことです。これは今までの受験経験からですが、効率の悪い勉強をいくらしても効率の良い勉強には勝てないと思います。そして、このような専門領域では何が効率の良いものなのかを最初から自分で見つけるのは非常に困難です。そういった点からすると、伊藤塾のポイントを押さえた講義、教材は一番の近道だと思います。