インプットは基礎マスター、アウトプットは論文マスターで、法科大学院対策は万全です
H.Kさん
◆学部成績/[GPA]:(3.90)S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=71:20:6:3 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニングなど
◆合格校/京都大学法科大学院(既修)同志社大学法科大学院(既修・全額免除)
はじめに
私は大学1年生の9月頃に伊藤塾に入りました。伊藤塾を選んだ理由は、高い合格実績があり、各受験指導校の中で最大手だったからです。また、受験した法科大学院も、主として司法試験の合格実績で選び、母校である同志社大学と、高い合格実績を持つ京都大学と神戸大学を受験しました。
基礎的な法知識・法理論の修得について
知識の修得に関しては基礎マスターテキストに載っているもので十分だと思います。特にランクがA、B+の知識をある程度固めていけば法科大学院入試は十分突破できます。基本書や判例集などはたまに参照する程度にしか使いませんでした。問題演習に関しては論文マスターの問題を何度も解きました。地道に答案構成を繰り返していくなかで、知識を答案に書ける形として押さえていきました。論文マスターテキストに収録されている事例問題を繰り返し解くことが実力向上のカギであると思います。
法科大学院対策について
〈同志社大学法科大学院〉
論文マスターに載っているような短文事例問題を受験する科目について三周ほど答案構成し、過去問を直近3年分解きました。同志社大学法科大学院の問題はオーソドックスな良問が多く、過去問を除き、特別な教材を使って対策することはありませんでした。
〈京都大学法科大学院〉
京都大学法科大学院の問題は難易度がかなり高いです。その分受験生の出来もよくないので、A、B+の事項を落とさなければ大丈夫です。論文マスターの問題に加え、難しい出題に慣れるために予備試験の論文問題をやっておくことをおすすめします。京都大学法科大学院は出題趣旨などを一切公表していないため※、受験生がどの程度解けるかということを把握することが独学では困難です。そこで、受験生が解ける相場を知るために自主ゼミを組んで過去問を検討することも併せておすすめします。京都大学法科大学院は学部成績を他大学法科大学院より重視する傾向にあるため、学部試験の対策もしっかり行っておいた方が有利に働きます。全てに共通する話ですが、条文の趣旨、文言の定義、重要論点に関する論証はきちんと覚えておくべきです。記憶の時間をとることは不可欠です。
おわりに
問題演習をし、基礎マスターテキストに立ち返ることを粘り強く繰り返していくことが大事です。最初はわからないことばかりで辛いですが、負けじと勉強していくことで必ず力はつくので安心してください!私はこれからも司法試験に向けて勉強を続けていくことになります。これから法科大学院入試などを受けられる方もぜひ一緒に頑張りましょう。